ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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先週アメリカはハワイで行われた女子５万ドルのサーキットで、藤原里華選手が見事優勝を飾りました。５万ドル・レベルでは自身初優勝だったみたい。（自身のブログに写真とか載ってます。こちらをクリック）去年は一昨年４月に痛めた手首の怪我で５月まで復帰ができなくて、辛い時間を過ごしていたのよね。その後ランキングも年末には２３８位にまで上げて、今回の優勝で１９４位とトップ２００に復活。

前述のように、５月までは失うポイントもないから、これから１つでも勝利を掴むとどんどんランキングも上げるってことよね。次は来週、アメリカはミシガン州で行われる７万５千ドル大会に出場予定。この勢いで次の大会も上位進出してまたトップ１００入りを果たしてもらいたいわ！それから、その大会に出場していた瀬間友里加、岡本聖子選手はいずれも１回戦敗退でした。

岡本選手は今週もアメリカはカリフォルニアの２万５千ドル大会に第８シードで出場してますね。今週は上位進出目指して頑張ってね。

同じくハワイで行われた男子の３万５千ドルのチャレンジャーでは、添田豪選手が１回戦で第１シードの選手を撃破してベスト８入りを果たしました。ランキングは２１２位から２００位へとアップしました。今年は自己最高位の１７６位を更新して欲しいわ。先々週の５万ドルのチャレンジャー大会でベスト４入りした錦織圭君は２８８位から２５２位へとジャンプ。自己最高位の２５０位の更新も目前ですね。

今週はアメリカはテキサス州の５万ドルのチャレンジャーに錦織選手が予選第１シードで出場したけど、最終ラウンドで負けちゃって本戦入りとは行きませんでした。中国で行われている５万ドルのチャレンジャーには第８シードの添田豪、ノーシードで本村剛一選手が出場してます。

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今年最初のグランドスラム大会である全豪オープンが幕を閉じましたね。男子も女子も共にトップ２シード選手が敗れ、トップ・シードを下したノヴァーク・ジョコビッチとマリア・シャラポワが優勝カップを手にしました。

やっぱり台風の目になったのは男子で準優勝したジョー＝ウィルフリード・ツォンガよね。現在２２歳の彼はジュニア時代の２００３年にジュニア・ランキングでマルコス・バグダティスに次いで２位にまで行って期待されたけど、ＡＴＰツアーにフル参戦してからはなかなか際立った活躍ができずにいたの。

そのバグダティスや親友のガエル・モンフィスらに先を越されていた感じだったけど、そんな彼は去年、年初の２１２位から年末は４３位とやっと頭角を現してきたわ。その実力と勢いが今回の準優勝へと繋がったのかしらね。これでランキングも全豪オープン開始当時の３８位から１８位へと大きくジャンプ。見事トップ２０入りを果たしました。今後の活躍にも注目が集まるわね～。




今週チリで開催されているクレーのＡＴＰ大会に、かつてのクレー巧者のギエルモ・コリアとガストン・ガウディオの両者が本戦に出場しています。このお二人、２００４年の全仏オープンの決勝戦でフルセットの激戦を戦った二人なのよね。でも、このところ怪我などでツアーからは遠ざかってしまったの。

コリアは２００３年から２００５年まで３年連続でトップ１０フィニッシュをしたけど、最近は１７ヶ月も試合から遠ざかっているわ。彼は肩の手術からなかなか回復できなくて、手術直前の１０５位と言うランキングで今週の大会に出場してます。

ガウディオは主催者推薦をもらってのエントリー。先々週のチャレンジャーでも主催者推薦で出場したけど、１回戦で錦織圭君にあっさり負けちゃってました。そんなガウディオは引退をほのめかしてもいるの。

「なかなか思ったようなプレーができない。かつてのような闘争心もなくなってしまった。こんな状態でもう１年も時が過ぎてしまった。テニスのレベルもそうだけど、精神的にかなり辛い。テニスを始めて２０年も経ってかつての精神的強さはもうなくなってしまった。最近はこれまでにないくらいハードなトレーニングを積んで来たから、今週のチリと来月の地元アルゼンチンの大会に出場して、どんな結果が付いてくるかで先々のことを決めたいと思っている。」

肉体的な怪我を乗り越えるのも、精神的な強さが必要ってことなのよね。この二人の今週の結果も気になっちゃうわね。

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めきめき力を付けて、現在行われてる全豪オープンでも、今日の準決勝を勝ち上がって見事に決勝戦まで進んだアナ・イバノビッチ。彼女がオーストラリアのシドニー・ヘラルド紙に女子選手の裏の顔をちょっと語っておりました。

「だいたいあれこれ噂話をするのはコーチやエージェントで、選手自身は彼らの半分もしていないって感じるわ。誰もがライバルであるこのプロ・テニスの世界が、とてもフレンドリーな世界でないのは事実。でも、女子のロッカールームは意外と明るい所なの。もちろん常に頭を下げて他の選手と目が合わないようにしていて挨拶さえしない選手もいるわ。でも必ず話し相手になってくれる人がいるのも事実なの。」

そうなんだ～。みんなツンツンしているのかな～なんて思ったりもしたけど、実際はそうでもないみたいね。それから自分自身についてもこんな風に語ってるわ。

「私は対戦する相手と試合の前でさえも話しをするわ。もちろんテニスの話ではなくて、旅行のことだったり、趣味の話だったり、ごくごく一般的なことよ。誰かが大会で優勝したら、その選手に会った時は祝福だってしあうわ。一番キャラクターが強いのはスベトラーナ・クズネツォワ選手ね。彼女がロッカールームにいると彼女の好きなダンスミュージックがかなりのボリュームでかかっているからすぐわかるの。彼女はとても気さくで明るい性格で、自分も仲が良いのよ。それからダニエラ・ハンチュコバも仲が良いわ。ハンチュコバとはテレビ番組の物まねをやったりいつもの楽しく過ごしてるわ。」

前に杉山愛ちゃんがテレビに出ていた時に、愛ちゃんもクズネツォワとはiPodで音楽の交換とかしていて、仲が良いって語ってたわ。やっぱり社交的な性格の選手は皆と仲が良いのかもしれないわね。

かつての女王のシュテフィ・グラーフは、常に誰とも交流を持たなかったのが有名よね。彼女はおそらく仲が良くなることで、試合で対戦していて友情が顔を覗かせることを恐れたんじゃないかなってPinkyは思うわ。キム・クレイステルスも若かりし頃から期待されていたけど、その優しく友好的な性格が邪魔をしてトップへ行けないって言われていたけど、それを克服して頂点を極めたのよね。ちょっとロッカールームを覗いてみたくなっちゃったわね！

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今年の全豪オープンは、ノーシードで出場して２回戦で、只今絶好調中のマリア・シャラポワに一蹴されちゃった、“母”リンゼイ・ダベンポート。ダブルスもダニエラ・ハンチュコバと組んで出場してたけど、３回戦でハンチュコバが足の怪我を理由に欠場しました。もちろん、シングルスで勝ち上がっているハンチュコバにそんな怪我をしているとは思えないわよね。そう、シングルスに専念したいからの棄権は、お分かりかと。かつて杉山愛ちゃんがパートナーを組んでいた時も、ダブルスに対する思いに違いがあるってコンビを解消したわよね。

あ、でも今回はハンチュコバではなく、ダベンちゃんのこと。出産して母親になった気持ちと、こうしてツアーに戻ってきたことを語っていたので、ちょっとご紹介。

「出産して自分の体がこんなに早く元に戻るとは思っていなかった。妊娠が自分に奇跡的な力をくれたって思ってるわ。息子とはツアーもすべて一緒に回っているの。１夜たりとも彼と離れることなんてできないわ。私って本当にラッキーな人生を歩んでいるなって思うのは、息子のジャガーは良く眠ってくれて全然ダダをこねないの。助かるわ。」

夜泣きもしないで、ダベンちゃんの翌日の試合に支障をきたすこともないってことね。赤ちゃんのころから何てお母さん思いなんでしょう！！！

「今は全てのことでバランスを取ろうとチャレンジしているの。テニスって言う仕事は、１日に数時間の拘束ですむし、ジムでトレーニングしていても、彼はすぐそばにいられる。プロ・テニス選手の人生なんてワガママそのものだけど、今の私の生活のほとんどは息子のことを考えて決めているの。だから、今は彼の１０本のホ乳瓶とオムツで荷物が一杯なの。」

今の生活は本当に彼女にとって幸せなのね。大好きなテニスを仕事にして、大好きな息子と共にその仕事をまっとうできるなんて。全豪オープンでは残念だったけど、今年は失うポイントもほとんどないから、どんどんランキングを上げて、ウィンブルドンまでにはシードに入って上位進出してもらいたいわ！



先週、アメリカはフロリダで行われた男子５万ドルのチャレンジャーに出場した錦織圭君は、１回戦で第７シードのガストン・ガウディオを６－０，６－３で圧倒して、そのままベスト４まで勝ち上がりました。でも、準決勝は棄権しちゃってますね。怪我でもしちゃったの心配です。中国の１万５千ドルのフューチャーに出場した近藤大生選手と、スペインの１万ドルにラッキー・ルーザーで出場した鈴木昂選手は、いずれも１回戦で負けちゃいました。

今週はアメリカはハワイの５万ドルのチャレンジャーに添田豪選手が出場してます。フューチャー大会に出場の男子選手はいないみたいね。女子もハワイで５万ドルのサーキットが行われてます。瀬間友里加、岡本聖子、藤原里華選手が出場してます。みんな頑張ってね～～～！

そうそう、先週アメリカの２万５千ドル大会に出場していたセシール・カラタンチェバは、実力通り優勝してますね。２年間の出場停止からツアーに戻ってきたけど、どこまでランキングを戻せるかしらね？今週は大会に出場してないけど、今後の動向もチェックしてみますね。

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全豪オープン女子シングルスでは、惜しくも４回戦でヴィーナス・ウィリアムズに敗れちゃったサニア・ミルザ。彼女はインド人女性として数々の記録と歴史を塗り替えてきたわ。２００６年９月１５日のブログにも書いたけど、信仰心の熱い祖国の人からはなかなか思ったように受け入れてはくれないみたいなの。

彼女は年明けにオーストラリアはパースで行われたホップマン・カップにインド代表として出場していたんだけど、その時に撮られた写真が思わぬ論議をかもし出しちゃったの。それは彼女の露出した足と国旗が撮られていた写真らしく、彼女と同じイスラム教徒からは国へ対する侮辱だとして訴えられちゃったらしいのよ！

全豪オープン前もインドにいる弁護士からの電話の対応に追われた彼女。「テニス以外のこのようなことを自分の人生から切り離すのはとても難しいこと。スーパーマンじゃないんだから、もちろん色んな意味で影響があるわ。忘れようと努力しても、どうしても脳裏から切り離すことができないの。」って、先週の火曜日に行われた１回戦のあとに話していたわ。

彼女がプロとしてツアーをフルに回り始めたのは３年前。グランドスラムデビューは２００５年の全豪オープンだったわ。確かその時も彼女のミニスカートとＴシャツ姿に、祖国ではイスラム教徒としての信仰心を問われ非難の声が上がったのよね。

今回は彼女がコートで座っていた足がインドの国旗の方を向いていたらしく、つまり国旗に対して素足を向けるとは何事か！って感じみたいね。愛国心が感じられないって言うことみたい。

ミルザはこう反論しておりました。「祖国に反発するようなことなんてしないわ。インドを愛してるし、じゃなかったらホップマン・カップにもインド代表として出場していない。今は裁判前だから、それ以上のことはコメントできないわ。」

彼女はこの件があって、テニスを止めようと真剣に考えた事実を認めてるの。「ここ数日は色んな思いが頭をよぎったわ。テニス人生に終止符を打つこともその１つだった。こうして試合に臨んでも、それを忘れて試合に集中できるか自信はなかったわ。インド人女性として数々の新しいことをしてきたけど、こうしてコートに立つと常に自信が溢れてくるわ。」

って、彼女はプロ・テニス選手としての道を選んだみたいね。まだ２１歳の彼女だし、テニス人生もこれからじゃない？応援したくなっちゃうわね！

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年明けに話題になったラデク・シュティエパネックとニコール・バイディソバの婚約話し。どうやらそうでもなかったようなの。ＥＳＰＮと言うスポーツ・チャンネルのコメンテーターをしているメアリー・ジョー・フェルナンデスも、そう語っているの。

彼女のご主人様は、バイディソバが所属しているＩＭＧの人間だからバイディソバには詳しいらしく、その二人がお付き合いをしているのは確からしいんだけど、結婚とまで話しは進んでいないのが事実みたい。

去年の今頃はマルチナ・ヒンギスとの婚約を発表したシュティエパネックだけど、去年の秋には婚約を解消しているのよね。噂では彼は、それを忘れるためとか、慰めとしてバイディソバと付き合っているって言われてたりするんだって。

実際、バイディソバはちょっと前にテレビに出演したときに、彼との婚約は完全に否定していたし、交際しているのでさえも否定していたの。総合して考えると、実際二人は交際していたけど、若いバイディソバはどんどん熱が上がってきて結婚まで考え始めたシュティエパネックとの温度差を感じてしまったんじゃないかしら・・・って言うのがPinkyの憶測。で、今現在は交際していないってことかな。

そのショックからか、シュティエパネックは全豪オープンでは第３０シードで出場しながら、１回戦でセット・カウント２－０とリードしながらもビンセント・スペーディアに逆転負けを喫しちゃってたわね。

去年はシュティエパネックの方からヒンギスをふった形だったけど、今回はすっかりふられちゃったんじゃないかしら？またテニスに集中しなさいって、神様からのおぼし召しなのかもしれないわね！




では明るいお話しにしましょう。こちらは晴れてゴールインした選手です。フィンランド男子テニス界のエース、ヤンコ・ニエミネンがかねてから交際を続けてきたフィンランド女子バトミントンのエースであるアヌ・ヴェックストローム選手と結婚したんだって。ニエミネンは今年の７月で２７歳になるんだけど、奥様は今年の１２月で３０歳になる年上の奥様なんだって。

現在ランキング２６位の彼は開催中の全豪オープンでは第２４シードで出場していて、順当に３回戦まで勝ち上がっております。今日のナイトセッションで、１６日のブログにも書いた好調のマーディ・フィッシュと対戦します。

フィッシュはフィットネス万全で好調、ニエミネンはプライベートも充実して好調。さ～この対決はどちらに軍配が上がるのかしら？日本時間の午後５時半に試合開始となります。この二人にも注目ね！

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アメリカを中心にしたシニア・ツアーを主催しているジム・クーリア。『アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ』と言われているこのツアーは、最終戦のＵＡＥはドバイで行われる大会を含め７大会あるのよね。今年はキューバの南にあるイギリス領ケイマン諸島のグランド・ケイマンでも大会が行われるなど、シニア・ツアーも益々盛り上がっております。そんな彼が長年の戦友でもジョン・マッケンローについて、こう語っておりました。

「ジョンはとても複雑な性格をしているんだ。彼は何でもじっくり考える人。ニューヨークではかなりの時間を一緒に過ごしたけど、彼は本当に魅力的な奴だよ。彼がどこへ行くか全く想像が付かないからさ。彼の行動は全然読めないが、とても頭の切れる人間なんだって実感させられる。もうすぐ５０歳を迎える彼だけど、彼と同年代の人で彼ほどのレベルでテニスができる選手はいないと断言できるよ。体もしっかりトレーニングされているし、テニスの技術が落ちないように練習だってかなり積んでいる。本当に驚かされるね。」

ってマッケンローのことを語るクーリアだけど、こんな友情も語っておりました。
「同じ本を読むことが多いから、同じような考えをすることだってある。お互い音楽が大好きだし、同じ大会に出場していたことも多いから、試合以外でも一緒に出かけることも良くあったし、楽しい時間も多かったんだ。政治に関しても同じような考えを持っているし、こないだなんて偶然同じ本を読んでいたんだ。お互い同じ本を読んでいたなんて、全然知らなかったから、びっくりしたよ。」

ですって。コート上では熱く戦って、コートを離れると仲の良い親友ってなんかとても素敵ね。そんな友情があるからこそ、クーリア主催のツアーにマッケンローも積極的に参加しているのね。美しいお話しじゃない。。。




１月１０日のブルグで紹介したファブリス・サントロ選手の新記録のお話し。全豪オープンの今日試合では残念ながらランキング１位のロジャー・フェデラーにあっさり負けちゃって２回戦敗退に終わってしまったけど、これまでアンドレ・アガシが持っていたグランドスラム出場記録の６１回を塗り替えて、６２回目の出場を果たしました。

現役選手の中で連続出場で１位だったのはドミニク・フルバティだったの。１９９７年の全豪オープンでグランドスラム・デビューを果たしてから、去年のＵＳオープンまで４４大会連続出場していたんだけど、そのＵＳオープン直後に右エルボの手術を受けてそれが完治していなくて、今大会には出場していないため連続出場が途切れてしまいました。ちなみに連続出場の記録保持者はすでに引退した、ウェイン・フェレイラの５６大会連続が最高記録。

出場回数で新記録を達成したサントロは、今季限りでの引退を表明したみたいですね。シングルスを引退してもテクニシャンで有名な彼だけに、ダブルスではツアーに残ってくれるんじゃなかな～なんて期待しちゃいますね。

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マーディ・フィッシュは今シーズンに入って、これまでにないくらいのコンディションでシーズンを迎えているって言うの。現在ランキング４３位の彼は２００４年には１７位まで上がったんだけど、２００５年は２回にわたる手首の手術でトップ１００からも脱落。去年も肩や膝の怪我で５ヶ月以上満足に試合ができなかったこともあるの。そんな彼がロイター通信の取材にこう答えてるわ。

「自分が感じるには、今のプレーは去年のプレーとは比べ物にならないくらい良い感じなんだ。年を重ねるごとに経験を積むのはもちろんのこと。去年は初めてトレーナーと一緒にツアーを回り始めて、それで体調も十分で試合への準備も万端に臨め始めたんだ。だから自信も付いたし、それに今年はそれが更に上向きなんだ。トレーナーと常に一緒にツアーを回っているのが一番のポイントだね。それ以前はホテルに帰ってから、マッサージをしてくれるトレーナーの手配にも苦労したけど、今はそんな心配はない。超音波やエコーも持ち運んでいるから、いつでも体のチェックができる。怪我がなく２００８年を送れそうだし、もしそうなったら、最高のシーズンになるはずさ！」

だって。これまでも、何度も怪我に悩まされた彼ならではの感想ね。今は他の選手も、コーチはもちろんトレーナーも含め、チームを作ってツアーを回っている選手がほとんど。それくらいしないと、怪我に泣かされることになっちゃうのよね！

そんな体調万全の彼はその言葉通り、今日のシングルス２回戦で第１１シードのトミー・ロブレドを６－１，６－２，６－３と快勝で３回戦に進んでいるの。もしかしらた思わぬ台風の目になるかもしれないわよ～～～！！！




それでは先週の日本人男子の結果です。
アメリカはフロリダの１万ドルのフューチャーに出場した松井俊英選手は１回戦で第３シードを撃破したけど、以前痛めた怪我が少し再発しちゃったようで、２回戦では力を出し切れず敗退しちゃいました。怪我をしっかり治してね。スペインの１万ドルで予選を勝ち上がった一藤木貴弘選手は１回戦で第２シードとあたっちゃってあえなく敗退でした。

今週はアメリカのフロリダはマイアミで５万ドルのチャレンジャーに錦織圭君が出場してます。いきなり、元全仏チャンピオンのガストン・ガウディオとの対戦ですね。中国で行われている１万５千ドルのフューチャーには近藤大生選手が、スペインの１万ドルにはラッキー・ルーザーで鈴木昂選手が出場してます。みんな頑張ってね～～～！！！

そうそう、こんな懐かしい（？）名前を発見しました。アメリカはアリゾナで行われている２万５千ドルのサーキットの予選に出場していたセシール・カラタンチェバ。２００６年９月５日のブログにも書いたけど、全仏オープンでヴィーナスを破ってベスト８入りして一気にトップ選手の仲間入りしたかと思いきや・・・。

ドーピングと妊娠が発覚して出場停止処分になっていた彼女。その処分が明けた今シーズンからコートに戻ってきたってことよね。素行の悪さでも有名な彼女だけど、しっかり予選を突破して本戦入りしてます。また世界の舞台で活躍できるのかしらね？

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とうとう全豪オープンの本戦の熱い火蓋が切られましたね。日本人女子も本戦を戦い始めました。ドロー運悪く中村藍子選手はトップ・シードのジュスティーヌ・エナンにストレートで負けちゃいましたね。一昨年、昨年と３回戦まで進んだんだけど・・・。これでそのポイントがなくなって、ランキングを下げちゃうけど、その後のツアーで挽回して欲しいわね。

エースの杉山愛選手は、ラッキーは勝利となりました。ドローが出た時は、２３シードとの対戦と、今年はシードが外れてしまって初戦からシード選手が相手か～って思ったけど、対戦相手のヴェラ・ズヴォナレーワは先週のホバートで決勝まで勝ち進んだけど、練習中に左足首を捻挫しちゃって、その決勝戦を戦うことが出来なかったの。

今シーズンに入ってまだシングルスで勝利を上げていなかった愛ちゃんだったけど、その影響からかズヴォナレーワ選手が途中棄権なんてラッキーな形で勝利が転がり込んできたのは、幸先良いんじゃないかしら？？？２回戦の相手は現在ランキング９３位のタティアナ・ペリビニスだから３回戦進出に期待がかかるわね。去年は２回戦敗退だっただけに、ランキングを上げるためにもそれを上回りたいわ。

そうそう、１月１２日のブログに書いた国籍のお話なんだけど、アナスタシア・ロディオノワも今回の全豪オープンのドロー表では国籍がオーストラリアになってます。彼女が申請したオーストラリアの国籍が認められたってことね。ＷＴＡのホームページでは、ガイドソバもロディオノワも元の国籍のままだけど、二人とも今シーズンはオーストラリア人としてツアーを回るってことのようよ。



去年の終盤からツアーに戻ってきたリンゼイ・ダベンポート。今年は北京五輪への出場にも意欲満々で、フルシーズンでツアー参戦する方向みたい。すでに３月にインディアン・ウェルズで行われるパシフィック・ライフ・オープンへの出場や、４月にフロリダで行われるボシュロム・チャンピオンシップにも参加を表明しているの。

そんな彼女も全豪オープンではフルセットながらも、初戦を勝ち上がったわ。今回はシードがついていないけど、もちろん彼女の実力ならトップ１０・・・いやトップ５の力はあるはずよね。でも２回戦では第５シードのマリア・シャラポワとの対戦となっちゃうの。

これは両者にとって脅威よね。シャラポワもまさかこんなに早いラウンドで強敵と戦うことになるなんて思っていなかったんじゃないかしら？順当に試合が消化されたら、明後日に予定されるであろうこの試合には注目が集まるわよね！こう御期待

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ちょっと年明けに気が付いたことがあるの。それは国籍。去年のシーズン終盤で女子ダブルスで１位のリーゼル・フーバーが出身の南アフリカからアメリカへと国籍が変わっていたのはお気づきかしら？ツアー最終戦にもアメリカ人として出場してました。

年明けに気が付いたのは、ジャーミラ・ガイドソバなの。現在２０歳の彼女はスロバキア人としてツアーを回っていたけど、住居はオーストラリアはシドニーに構えているの。そんな彼女は地元オーストラリア人として開幕戦のゴールド・コーストでは主催者推薦で本戦入り。１回戦では第３シードのディナラ・サフィーナにフルセットで惜しくも敗れていたの。

今週開催のメディバンク国際女子では予選に主催者推薦で出場。１回戦では杉山愛選手を下してたわ（２回戦で負けちゃって本戦入りとは行きませんでした）。現在ランキング１４３位の彼女は地元からの主催者推薦で全豪オープンも本戦入りを決めています。

２００６年にはランキング６４位まで行っていた彼女は、森上亜希子選手ともダブルスを組んで好成績を収めたりしていたけど、オーストラリア人として大輪の花を咲かせることができるかしら？？？

そんな彼女を追ってかどうかは定かじゃないけど、ロシア出身のアナスタシア・ロディオノワもオーストラリアの国籍を申請中なんだとか。現在２５歳の彼女はオーストラリアはメルボルンに現在は住んでいて、ランキングは７８位。ロシア人としてはちょっと遅咲きな感じで、２００６年８月にやっとトップ１００入りしたの。

彼女の申請は受け入れられるのかしら？移民の国オーストラリアだからこそ、国籍取得も案外簡単なのかもしれないわね。それで思い出したけど、男子のドミトリー・ツルスノフもアメリカ国籍を申請していたけど、まだ国籍はロシアよね？彼の申請は受理されなかったのかしら？？？ま、人生色々あるわよね。。。

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来週から本戦が開催される今年最初のグランドスラム大会の全豪オープン。予選がすでに始まって熱い戦いが真夏のオーストラリアで行われてます。昨日の水曜日には男子予選の１回戦が行われたけど、残念ながら参加した日本人選手３人はすべて初戦で散ってしまいました。これで本戦での日本人男子のプレーを見ることができませんでした。来年の全豪＆これからの大会に期待しましょう。

その全豪オープン男子ですごい記録が達成されるの。それは現在３５歳になるファブリス・サントロ。１７７ｃｍと小柄な彼はその素晴らしいテクニックで、シングルスよりダブルス巧者として世界では有名。それでも、シングルス・ランキングも現在３７位としっかりトップ５０をキープ。１９９７年２月から現在に至るまで、ず～っとトップ１００にいるのよ。

そんな彼が新記録を更新するのは、グランドスラム出場回数。これまでの１位はアンドレ・アガシの６１回なんだけど、サントロは今月の全豪オープンの出場が何と６２回目の出場となるわけ。これはテニスのレベルはもちろん、健康でツアーを回っていないと実現できない記録よね。

「記録を破れるなんてすごいことだね。だってその記録はこれまでの偉大なプレーヤーの１人であるアガシが打ちたてたものなんだから。僕はずっと彼を尊敬して来たし、彼の持つ記録で唯一僕が挑戦できるものなんだ。新記録を達成できるのは、約２０年に渡って高いレベルで安定してプレーすることができた証しだね。」

ってご本人もかなりご満悦ね。子供の頃からの憧れの選手の記録に追いついて追い越せるなんて、そうそうできることじゃないものね。大会直前の練習とかで怪我とかしないことを心から祈っちゃうわ！

グランドスラム大会出場記録って言うと、我らが杉山愛選手はこれまで５４大会連続出場記録更新中よね。これは同年代のエレーナ・リホフツェーワと並んでトップ。連続出場って言うのは、本当に怪我や病気に何年もかかっていないってことなのよね。二人の現役生活が続く限りこの記録もどんどん伸びる可能性が高いわね。




そうそう、全豪オープンの予選以外でも日本人選手は世界で戦っております。
まずはアメリカのフロリダで行われている１万ドルのフューチャーには松井俊英選手が出場してます。１回戦はいきなり第３シードとの対決になっちゃったけど、何とか撃破して２回戦へ進んでもらいたいですね。それからスペインの１万ドルのフューチャーでは予選を突破して一藤木貴弘選手が出場してます。

女子は９人の日本人選手が全豪オープンの予選に出場していて、それ以外の選手のＩＴＦ大会の出場はありません。全豪の予選には日本人選手の出場が多いだけに、予選での対戦の可能性も結構あるのよね。

１回戦からの激突は避けられたけど、岡本聖子選手と米村明子選手、浜村夏美選手と飯島久美子選手、森田あゆみ選手と藤原里華選手はいずれも勝ち上がると予選最終ラウンドでの対決となってしまいますね。

プロの世界は厳しいもので、運も実力のうちとは良く言ったけど、こうしてツアーを回っているといきなり上位シードとの対戦とかもあり得るしね。そんな厳しい世界でランキングを上げることは本当に難しいと思うわ。みんな悔いの残らないように戦ってね～！

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こんな噂が舞い込んで来ました。アジア・テニス界を杉山愛選手らと共に長年引っ張っていたタイのタマリン・タナスガーン選手が今季限りで引退するのでは・・・って言う話し。もちろんこれは噂の域は越えてはいないし、本人からのコメントはないけど、ことの発端はこんな発言からだったの。

現在３０歳の彼女は去年の年末、東南アジアの国々が集まって２年に１度開催される『Sea Games』と言う、いわゆる東南アジアのオリンピックにタイ代表として出場したの。地元開催だったこともあって、ダブルスに出場した彼女は見事金メダルを祖国にもたらしたわ。

そんな中彼女は、「これが自分自身最後のSea Gamesの出場になるでしょう」って発言したらしいの。つまり次回大会の２００９年のシーズンはプレーしていないって解釈から、すでに始まっている今シーズンを最後にするんじゃないかって憶測が飛び交ってしまったってわけ。

今年の５月で３１歳になる彼女は、かつてランキング最高位１９位まで行ったけど、ここ数年は手首や太腿などの小さい怪我が絶えず思うような成績も上げられなくなって、ランキングも１００位前後を行ったり来たり・・・。そう考えるとそんな噂が出てしまっても仕方がないのかもしれないわね。

現在ランキング１１７位の彼女は、全豪オープンももちろん予選からの出場を余儀なくされてるわ。今日これから発表になる予選のドローに彼女の名前を探してしまうPinkyです。そんなタミー（彼女のニックネーム）は、プロ・テニス人生にもう一花咲かせることができるかしら？杉山選手をお姉さんと慕う彼女。元気な姿でこの１年を乗り切ってね！！！

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１月４日のブログでもお伝えした、今週開催予定だったエキジビション大会の『ＡＡＭＩクラシック（クーヨン・クラシック）』に出場予定だったランキング１位のロジャー・フェデラーが体調不良で大会をキャンセルしたんだって。

「先週の金曜日にオーストラリアに到着したんだけど、土曜日にかなり酷い腹痛に襲われたんだ。それが週末も続いて一向に良くならない。土曜の午後に練習をしようとしたけどできず、病院へ行ったらすぐに精密検査を受けさせられた。ドクター曰く、治療のために数日は安静にするようにって言われたよ。全豪オープンに１００％の体調で臨むためにもそうする必要があるって言うんだ。順調に回復しったら水曜日あたりから練習を再開できたらいいんだけど。」

って、本人が語っておりました。この大会は男子トップ選手８名によるエキジビションで、フェデラーに加えてトミー・ハースも肩の手術から完治していないと言う理由で欠場を表明してます。やっぱり今の時期は、全豪の前哨戦より全豪オープンに照準を合わせているから、こう言うトップ選手の欠場も仕方ないかもしれないわね。




先週行われていた女子のエキジビションの『JB Group Classic』は、準決勝でマリア・シャラポワがアンナ・チャクエタゼを、ヴィーナス・ウィリアムズがエレーナ・デメンティエワをそれぞれ下して、土曜日の決勝戦ではヴィーナスがシャラポワを６－４，６－３で下して優勝を飾りました。

ヴィーナスはキャロリーン・ウォズニアキと組んだダブルスでも、デメンティエワとポルトガル期待の新星であるミシェラ・ランチャー＝デ＝ブリトを下して優勝して、シングルスとダブルスのダブル優勝を果たして、全豪オープンへ向けて幸先の良いスタートを切りました。

ちょっと残念なのは、まだ日本人選手のシングルスの勝利の報告が届いていないことかな～。Pinky始め多くの日本人ファンが待ち望んでいるはずだけど、全豪オープンでの爆発に期待しちゃいましょう。今週はいよいよ全豪の予選が始まりますね。男子も女子も何とか予選を突破して本戦入りしてもらいたいわ～～～！！！

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２００８年のシーズンも始まって、各大会では上位が出揃い始めましたね。オーストラリアを中心に大会が行われているけど、ツアーとは別にパースでは国別対抗戦のエキジビションの『ホップマン・カップ』が行われています。その大会についてはこれまでにも何度かお伝えしているし、tennis365のニュースで結果も伝えられてます。でも、香港でもエキジビションが行われてるのよ。

それは女子の『JB Group Classic』。これはアナ・イバノビッチ、マリア・シャラポワ、アンナ・チャクエタゼ、ヴィーナス・ウィリアムズ、ダニエラ・ハンチュコバ、エレーナ・デメンティエワのトップ選手６人に加え、昨年のウィンブルドン・ジュニアで優勝したキャロライン・ウォズニアキと地元中国からポン・シュアイの８名によって争われている大会なの。

１月２日から始まって、初日は第２シードのシャラポワがウォズニアキを、第３シードのチャクエタゼがハンチュコバをいずれもストレートで破って、２日目の３日はデメンティエワが第１シードのイバノビッチをフルセットで、第４シードのヴィーナスがポンをいストレートで下して、準決勝へ進出しました。

大会３日目の今日は、それぞれの日の勝者同士の準決勝と、負けたもの同士も試合が行われるシステムが取られてます。そして５日に決勝戦が行われる予定。こちらの結果もまた負ってお伝えしますね。

来週も男女それぞれのツアーに加えて、男子のＡＡＭＩクラシック（クーヨン・クラシック）と言われるエキジビションがオーストラリアはメルボルンで開催されます。昨年に続いてロジャー・フェデラー、アンディ・ロディックらが出場します。昨年は決勝戦でロディックがフェデラーを下して、公式記録にはなってないけど、ロディックは幸先の良いスタートを切っていたのよね。

その大会は男子上位選手８人によって行われるけど、７人は去年と同じ選手が出場するの。上記の２人に加えてダビド・ナルバンディアン、トミー・ハース、イヴァン・リュビチッチ、アンディ・マレー、マラット・サフィン。昨年のラデック・シュティエパネックに代わって今年はフェルナンド・ゴンサレスが出場します。９日から１２日にかけて行われるので、来週はその結果もお伝えするわね！お楽しみに。

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新年、明けましておめでとうございま～～～っす！！！
みなさんはどんな新年を迎えましたか？Pinkyは・・・特にコレと言って何らいつもと変わらない年越しでした。でも、東京は寒いですね～。日本列島には寒波が押し寄せているんだとか。新年早々、風邪とか引かないように気をつけてくださいね。

２００８年のツアーもすっかり始まっちゃったけど、残念ながら日本人選手からの朗報はまだ届いてないです・・・。ゴールド・コーストに出場中の杉山愛＆中村藍子選手、ニュージーランドでスタートした森上亜希子選手ら、いずれも初戦敗退。

唯一、１勝を上げたのがニュージーランドの予選に出場した森田あゆみちゃん。でも予選の１回戦を突破したものん、２回戦であえなく敗退。開幕戦での本戦出場とは行きませんでしたね。ま、でもシーズンも始まったばかり。これからまだまだず～っと続くから、これから調子を上げていけばいいのよね！！！そう「ポジティブ・シンキング」です。




新年早々、ちょっとビックリするようなニュースが入って来たの。それは約３年前にランキング最高２位まで行って、ロシア勢力の一角を占めていたアナスタシア・ミスキナのこと。彼女は同じロシア人のアイス・ホッケー選手であるコンスタンチン・コルネエフと交際していたの。何と彼女、現在妊娠４～５ヶ月なんだって。

去年の全仏オープンの１回戦に敗退して以来、コートに立っていない彼女。数々の怪我に泣かされて、かつてのプレーは陰を潜めちゃったのがその原因。そんな彼女は、コートの外で女性としての幸せを手に入れていたのね・・・と、思いきや・・・。

実は彼女、その子供の父親であるコルネエフとは今は交際していないんだって。ロシアの地元新聞のインタビューに彼女はこう答えております。

「その話しはすでに終わったわ。近い将来、結婚をする予定はないってこと。私は独身よ。まだ子供が女の子か男の子かは分かっていないわ。それにここロシアで出産するか、どこか他の国でするかも決めていないのが現状。」

って、彼女はすっかりシングル・マザーとなる決意はしているようね。これで今年は、ダベンポートに続いて、ママさん選手がもう一人誕生するかもしれないわね。しっかり元気な子供を生んでもらいたいものだわ！そしてまた元気な姿でコートでプレーをしてもらいたわ！