ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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１２年ぶりの復帰・・・クルム伊達公子選手のことじゃないんです。今週開催されるＡＴＰワールドツアー５００大会のドイツはハンブルグでのジャーマン・オープンに、１２年ぶりにコートに復帰する選手がいるんです。マイケル・スティッチ、４０歳。

彼は１９９１年のウィンブルドン・チャンピオンで、世界ランク最高２位にまで上り詰めた選手なの。肩の怪我で、１９９７年のウィンブルドンを最後に現役生活にピリオドを打ってしまったんだけどね。

そんな彼は、自身が大会を主催しているジャーマン・オープンで、ドイツの後輩であるミーシャ・ズベレフと組んでダブルスでエントリーしているの。もちろん、主催者推薦枠での本戦出場なんだけどね。

「ここ５年ほど、このハンブルグで練習に励んでいるんだ。ときにはミーシャとね。いつも一緒にプレーするイメージがあった。こうして現実になって、二人のダブルスがどうなるか、楽しみさ。」って、ベテランは語ってました。

２１歳で世界ランク４５位のズベレフは、ボリス・ベッカーやシュテフィー・グラフがいたドイツ時代に育った選手で、スティッチもウィンブルドンの決勝でベッカーを下して優勝して、ドイツ時代を築いた一人だったの。

そんな憧れの選手と一緒にプレーできることを彼自身も期待しているみたい。「子供の頃から、マイケルを尊敬していたんだ。こうして彼とダブルスをプレーすることは、長年の夢だった。」

クルム伊達選手もそうだけど、こうして往年の選手が再びコートに戻りたいって気持ちになってくれること自体、本当に嬉しいな～って思うの。今週、何とか上位へ勝ち上がって、ジャーマン・オープン以外でも彼のプレーが観られることを願っちゃうわ。