2009年07月31日
ナダルの復帰に黄信号

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両膝の腱の損傷による痛みから、治療のためにすでに丸2ヶ月の間、試合から遠ざかっているんだけど、最近練習を再開したって言う嬉しいニュースが入って来たばかりだったのに!


「今は疑問の山だらけなんだ。膝を使ってどれくらいできるかやってみないと分からない。クレーシーズンでは、いつ止めたらいいか分からなかったんだ。」って、膝の痛みを抱えつつ、モンテカルロ、バルセロナ、ローマでの優勝を掲げたことが膝を酷使してしまったってナダルは語ってます。

マドリッドでは決勝でロジャー・フェデラーに負けちゃったけど、あの大会への出場は間違いだったって感じてるみたい。


そんなナダルだけど、元世界ランク1位のピート・サンプラスは、それでもフェデラーの最大のライバルはナダルだって語ってます。

これまでの対戦成績でも13勝7敗と圧倒しているナダルは、その強さは技術や体力ではなく、彼の精神力の強さにあるってサンプラスは分析しているようなの。

「ロジャーの対戦相手は常にベースラインにステイしているストローカーばかりで、誰一人として彼に脅威を与える選手はいないんだ。自分が現役の時を考えると、芝ではイバニセビッチに脅威を感じていた。今、ナダルはロジャーに対して例外的な存在なんだ。ロジャーに対して精神的にとても強い。最高のフットワークでしつこいほどの粘りを見せ、全豪オープンの決勝でも見事な勝利を勝ち取った時も、それを証明して見せた。」
サンプラスは、現在のフェデラーとナダルの存在は、1つの時代に伝説的プレーヤーが2人存在しているようなものだって表しています。


サンプラスほどの偉大な選手からしても、あの2人の存在は伝説的って思える選手なのね。



2009年07月29日
ナダルが新居を購入

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世界ランク2位のラファエル・ナダルが、ドミニカ共和国に新しいお家を購入したんだって。


5つ星ホテルもあるそのエリアでは、1億8千万ドルを投じた開発らしく、それはスペイン人によるものらしいの。


そのエリアは、サント・ドミンゴ国際空港から約45分の所に位置していて、海外へのアクセスにも便利みたいね。

やっと膝の怪我が治って練習を再開しているナダル。



恒例の先週の日本人で~~~っす。

まずは男子で、アメリカの5万ドルのチャレンジャーに出場した鈴木貴男、杉田祐一選手はいずれも初戦敗退でした。



韓国の1万5千ドルのフューチャーズ大会では、ベスト8に第6シードで守屋宏紀、予選を勝ち上がった畠中将人選手が、ベスト4には第1シードの伊藤竜馬選手が入りました。


今週はカナダの5万ドルのチャレンジャーに杉田、伊藤、予選を勝ち上がって松井俊英、近藤大生選手が出場してます。


女子では、アメリカの5万ドルのサーキットで、第8シードの中村藍子選手が1回戦で、不田涼子、瀬間詠里花選手が2回戦敗退でした。



今週は北海道は帯広で2万5千ドルのサーキットが行われていて、第1シードに藤原里華、第2シードに波形純理、第4シードに奈良くるみ、第6シードに岡田上千晶、第7シードに瀬間(詠)、第8シードに土居美咲選手などたくさんの日本人選手が出場してます。

ドイツの2万5千ドルには瀬間(友)選手が、アメリカの1万ドルには第4シードで高山千尋選手がそれぞれ単身出場してます。


2009年07月28日
WTTのチャンピオン

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このブログでも何度か紹介したワールド・チーム・テニス(WTT)が、今季のシーズンを終えました。


7月24日に行われた試合で、それぞれのコンフェレンスの1位が決まったの。


7月26日にワシントンDCで行われたそのファイナルは、地元ワシントン・キャスルズがスプリングフィールド・レーザーズを迎え打って行われたわ。


何とプチコワは、キングに2-4で握られた3本のマッチポイントをしのいで、5ー4で勝利すると同時に、キャッスルズに初の優勝をもたらしました。

キャスルズの監督のマーフィー・ジェンスンは「チームは一度も諦めなかった。これがチーム・スポーツであるWTTの素晴らしさなんだ。」って喜びを語ってました。


キャッスルズのオーナーであるマーク・エイン氏も「地元ファンの前で優勝できるなんて、まさに夢が叶った瞬間さ。今までで一番興奮した試合だった。」って語っていて、このチームを維持していて良かったって思ったんじゃないかしら。

24日にそれぞれのコンフェレンスの1位が決まった時点で、各賞の受賞者が発表になりました。

男子のMVPはキャッスルズのリエンダー・パエスで女子のMVPはレーザーズのヴァニア・キングがそれぞれ選ばれました。


「2009年のWTTの男子MVPに選ばれて光栄に思います。チームのオーナーであるマーク・エイン氏にはそのサポートに感謝の気持ちで一杯です。監督のマーフィー・ジェンスンにもチームをまとめて指導してくれたことに感謝します。そして何よりチームメートの力がなかったらこの賞はもらえませんでした。そしてこのWTTを運営してくれているビリー・ジーン・キングさんにも感謝しています。こうして多くのファンの前でプレーできてこれ以上のシーズンはありません。」と、表彰式で語ってました。

キングも「女子MVPに選ばれるなんて本当に光栄だし、とても興奮してまいます。シーズンを迎えるまでは、初めて参加するWTTなので、何が起こるか想像もできませんでした。それに現在の、そして過去のトップ10選手と対戦できて、とても興奮しました。チームとしての大会もエンジョイさせてもらいました。WTTでは素晴らしい経験をさせてもらいましたし、これを今後のツアーにも生かしていきたいと思います。」って嬉しそうに語ってました。

そして26日のファイナルからもMVPが選出されました。


これで今季の全ての試合が終了したWTT。



2009年07月27日
クエリーが先輩ロディックの素顔を語る

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先週、アメリカはインディアナポリスで行われた男子ATPツアー大会で準優勝を飾ったサム・クエリーは、現在21歳で最新の世界ランクで32位と自己最高位を更新したアメリカ男子の期待の若手の一人。


「彼(ロディック)は将来性のある若手をかなり気にかけているんだ。デビスカップのアメリカ代表に選ばれた時、彼は僕のこれまでの成績を全て知っていたんだ。ツアー下部大会のフューチャーズやチャレンジャーや、ジュニアの大会の成績まで。アメリカ期待の若手選手達に、彼が経験した成功を味わってもらいたいって思っているんだ。17、18、19歳の選手のことは何でも知っているさ。」
そんな後輩思いの一面があったのね。


「彼に初めて会ったのは、2005年のデビスカップへ練習相手として参加した時で、お互いを紹介し合ってすぐに練習を始めたんだ。そしてゲーム練習をしたんだけど、多分僕が5ー3でリードしていたんだけど、そこから彼は7ー5で僕を倒したんだ。ポイントを取る度に拳を握りしめガッツポーズを取ったり、にらみつけたりして、例え相手が17歳であろうと、例え練習であろうと、本気で勝とうとしていることを示していたんだ。」
どんな相手でも手を抜かず常に本気でぶつかるのが、彼なりの誠意の表し方なのね。


そんなクエリーは、先のウィンブルドンでこんな驚きの体験をしたらしいの。

「朝食からの帰り道、ホームレス風の男が突然目の前に現れて、僕にパンチをくらわしたんだ!左の腕には青アザができたよ。それはウィンブルドンが始まって数日後の出来事だった。」
彼の災難は続くの。

本当なのかしらね!?


2009年07月25日
シャラポワが完全復活をアピール

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現在アメリカで行われているプロ・リーグのワールド・チーム・テニス(WTT)に出場中のマリア・シャラポワは、手術を受けた右肩が完治したって、復活宣言してます。

ニューポートビーチ・ブレーカーズの一員として参加しているシャラポワは既に3試合に出場。


「今は100%よ。ここまで治ってなかったら、こうして試合に出場していないわ。だから、こうして時間を割いて、コートに立つ機会を作って、何も問題ないことを感じたかったの。」って、完治をアピールしてました。

去年の10月に手術を受けてから、これまで4大会に出場してきた彼女だけど、どの大会でもトップ10以外の選手に負けていたのよね。



シャラポワは来週スタンフォードでの大会と、翌週のロサンゼルスの大会に出場してみて、また肩の調子を試すことにしているみたい。



そのWTTでの事件、7月18日のブログで紹介したけど、ジョン・マッケンローの所属するニューヨーク・スポーツタイムズに“プロフェッショナルらしからぬ行為”として罰金が科されることになったの。

男子ダブルスの試合中に、リエンダー・パエスが打ったスマッシュが、対戦相手でマッケンローと組んでいたロバート・ケンドリックに当たってしまったことから、マッケンローと監督のチャック・アダムス氏が相手コートまで入って行って、パエスに詰め寄った行為に対するもの。


その行為に腹を立てたパエスの所属するワシントン・キャッスルズのオルガ・プチコワも思わずコートから飛び出して抗議したの。


これはその事件が起きた試合のビデオと、審判のレポートから判断されて、木曜日に下された罰なんだって。


2009年07月24日
フェデラーがお父さんに

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世界ランク1位のロジャー・フェデラーがお父さんになりました。


出産のために祖国はスイスのバーゼルで奥さんのミルカ・バブリネックさんと過ごしていたフェデラーは、現地時間木曜日の深夜に、無事に双子の娘さんを授かったんだって。

二人の名前は、ミラ=ローズちゃんとチャーレン=リバちゃん。Myla Rose、Charlene Rivaなので、こんな発音であってるのかしら?

彼は「皆さんと共有したい素晴らしいニュースがあります。昨夜遅くにここスイスで、ミルカと私は双子の娘の両親になりました。彼女達には、Myla Rose、Charlene Rivaと名付けました。母親と共に健康です。この日は私達の人生にとって最高の日になりました。」って喜びのコメントを出してました。

先のウィンブルドンで、自身15個目となる4大大会のシングルス優勝を果たし、ピート・サンプラスの持つ記録を更新したの。



フェデラーは奥さんの出産のために、現在はどの大会にも出場しておらず、男子は今週からすでに始まっているUSオープン・シリーズも、いったいどの大会から出場するのか、まだはっきり決まってない状態なの。

昨年優勝を飾ったモントリオールとシンシナティのマスターズ1000大会には出場を希望しているみたいだけど、「どんな勝利より大切」ってフェデラーは子供の誕生を語っていたから、子供が生まれるまでは大会出場はないって方向だったわ。


こうなると連覇中のUSオープンにも、しっかり集中できるってものね。


とにかく、とっても嬉しいニュースね。ロジャー&ミルカさん、本当におめでと~!

2009年07月22日
デシーの引退

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日本のエース杉山愛選手の持つ、グランドスラム連続出場記録の61回の後を追っていた現役選手が、杉山選手より4つ下のナタリー・デシーで、これまで54大会連続出場中だったの。


現在30歳で世界ランク88位のデシーは2004年9月に結婚していて、今回の引退は妊娠が判明したからなの。


2005年の全豪オープンでベスト4入りしたのが、グランドスラムでの最高成績で、2006年の1月に自己最高位の世界ランク11位についたの。


ダブルスでは2006年、2007年とUSオープンを制し、2007年の全仏オープンではアンディ・ラムと組んでミックス・ダブルスでも優勝を飾って、2007年5月にダブルス・ランキング最高8位になったの。

今年7月で34歳になった杉山選手は、まだまだ現役を続ける意向を語ってるから、グランドスラムの連続出場記録はまだまだ伸びそうよね。

やっぱり大先輩であるクルム伊達公子選手が復帰して、世界の舞台まで登場して来ちゃうと、杉山選手もなかなか辞められなくなっちゃったって感じなんじゃないかしら。


恒例の先週の日本人で~~~っす。

ベルギーの2万5千ドルに第2シードで出場した瀬間友里加選手は、順当に決勝まで勝ち進んで、第1シードのK・フリッペンスにストレートで敗れ準優勝でした。


アメリカの1万ドルでは高山千尋選手は2回戦敗退だったけど、第3シードの瀬間詠里花選手はベスト8入りしました。

国内は宮崎の1万ドルのサーキットでは、ベスト8に第7シードに越野由梨奈、宮崎優実、樋口由佳、渡辺華奈選手が、ベスト4には第2シードの岡あゆみ、第4シードに山外涼月選手が入りました。


ダブルスではベスト4に越野&新井ペアーと、岡&井上ペアーが入りました。優勝は、東&川床ペアーを下した第4シードの萩本&宮崎ペアーでした。おめでと~。

今週はアメリカの5万ドルに第8シードで中村藍子、不田涼子、瀬間(詠)選手が出場してます。


男子はアメリカはカリフォルニアの7万5千ドルのチャレンジャー大会で、添田豪選手は初戦敗退だったけど、予選を勝ち上がった鈴木貴男選手は1回戦で第1シードを下したんだけど、2回戦で惜しくも敗れてしまいました。


韓国の1万5千ドルのフューチャーズ大会では、ベスト8に第1シードの伊藤竜馬選手が入りました。



今週はアメリカの5万ドルのチャレンジャーに鈴木、杉田選手が、ロシアの5万ドルのチャレンジャーには三橋淳選手が、エクアドルの3万5千ドルのチャレンジャーには松井俊英選手が、それぞれ単身出場してます。

韓国の1万5千ドルのフューチャーズ大会には、第1シードで伊藤、第4シードで竹内研人、第6シードで守屋宏紀、第8シードで井藤祐一、小野澤新、予選を勝ち上がって畠中将人選手が出場してます。

2009年07月20日
12年ぶりの復帰

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12年ぶりの復帰・・・クルム伊達公子選手のことじゃないんです。


彼は1991年のウィンブルドン・チャンピオンで、世界ランク最高2位にまで上り詰めた選手なの。


そんな彼は、自身が大会を主催しているジャーマン・オープンで、ドイツの後輩であるミーシャ・ズベレフと組んでダブルスでエントリーしているの。


「ここ5年ほど、このハンブルグで練習に励んでいるんだ。ときにはミーシャとね。いつも一緒にプレーするイメージがあった。こうして現実になって、二人のダブルスがどうなるか、楽しみさ。」って、ベテランは語ってました。

21歳で世界ランク45位のズベレフは、ボリス・ベッカーやシュテフィー・グラフがいたドイツ時代に育った選手で、スティッチもウィンブルドンの決勝でベッカーを下して優勝して、ドイツ時代を築いた一人だったの。

そんな憧れの選手と一緒にプレーできることを彼自身も期待しているみたい。

クルム伊達選手もそうだけど、こうして往年の選手が再びコートに戻りたいって気持ちになってくれること自体、本当に嬉しいな~って思うの。


2009年07月18日
WTTでの事件

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木曜日に行われたアメリカのプロ・リーグのワールド・チーム・テニス(WTT)の試合で、ニューヨーク・スポーツタイムズの監督のチャック・アダムス氏が出場停止と罰金の処分が下される事件が起きたの。

それは男子ダブルスの試合中に、対戦チームのワシントン・キャッスルズのリエンダー・パエスが打ったスマッシュがニューヨーク・スポーツタイムズのロバート・ケンドリックにまともにあたってしまった所から始まったみたいなの。

そのあとのパエスの行動に納得がいかなかったのが、監督のアダムス氏と、ケンドリックのパートナーだったジョン・マッケンローなの。


パエスがスマッシュを打った直後に歩き出したとき、ケンドリックは「何だい、謝りもないのか」って言ってしまったように、パエスから謝罪の行為が見当たらなかったからみたい。

その行動から、監督のアダムス氏に罰が下されたんだって。


実はその木曜日の事件の時、事態はそれだけじゃ収まらなくて、パエスがスマッシュをケンドリックにぶつけた後に試合が続けられた4ポイント後に、ケンドリックがサーブをパエスにぶつける始末になってしまったんだって!

それを見たワシントン・キャッスルズのオルガ・プーチコワがベンチからケンドリックに何か叫んだらしく、それに対してケンドリックが、良からぬ言葉を発したみたいなの。


それでも収まらなかったプーチコワをチームメイトのレネー・スタッブスがなだめたけどプーチコワは審判に詰め寄っちゃったの。


何とも嫌な雰囲気の試合は、結局接戦の末にニューヨーク・スポーツタイムズが20対19で勝利したんだって。

そのワシントン・キャッスルズの監督のマーフィー・ジェンスン氏は、その時の審判にも憤慨しているんだとか。


ま、つまりは結果的にはマッケンロー様の登場で、何とか試合が続行されたってことなのかしらね?


2009年07月17日
驚きの14歳!!!

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毎年アメリカで行われているテニスのプロ・リーグのワールド・チーム・テニス(WTT)は、今年も全米各地で開催されているの。



彼女の名前はマディソン・キーズ。



先週行われたワシントン・キャッスルズとフィラデルフィア・フリーダムズの一戦で、女子シングルスに登場した彼女は、セリーナとの5ゲーム先取の1セットマッチに臨んだの。

もちろん、レギュラー・ツアーとは違うし、1セットマッチだから、セリーナがどこまで本気だったかは定かじゃないけど、それでも、どんな試合でも負けることが嫌いなセリーナを5ー1で下してしまったキーズはやっぱりただ者ではないわよね。

キーズはこのWTTにデビューした最年少記録を打ち立てたの。


彼女は現在ジョン・エバート(クリス・エバートの弟)がコーチに付いていて、彼のコーチを受けるために家族でフロリダへと移り住んだんだって。

彼女がテニスを始めたのは4歳の時で、ウィンブルドンでのヴィーナス・ウィリアムズの試合を見て、ヴィーナスが来ていた服が欲しいってお父さんにおねだりしたら、何とお父さんはラケットも一緒なら買ってあげるって言って彼女にテニスを始めさせたんだって。

キーズは4月にWTAツアーデビューを果たし、そのデビュー戦も当時世界ランク81位のアラ・クドリャフツェワをストレートで下して勝利で飾ったの。


そんな将来が明るい彼女だけど、WTAのルール上、18歳以下の選手は大会への出場が制限されちゃっているから、しばらくはフルにWTAツアーを回ることはできないわ。


もちろんそれまでも、ルール上決められた数の大会には出場できるから、その大会でしっかり上位進出すればランキングだって19歳を迎える前にトップへ行くことだって可能なのよね。

今季最後のグランドスラムのUSオープンは、地元ってこともあるから、予選くらいは主催者推薦で出場ってことになるかも知れないわね。今後の活躍に期待しましょう。

すでにニュースなどでご存知かと思いますが、リシャール・ガスケとラファエル・ナダルが近々コートに戻ってくることが決まったそうです。

ガスケは3月のマイアミ大会中のテストでコカイン陽性反応が出て、出場停止処分が下されていたの。


つまりそれは、彼がツアー離脱してすでに2ヶ月半が経過しているため、もう堂々とコートに立って良いってことなの。


ガスケの尿のサンプルから採取されたコカインの量が、あまりの微量だったことと、彼がマイアミでナイトクラブへ出かけた時にキスをした女性が、その夜にコカインを摂取していたことが判明したことで、彼の身の潔白を認めたんだって。

「コートに戻れることがただただ嬉しいよ。この喜びは計り知れない。またコートに立つ権利を得たんだ。正義が勝ったのさ。この2ヶ月半は本当に辛く厳しいものだった。」って、すご~っく喜んでおりました。

それから全仏オープンで、まさかの4回戦敗退を喫したナダルは、その後の2連覇のかかったウィンブルドンも膝の怪我を理由に欠場を表明して、治療に専念していたの。

バルセロナで順調な回復を見せているナダルは、来週の月曜日から正式に練習を再開させるようで、8月9日から始まるモントリオールのマスターズ1000シリーズから出場して、USオープンまでには本来の調子を取り戻せるようにするってスケジュールみたい。

彼がコートを離れている間に、ロジャー・フェデラーに世界ランク1位の座を奪い返されちゃったけど、USオープンでの巻き返しとなるかしら?


2009年07月16日
アメリカ期待の新人

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今年、NCAA(全米大学選手権)で男子シングルスで最年少優勝を果たしたのがミシシッピ大学のデビン・ブリトン。


彼が初めてプロの大会に出場したのは、2007年10月にメキシコのフュチャーズ大会で、その時は初戦敗退だったの。


去年のUSオープン・ジュニアで準優勝だった彼は、今年も6月のアイルランドのフューチャーズに出場したけどまたしても初戦敗退。



先週末のデビスカップ前は、選手達の練習相手としてアメリカ代表チームに帯同していたんだって。


恒例の先週の日本人で~~~っす。

先週はアメリカの5万ドルでは、第4シードの波形純理選手がベスト8入りしました。



国内は東京での1万ドルでは、ベスト8に第5シードの加藤茉弥、第7シードの越野由梨奈選手が、ベスト4に第2シードの秋田史帆、第4シードの田中真梨選手が入りました。


ダブルスではベスト4に菅野&北崎ペアーと樋口&森ペアーが入りました。


今週はベルギーの2万5千ドルに第2シードで瀬間友里加選手が単身出場してます。


国内は宮崎で1万ドルのサーキットが行われていて、第1シードに波形、第2シードに岡あゆみ、第3シードに秋田史帆、第4シードに山外、第5シードに井上万里、第6シードに中野佑美、第7シードに越野由梨奈、第8シードに北崎悦子選手などが出場してます。

ランキングでは波形選手が193位から184位へ、不田涼子選手が226位から216位へ、瀬間詠里花選手が314位から299位とトップ300入り、前川綾香選手が349位から321位、土居美咲選手が339位から323位へと上昇しました。

男子はインドの1万5千ドルのフューチャーで、第1シードの竹内研人選手がベスト4入りで、イギリス人選手と組んだダブルスでもベスト4入りしましたね。

今週はアメリカはカリフォルニアの7万5千ドルのチャレンジャー大会に添田豪、予選を勝ち上がって鈴木貴男、杉田祐一選手が出場してます。


ランキングでは伊藤竜馬選手が267位から258位へ、鈴木貴男選手が362位から351位へ、本村剛一選手が371位から361位へ、近藤大生選手が440位から424位へ、竹内研人選手が460位から445位へ、守屋宏紀選手が524位から493位へ、井藤祐一選手が632位から580位へとジャンプしました。

2009年07月14日
キムの追加スケジュール

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元世界ランク1位で結婚を期に引退していたキム・クレイステルスだけど、この夏のアメリカ・シリーズでの復帰を決めたのは既にご存知かと思います。

彼女の復帰のスケジュールは、8月10日からのシンシナティ、8月17日からのトロント、8月31日からのUSオープンが当面のスケジュールだってことだったの。


その大会は、初めて出場した1999年は予選を勝ち上がって見事優勝。


地元のベルギーからも近いルクセンブルク。ほぼ地元と言っていいその大会で、元気な姿をファンに披露してくれるみたいね。楽しみだわ!

現在世界ランク11位のアナ・イバノビッチは、去年の全仏オープンで優勝して念願の世界ランク1位に上り詰めたけど、それを維持できず、今ではトップ10からも落ちてしまったの。

そんな彼女、疲労が溜まったのか、左太ももの筋肉が細かく炎症を起こしてしまったらしく、数週間の療養が必要と診断が下されたんだって。

今年最後のグランドスラムであるUSオープンへ向けて、今ならまだ時間もあるし、ちょうど良いってことなんじゃないかしら?もちろん、悪化する前にってこともあると思うけどね。

アメリカで行われるUSオープン前のUSオープン・シリーズへ向けて、体調万全で臨んで欲しいわね。


2009年07月13日
偉大なサントロと、セリーナの不服

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今季限りで引退を決めているベテランのファブリス・サントロ。先週行われた『キャンベル殿堂テニス選手権』でベスト4入りしたけど、これまで2連覇中だった相性の良い大会だったの。

彼は本当は去年のシーズンで引退しようかって考えていたんだけど、2007年に優勝していた同大会に去年出場した時に、冗談のつもりで主催者に「今年も優勝したらまた来年も戻ってくるよ」って約束しちゃったの。

そしたらまさかの2連覇を達成しちゃって、引退を1年延ばしたって嘘みたいな本当の話しがあったのよね。


そんな彼は、これまで男子テニス史上、世界ランク1位になった24人中、20人と対戦した経験を持っているんだって。


残りのシーズンも元気一杯にダブルハンド・ショットとマジシャンって異名を持つテクニックを存分に披露してもらいましょう!!!

ウィンブルドンで姉妹対決を制して優勝したセリーナ・ウィリアムズが、またしても(?)実質の世界1位は自分だって語ってるの。

「4大大会中3度の優勝を飾ったら、きっと自分だったら自分が世界1位だって思うはずよ。でも実際のWTAツアーはそうじゃないの。私のモチベーションは、USオープンでまた優勝して、世界ランク2位の座に居続けること何て、ショックだわ。でもそれが現実なの。だったらビッグタイトルを1つも持たないで世界ランク1位でいるより、3つ持って2位でいる方がまだマシ。もちろん、サフィーナはローマやマドリッドで優勝したりして、1位にいるためにそれなりの成績を残してはいるけどね。」
って・・・この1年間で、4回あるグランドスラム中3大会で優勝したら、そりゃあ自分が事実上の1位だって言いたくもなるのは、納得だけどね。

でも、そんなセリーナの発言に、テニス・ライターのクリス・ゴールドスミス氏はこう反論してます。

「グランドスラムで3度の優勝を飾り、未だに世界ランク2位にいることにセリーナはそれほど満足はしていないだろう。ただ、彼女はランキング・システムで見落としている点がある。ランキングと言うのは、過去52週(1年間)の積み重ねで決められていると言う事。去年のポイントを失い、今年のポイントが新に加算される。」
「もちろんグランドスラムのポイントは大きい。優勝すると2000ポイントが加算されて、次に大きい大会の優勝ポイントは1000ポイントだからね。セリーナは、3度の優勝と1度(全仏)のベスト8で、サフィーナは2度の準優勝と2度のベスト4。サフィーナも十分安定した成績なんだ。今年のクレーシーズンを振り返ってみても、セリーナはマドリッド、マーベラ、ローマと1回戦負けと、サフィーナほど安定した成績が残せていないのが事実なんだ。」
今のポイントを見ると、1位のサフィーナはこの1年間で19大会に出場して10521ポイント、セリーナは17大会で8758ポイント。



イェレーナ・ヤンコビッチが1位になった時も、彼女がメジャータイトルがないことを、かなり叩かれたりもしたのよね。


つまりは、年間通して安定した成績を残す方が、難しいってことなんじゃないかしら。


2009年07月12日
ドキッチの病気

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今季最初のグランドスラムである全豪オープンで見事ベスト8進出を果たして復活をアピールしたイェレーナ・ドキッチだけど、その後の全仏オープン、ウィンブルドンと精彩を欠いていたんだけど、ウィンブルドン後の検査の結果、単核球症だったことが判明したの。

この病気は、昨シーズンの序盤にロジャー・フェデラーが患って調子を崩してしまって有名。


ドキッチは全仏オープンでは、2回戦で世界ランク4位のエレーナ・デメンティエワを圧倒するプレーを見せていたんだけど、第2セット途中で腰を痛めて棄権を強いられたの。


続くウィンブルドンでは、1回戦で予選勝者のタチアナ・マレックにリードしつつまさかの逆転負け。


「いくつかの大会を欠場しんければならなくなってしまったことはとても残念だけど、でも不調だった原因がこうして判明したことにはちょっと安心したわ。全仏後は常にストレスが溜まる日々だった。自分の仕事はコートに立って集中して練習をすることなのにそれができなかったの。この診断が下されるまで、どうしてなのか全く分からなかったの。」
って、複雑な思いを語ってました。


彼女はしっかり病気を治して、USオープンへ向けてのアメリカ・シリーズでの復帰を念頭に置いているみたい。


金曜日にお伝えしたマチュー・モンコートの訃報。




2009年07月10日
突然の訃報

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7月8日のニュースにもなったけど、原因不明で突然遺体で発見されたマシュー・モンコート。



ジュニア時代から期待されて、先に行われた地元での全仏オープンでは見事初戦を勝ち上がり、2回戦進出を果たして、直後には自己最高位の104位までいってこれからって期待されていた24歳だったの。

フランス警察の発表では、その後の検査結果でも薬物などの痕跡もなく、死因はやっぱり心不全ってことらしいの。

発見直後にガールフレンドが救急隊を呼んで、すぐに再生措置が取られたけど、彼が再び呼吸をすることはなかったの。

現地時間火曜日の午前1時頃に発見されたんだけど、その直前の月曜日の夜は、親交のあるフランス・テニス協会の役員であるパトリス・ドミンゲス氏の自宅で、ドミンゲス氏とモンコートと親しいドミンゲス氏の息子と3人で映画を観ていたんだって。

つまり、ドミンゲス氏と彼の息子が、モンコートと最後に会った人間で、彼らも警察から事情聴取を受けたらしいの。



「マシュー(モンコート)は将来を有望された選手で、練習熱心でとても優しい人間だった。彼の御家族のことがまず初めに頭をよぎったよ。彼と楽しい時間を過ごした直後の事態で、驚きと悲しみで一杯だ。」って、それは相当のショックでしょうね。

同世代でジュニア時代から親交のあった世界ランク2位のラファエル・ナダルも、この訃報に悲しみを表していて、日本の不田涼子選手も1つ違いだったことから、彼のことを知っているようで、自身のブログで彼の冥福を祈ってました。

実はモンコートは、去年の8月に2005年6月から9月までの4ヶ月間にテニスの試合への賭けをしたとして、8週間の出場停止処分と1万2千ドルの罰金が課されたの。


そのタイミングでの彼の死だったから、自殺との見解もあったけど、司法解剖の結果は特にそれらしい事実は見つからなかったのよね。

プロのスポーツ選手として活躍していた24歳と言う若者が、直前まで健康でいたのに突然の死を迎えてしまった事実には変わりはないわ。


2009年07月09日
WTTからUSオープンへ

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このブログでも何度か紹介している、アメリカで毎年今頃の時期に開催しているテニスのプロリーグ、『ワールド・チーム・テニス(WTT)』。


何と今年は、そのミックス・ダブルスで最終的なWTTランキングで1位になったペアーへ、8月31日から始まるUSオープンのミックス部門の本戦への主催者推薦枠が贈られることが決まったんだって!

このWTTは、ビリー・ジーン・キング夫人などが発案して始まった大会で、現在の会長は先に行われたウィンブルドンでも、引退した女子選手によるレディース・インビテーショナル・ダブルスに出場していたイラーナ・クロスさんが務めているの。


このWTTは、全米各地の10チームによって争われて、50人以上の選手が出場する大会なの。


クロスさんも「WTTは特にダブルスの名手と言われる選手が長年活躍している大会。今年から全米テニス協会とパートナーを組むことになり、ダブルス巧者達の高いレベルのプレーを世界の舞台で披露する機会に恵まれたことに興奮しています。」って、その喜びを語ってました。

今年参加が決まっている有名選手は、アンドレ・アガシ、アンナ・クルニコワ、ヴィーナス・ウィリアムズ、セリーナ・ウィリアムズ、マルチナ・ナブラチロワ、ジョン・マッケンロー、キム・クレイステルス、マリア・シャラポワ、マイケル・チャン、ボブ&マイク・ブライアンなどなど。

USオープンへの出場がかかっているとなると、選手達にも一層力が入りそうよね。



2009年07月08日
先週の日本人です

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恒例の先週の日本人で~~~っす。

先週のアメリカの5万ドルでは、第3シードで波形純理は1回戦で、瀬間詠里花、岡田上千晶選手は2回戦敗退でしたが、第8シードの不田涼子選手はベスト8入りしました。


中国の2万5千ドルでは、前川綾香選手一人がベスト8入りで、他の選手は上位進出できませんでした。



韓国の1万ドルでは、ベスト8に刈込沙織選手、ベスト4に第4シードの田中真梨選手が入りました。


今週もアメリカの5万ドルに、第4シードで波形、不田、岡田上、瀬間(詠)選手が、スペインの2万5千ドルでは、瀬間(友)が第6シードで引き続き出場してます。


国内は東京での1万ドルでは、第1シードで土居美咲、第2シードで秋田史帆、第3シードでアナスタシア・マルフォートラ、第4シードで田中真梨、第5シードで加藤茉弥、第6シードで井上万里、第7シードで越野由梨奈、第8シードで中野佑美選手などが出場してます。

ランキングでは森田あゆみ選手が66位から64位へと自己最高位を更新しました。米村知子選手が193位から172位へ、不田涼子選手が243位から226位へ、奈良くるみ選手が274位から265位へ、山本愛選手が546位から473位へとジャンプしました。

男子のフューチャーズ大会は国内の北海道、札幌での1万ドル大会でベスト8に第4シードの近藤大生、第8シードの小野澤、予選から勝ち上がった綿貫裕介選手が、ベスト4には第3シードの岩見亮、第6シードの守屋宏紀選手が入りました。



インドの1万5千ドルに単身出場していた第1シードの竹内研人選手は、ベスト8で大会を去りました。

今週もチャレンジャー大会への出場選手はおりませんね。インドの1万5千ドルに第1シードで竹内研人選手が出場してますね。


ランキングでは伊藤竜馬選手が280位から267位へ、守屋宏紀選手が631位から524位へとジャンプしました。

2009年07月07日
愛する人の力

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昨日もちょっとお伝えしたけど、アンディ・ロディックは奥さんと彼のテニス人生について、何度も話し合いを持って、今のモチベーションへ結びつけたらしいんだけど、それは去年の今頃からだったらしいの。

去年のウィンブルドンでまさかの2回戦敗退を喫してしまったロディックは、当時恋人だった水着モデルのブルックリン・デッカーさんと、まったく自信を失ってしまった今後の彼のテニス人生について、何度も話し合いを持ったんだって。

「去年のウィンブルドン後の数週間は、本当に辛い日々だったんだ。彼女とはかなり話し合ったよ。今後もまたトップレベルでプレーが続けることができるかって。自分自身では、それは本当に疑問に思っていたことだった。」
準決勝で、地元の大声援を受けるアンディ・マレーを接戦の末に下して、見事決勝進出を決めた後のインタビューで、彼は去年のウィンブルドン後の辛い思いを語ってました。

「おそらくそれほど良いプレーができなくなっていたような気がする。彼女はあまりテニスを知らなかった。だから彼女の目には、あの時の僕でも素晴らしいプレーをしていたように見えただろうし、短パンを履いている僕の姿が素敵だと思っていたんじゃないかな。」何て冗談も交えて語ってました。

そして「オフシーズン中に、こう言っていたんだ。“もしトップレベルでプレーできなかったら、あれこれ考えるのは止めよう。色んな可能性を探す準備をしよう”ってね。」
そう、テニスをきっぱり諦めて他の道へ進むことも視野に入れようって話しになったみたいね。


考えてみたら、優勝したロジャー・フェデラーも2000年のシドニー五輪で現在の奥さんであるミルカ(ミロスラヴァ)・バヴリネックさんと知り合って、当時WTAツアー・プロだった彼女はその後2002年4月を最後にコートから離れ、フェデラーのサポートに回ったのよね。


そう、あのクルム伊達公子選手だって、復帰は旦那さんの長年の夢だったって語ってるし、そのご主人のサポートがなかったら彼女はコートに戻って来てはいなかったでしょうね。


そう考えると、理解ある恋人や伴侶がいることは、それだけでかなりの支えになり、プラス、エネルギーになるってことなんでしょうね。


2009年07月06日
壮絶な男子決勝戦

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イヤハヤ、ご覧になりましたか?




正直、そこまで競ると思いませんでした。



普段のフェデラーだと、数少ないチャンスを物にして勝利を上げるわ。



日本ではよく「ピンチの後にチャンスあり」って言うけど、その通り、次の第12ゲームでロディックはフェデラーから握ったブレークポイント(同時にセットポイント)を1本で物にして、第1セットを先取したの。

逆に第11ゲームで先にフェデラーがブレークしてたら、勢いのまま第1セットを取っていたかな~って。


それから、第2セットのタイブレークで見せたフェデラーの凄さ。


続く第3セットもタイブレークで落としたロディックだったけど、ちょっとしたフェデラーの隙を突いてフルセットへ持ち込んだのは、これもロディックの成長の証しでしょう。

何度も伝えられたのは、シーズンオフ中に奥さんのブルックリン・デッカーさんと彼のテニスの事で話し合いを持った結果、またモチベーションを高め現在に至っているんだとか。一時は引退まで考えたみたいね。

つまり、生まれ変わったロディックがそこにいたってことなんじゃないでしょうか。



試合以外で驚いたのは、第1セットの第3ゲームが終わった時のコートチェンジの時に、ピート・サンプラスが奥さんと共に会場へ入ってきたこと。


フェデラーはこの優勝で、そのサンプラスが持つグランドスラム優勝記録の14を抜いて、15回目のタイトルとなり、今日発表の世界ランクではラファエル・ナダルを抜いて、再び世界1位の座へ返り咲きましたね。

ロディックも、トップ10にはいながらも、去年のウィンブルドンではまさかの2回戦敗退だったりと、アップダウンのある成績だったけど、久々の大舞台での決勝進出でしたね。


あの壮絶な決勝戦は、お互いのサーブをキープしなければいけないと言う緊張感を、あれだけ長い間持ち続けるって言うのは、両者相当の精神力だったんじゃないかしら?


また決勝戦をゆっくり見たいな~って思います。


2009年07月04日
男子決勝はフェデラーvsロディック

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ウィンブルドンの男子の決勝のカードが決まりましたね。



フェデラーはベスト4入りを決めた時に、グランドスラムで21大会連続となる準決勝入りの記録を作り、決勝進出は何と20回目と言う記録も作ってしまったのよね。

そしてもし優勝したら、ピート・サンプラスが持つ、グランドスラム・シングルス最多優勝回数の14を塗り替える15回目の優勝になるのわ!


でもフェデラーはロディックが勝ってくれて、ホッとしてるんじゃない?


そのフェデラーだけど、これまでウィンブルドンの準決勝では未だに1セットも落としてなくて、昨日も元世界ランク2位のトミー・ハースに、各セット接戦になるものの結局ストレートで退けちゃったのよね。

先に行われた全仏オープンでは、それまで負け無しのラファエル・ナダルがまさかの4回戦敗退を喫した翌日、フェデラーとハースが顔を合わせ、ハースがセットカウント2ー0とリードして、ナダルに続いてフェデラーも・・・って思わせる試合を演じてくるたのは記憶に新しいわよね。

「トミーはここまで素晴らしい勝ち上がりを見せていた。最初の2セットは、彼からブレークポイントさえ掴めなかった。大事なところで、良いプレーができたんだ。厳しい試合だった。トミーのプレーは最高だったよ。」とハースを称賛したフェデラーだったわ。

それから惜しくも地元優勝の夢が消え去ってしまったマレーだけど、この日のロディックは普段に増してネットへ出たの。


ロディックは「今日はずいぶんネットへ出たよ。正しいプレーをした気分さ。ショットの選択も正しかった。」とご満悦。


日曜日の夜に行われる決勝戦が見物ですね~~~!!!

2009年07月03日
女子選手のコメント

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ウィンブルドンもいよいよ終盤を迎えて、女子の決勝はまたしてもウィリアムズ姉妹対決になりましたね~。


昨日のセリーナとエレーナ・デメンティエワの一戦は、デメンティエワにマッチポイントもあって、これは行くかな~なんて思ったけど、やっぱり芝ではセリーナが最後にねじ伏せた感じでしたね。

そんな女子選手から、第1週目に聞かれたコメントをいくつかご紹介しましょう。

まずは、肩の手術から9ヶ月のツアー離脱を余儀なくされて復帰してきたマリア・シャラポワが、その9ヶ月でツアーの何を恋しく思い出したかの質問に答えて。

「沢山のことがあったわ。シングルスの試合へ向けてちょっとした準備があるの。その全ての段階を思い出していたわ。試合の1時間前にはロッカーで試合用の服を着るの。そしてスクリーンを見て、もうすぐ沢山の観客の前に立つんだって実感するの。10分前にはサポートチームと一緒に試合へのテンションを高めるの。1秒前は観客の声援を聞き、試合の状況に身を置くの。闘争心が湧き、厳しい状況を潜り抜けて勝利を手にしようと戦うの。これを常に繰り返していたわ。」
去年の全仏オープンを制し、世界ランク1位に上り詰めたアナ・イバノビッチだけど、この1年で現在の12位に落ちてしまったけど、その1年間で彼女は何が変わったかの質問に。

「去年までは、テニス人生は上昇することしかなかった。世界ランク1位になってからは、後退することしかなかったの。なかなか受け入れられなかったわ。それまでは、常に山を登るしかなくて、どんどん良くなるしかなかったけど、それが一生続くはずはないの。敗戦も受け入れなければならないし、それが自分をもっと強くすること。そして勝つことへの喜びも一層増すの。」
グランドスラム大会での優勝なしで、今現在も世界ランク1位にいるディナラ・サフィーナは、そのことを問われて。

「時々、人々がどうしてグランドスラム優勝がないのに世界1位でいるのかって話しているのを耳にするの。でも自分はそこにいるのは間違いじゃないと思うわ。1大会で優勝して、その後4大会で1回戦負けなんてことにはなっていない。どんな大会だって、安定した成績を出していて、その結果が今のランキングなの。こうして日々続けて行けば、グランドスラム優勝だっていつかきっと叶うはずだし、そうなったら、もうそんなことは言われないでしょう。」
去年のウィンブルドン・ジュニア女子チャンピオンで若干15歳でウィンブルドンの本戦にデビューしたローラ・ロブソンが試合後のインタビューで。

「ちょっと苛立ちもあるけど、自分自身には誇りに思っている。試合の序盤などは本当に良いプレーをしていたと思うし、終盤のちょっとしたことでがっかりさせられてしまった。何が起きてしまったか自分でも分からなかった。セットも取っていたし、先にブレークもしていてリードしていたのに、突然緊張感が押し寄せてきたの。本当の自分ではしないようなミスを犯してしまったの。」
その対戦相手になったダニエラ・ハンチュコバも彼女への印象をこう語ってました。

「とても才能溢れた選手だし、左利きと言うことがより彼女を厳しい対戦相手にしているわね。サーブも良いし。まだまだ伸びるし、正しい道にいると思う。自分より11歳も年下の選手にセットを先取されてリードされているなんて、もちろん良い気分じゃなかったから、何があってもこの試合に勝とうと思ってプレーしていたの。」
引退から12年後に復帰を決めて、13年ぶりにウィンブルドンの芝の上に立ったクルム伊達公子選手と1回戦で対戦したカロライン・ウォズニアキは、試合後に彼女への印象をこう語ってました。

「彼女が復帰してから彼女のことを知ったの。(親交のある)スヴェン・グローネヴェルドがかつて彼女を師事していたことがあるから、彼から彼女がとても素晴らしい選手であることは聞いていたの。彼女は日本ではとても有名で選手達の鏡になっているそうね。それに彼女は今でもとてもフィットしていて、未だに素晴らしいプレーを見せていることに本当に驚いたわ。」
そしてそのクルム伊達公子選手の試合後のコメントもこんな感じでした。


「今の女子テニスは、もっと背が高くて、パワフルでスピーディ。でも私の考えでは、テニスと言うスポーツはもっと頭で考えるものだと思う。他の選手達のようなパワーもないし、背も高くない。特に芝ではスライスを多用してボールを沈めて、オープン・コートを作り出す。そんなプレーをもっとして、良いアプローチを打って、もっともっとネットへ出るようなプレーをすれば、テニスがより楽しいスポーツになるのではないでしょうか。」
今年の全豪オープンでベスト8入りして、復活のノロシを上げたイェレーナ・ドキッチだけど、その後はそれほどパッとしなかったわよね。


「全豪後のスケジュールで大きなミスを犯してしまったわ。大会選びも間違えていた。十分な大会数をこなすことをしなかったの。今年すでに30~40試合をこなしている選手がほとんどで、中にはもう50試合もプレーしている選手もいる。自分は、全くそれには及ばない数字。ローラン・ギャロス前にもたった4大会にしかエントリーしなかったの。今はそれを振り返って、何が間違っていたか見つけなければならないわ。ダブルスにも積極的に出場して、試合数をこなして安定感を高めなければ。これから良い方向へ行けばいいけど。」
ヴィーナス・ウィリアムズが、その長身から普段の生活で、こんな苦労をしているんだって。

「誰か他の人のすぐ後ろを歩いていると、その人に倒れかかりそうになるの。だって、みんな自分より歩幅が小さくて、自分はそんな小さい歩幅で歩いていないから。いつも大きな歩幅なの。小さい頃からずっと大きかったから、小さい人のことが分からないの。それぞれの体格で色々学んでいるから、人それぞれその体で精一杯のことをしているのよ。ただ個人的には背が高いことの方がテニス選手として良いと思っているけど。」
何て、それぞれも思いを語っておりました。

さ~これからウィンブルドンでは男子シングルスの準決勝が行われますね~。


2009年07月01日
ベテランのハース、年齢は単なる数字

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今年4月で31歳になったトミー・ハースは、2002年5月には自己最高位の2位にまで上り詰めたけど、度重なる怪我に泣かされて、2003年には膝の手術でツアー離脱を余儀なくされ、翌年にツアー復帰したけど、2007年にやっと9位とトップ10へ返り咲いたわ。

その後は肩を痛めて、また手術を必要と診断されて、去年は80位台までランキングを落としていたの。

そんな彼が、ウィンブルドン前哨戦の地元ドイツはハーレ大会で、2007年2月ぶりの優勝を果たしたの。


そんな彼は、年齢は関係ないって語ってるの。


今回のウィンブルドンについては、「ナダルの欠場は、フェデラーにとってとても有利なものになった。フェデラーもそうだけど、ナダルもどんな大会へ出場しても、優勝候補の筆頭。フェデラーは今大会の優勝候補の一番手だし、世界1位へ返り咲くに値する選手さ。」って、フェデラーの凄さも教えてくれました。

今夜、初のベスト4入りを懸けて、第4シードのノヴァーク・ジョコビッチと準々決勝を行います。


では、好例の先週の日本人で~~~っす。

タイの1万ドルのサーキットでは、ベスト8に道慶知子選手が入って、決勝戦に第4シードの山本愛選手が進出しました。



韓国の1万ドルでは、第3シードの田中真梨、第6シードの越野由梨奈、山外涼月選手が1回戦で、第7シードの中野佑美、刈込沙織選手が2回戦で敗退しちゃいました。

今週はアメリカの5万ドルに、第3シードで波形純理、第8シードで不田涼子、瀬間詠里花、岡田上千晶選手が出場してます。




男子では、ルーマニアの3万ユーロのチャレンジャーに出場した三橋選手は1回戦敗退でした。

東京の昭和の森で行われた1万ドルのフューチャーズ大会では、ベスト8に第1シードの杉田祐一、第3シードの岩見亮、第4シードの近藤大生、小野澤新選手が、ベスト4には第2シードの伊藤竜馬、石井弥起選手が入りました。


ダブルスではベスト4に第3シードの杉田&佐藤ペアーと、タイ人選手と組んで第4シード井藤ペアーが入り、決勝戦では第1シードの岩見&近藤ペアーが台湾人ペアーにフルセットの接戦の末敗れて準優勝でした。

今週は、ヨーロッパにいる三橋淳選手がイランのフューチャーズ大会へ行く予定だったけど、大会がキャンセルになって急遽ルーマニアのフューチャーズの予選にエントリーしたけど、試合途中で棄権して来週行われるドイツのチャレンジャーに出場することにしたんだって。


フューチャーズ大会は国内は北海道、札幌で1万ドル大会が開かれて、第1シードに杉田、第2シードに伊藤、第3シードに岩見亮、第4シードに近藤、第5シードに井藤祐一、第8シードに小野澤選手ら、たくさんの日本人選手が出場してます。

