2009年05月28日
新記録と好調な選手達

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水曜日に行われた全仏オープン男子シングルス2回戦で、大会4連覇中のラファエル・ナダルがテイミュラツ・ガバシュビリをストレートで下して3回戦進出を決めたけど、その勝利は、同大会30連勝となり、これまでの連勝記録の29を塗り替えて、新記録更新となったの。

これまでの連勝記録は、クリス・エバートが持つ29で、彼女は1974年から1981年に築いた記録だったのよ。


「新記録を出せて嬉しいけど、大事なことは今年のこの大会で、良い成績を挙げることなんだ。ベストのプレーをして最終日まで残ることさ。記録のことより、その試合に勝つことに集中したよ。」って、喜びよりも、まだ始まったばかりの全仏で、決勝へ勝ち上がることに重きを置いているようね。

もちろん、今年優勝すれば、前人未到の5連覇を達成するナダル。



ナダルはその5連覇へ向けて3回戦では、元世界ランク1位のレイトン・ヒューイットと顔を合わせるの。



28歳のヒューイットは今年の4月、1999年5月以来となる自身2度目のクレーでの優勝を飾り、その優勝自体も2007年2月以来2年2ヶ月ぶりのタイトル獲得だったの。


女子で元気な姿を見せてくれているのは、やっぱりマリア・シャラポワでしょう。


これで、彼女の復調ぶりがある程度順調であるって証明されたんじゃないかしら?



そして何と言っても世界ランク1位で、第1シードで出場しているディナラ・サフィーナの快調ぶりじゃない。



それからちょっとスランプ気味だった昨年度チャンピオンのアナ・イバノビッチも、今大会に照準を合わせてきたような好調ぶりよね。


男子はナダルを誰が止めるか、女子は混戦の中から誰がトロフィーを掲げるか・・・まだまだ始まったばかりの全仏オープンだけど、目が離せないわね!!!

2009年05月27日
日本人全滅の全仏

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月曜日にもお伝えしたけど、錦織圭選手の腕の疲労骨折にはかなりのびっくりとちょっとのがっかりって気持ちですね。


今週行われている全仏オープンでも、男子は1人も予選に出場していなくて、女子も予選出場者は全滅、本戦でもすでに杉山愛&森田あゆみ選手が初戦で敗退しちゃって、ちょっと・・・いや、かなり寂しい全仏になってしまいましたね。

来週からはツアー下部大会では芝のシーズンが早くも始まります。



今週発表のランキングでウィンブルドンの予選への出場が決まります。




女子では、137位のクルム伊達公子選手、163位の藤原里華、170位の米村知子、202位の中村藍子選手あたりまでかな~って、感じですね。


では、好例の先週の日本人で~~~っす。

長野の2万5千ドルのサーキットでは、ベスト8に岡あゆみ、土居美咲、手塚玲美、井上明里、ベスト4には奈良くるみ、波形純理選手が入りました。


韓国の2万5千ドルでは、清水咲子が初戦で、第3シードで不田涼子、第4シードで岡田上千晶、前川綾香選手は全て2回戦で敗退しちゃいました。


今週も群馬の2万5千ドルに第1シードで飯島久美子、第2シードに波形純理、第3シードに瀬間友里加、第5シードに米村明子、第7シードに岡あゆみ選手など、たくさんの日本人選手が出場してます。



ランキングでは、先週ストラスブール国際でベスト4入りした森田あゆみ選手が73位から66位へと自己最高位を更新、瀬間詠里花選手が先々週のインドネシアの2万5千ドルのベスト4のポイントが付いて476位から410位へとジャンプ、山本愛選手が600位から560位へと上げました。

男子ではウズベキスタンの3万5千ドルのチャレンジャーに出場した杉田祐一、三橋淳選手がいずれも初戦敗退でした。

今週はイタリアの3万ユーロのチャレンジャーに予選を勝ち上がって伊藤竜馬選手が出場してます。



2009年05月26日
サフィン、モンフィスの思い

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日曜日に行われた全仏オープン1回戦をストレートの快勝で勝ち上がった元世界ランク1位のマラット・サフィンは、試合後の記者会見でもうんざりする質問を受けたの。


「誰もが常に僕をうんざりさせるんだ。本当に最後のシーズンなのかって質問でね。何度も言っているが、今年が最後。その質問を聞くと、ぐったりするよ。まだ今シーズンは数ヶ月あるから、テニスをする機会も多い。ローランギャロスのセンターコートがこれで最後だと言う、変な気分にはまだなっていない。」
「そんなこと、本当に考えていなかったよ。思い出させてくれてありがとう。これから最後のローランギャロスだって思うようにするよ。」って、冗談半分な感じで記者達に感謝の気持ちを皮肉たっぷりに語っておりました。

ここ2年間は2回戦で敗退しているサフィン。


最後のシーズンで、ちょっとやる気がなくなってるのかな~って感じの試合がこれまであって、世界ランク1位になった妹のディナラ・サフィーナも「やる気がないなら、すぐに辞めればいいのに」って手厳しいコメントも出るくらい!


フランス期待のガエル・モンフィスは、今年3月に自己最高位の9位になったけど、4月のモンテカルロのマスターズ1000シリーズの1回戦敗退後は、膝の痛みのために大会には出場していなかったの。

そのため、全仏への前哨戦も全て欠場して治療に当てていて、全仏だって出場が微妙って言われていたの。


「欠場はしたくない。練習だってできているしね。心配した日もあったけど、今は気分が良いんだ。まだ痛みはあるけど、火曜日の試合へ準備ができているよ。痛みが治まる可能性だってある。もちろん十分な練習はできていないかも知れないけど、何試合かできるくらいには回復しているさ。」
って、万全な状態じゃないけど、何とか数試合は勝ち上がりたいって気持ちが強いみたいね。


でも、無理をして怪我を悪化させて、選手生命の危機・・・なんてことにならなければいいけど。




2009年05月25日
錦織君、疲労骨折って本当?!?!

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錦織圭君、大丈夫でしょうか?


「肘ってテニスエルボでしょ?数ヶ月もすれば大丈夫だよね。」なんて思っていたのに、ここへ来て、疲労骨折が発見されて、全治2~3ヶ月って診断されるなんて・・・。これってどう言うことかしら?!?!

治療中だって、しっかり検査や医師の治療を受けていたんでしょ?って聞きたくなりますね。


ブレークした昨シーズンでも何度も棄権を繰り返してました。



その後もサンノゼでは2回戦でアンディ・ロディックに敗れるも、続くメンフィスでは予選2回戦で、連戦の疲れから疲労性の体調不良で途中棄権。


イギリスでの芝のチャレンジャー1回戦では、またも体調不良で途中棄権を強いられたけど、ロンドンのクィーンズ・クラブでは3回戦進出を果たし、ラファエル・ナダルにフルセットを演じるなど元気な姿を見せてくれたの。

でも、続くウィンブルドン前哨戦のノッティンガムでは予選を勝ち上がるも1回戦で腹筋を痛めて棄権。


その後はUSオープンでの4回戦進出で、またしても日本を始め世界に名を広める結果になって、ジャパン・オープンでは東京で錦織旋風を巻き起こしましたね。


つまり去年の10月序盤でツアーを切り上げて体作りのためのオフシーズンを送っていたけど、その甲斐もなく、今季もシーズン序盤から怪我でツアー離脱してしまったのよね。

それでも去年は2008年の新人賞を受賞するほど、テニス界でのインパクトが強かった圭君。



今年のジャパン・オープンにも出場が決まったところだし、去年大活躍したUSオープンで、もっと上の成績を上げてもらうためにも、本当にしっかり検査や診断をしてもらって、ちゃんと治してもらいたいものですね。


2009年05月22日
マドリッド大会の改善

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先週行われたマドリッドでの大会。


そんなお粗末な結果になってしまったのには理由があるのよね。


あんまり余裕を持って準備ができなかったっていうのも、分からない訳じゃないわね。


大会主催者のイオン・ティリアック氏は、全て自分の責任であり、選手はもちろん、メディアや一般の観客などから出た、全ての問題を責任を持って解決するって約束していたわ。

「完璧にするまでに2年の猶予が欲しい。また話し合いを持つよ。何でも不都合な点は、わたしに言って欲しい。」って、ルーマニア人の大富豪で、大会の主催者を勤める彼が、彼の名誉のためにも、改善してみする・・・的な感じで(本当?)語ってました!

選手から出た不満の1つは、ロッカールームが狭すぎること。




「コートに不備があったのもわたしの責任。来年にはコートがしっかり整備されているようにするよ。それからロッカールームについても、話し合いを持たなければ。ある一定のところまでは彼らが正しい。これも全てわたしの責任だ。」
って、全責任を被るかたちになったけど、来年にはある程度の改善はされるはずよ。


2009年05月21日
シャラポワの復帰戦の感想

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今週ポーランドで行われている『ワルシャワ・オープン』で、シングルスでの復帰を果たしたテニス界の妖精、マリア・シャラポワ。1回戦ではちょっと危ない場面もあったけど、何とか勝利。


その1回戦後のインタビューで、こんなコメントをしていたのでご紹介します。

「30歳くらいになった気分だったわ。何か本当に不思議な気持ちだった。何年もコートから離れているようだった。治療とリハビリで9ヶ月コートから離れて、復帰のコートでは、ゆで方が不十分なパスタに何もソースをかけずに食べている感じで、“このために戻ってきたの?”って自問自答しちゃった。でも、実際試合が進むにつれて、“いや違う、このために戻ってきたんだ”って思えるようになったわ。」
長年やり続けたテニスだけど、それでも手術を受けてリハビリに専念した9ヶ月間で、そこまで感覚が違ってしまうのね。


「まだやり残している物があるの。もっとたくさんやり遂げるものがあると感じているわ。たぶん、自分はまだ22歳なはず。まだまだこれから。もっともっとやらなければならないことがあるし、やり遂げたい。自分はそのミッションにいるの!」
順当に行くと2回戦では第1シードのカロライン・ウォズニアキとの対戦が濃厚だったけど、日曜日から始まる全仏へ向けてだと思うけど、腰痛を理由に急きょ欠場を表明。



復帰戦でいきなりの優勝だってありえるかもよ~。


「9ヶ月も試合から遠ざかっていると、今は全てがテストなの。手術を受けた自分としては、日々がテスト。しばらくの間離れていると、テニスと言うスポーツが全く違うものに思えてしまうの。感覚も狂ってしまうわ。」と、復帰大会での感想を語っておりました。

現在は世界ランク126位まで下がってしまった彼女だけど、本当の実力はもちろん世界トップクラス。


2009年05月20日
日本人選手の動向

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先週の日本人で~~~っす。

まずは女子。



フランスの5万ドルではベスト8にクルム伊達公子選手が入りました。


インドネシアの2万5千ドルでは瀬間詠里花選手がベスト8入りしました。


今週は長野の2万5千ドルのサーキットに、第2シードで波形純理、第5シードで米村明子、第7シードで岡本聖子選手らたくさんの日本人選手が出場してます。



ランキングでは波形純理選手が235位から221位へ、岡あゆみ選手が381位から352位へ、奈良くるみ選手が392位から367位へ、土居美咲選手が497位から402位へと上げました。

男子では韓国は釜山の7万5千ドルのチャレンジャーで、ベスト8に松井俊英選手が入りました。




今週はウズベキスタンの3万5千ドルのチャレンジャーに杉田祐一、三橋淳選手が出場してます。

ランキングでは、杉田祐一選手が299位から289位と自己最高位を更新。


今週から全仏オープンの予選が始まりましたね。


女子では、クルム伊達公子、藤原里華、米村知子、中村藍子選手が出場してますね。


2009年05月19日
先週の女子選手のコメント

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先週の大会期間中の女子選手のコメントをご紹介しましょう。


「一度コートに立ったら、対戦相手が誰かは問題じゃないの。ただその試合に勝ちたいだけ。でも、コートを離れたら、また友達に戻るわ。もちろん負けた選手には多少の時間が必要かも知れないけど。もし試合に負けるたびに、対戦相手との友情が無くなったら、友達なんていなくなっちゃう。だって、試合は勝ちばかりじゃないしね。今回は相手が良くても次回は自分が良いかも知れないでしょ。負けたことは忘れることが大切なの。」
そうよね。




長引く肩の怪我から復帰戦に臨んだマリア・シャラポワが、自身の復帰について語っております。

「戦うことは自分の大きな情熱なの。テニスをすることは、自分が最も好きなこと。以前も同じような経験をしたけど、今回もまた新たなチャレンジなの。まだ若いし、こうしたチャレンジをくぐり抜けて成長して行くわ。またベストのテニスができる時まで。」
先週の大会まで、今季の成績を3勝8敗と、調子を崩していたベテランのパティ・シュニーダーが、ここ2週間では好成績を続けている。


「自分のテニスにちょっと困惑していたの。ベストなプレーがなかなかできなくて。チャールソンの大会での1回戦負けは本当に悲しかった。自分の大好きな大会の1つだったから。でも、何か月後には必ず良い結果が出せると信じていたの。だって、練習では良いプレーができていたから。」
2009年05月18日
フェデラーやっと優勝&錦織君の初CM

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先週行われた男子のマドリッド・マスターズは、ロジャー・フェデラーが世界ランク1位のラファエル・ナダルを下して、今季初優勝を飾りました。


半年以上もタイトルから見放されていた元王者は、年初の全豪オープンではどうしても欲しかったタイトルに手が届かず、表彰式で泣き崩れる姿を見せたくらいで、その後もなかなか優勝の二文字にたどり着けずにいたのよね。

まあ、ナダルにしてみたら、準決勝のノヴァーク・ジョコビッチ戦で、ジョコビッチに3本のマッチポイントを握られてからの逆転勝利で、なんと4時間2分と言う、3セットマッチでの最長記録の試合をした翌日だから、その疲れが残っている状態での決勝だから、いた仕方ないって感じだと思うんだけどね。

一方のフェデラーは、ファン・マルティン・デル=ポトロとの準決勝は1時間21分のストレート勝ち。


それにしても、やっと掴んだトロフィーが、クレーでナダルを下して勝ち取ったって言うのは嬉しいんじゃないかしら。



もちろん、日本期待錦織圭君も全仏の本戦出場が決まっているから、怪我からどれだけ回復して活躍を見せてくれるか、楽しみですね。

で、その錦織君なんだけど、彼が愛飲しているスポーツドリンクのテレビコマーシャルに出演することが決まったんだって。



3月に中国とのデビスカップに出場するために帰国した際に、有明コロシアムで撮影が行われていたらしいんだけど、本人もサントリーと複数年のスポンサー契約を結んでいて、アメリカで人気のゲータレードを愛飲していることから、このCM出演に至ってことらしいわ。

明日からテレビにかじりついちゃいそうなPinkyでした!!!

2009年05月16日
フィリプーシス&ウィンブルドンEXのライブ中継

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元世界ランク8位だったM・フィリプーシスだけど、引退を決心したように思われたのに、どうやらまだ現役を諦めきれずにいるようなの。

現在32歳のは、膝の故障のため2006年11月の大会を最後にツアーから姿を消していて、1999年7月に最初の手術を受け、翌2000年も12月に2度目の手術、2001年3月にもまた手術を受けるなど、なかなか思うような回復ができなかったの。

2002年のUSオープン中に再び膝を負傷し、その後のツアーを全てキャンセルし治療に専念して、2003年は見事な復活を果たし、ランキングもトップ10へと返り咲いたけど、怪我との戦いに終止符を打つには至らなかったの。

最近では2007年1月に受けた手術からの復帰へ向けてリハビリとトレーニングを続けていて、引退した選手と30歳以上の現役選手が参加できる男子シニアツアーの『アウトバック・チャンピオン・シリーズ』に参戦して、3月にブラジルで行われた今季第2戦に初出場するも、1勝2敗と引退した選手からも思うように勝ち星を挙げることがでずにいたのよね。

そんな彼がやっぱり引退だと思われたのは、ツアー中に生活の拠点を置いていたアメリカから、祖国オーストラリアの生まれ育った街であるメルボルン近郊へと生活の基盤を移したからなの。

「アメリカに住んでいたのは、大会に出場するには何かと便利だったからさ。大会にもすぐ参加できたし、短いオフも家にも帰れたしね。でも今は大会にも出場していないし、それなら故郷で暮らしたいって思ったんだ。」って、故郷へ戻った理由を語っていたの。

でもツアーに戻りたい気持ちもあるんだって。「一番の情熱は、またコートに戻りたいという気持ちなんだ。でも膝の怪我を抱えていて、思うような練習ができずにいるから、競技レベルに戻るには厳しい状況にいるのは事実。」
経済不況に陥る前に、故郷メルボルンの不動産業界にも手を付けていたらしい彼。




それから現地時間17日の午前9時半から3時間に渡って行われる、ウィンブルドンでのエキシビション。


それはESPN360.comで配信しているんだって。『REPLAY』ってボタンもあるから、見逃した人もそのリプレーで見られるのかも・・・。

これは必見ですぞ~~~!!!

そうそう、昨夜同じくネット配信でフランスで試合をしているクルム伊達公子選手の試合を見ました。



その後の彼女のブログでは、ちょっと落ち着いたようだったので一安心だけど、最後はタイブレークで明らかにフォルトのボールを線審も主審もインの判定に、思わずキレてしまって、そのタイブレークを0-7で落として試合終了と、後味の悪い試合でしたね。

でもまだダブルスが残ってます。



ここまでもかなり楽に勝ち上がっているだけに、シングルスの悔しい思いをダブルスにぶつけて決勝進出目指して欲しいですね。


クルム伊達選手のダブルス準決勝は、今夜現地時間14時からの第3試合に予定されてます。



http://www.openst-gaudens.fr/index.php?option=com_content&view=article&id=11:live-room-2&catid=8:livecast-2009&Itemid=9=en
(もちろんPCのみです)
決勝戦は現地日曜日に予定されているので、明日はダブルス1試合のみですね。



2009年05月15日
サンプラスとサフィンのエキシビション

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今年7月27日から開催されるアメリカはカリフォルニア州のロサンゼルスで行われる『ロサンゼルス・テニス・オープン』で、今季限りで引退を表明しているマラット・サフィンと、14回のグランドスラム・シングルス優勝の記録を誇るピート・サンプラスのエキシビションが行われるんだって。

去年まで『カントリーワイド・クラシック』として開催されていたこの大会は、今年から『ロサンゼルス・テニスオープン』へと名前を変えて開催されるんだけど、何と今年が83周年と歴史の長い大会なの。

大会初日のナイトセッションで対戦する両者は、2000年のUSオープンの決勝戦の再現となるわ。



両者の対戦成績はサフィンの4勝3敗で、最後に対戦したのは2002年の全豪オープンの4回戦で、その時もサフィンに軍配が上がっておりました。

「我々は、史上最高の選手と言われるサンプラスが、この大会でコートに戻ってくることに興奮している。2009年の大会をこのような形でスタートさせることができるなんて、最高のこと。こうしてまたサンプラスのプレーがみられることは、ファンにとってもこの上ないことになるだろう。USオープンの決勝で対戦したのが9年も前だなんて、信じ難い。両者は最高のテニスを見せてくれるだろう。」と大会主催者も喜びを隠せないでいるわ。

サンプラスは2002年のUSオープンの優勝が最後のタイトルで、それが14個目のグランドスラム優勝となって、未だに破られていない記録なの。




エキシビションの前には、『2009年LAテニスオープン賞』の受賞式も行われ、今年はその賞がサンプラスに贈られることが決まっている。


サフィンは、そのエキシビションに加えて、同大会の本戦にももちろん出場するの。




2009年05月13日
ロブレドの苦言&日本人の成績

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今週開催されているマドリッドのマスターズ1000シリーズは、メイン会場を“マジック・ボックス”って呼ばれているらしいんだけど、地元スペインから第16シードで出場しているトミー・ロブレドは、会場のあちこちに見られる不完全さに苦言を吐いているの。

「当初、18面あると言われた練習コートだったけど、実際は4面しか使えないんだ。それが一杯だと、インドアのコートが使えるんだけど、十分な整備がされていないんだ。」と言うのも、去年は10月にハードコートで開催していた同大会を今年は5月にクレーで行っているために、十分な準備期間がなかったんじゃないかってことらしいの。

「外のコートも、それほど良くもない。近いコートはそうでもないけど、遠くにあるコートは酷いもんさ。ボールがすごくイレギュラーしてどこへ飛んでいくか分からないの。10年前に創られたコートならまだ分からない訳じゃないけどね。練習コートは、2面が男子で2面が女子で、それ以外はインドアなんだ。」
ここまで大きな大会のわりには、それはちょっとないわよね。

メイン会場の“マジック・ボックス”は素晴らしい出来栄えらしく、センターコートも綺麗なんだそうだけどね。


先週の日本人で~~~っす。

国内は福岡での5万ドルのサーキットでは、ベスト8に第4シードの中村藍子、第8シードに波形純理選手が、ベスト4には第2シードの米村知子選手が入りました。


オーストラリアの2万5千ドルでは、北崎悦子選手がベスト4に入りました。



インドネシアの1万ドルでは、瀬間詠里花選手がベスト4入りを果たしました。瀬間選手は越野選手と組んだダブルスでは決勝へ進みましたが、インドネシア人ペアーに惜しくも敗れ準優勝でした。

今週も国内は久留米で5万ドルのサーキットが行われていて、第6シード波形、第8シードに岡田上千晶選手らたくさんの日本人選手が出場してます。



ランキングでは前川綾香選手は、先々週の韓国の2万5千ドルのベスト4のポイントが付いてが400位から356位へと、自己最高位を更新しました。


男子ではチャレンジャー大会への出場選手はいませんでした。



今週は韓国は釜山の7万5千ドルのチャレンジャーに第1シードで添田豪、伊藤竜馬、杉田祐一、三橋淳、岩見亮、松井俊英、予選を勝ち上がって本村剛一、近藤大生選手が出場してます。


ランキングでは、杉田祐一選手が304位から299位とトップ300入りを果たしました。


2009年05月11日
出演料&ベッカーTV

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今年9月28日から開催される、タイ・オープンに、世界ランク1位のラファエル・ナダルが出場するこてが決まったの。


先週行われたセルビア・オープンで、優勝したノヴァーク・ジョコビッチのように地元開催の大会なら、トップ10やトップ3の選手が出場してもおかしくはないんだけど、スペイン人のナダルがどうしてタイへ???って思っちゃいますよね。

それにはもちろん、出場交渉に多額のお金が支払われているってわけらしいの。


女子の大会では、マリア・シャラポワとかウィリアムズ姉妹とかに、よく見られたりするのよね。

タイ・テニス協会会長も「スーパースターを招いて大会を開催することは、ファンや主催者、スポンサーに自信を与えてくれるだろう。」って、コメントしてました。

2006年のジャパン・オープン男子に、当時世界ランク断トツ1位だったロジャー・フェデラーを招いた時も、そうだったんじゃないかしら?



そうやって大会の知名度が上がったり、たくさんの観客が来てくれることで、多額の出演料(?)を支払っても元が取れるって感じかもしれないわね。


5月9日のニュースにも取り上げられたけど、元世界1位のボリス・ベッカーがタブロイド紙の「Bild」紙と共同で、ボリスベッカーTVをインターネット上で配信することになったの。

3月6日のブログでご紹介したけど、テレビ番組の中でオランダ人モデルのリリー・カールセンバーグさんにプロポーズをして今年6月に結婚を予定しているベッカーは、プライベート・ライフをそのテレビで発信するんだって。


去年は元マネージャーの娘さんアレッサンドラ・メイヤー=ウォルデンさんと婚約するも、年末には破局を迎えていたの。


インターネットTVなら、きっと日本からもアクセスできるのでは・・・。



2009年05月09日
杉山がギャラクシー奨励賞に

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杉山愛選手のホームページで知ったんだけど、彼女を取り上げた番組で、昨年12月28日に放送されたBS民放5局共同特別番組「LANDSCAPE アスリート・その視線の彼方に(杉山愛編)」が第46回ギャラクシー奨励賞に決定したんだって。

実はPinkyもこの賞をあまり詳しく知らないんだけど、ホームページでの紹介によるとこう紹介してありました。

『ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設しました。審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当します。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多いなか、ギャラクシー賞は放送批評懇談会の会員が一貫して審査にあたり賞の独立性を維持しつづけています。』
だそうです。


今季の彼女は、全豪オープン前哨戦のシドニーでベスト4入りを果たし、全豪オープンでも3回戦進出とまずまずのスタートを切ったものの、今週イタリアはローマで行われているBNLイタリア国際女子まで5連敗。

お得意のダブルスでも、全豪オープンで準優勝を飾って以来、インディアンウェルズ、マイアミ、シュツットガルトと3大会連続初戦敗退と、調子を崩していたのよね。

それが今週はやっと、ダブルスで決勝進出。



自身のブログでも語っているけど、久々の勝利でダブルスに助けられているって。



彼女の公式ホームページはこちらです。

2009年05月08日
3位よりトップへ

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来週月曜日発表の最新世界ランキングで、自己最高の3位になるのが決まっているがアンディ・マレー。


ローマのマスターズ1000シリーズが去年は今年より1週間あとに開催されてたから、来週のランキングでジョコビッチはその優勝ポイントが失われるの。


そのことをイギリスのテレビ局のBBCが同2位にいるロジャー・フェデラーにインタビューして、彼はこんな風に答えてます。

「それは良かった。でも、3位でいることと4位でいることに、何か違いがあるのかい?そうは思わないね。大きな違いは、1位とか2位になることさ。彼にとっては、第1シードになったり、トップの選手になることが重要なんだ。」
そう語るフェデラーは、マレーにはまだまだトップ3にいるためにやらなければならないことがあるって思っているらしいわ。

「僕は去年のUSオープンで優勝した。今年の全豪オープンはナダルが取っている。年末の最終戦も彼は優勝できなかった。ジョコビッチがタイトルを獲得したんだ。マレーは大きなタイトルを獲得していな。それでも最近は安定した成績を残していて、ハードコート・シーズンでは、僕やナダルに引けをとらないくらいの好成績を挙げた。そう考えると、彼は世界3位には値する選手だね。」
そうね~、ここ数年のグランドスラムでは、フェデラーが13個、ナダルが6個と、19大会連続でその二人でタイトルを分けあっているんですものね。


イギリス・テニス協会の長年の夢でもある、イギリス人のウィンブルドン・チャンピオン。



2009年05月07日
お茶目なジョコビッチ

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その表彰式で、ジョコビッチはお茶目な一面を見せてくれたの。



ほんのちょっとだったけど、その後は照れ笑いを浮かべて表彰式に戻った姿は、21歳の青年の姿でした。



こんな可愛らしい彼女の応援があったら、それは頑張る力も出てくるってものよね!

そうそう。優勝したナダルはこれが15個目となるマスターズ・シリーズのタイトル。



アガシは1990年のマイアミ大会が初めてのマスターズ・シリーズ優勝で、引退した2005年のカナダ大会まで15年かかって17タイトル獲得したんだけど、ナダルは2005年のモンテカルロから先週のローマとわずか4年で15個のタイトル獲得に成功したの。

この調子だとアガシの記録した17個は、早ければ今年、少なくとも来年には更新しちゃいそうよね。


先月アンディ・ロディックと結婚式を挙げたばかりの、モデルのブルックリン・デッカーさんが挙式後、初めて公の場に現れたの。


二人の結婚式は、ロディックの故郷であるテキサス州はオースチンで家族と親しい友人だけを招いて、上品ながら形式ばらないスタイルで、小規模に執り行われたんだって。


マンハッタンでのイベントでデッカーさんが一番楽しみにしていたのが、U2のヴォーカルのボノさんとカニエ・ウェストのコラボだったんだって。


「ボノがステージに登場してスピーチを行って、その後にカニエ・ウェストを紹介したの。誰よりも最高だったわ。彼のステージも最高で、1つの場所であれだけ色々な業界の人達が一緒に踊ったり飛び上がったり、歌ったりしたのを見たことがないわ。今をときめくトップモデル達やデザイナー、カメラマン、そしてタレントの卵などなど。会場は興奮のルツボだったの。」
新婚ホヤホヤのデッカーさんだけど、御主人であるロディックそっちのけでマンハッタンの夜をエンジョイしたみたいね。

結婚式では、エルトン・ジョンやジェームズ・ブレーク、マディ・フィッシュ、ジャスティン・ギメルストブ、ビリー・ジーン・キング夫人、パトリック・マッケンローなども出席していたんだって。

2009年05月06日
新大会&日本人

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今週開催しているセルビア・オープンは、1月5日のブログでも紹介したけど、世界ランク3位のノヴァーク・ジョコビッチが家族ぐるみで開催へと働きかけ、セルビアで初のATP大会開催の運びとなったの。

そんな記念すべき大会だったのに、大会初日は雨にたたられて試合を消化することができず、スタートから運営に苦労することになっちゃったの。


第1シードの選手として出場しながら運営にも携わっているジョコビッチは、「大会運営はもちろん大事なこと。大会の開催者としてもだけど、自分自身、家族、セルビア人選手全員に対して、とても幸せな気持ちさ。」って語ってました。

「祖国セルビアで初の大きな国際大会の開催に、誰もが興奮しているんだ。待ち望んでいたよ。1回戦が免除されているから、もうちょっと準備に当てる時間がある。ともかくベストを尽くすさ。」と、試合への意気込みも表してました。

本人と家族の夢をこうして実現できるって、本当に幸せなことよね。


先週の日本人で~~~っす。

女子では岐阜で5万ドルのサーキットのカンガルーカップがありましたね。



中村選手はS・ファーガソンと組んだダブルスでも優勝して2冠達成でした。



クロアチアの5万ドルに単身出場した第5シードで藤原里華選手は、ベスト8でした。





今週も国内は福岡で5万ドルのサーキットがあります。




ランキングでは中村選手が200位から175位へ、波形選手が264位から246位へ、不田選手が310位から273位へ、久松選手が411位から377位へ、岡選手が450位から381位へ上昇しました。

男子ではチャレンジャー大会への出場選手はいませんでしたね。



今週もチャレンジャー大会への出場選手はいませんね。




ランキングでは、伊藤竜馬選手が271位へ、杉田祐一選手が304位へ、三橋淳選手が311位といずれも自己ベストを更新しました。

2009年05月05日
正反対の道へ

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5年前、2004年の全仏オープンの決勝を争った二人が、全く別の道へ進んでしまったわね。


先々週のスペインはバルセロナでの大会で、1年以上ぶりにATPレベルでの勝利を飾ったガウディオは、先週チュニジアで行われたツアー下部大会のチャレンジャーで、見事優勝を果たしたの。



一方のコリアは、175cmと小柄ながらクレーコートを得意とし、5年前は自身初のグランドスラム決勝の舞台に立ったの。



でもそこから壮絶なドラマが待っていたの。

勝ちを意識し始めたコリアのプレーが狂い始めると同時に、彼の体にも変化が起きて足には痙攣が始まり、思うように動けなくなってきてしまったの。


その後、プロ選手としては下降線の一途をたどったコリアは、復活することなく27歳の若さで引退を表明してしまいました。


そんなガウディオは、ランキング上は予選にも出場できないくらいだから、主催者推薦枠で出場するしかないの。



タイトルを争った二人が、5年後にこんな明暗が別れるなんて、誰が想像できたでしょう!



2009年05月02日
圭君が表紙を飾る

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そして何と、マッケンローと錦織選手は本作にも登場しちゃうんだって。


セリーナとフェデラーは、二人合わせて23個のグランドスラム・タイトルを獲得している現在のテニス界のスーパースター。


錦織選手は「グランドスラムテニス日本版のカバー選手として起用されることを楽しみにしています。テニスコートでは日本選手を代表してプレーし、また、ゲームの中で世界の新旧スーパースター選手たちの中に参加できることをとても嬉しく思います。グランドスラムは全テニス選手が目標としている大会であり、ゲーム内でプロとしての興奮や楽しさを感じていただけたらと思います。」ってコメントしてます。

エレクトロニック・アーツ社(EA)は、カリフォルニア州レッドウッド・シティに本社を構えるインタラクティブ・エンターテイメント・ソフトウェアのリーディングカンパニーで、1982年に創立され、家庭用ゲーム機・PC・携帯電話・インターネット向けにソフトウェアを開発、発売、配給している会社なんだって。

圭君は、所属しているIMGアカデミーの『Nick Bollettieri Tennis Academy Blog』でもトップを飾っていてびっくりしました。



2009年05月01日
中国でもシニアツアー開催

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男子テニスツアーのATPが統括する、男子シニアツアーの『ATPチャンピオンズ・ツアー』が、中国でも開催されることが正式に決まったの。


会場は6700人収容可能な四川テニスセンターが利用される予定で、中国中央テレビでの放送も決まっているんだって。

出場選手も、中国系アメリカ人で世界ランク2位まで行ったマイケル・チャン始め、ジョン・マッケンロー、ビヨン・ボルグ、マルセロ・リオス、マッツ・ビランデルの出場が決まっているわ。


「かなり久しく訪れていない中国に、久しぶりに行くことが決まって、とても興奮しているよ。世界のテニス界でも急速に良い選手を輩出している国だからね。ジャイアントパンダで有名なその土地でこの大会が開催されることに感謝している。」とマッケンローは大会の開催に喜びの気持ちを語ってました。

それから「試合は、素晴らしい選手達ばかりだから、かなりタフなものになるのは承知している。そこに昔から親しくしているボルグも参加してくれることが決まって、とても嬉しく思うよ。」と親交の厚かったボルグへも感謝の気持ちを表してました。

ボルグもその気持ちに答えて「僕もまた中国に行けることを楽しみにしている。今回はジャイアントパンダで有名な四川省の成都だしね。仲の良いマッケンローも参加することだし、その他たくさんのグランドスラム・チャンピオン達との再会が楽しみさ。大会で良いプレーをすることはもちろん、開催地の街も楽しみたいね。」って語ってました。

かつてのライバル達も、戦友的な友情で熱く結ばれているのね。


