2009年02月28日
アメリカのプロ・リーグにアガシが参戦

一日一回クリックしてねん


2月13日のブログで紹介したアンドレ・アガシとシュテフィ・グラフのエキシビションだけど、アガシはそれ以外でもコートに立つことを決めたようなの。


今年は7月2日に開幕するそのリーグ戦は、イースタン・リーグとウェスタン・リーグに分かれてチーム戦を行い、7月26日に決勝戦を行うもの。


2002年から2004年までも、このWTTに出場していたアガシは「WTTでプレーすることは最高の経験になる。チーム戦はよりテニスを一般の人たちに紹介するには最適な方法、特に子供達にはね。WTTは真剣勝負ななか、楽しみもふんだんにあり、観客からのエネルギーもたくさん感じる大会なんだ。またWTTでプレーできるのを楽しみにしている。」って、出場への思いを語っておりました。

アガシは現役時代、8個のグランドスラム優勝を含むシングルス60タイトルを獲得して、男子選手としては唯一となる4大大会全てとオリンピック優勝のビッグ・タイトル全てを獲得している選手なの。

加えて、慈善事業にも力を注いでいて、1994年にはアンドレ・アガシ基金を設立したの。



今年のWTTで出場が発表になった主な有名選手は、ワシントン・キャッスルズからはセリーナ・ウィリアムズ、フィラデルフィア・フリーダムズからはヴィーナス・ウィリアムズ、ボストン・ロブスターズからはマルチナ・ナブラチロワ、ニューヨーク・スポーツタイムズからはジョン・マッケンロー、セントルイス・エースイズからはアンナ・クルニコワ、カンザスシティ・エクスプローラーズからはブライアン兄弟・・・などなど。

このWTTは正式名称を『アドバンタ・ワールド・チーム・チャンピオンシップ』と言って、今年で何と34年目のシーズンを迎えるの。


通常のツアーと違って、各地域に属しているチームに別れての対抗戦。



試合も男女の各シングルスとダブルスとミックス・ダブルスの5試合で、1セットマッチのノーアドバンテージ・システム。


こんなファンを楽しませてくれる大会が約1ヶ月に渡って全米各地で開催されるのよ。


2009年02月27日
米デ杯監督のマッケンローが語る

一日一回クリックしてねん


3月6日から8日にかけて行われる男子国別対抗戦のデビスカップ1回戦で、アメリカはスイスを地元へ迎えて臨むの。



アメリカ・チーム監督のパトリック・マッケンロー氏は、今週初めにメンバーを発表して地元での1回戦への意気込みを語ってくれました。


「正直、がっかりしているのも事実。ロジャーへチャレンジすることを楽しみにしていたからね。アンディもジャームズも彼と対戦できることを楽しみにしていた。ブライアン兄弟も、北京五輪で金メダルを取って彼とワウリンカのペアーとの対戦を期待していたからね。」
と、フェデラーの欠場に落胆している様子ね。

「彼の欠場は、残念な思いとより勝利が近づいたと言う思いと、両方の気持ちで複雑だけれど、この機会を逃さず勝利を獲得し、次のラウンドへ進んで優勝を狙いたい。このチームにはその力があると確信している。来週は、フェデラー対策に頭を抱えることなく、ゆっくりと眠れそうだ。」って、ジョークで締めくくってました。

フェデラーを欠いたスイス・チームは、同17位のスタニスラス・ワウリンカをエースに、同147位のステファン・ボーリ、今週のドバイで予選を勝ち上がり1回戦で第7シードのイヴォ・カルロビッチを下した同443位のマルコ・キウディネッリ、ダブルス・らランキング87位のヴェス・アレグロの布陣。

アメリカはアラバマ州バーミンガムで行われるこの1回戦。



日本はワールド・グループ入りを目指して、まずは中国と対戦。



おそらくエースにはその次にランクされている583位のShao-Xuan・Zengで、その他には、873位のZe・Zhangと、1277位のDi・Wuがメンバーとして発表されてます。


日本は、エースの錦織圭君始め、添田豪選手に、長年日本男子テニスを引っ張っている鈴木貴男選手、2005年鈴木選手と組んでジャパン・オープン優勝した岩渕聡選手と、こちらは万全な布陣。


幸か不幸か、添田選手は今週のオーストラリアのチャレンジャーの2回戦で、日本人対決となった三橋淳選手の試合で惜しくも敗退。ダブルスも2回戦で負けちゃったので、早々に日本に戻ってきて調整できるし、来週末に備えてもらいたいですね。


圭君はフロリダから日本に帰って来たのでしょうか?


携帯をコートに持ち込んではいけない訳じゃないけど、音を鳴らしてはいけないですよね。



プロは、その1試合、1ポイントでランキングポイントや賞金がかかっているから、もうちょっとシビアに試合に臨まないといけないですね。



2009年02月25日
サントロの思いとITFツアー

一日一回クリックしてねん


今週ドバイで行われている『クレイズ・ドバイ・テニス選手権』に出場しているベテランのファブリス・サントロは、今季限りでの引退を決めているにもかかわらず、ドバイには来年も帰って来るって宣言したの。


「毎年2月にこの地に訪れるのは、当然のことのようになっているんだ。17歳からずっとだからね。今年の末には37歳になるけど、そろそろテニス以外の人生にトライする時期だなって感じているんだ。どれだけテニスが好きでもいつかは決めなければならないことさ。」って1993年に準優勝した同大会には愛着があるようね。

「プロ生活を始めた頃は、10年も続かないだろうって思っていた。引退を決断して今、一番寂しいのは、グランドスラム大会に出場できないことで、特にたくさんのフランス人ファンの前で戦った全仏オープンさ。まず第一にやりたいことは、自分のベッドでゆっくり寝たいね。選手時代にはあまり出来なかったことだから。」って、今の気持ちも語っておりました。

そして先週の日本人選手だけど・・・

先週試合に出場していた日本人選手は、少なかったですね~。


今週は、アメリカの5万ドルに中村藍子、米村知子、クルム伊達公子選手が出場してます。


男子は先週、国際試合に出場した選手はいませんでした。




決勝では、男子はミキプルーンの添田豪、伊藤竜馬の両シングルスを勝利して優勝を決めました。



男子の最高殊勲選手には伊藤竜馬選手が、女子では藤原里華選手が受賞しました。おめでと~~~!!!



添田選手はそのまま今週オーストラリアで行われる5万ドルのチャレンジャーに第1シードで出場してます。



2009年02月24日
オースチンが救世主となるか?

一日一回クリックしてねん


USオープンのシングルス優勝の最年少記録を持つトレーシー・オースチンが全米テニス協会の選手育成部のコンサルタントに任命されたんだって。


オースチンはカリフォルニアはカールソンにある『ウェストコースト・トレーニング・センター』で、特に女子選手のコーチのアシスタントとしてサポートして、選手のレポートを強化部長のパトリック・マッケンローに報告するのが主なお仕事なんだって。

「彼女の参加は、選手育成部門としてとてもエキサイトなこと。彼女は、USオープン優勝の最年少記録を持っているほどの知識と経験があり、それを十分に生かして若き女子選手の育成に力を注いでもらいたい。」とはマッケンロー氏。

現在46歳の彼女は、1979年に若干16歳でUSオープンのシングルスに優勝して、翌1980年には史上最年少で世界ランク1位に上り詰めたの。


生涯獲得したシングルス・タイトルは30個に及ぶものの、最後に優勝したのは1982年7月のサンディエゴで、翌年から怪我で満足にプレーできなかったのよね。


全米テニス協会は、選手育成のためのトレーニング・センターの本拠地をフロリダに構えているけど、前述のカリフォルニアにも設立していて、加えてアトランタとワシントンDCにも設立する予定で、近い将来では10個のセンターを設立する予定らしいわ。

そんな活動が実を結び、テニス王国復活となる日が来るのかしら?



2009年02月23日
フェデラーの再起

一日一回クリックしてねん




フェデラーと言えば去年は年初に単核症って言う病気を患ってしまって、そのお陰で狂ってしまったリズムをなかなか取り戻せず、世界ランク1位の座をラファエル・ナダルに明け渡してしまったのよね。


でも、全豪オープンでは決勝戦で、フルセットの接戦の末にまたもやナダルに負けちゃって、ピート・サンプラスが持つグランドスラムのシングルス優勝記録の14個目を目前で逃してしまったのよね。


フェデラーは復活へ向けて、ダレン・カヒル氏をコーチに雇ったの。



カヒル氏とフェデラーは、フェデラーの最初のコーチだったピーター・カーター氏とカヒル氏が同じアデレード出身で幼なじみな間柄だったことから、知り合ったらしいの。

フェデラーは、これまでも何度かコーチを交代しているの。



今心配されるのは、彼のテニスの技術とか怪我のこととかよりも、どうしても取ろうと必死になって臨んだ全豪オープンのタイトルをライバルのナダルに負けて取れなかったことからくる、精神的なものなんじゃないでしょうか。

コーチのカヒル氏は、そのメンタルな部分を克服させてあげることができるかが一番のカギになるのでは?


次に元気な彼のプレーが見られるのは、いったいいつになるのでしょうか???

2009年02月22日
ナダルの思い

一日一回クリックしてねん


世界ランク1位のラファエル・ナダルは来週開催されるアラブ首長国連邦のドバイでの大会を、右膝の怪我を理由に欠場を決めたの。


その決勝戦は敵地アルゼンチンで行われ、エースのナダルを欠いたスペインが不利だって味方が大半だったのに、今季の好調を予感させるようにフェルナンド・ベルダスコなどの活躍で優勝。


今回のドバイの欠場の原因の怪我は、先週行われたロッテルダム大会の決勝戦で痛めたもので(ナダルはマレーに敗れて準優勝でした)、それほど大きな怪我ではないらしいんだけど、去年の決勝戦の欠場の悔しさから、3月6日から8日に行われるワールド・グループの1回戦へ備えて、大事を取った形みたい。

「ドバイ大会に出場できないことは本当に残念。医者には、先週のロッテルダムで痛みが出た膝には、休養が必要だって診断されたんだ。それほど心配することはないけど、今はとにかく休養することが一番なんだ。」ってナダルは欠場の理由を公式ホームページに綴っていました。

そのデビスカップの1回戦は、ノヴァーク・ジョコビッチ要する強豪セルビアだけに、2連覇をもくろむスペインとしては、最高の布陣で臨みたいわよね。


その男子ドバイ大会は、上位選手の欠場が相次いで発表になって、大会開催前から波乱含みの展開となってます。


昨年度覇者のアンディ・ロディックも出場を見送ってます。


この結果、同3位のジョコビッチが第1シードで、同4位のマレーが第2シードになるはずね。




2009年02月19日
ペアの騒動は大きなものに

一日一回クリックしてねん


2月16日にお伝えした、今週開催中の『ドバイ・テニス選手権』へ出場するために入国へのビザを申請したシハール・ペアが、アラブ首長国連邦から拒否されて発給されず大会に出場できなかった事件が大きな問題になってます。


火曜日に大会側から出されたコメントによると、ペアが大会に出場するなら、観客は大会をボイコットするとの抗議が大会前に主催者へ送られていたんだって。



「イスラエル軍のガザへの攻撃がライブ中継された湾岸諸国は、かなり敏感になっているのが現実。彼女の出場が大きな刺激になることは必至。事実、彼女は開幕戦のニュージーランドで、抗議団体からの激しい抗議を受けていたのは、ほんの数週間前の出来事。」って大会主催者が語ってました。

加えて「彼女のエントリーによって、大会そのものが妨害され兼ねない。スポーツと政治を切り離したいのは山々だが、この国には近隣諸国からの人々が多く集まっていることもあり、この地域での衝撃的な出来事に敏感にならざるを得ない。」と、1300人ものパレスチナ人が殺されたガザへの攻撃が人々に与えた影響の大きさも語ってました。

湾岸諸国のほとんどがイスラエル人へのビザの発給は行ってないんだって。



ただ、アンディ・ラムに関してはどうやらビザが発給されそうだって話もあるの。



そんな事態を受けて、3月6日~8日に行われる男子国別対抗戦のデビスカップ・ワールド・グループの1回戦で、スウェーデンはイスラエルを迎えて試合を行う予定だったんだけど、何と4千人収容の会場に観客を入れずに試合を行うことが決まったの。

これはイスラエルに対する抗議団体が、反イスラエルのデモを行うとの計画があることなどから、セキュリティ上の問題を考えた結果、賛成が反対を上回って決まったことらしいの。


実はこうした措置が取られるのは2度目のことらしいの。



選手にしてみたら、とんだとばっちりって感じだけど、国と国の問題ってそう簡単なものじゃないし、他の選手や大会に危害が加えられることも考えないとならないかなね~。


2009年02月18日
シニア・ツアーと日本人選手

一日一回クリックしてねん


先週末に行われた男子シニア・ツアー『アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ』の開幕戦のボストン大会は日曜日に決勝戦が行われて、ピート・サンプラスがジョン・マッケンローを7ー6(12ー10)、6ー4で下して優勝しました。

翌月曜日が50歳の誕生日だったマッケンローは、優勝トロフィーを自分へのバースデー・プレゼントにすることはできませんでした。


「ジョン・マッケンローは明日50歳になる。それなのに、未だにこんな素晴らしいプレーをしているなんて驚きさ。全く尊敬するよ。」とサンプラスは脱帽の様子。


加えて「50歳であの動きは考えられない。引退してからもずっと安定したプレーを見せているのは、しっかり体のケアーをしていりからに違いない。コートでは、どこにどう動けばいいかを熟知しているところが突出した才能なのかもしれない。」と、マッケンローの凄さを分析しておりました。

マッケンローは去年、この大会でシニア・ツアー初優勝を飾り、その後アリゾナで2度目の優勝を上げるなど、ここへ来て好調なプレーをしているのよね。


「決勝戦は全てを出しきったよ。彼(サンプラス)は、厳しい状況をどう勝ち抜くかを知っている。じゃなきゃ14個ものグランドスラム・タイトルなんて取れないさ。」ってマッケンローは決勝戦を振り返りながら、サンプラスの凄さを実感しているようでした。

「3ヶ月ぶりの試合だったし、試合を重ねて行くうちにプレーが良くなって行った。決勝はベストマッチだった。結果は負けたけど、自分で最高の試合をしたって言う実感があるんだ。彼のサーブは読みずらいけど、この早いコートで彼からブレークを奪えたんだし、第1セットは取りたかったね。」って、ご満悦の様子でした。

3位決定戦は、トッド・マーチンとこのツアー主催者のジム・クーリアで争われる予定だったんだけど、クーリアは土曜日のマッケンロー戦で腰を痛めてしまい、マーチンとの試合に臨むことはできませんでした。結果不戦勝でマーチンが3位と言うことになりました。

サンプラスはその後、メンフィスへ移動して、男女同時開催のリージョンズ・モーガン・キーガン選手権の初日の月曜日に、レイトン・ヒューイットとのエキシビションにも登場したの。


そして日本人は・・・???

女子は、アメリカの7万5千ドルに単身出場した藤原里華選手は、シングルスでは惜しくも初戦敗退だったけど、ダブルスでは台湾人選手と組んで見事優勝を飾って、今季最初で自身15回目のITFダブルス優勝を果たしました。


オーストラリアの2万5千ドルのサーキットでは、第8シードの岡田上千晶、予選を勝ち上がった宮村美紀選手は初戦で、同じく予選からの山外涼月選手は2回戦敗退でした。



中国の1万ドルのサーキットでは、山本愛、加藤茉弥、前川綾香、清水咲子選手が1回戦で、秋田史帆選手が2回戦敗退でした。


今週は中国の1万ドルに引き続き、第7シードで前川、山本、秋田、加藤選手が出場してます。



男子は、オーストラリアの1万5千ドルのフューチャーズでは、杉田祐一、三橋淳選手が1回戦で、岩見亮選手が2回戦で敗退でした。


今週末は日本リーグの決勝トーナメントが東京体育館でありますね。



ランキングでは錦織圭君が、去年のデルレイ・ビーチの優勝ポイントを失って56位から90位と大きく下げてしまいましたね。


ポイントは去年の大会が終わると同時に失うのではなく、週単位で変動して行きます。




2009年02月17日
ウィリアムズ・ルール&ヤンコビッチお怒り!?

一日一回クリックしてねん


毎年3月に行われる準グランドスラム大会が2つあるのをご存じ?



女子ツアーは今季からトップ選手への決まりがこれまで以上に厳しくなって、ビッグ・イベントには必ず出場することが義務付けられて、この2大会はもちろんその大会。


その年、姉妹で順当に勝ち上がって、準決勝で姉妹対決!!!とファンの注目を集めつつも、試合直前に姉のヴィーナスが膝の怪我を理由に急に棄権。



もちろん今年も出場する意志はないようで、今年は彼女達に厳しい制裁措置が取られるらしいの。



「とてもプロフェッショナルではない行動。アスリートは時にはブーイングを受けるもの。それは大会には関係ないことだし、どんな大会だってありえるもの。彼女達の行動がWTAの決まりを屈折させてしまう。これが彼女達じゃなかったら罰金や出場停止処分が下ってもおかしくない。」
人種差別問題なども、日本にいる私達にはあまりピンと来ないかもしれないから何とも言えないけど、本人達はその大会には二度と出たくないって思うくらいの思いがあったのかも知れないわね。


昨年は年末ランキングを1位で終わらせたイェレーナ・ヤンコビッチ。



それは、男子でずっと1位にいたロジャー・フェデラーに対してだから、ちょっとびっくり。


「本当は他の選手のことを話すのは好きじゃないの。だったらもっと自分のことに集中したいわ。いったいどうして彼(フェデラー)は私のことを言うの?自分は他人のことに首を突っ込むことは嫌いなの。ナダルが好きなことの1つの要因は、彼はとても謙虚で他人にたいして優しい言葉をかけてくれるの。批判なんてしないわ。フェデラーも素晴らしいチャンピオンだし、彼と喧嘩なんてしたくない。でもなぜ他人のことに対してそんなことを言うのか理解できない。」
って、本当にご立腹の様子。



2009年02月16日
ペア、度重なる不運

一日一回クリックしてねん


今週行われる女子テニス・ツアーのバークレイズ・ドバイ・テニス選手権に出場予定だったシャハール・ペアは、アラブ首長国連邦から入国を許可するビザの申請を拒否されて、大会へのエントリーが出来ないって言う、本当に可哀想な出来事に遭遇してしまったの。

1月8日のブログにも書いたけど、開幕戦に出場中のペアは、祖国のイスラエル軍がガザへ軍事攻撃を行ったことから、非難を浴びせられたり、騒動を起こされたりする妨害を受けたばかりなの。


WTA会長のラリー・スコット氏は、「このアラブ首長国連邦のペアへの決断は非常に遺憾な出来事。彼女は大会へ出場してプレーをする権利を持っており、国の決断でその権利を奪われてしまった。今後このような事態が起こらないように、WTAツアーが何らかの対策を取らなければならない。開催国はランキング的に出場資格のある選手の入国を拒否してはいけない。」って、怒りを露にしてました。

アラブ首長国連邦とイスラエルは政治的国交がなく、イスラエル人へのビザの発給は通常行っていないみたいなの。



こうして政治がスポーツの世界を侵してしまうのは、本当にやめてもらいたいわよね。


2009年02月14日
セリーナの苦言とクルニコワのイベント

一日一回クリックしてねん


今年から厳しくなったドーピングに関する決まりで、ラファエル・ナダルやアンディ・マレーが猛反発をしているのは、これまでもお伝えしたけど、女子でもこれに反対する意見を出した選手がいるの。


彼女は、現在行われているパリの大会の2回戦を勝利したあとの記者会見で、そのことに触れたわ。

この決まりは2月9日のブログに書いた通り、トップ選手は毎日1時間はどこにいるかをレポートしなければならなくて、先3ヶ月間の予定も伝えておかなければならないの。


「常に都市から都市へと飛び回っているわ。第一、自分がどこにいるか何て他人に伝えたことはないもの。だって、自分の時間は好きなことをしたいじゃない。」そりゃそうよね~。



今週末(13日~15)にかけて男子シニア・ツアーの『アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ』の開幕戦がボストン大学で行われてます。



その大会の中日の14日、そうバレンタイン・デーのイベントととして、アンナ・クルニコワが出場男子選手と組んで、ミックス・ダブルスのイベントを行うんだって。


パートナーはその後の試合に出場しない選手が選ばれる予定。


全豪オープンで優勝したセリーナには「彼女は本当にすごい選手。すごい刺激になる選手ね。」って自身が叶えることができなかったビッグ・タイトルを獲得した彼女の凄さを語ってました。



2009年02月13日
アガシ&グラフがエキシビションに登場

一日一回クリックしてねん






出場選手は・・・と言うと、その時期はクレー・シーズン真っ只中で全仏オープンへの調整期間中とあって、現役選手の参加は見込まれないため、引退したかつての名プレーヤーへイギリス・テニス協会はアプローチを図ったのね。

もちろん、地元からはウィンブルドンで4度のベスト4入りを果たした元エース、ティム・ヘンマンの出場は当然(?)のことで、今回OKサインを出したのは、アンドレ・アガシ&シュテフィ・グラフ夫妻なの。

3年もの月日を要して作られたこの屋根付きのセンター・コート。




そのエキシビションには、若くして引退したキム・クレイステルスの出場も決まったようで、アガシ&グラフ夫妻と、ヘンマン&クレイステルスのミックス・ダブルス・・・な~んて見られるのかもしれません・・・ワクワク!!!

1月27日のブログで紹介したグレッグ・ルゼッドスキのデビスカップへの復帰のお話し。


引退して2年の月日が流れたルゼッドスキは、ツアーを回ることのない生活に物足りなさを覚え、時折入るテレビのコメンテーターの仕事も満足の行くものではなかったらしいの。


テニスに費やす時間が多くなった彼は、痛めていた腰にも痛みを感じることはなくなって、元気にプレーすることができるようになったの。


イギリスのエースは世界ランク4位のアンディ・マレーだけど、マレーの下にはトップ100にイギリス人はいないの。


まだ諦め切れない彼は、いくつかの大会へ主催者推薦枠での出場を要請しているんだとか。


それからアンディ・マレーの兄のジェイミー・マレーも、ダブルス要員として選ばれないかもしれないって噂なの。

全豪オープンは、かつてパートナーを組んでいたアメリカのエリック・バトラックと組んだけど、そこでも1回戦突破とは行きませんでした。


とは言え、ダブルス・ランキング27位のマレーに変わるダブルス選手も同45位のロス・ハッチンスがいるけど、彼も今季不調でこれまでマレーと同じく1勝4敗なのよね。


2009年02月12日
イバノビッチの新コーチ

一日一回クリックしてねん


1月31日のブログでも書いたけど、全豪オープンではセルビア勢の勢いがちょっと無かったわよね。


彼の名はクレイグ・コルダン氏、47歳。


昨年の全仏オープンで優勝して、その直後にセルビア人として初めて世界ランク1位の座について、その後はセルビアは元より世界中からの注目を集め、明らかにテニスへ費やす時間が減ってしまって、ウィンブルドンでも精彩を欠いたプレーだったのよね。

そんな彼女は、秋からフェルナンド・ベルダスコとのホットな交際も取り上げられたり、ファッション誌の表紙を飾るなど、忙しい日々を送っていたけど、テニスの方は依然スランプが続いているのよね。


さて、日本人選手達です。

先週オーストラリアで行われた男子5万ドルのチャレンジャーでは、伊藤竜馬、杉田祐一、三橋淳、本村剛一、岩淵聡選手がすべて初戦敗退。



メキシコの1万5千ドルのフューチャーズでは、第5シードで竹内研人選手は初戦敗退だったけど、、ノーシードの井藤祐一選手はベスト8入りしました。


女子では、オーストラリアの2万5千ドルのサーキットでは、岡田上千晶、岡本聖子、予選を勝ち上がった瀬間詠里花選手は1回戦で、同じく予選を勝ち上がって青山修子選手が2回戦で敗退するも、第5シードに瀬間友里加、第7シードで波形純理選手はいずれもベスト8入りをしました。

今週はアメリカの7万5千ドルに藤原里華選手が、オーストラリアの2万5千ドルには引き続き、第8シードで岡田上、岡本、予選を勝ち上がって山外涼月、宮村美紀選手が出場してます。


2009年02月10日
ベテランも頑張っております!

一日一回クリックしてねん


現在のテニス界、特に女子は10代の選手の台頭が目立つわよね。



そんな流れの中、ベテランも頑張っております。



ウィリアムズ姉妹の欠場に加え、シングルス・ランキングで次にいたベサニー・マテック=サンズが怪我で欠場しちゃったから、先週のランキングで75位にいたクレイバスがエースとして出場してシングルスで1勝を上げて勝利に貢献しました。

彼女はプロ選手としてはちょっと変わった経歴の持ち主なの。


ランキングの最高位、39位になったのも2006年、31歳の時。



「それに年齢を考えないことね。もし考え始めたら、きっとそれが影響し出してしまうと思うわ。今しなければならない試合や練習に集中することが何よりも必要なの。」そうよね~、体のケアーがしっかりできていなかったら、例え若くてもプロ生活は送れませんからね。

トップ100には、彼女の1つ下に日本のエース杉山愛選手とロッサーナ・デロス=リオスがいます。


もちろん、トップ100以降には、ダブルスでは未だに世界のトップで戦っているビルジニ・ルアノ=パスクアルとジポラ・オブジラーの35歳がいます。


選手の若年化が進むのと同時に、スポーツ医学の発達などもあり、現役生活も昔と比べたら長くなっているのも事実かもしれないわね。


事実、開幕戦のオークランドでは、クルム伊達選手がクレイバスと対戦。


そう考えると、杉山選手も今季ここまでシングルスもダブルスも好調ですよね。



2009年02月09日
グーガの入学&ドーピング検査

一日一回クリックしてねん


去年の全仏オープンを最後にプロ生活にピリオドを打った、グーガの愛称で親しまれた元世界ランク1位のグスタボ・クエルテンは、引退から9ヶ月経った今、若かりし頃にテニスによって断念していた学生生活をスタートさせることになったの。

全仏オープンで3度の優勝を誇り、かつてのクレー王と言われたクエルテンは、現在32歳になりながらも、地元ブラジルでは未だに国民的英雄として有名なんだって。


テニス後の人生に多少なりの不安を抱えた彼は、大学進学で将来の自分の人生にプラスになるように、勉学に励もうと決心したようね。


真面目な彼だから、しっかりガレッジ・ライフをエンジョイしつつ、勉強もちゃんとこなしそうね。


今年から新しく国際テニス連盟(ITF)で設定されドーピング・テストに対する各選手への決まりに、賛否がかもし出されております。


最初は全豪オープン中に、ラファエル・ナダルがこの決まりに苦言を吐いていたの。


「厳しい決まりだし、これまでの決まりから大きく変わってしまった。今後は慣れることが必要だ。これもドーピング使用者を捕まえる手段。毎日1時間はちょっときついけど、テニスと言うスポーツがクリーンなものであるために必要であるのなら、自分はそれに従うよ。」と、フェデラー。

自宅にいた時、午前7時にいきなり検査官がやって来たマレーは「オーストラリアから帰った直後の午前7時に押し掛けて、尿のサンプルを彼らの目の前で採取されたんだ。僕の自宅に来ているのに、そこの住所を書かされた。知っているからそこへ来れたはずなのに。何とも手厳しかったよ。これじゃノーマルな生活なんて送れないよ!」
そうね~、世界各国を飛び回っている選手は、もちろん時差や気候の変化との戦いでもあるのよね。



2009年02月06日
WTAツアーに今季登場する新大会

一日一回クリックしてねん


WTA女子ツアーに新にクレー大会が1つ加わることとなりました。


木曜日に現地で大会開催のメディア発表会がありました。


どうりで・・・今週末にチェコで行われるフェドカップのスペイン・チームに二人の名前がないな~って思っていたところでした。

「セレーナ・ウィリアムズやイェレーナ・ヤンコビッチ、アメリ・モレスモも出場を承諾してくれている。もちろん、その他のトップ選手も出場してくれるはず。世界ナンバー1になった選手達がこの大会へ出場してくれるのは、本当に光栄なこと。ここスペインで、世界トップ・レベルのテニスが見られるのは、今後のスペイン・テニス界にもプラスになることでしょう。」
と語るのは、1994年のウィンブルドン・チャンピオンで、2006年を最後に引退したマルチネス。


大会会場は3千500人収容のセンター・コートに、その他2つのショー・コートのある施設。


それから全仏オープン直前に行われるポーランドのワルシャワ・オープンが賞金総額2万2千ドルのインターナショナル・シリーズから、6万ドルのプレミア・シリーズへと格上げされたの。

これまでワルシャワ・オープンが行われていた7月には、オーストリアはバッドガスタインでインターナショナル・シリーズの大会が新しく開催されることになりました。

これで今季のカレンダーでは4大大会を含め55大会が31の国で開催されることになりました。



ちなみに、男女共同開催は17大会で、インディアンウェルズ、マイアミ、マドリッド、北京、シドニー、モスクワ、イーストボーン、ニューヘブン、ブリスベン、シュヘルトヘンボッシュ、エストリル、メンフィス、アカプルコ、それと4つのグランドスラム。

1週違いで男女の大会が行われるのは7大会で、ドバイ、東京、ローマ、シンシナティ、カナダ、オークランド、バスタード。


日本で10月12日から18日に行われる日本女子オープンは、これまでの女子のジャパン・オープンに代わって(引き継がれて)行われるWTA大会。


2009年02月05日
フェデラーの涙

一日一回クリックしてねん


全豪オープンの最終日に行われてた男子シングル決勝。



正直あの試合はフェデラーに勝って欲しいって思って見ていたので、Pinkyも涙を押さえることはできませんでした。


あの瞬間は、フェデラーも一人の人間だったんだなって思いと、復活に懸ける彼の思いの強さを表していたと思いました。



あの光景に対して、彼を悪く言うものはほとんど見当たりませんでした。



話は変わって・・・
元世界ランク1位のマリア・シャラポワは、右肩の怪我を理由に全豪オープンを欠場して、大会2連覇を諦めて治療に費やしていたのよね。


パリの大会を欠場する事を大会関係者が語っておりました。


21歳の彼女は、去年の8月からコートに立っていなくて、全豪の優勝ポイントが失った月曜日発表のランキングでは、17位へと大きく後退しちゃったのよね。

大会関係者は、月曜日に再びランキング1位に返り咲いたセリーナ・ウィリアムズや北京五輪金メダリストのエレーナ・デメンティエワの出場を付け加えて、大会を盛り上げようとアピールしておりました。

そうよね~、シャラポワの復帰戦なんてお客さんを呼ぶには宣伝効果絶大だものね。



全豪オープンでは復活となるベスト8入りを果たし、地元ファンを楽しませたイェレーナ・ドキッチ。


アジア/オセアニア・ゾーンのプレーオフの韓国戦のシングルスに登場して、6ー0、6ー3の圧勝でオープニング・マッチを飾りました。


「ヨーロッパやアメリカの大会へ向かってもよかったんだけど、代表としてフェドカップを戦いたいって出場を選んだの。だから要請にはいつでも答えられるように準備していたのよ。かつてのように、こんな光栄の機会を逃すなんてもっての他。」と語っておりました。

このプレーオフは、木曜日にタイと、金曜日に台湾と対戦して、プールAの1位がプールBの1位と土曜日に戦って、その勝者が現在日本がいるワールド・グループⅡへのプレーオフを4月に行うんだって。


でも相手はイェレーナ・ヤンコビッチとアナ・イバノビッチ率いるセルビア!



2009年02月04日
世界各地で・・・

一日一回クリックしてねん


日本人選手の活躍で~~~っす。

先週メキシコで行われた1万5千ドルのフューチャーズでは第7シードの竹内研人、ノーシードの井藤祐一選手はいずれも初戦敗退でした。

今週はオーストラリアの5万ドルのチャレンジャーに伊藤竜馬、杉田祐一、三橋淳、岩見亮、本村剛一、岩淵聡選手が出場してます。


アメリカの5万ドルのチャレンジャーには予選に鈴木貴男、近藤大生選手が出場しましたが、本選入りとは行きませんでした。



女子ではインドの1万ドルのサーキットに出場した寺澤知花選手は1回戦で、第1シードでアナスタシア・マルホートラ選手はベスト4入りを果たしました。

今週はオーストラリアの2万5千ドルのサーキットに、第5シードに瀬間友里加、第7シードで波形純理、岡田上千晶、岡本聖子、予選を勝ち上がって青山修子、瀬間詠里花選手が出場してます。

女子国別対抗戦のファドカップのワールド・グループ2の1回戦が行われます。日本からはエースの杉山愛、森田あゆみ、中村藍子、藤原里華の4選手が敵地セルビアに行っています。


来週行われるパタヤ女子オープンに主催者推薦で出場のクルム伊達公子選手は、と~っくにパタヤ入りして、現地で調整してますね(彼女のブログより)。



アメリカはカリフォルニア州サンノゼで行われるATPワールド・ツアー250には全豪オープン以来となる公式戦に錦織圭選手が出場予定ですね。


2009年02月03日
セリーナ&サフィーナ

一日一回クリックしてねん




「決勝進出だわ。すごく興奮してるの。今回ここまでこれた事は、今まで決勝へ進出した時より、より一層興奮しているって言えるの。どうしてかって聞かれると思うけど、それはここまでの自分のプレーがあまりにも酷すぎたから。
2回戦の後は本当に涙が出るかと思ったわ。もちろん試合には勝ったけど、あまりに酷いプレーにかなり落ち込んでしまった。何の慰めもできなかったわ。まっすぐホテルの部屋へ帰って、ベッドに横になって、“デスパレートな妻たち”を見たの。だって自分もデスパレート(やけくそ)な気分だったから。午後7時にはすっかり寝入ってしまったわ。
でも今は決勝戦を目の前にしていて、その事実は嬉しい事よ。だってこれまでのグランドスラムで3大会連続での決勝進出ですもの。こんなに安定した成績を残すことができた事自体が嬉しいの。これまで色んなことをメディアで叩かれてきた。ファッションや女優業などにめり込み過ぎだとか。最高のパフォーマンスができていない中でも、こうして安定した結果が出せたのは、本当に嬉しいわ。」
そうね~、一時期は大金を手にして、大きなスポンサーも付き、テニスへの意欲が無くなってしまっているんじゃないかって、引退説まで出たくらいですものね。


そんな思いからか、あの決勝戦での圧倒ぶりに繋がったのかも知れないわね。



そんなサフィーナは、準々決勝か準決勝のあとに、自分自身について聞かれてこう答えてました。

「実は自分は、本当に怠け者なの。な~んにもしないの。観光なんてもってのほか。かなりの出不精だからお散歩だってしないわ。練習は熱心にするし、必要な買い物があれば、そこまで歩いては行くけど、美術館へ行ったりなんて考えられない。だったらじっと部屋にいたいわ。
何もなかったら24時間ず~っと部屋にこもっていることなんて簡単なこと。ただテレビのチャンネルだけを変えながらね。それが普段の自分なの。メルボルンはどう?って聞かれたら、テニス・クラブやホテルは最高って答えるわ。どんな街かは答えられない。どこへ行ったかとか何を見たかもね。」
そうなんだ~。




2009年02月02日
全豪が終わって・・・

一日一回クリックしてねん


今年最初のグランドスラムの全豪オープンも終わりましたね。



セレナは決勝進出した時点で、女性アスリートの生涯獲得賞金額で世界のトップに立ちました。



男子はラファエル・ナダルがハードコートのグランドスラムで初優勝を飾りましたね。




それにしても今大会の台風の渦になったのはフェルナンド・ベルダスコですね。



それにしてもナダルとベルダスコの試合は5時間14分に及んで、全豪オープン史上最長の試合で、両者ともそれが自己最長の試合だったんだって。



ダブルスは男子も女子も上位シードの敗退が目に付きましたね。



女子は杉山&ハンチュコワ組が大接戦の末に第1シードのブラック&フーバー組を下したのは大きな話題になったわ。



杉山選手はグランドスラム達成は来年に持ち越しってことで。




予選に出場した日本人選手は、残念な結果が多かったですよね。


唯一予選を突破したクルム伊達公子選手は、1回戦の対戦相手が他の選手だったら勝ってたんじゃないか・・・って言うか、あの試合だって勝ちそうだったですよね~。


期待の若手、錦織圭君と森田あゆみちゃんも、プレッシャーはあると思うけど、それを跳ね除けて世界の舞台で活躍して欲しいですね。



