2010年05月30日
バルトリの弁明&パンの引退

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5月27日のブログで書いたマリオン・バルトリとアラバンヌ・レザイのいざこざだけど、バルトリがそれに終止符を打つようなコメントを出してました。


「自分が言ったことに責任を持つ必要があるわ。レザイがここ数週間で素晴らしい結果を残していることは明らかだって発言したの。彼女自身やプレーに対して、何ら否定的なことは言っていないんの。アラバンヌに対してなんの悪意もないわ。たくさんのフランス人選手がいるのは良いことだし、アリーゼ(コルネ)などが復帰して来ることは、自分にもやる気を起こさせるものになるはず。モチベーションにも繋がるわ。アラバンヌが勝ち上がるほど、自分だって幸せよ。」
やっぱり肌が合わないって思う選手だって当然いるはずだけど、こうして同じ戦場で戦っているのであれば、表向きくらいは良い意味でのライバルであってもらいたいですよね。


同じ国の他の選手の活躍が刺激になるのは、フランス人だけじゃないはず。


5月28日のブログで引退をお伝えした、セバスチャン・グロージャン。


今年の全仏にはマチルド・ヨハンソンと組んでダブルスだけに出場していて、大会6日目の日にヌリア・ヤゴステラ=ビベスとマリア・ホセ・マルティネス=サンチェス組に1回戦敗退しちゃって、その敗戦後に受けたインタビューで引退を明らかにしました。

「今日はとても特別な日になりました。本当に辛い決断をしたからです。」ってその時の気持ちを語ってました。

シングルスでは2007年1月に自己最高位の61位になったけど、その後はどちらかと言えばダブルスをメインにツアーを回っていた印象の彼女。


12年のプロ人生に幕を閉じるパン。今後も素晴らしい人生が待っていることでしょう。お疲れさまでした。

2010年05月28日
伊達選手お疲れさま&グロージャンの最後

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昨日のクルム伊達公子選手は、あの足の状態でも良く頑張りましたね。


試合後に明らかにされた足の状態は、筋膜が裂けているとのことだったらしいんだけど、筋断裂とかではなくダメージがある状態のよう。


ただ無理をして何かあったら数ヶ月ツアーから離れるよってドクターから脅されてもいたようで、さすがのクルム伊達選手も動くのが怖くなってしまったようよ。


昨日の試合ではガチガチに固めて臨んだみたいで、負けはしたけど、何も起きなくて良かったって言うのが正直な本人の感想のようです。


次のウィンブルドンまでは丸3週間はあるから、とりあえず今はじっくり治療に専念してもらって、また芝の大舞台で、あのスカッとするプレーを見せてもらいたいですね。


リスクが大きいショットを放たないとエースは取れないし、体格の良いパワーもある外国人選手と渡り合って行けないって言うのが彼女のプレースタイル。



5月20日のブログでお伝えしたフランスのセバスチャン・グロージャンの引退。


そんな彼だけど、ガスケが1回戦のアンディ・マレー戦敗退後に、腰の怪我を理由にダブルスを棄権してしまったわ。


それだけ聞くと、ガスケは大先輩の花道を台無しにした感じだけど、グロージャンも怪我に泣かされてここ数年は思うようなプレーが出来なかったし、プロは怪我との戦いでもあるのは十分承知しているから、ガスケの気持ちも(きっと)快く受け入れてくれたんだと思います。

木曜日にローラン・ギャロスでは彼が正式な引退表明が行われたようです。


今週の土曜日に32歳になる彼は「ここ数週間はかなり考えたんだ。もちろん悲しいし、テニスをすることが大好きなんだ。でも、テニスを始めた時点でいつかは引退の日がくることは分かっていた。これで人生が終わるわけじゃない。」ってコメントしてました。

シングルスでの生涯成績は1997年にデビューしてから341勝247敗で、4回のツアー優勝と9回の準優勝を上げてます。


これまでのテニス人生については「グランドスラムで優勝をしてみたかった。常にグランドスラムでのタイトル獲得に力を注いで来たけど、自分より良い選手がそこにはいたんだ。でも後悔はしていないさ。プロ人生は始めた頃に、僕が世界のトップ5に入ると言われたとしたら、全く信じられないことだったからね。」って振り返ってました。

将来については「今は全く分からない。メディアの仕事かな。コメンテーターとか。基金も立ち上げているから、それに時間を費やす時かもしれない。エキシビションとか、シニアツアーとかも続けたいね。僕が愛するスポーツだからね。テニスに関わっていたいんだ。」だって。本当にテニスが好きなのね。今後の人生も応援しちゃいます。

2010年05月27日
フランス人の同士の口撃?!

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全仏オープン中に、フランス人どうしのバトル(?)が勃発したみたい。



それは全仏前のマドリッド大会でレザイがヴィーナス・ウィリアムズをストレートで下して優勝したあとに出されたコメントみたい。

「マリオンはとても難しい人なの。彼女はすでに2年前にも自分に攻撃していたわ。それはイスタンブール大会で自分が決勝進出を決めた時だった。わたしに何の問題があるのか分からない。だって彼女へ何もしていないんだから。ちょっと可哀想だけど、それが彼女が受けた教育。何度もメディアで攻撃されたけど、自分はそんな教育は受けていないわ。他の選手を尊敬しているし、仲良くもしている。でも彼女だけは難しいの。彼女自身も他の選手達とは上手くやれていないしね。」だって。

ランキングが上なのに、レザイの方が注目されることに関してバルトリは「そんなことどうでも良いわ。マイアミ大会で準決勝進出した時も、素晴らしいテニスをして勝ち上がったのに、誰も私に関心がなかったわ。好きなようにすれば良いわよ。自分はただ、良いプレーをして勝利を上げるだけ。」って語ってました。

ま、つまるところ、レザイに注目が集まることへのジェラシーってことらしいわね。

レザイは昨シーズンから設けられたツアー最終戦に次ぐ大会で、インターナショナル大会の優勝者の一年間のポイント上位10名と主催者推薦2名の12名のみで争われるバリ大会で優勝を果たして、翌週発表の世界ランクで自己最高位の26位になるなど、引き続き好調なシーズンを続けているの。

同じ国の選手の活躍を応援できないって・・・よほどバルトリはレザイと肌が合わないか、バルトリ自身がそう言う人格の持ち主なのか。


同じ戦場で戦っている戦士達。全員が仲良しなんてことはありえない話しだけど、何かあったのならまだしも、公然と同胞の選手批判はあまり美しい話しじゃないですね。

今日の夕方6時からクルム伊達公子選手の2回戦が開始します。今頃朝食でも取っているのかしら???

彼女の39歳での1回戦突破は立派だったけど、今年の全仏ではベテラン勢が揃って初戦勝利を収めていたの。



もう一人が、34歳のロッサーナ・デロス=リオス。



ダブルスでもレネー・スタッブス(39歳)とリサ・レイモンド(36歳)が初戦を突破して、今夜2回戦に臨みます。



シングルスでは、クルム伊達公子選手以外がシード選手との対戦とタフな試合になりそうですね。





もちろん、錦織圭選手も2回戦に登場します。




2010年05月26日
クルム伊達しかないでしょ!

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何と言っても今日は、昨夜のクルム伊達公子選手の勝利しかないですね。


遅まきながらWOWOWさんにデジタルに入っておいて良かったって実感しました。



昨夜は第1セット一気に0-5で、何とか踏ん張って・・・何て思っていたら、彼女らしくそこから徐々に調子を上げたの。


でも、自分のサーブをキープできるようになって、サフィーナのサービスゲームでもポイントが取れるようになって来ていたし、ここから・・・って思ってたわ。

第2セットも先行を許しつつも徐々に反撃して、ラリー戦はクルム伊達が圧倒的に主導権を握って、相手のセカンドサーブはかなり前につめて攻撃し始めたの。


正直これがクルム伊達選手の勝ちパターンではあるものの、右ふくらはぎにグルグル巻きにしたテーピングの場所を気にし始めて、去年のウィンブルドンを思い出しちゃって、やっぱり足がもたないかな・・・って脳裏をよぎりました。

2ブレークダウンの1-4になって、メディカル・タイムアウトを取って治療を受けて、顔をしかめつつもなぜかリターンエースを量産し始めて一気に逆転に成功。


記録も塗り替えました。トップ10選手から勝利を飾った最年長記録を更新。



それにしても、新聞の1面にしてとは言わないまでも、もっとメジャースポーツにニュスがあればしょうがないけど、1面にはサッカー日本代表監督の進退問題のお伺いは冗談だった・・・はないでしょ。



ま、愚痴はさておき・・・

恒例の先週の本人選手の結果で~っす。

女子では国内は軽井沢の2万5千ドルのサーキットが行われて、ベスト8に米村明子選手が、ベスト4には飯島久美子選手が入りました。


ダブルスでは、青山&高畑ペアー、タイ人選手と組んだ井上ペアーがベスト4でした。岡&米村ペアーが第1シード・ペアーを下して優勝して、日本人がシングルスでもダブルスでも活躍してくれましたね。

韓国で行われた1万ドルのサーキットでは、大西香選手が1回戦で敗退でした。アメリカの1万ドルでは川床萌選手が1回戦敗退でした。

今週も国内は草津で2万5千ドルのサーキットが行われて、第1シードに波形純理、第2シードで米村知子、第4シードで瀬間詠里花、第5シードで岡田上千晶、第7シードで久松志保選手らが出場してます。

韓国の2万5千ドルには第3シードで浜村夏美、第5シードで手塚玲美、第8シードで宮村美紀、田中真梨、アナスタシア・マルフォートラ、予選を勝ち上がって大西香選手が出場してます。アメリカの1万ドルには第7シードで川床萌選手が出場してます。

男子は、ウズベキスタンの3万5千ドルのチャレンジャーでは、井藤祐一選手が1回戦で、第3シードの伊藤竜馬選手は2回戦敗退でした。


イタリアの3万ユーロのチャレンジャーでは第3シードの添田豪選手がベスト8入りでした。

イタリアの1万5千ドルのフューチャーズでは予選を勝ち上がった江原弘泰選手が2回戦で、守屋宏紀選手がベスト8でした。

今週はアメリカの5万ドルのチャレンジャーに鈴木貴男選手が出場してます。イタリアの3万ユーロのチャレンジャーには全仏の予選で負けちゃった杉田祐一選手が出場してますね。イタリアの1万5千ドルのフューチャーズには引き続き守屋宏紀選手が出場してます。

2010年05月25日
昨日の全仏&コリアの思い

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昨日の全仏オープン、女子では厳しい予選を勝ち上がった奈良くるみ選手と土居美咲選手が1回戦に登場したけど、世界のレベルを痛感したんじゃないかしら?


それでも、グランドスラムの予選挑戦2回目でしっかり本戦入りを果たしたし、二人とも今年19歳。


続いて登場したのが、直前でギリギリ本戦入りした錦織圭選手。


第3セットをタイブレークで奪い返すと、徐々に流れは圭君に。



明日予定されるであろう2回戦は、第3シードのノヴァーク・ジョコビッチと。


そして今日(今夜)は残る1回戦が行われます。



この全仏オープンは日曜日に初日を迎えて、3日かけて1回戦を行うんだけど、その初日に登場しながらも試合が終わらず、2日にかけて行われた大接戦があったの。


全部で71ゲームをこなしたこの試合は、タイブレーク制を採用した1973年以降の最多ゲーム数に並ぶものだったの。


初日の日曜日に第10シードながら、ヒセラ・ドゥルコに1ー6,2ー6とあっさり負けちゃったヴィクトリア・アザレンカは、試合後の記者会見に現れず、大会側から4千ドル(約36万円)の罰金を課されることが明らかになってしまいました。

試合後の記者会見は、勝っても負けても受けなきゃならない、選手へ課された行為の1つ。


この1年間で、4回のグランドスラム中、3回でベスト8入りをしているアザレンカ。



2004年の全仏オープンで優勝目前でガストン・ガウディオに敗れ、悔し涙に暮れた準優勝となったギエルモ・コリア。


そんな彼が、地元アルゼンチンの新聞に復帰に気持ちを語ってました。

また28歳だったら、まだまだツアーで活躍している選手もたくさんいるし、自分と戦っていた選手達のプレーを見ていたら、自分もまだ・・・って感じるのかもしれないわね。


2010年05月24日
フェデラーの1位は?&サフィーナ、コーチ交代

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現在世界ランク1位のロジャー・フェデラーは、ピート・サンプラスが持つ1位在位の最長世界記録の286週まであと一歩。


それじゃ、全仏オープンでフェデラーや同2位のラファエル・ナダル、同3位のノヴァーク・ジョコビッチがどんな成績だったら、ランキングが変動するんでしょうか?

去年、フェデラーは優勝しているから、今年優勝してもポイント的には変わらず。



今季、クレーで絶好調の“クレー王”ことナダルがもし優勝したら、フェデラーはベスト4以上の成績で1位をキープ。


フェデラーは、最近はそれほどその記録を意識してはいないんだとか。

全仏後にあるウィンブルドンでもフェデラーは去年優勝しているし、シンシナティのマスターズ1000大会でも優勝、USオープンでは準優勝と、今年失うポイントが大きいフェデラー。


現在行われている全仏オープンの女子シングルス1回戦で、クルム伊達公子選手が対戦するのが、第9シードで前年度準優勝者のディナラ・サフィーナ。


そんな彼女は、彼女を世界1位へ導いてくれた、コーチのゼリコ・クラヤン氏との関係に終止符を打ったそうよ。


全仏中はガストン・エトリスがコーチとして彼女についているそうよ。



2010年05月22日
デル=ポトロ今季絶望&奈良、土居が本戦へ

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昨年のUSオープンで自身初となるグランドスラム優勝を飾ったファン・マルティン・デル=ポトロだけど、どうやら今年はそのタイトル連覇を含め、彼の元気な姿を見ることはできなくなりそうなんだって。

彼は年初に行われた全豪オープンの4回戦で敗れてから、手首の怪我が悪化。



そんな彼は、ウィンブルドンの前哨戦のロンドン大会への欠場を表明した時にこんなコメントをしてました。


来年には・・・って、今後のシーズンもかなり難しいってことよね。

手首には今後数週間、もうしばらくはプロテクター(ギブス?)を付ける必要があるらしく、その後にリハビリを行い、手首の強化と柔軟性を取り戻すトレーニングを数ヶ月しなければならないんだって。


今季に復帰できても、秋以降になりそうだし、男子テニスのレギュラーツアーは11月14日で終わってしまうから、万全な状態での復帰はぎりぎりかも知れないわ。



全仏オープンの予選が終わりましたね。




予選最終日の21日は、先に土居選手がコートに。





8番コートの第4試合に登場した奈良選手は、第19シードで2008年11月に自己最高位47位まで行ったモニカ・ニクルスクと強豪との対戦。


第3セットはもつれにもつれ、何と10-8まで行って、このセットだけで2時間越え。



本戦でのドローは、奈良選手は世界ランク59位のアランチャ・パーラ・サントンハと、土居選手は世界ランク55位のポロナ・ヘルコグと対戦となります。


2010年05月21日
ナダルの腕時計&全仏のドロー発表

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2010年4月5日のブログで紹介したけど、ラファエル・ナダルが世界的に有名な腕時計ブランドの『リシャールミル』と契約を結んだ話し。


今週の日曜日から始まる今季2回目のグランドスラムである『全仏オープン』で、その姿が見れそうなの。


ナダル専用に特別なデザインが施されたその腕時計は、木曜日にお披露目されたようで、リシャールミル曰く、50個だけの限定商品だそうよ。


昨年は、4連覇していた全仏で史上初の5連覇を狙ったけど、それ以前のクレーシーズンでの厳しいスケジュールから持病の膝を痛めて、まさかの4回戦敗退。


コーチで伯父のトニー・ナダル氏は曰く、「去年はナダルの膝の状態が悪いままに試合を続けてしまった。しかし今年は、彼の膝はパーフェクトさ。」って自身満々で語っていたそうよ。


粘り強い安定したストロークで、コート中を走り回るナダルのプレーは、特にクレーでは1ポイントに要する時間が長いことでも知られるわ。


全仏オープンのドローが発表になりましたね。



サフィーナはしばらく腰の怪我で試合をしていなくて、復帰戦としてクレーシーズンから試合をスタート。



男子では錦織圭選手は世界ランク55位のサンティアゴ・ヒラルドと対戦。



錦織選手もチャレンジャーながら2大会連続で優勝を飾って調子を上げているし、本人もクレーが得意って言うから、ここはしっかり勝利してもらいましょう。

2010年05月20日
個性派、ガルビス&グロージャンの引退

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アーネスト・ガルビスは、もともと才能ある選手として注目していたけど、2009年10月25日のブログにもちょっと紹介したけど、ちょっとした過ちをおかしてしまったりと、なかなか世界のトップ選手の仲間入りができずにいたの。

そんな彼だけどここ最近は好調で、ローマでのアンスターズ1000大会ではロジャー・フェデラーを下したり、その後は絶好調のラファエル・ナダルからセットを奪うなどその才能を開花させて、最新の世界ランクでは27位と年初の90位からかなりの上昇で、来週から始まる全仏オープンでもシード入りする順位にまで上って来たの。

そんな彼はデイリー・テレグラフのインターネットの記事で、こんなインタビューが載せられておりました。


2005年10月25日のブログに書いた事件で、拘置所に一泊した時のことについては「とても面白かったよ。誰でもそんなことは人生で1度くらいはあるんじゃないかい。興味深かったね。とても厳しいところだった。一晩、約6時間くらいいたんだ。ちょっと眠ったけど、検察官が来て何があったかたずねられて、彼は“すまない、この事件がこれだったとは知らなかった”って言われたのさ。」その後彼はすぐに罰金を払って釈放されたのよね。

最近のランキングの上昇については「ある朝、二日酔いで目が覚めたら、指を鳴らして決めたんだ“そう今さ、さあ始めよう”ってね。」
自分のプレーには「自分の中の熱い思いは、自分はできるんだって、トップに立てるって証明することさ。お金や名声なんて関係ない。どちらも好きじゃないし、必要ない。そのために生きているわけじゃない。すごくテニスの試合が好きなのかは分からないけどね。」
今のコーチを紹介してくれたマラット・サフィンとコート外での生活を比べて「共通しているのは、彼はテニス気違いじゃなくて、僕もそうなんだ。人生はテニス以外にもたくさんのことがあるというのを彼も自分も十分に理解しているんだ。」
サフィンもテニス選手の中では、とても個性的な選手として有名だったけど、ガルビスもそうなのかも知れないわね。


2002年10月に自己最高位の世界ランク4位まで上ったフランスのベテラン、セバスチャン・グロージャンが今季限りでの引退を表明しました。

「これは自分自身の決断じゃないんだ。自分の体が僕にそれを受け入れさせたのさ。」って語るグロージャン。


彼は最後のローラン・ギャロスで地元ファンにお別れをつげます。


5セットマッチで戦わなければならないグランドスラムのシングルスには、今の彼の体は十分ではないって判断したからみたいね。



最後のシーズンをエンジョイしてプレーして欲しいわね。

2010年05月19日
全仏の予選が始まる

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全仏オープンの予選が始まりましたね~。男子では杉田祐一選手のみが出場してますが、初日の昨日、1回戦で負けちゃいましたね。

女子は今夜から1回戦が始まるけど、米村知子、不田涼子、波形純理、奈良くるみ、土居美咲選手が出場してます。頑張って本戦でプレーして欲しいですね!

今年は男子も女子も本戦で日本人選手のプレーが見られますね。男子は錦織圭選手が本戦入りと言う朗報が転がり込んで、もうPinkyはウキウキ気分です。女子は、クルム伊達公子選手と森田あゆみ選手が本戦からの出場ですね。

クルム伊達選手は今週のポーランドでのワルシャワ・オープンを直前でキャンセル。先月のフェドカップで痛めた右ふくらはぎがまだ万全じゃないってことで。ただ、全仏へ向けて大事を取ってのキャンセルのようなので、全仏ではぜひとも勝利を飾って欲しいですね。

ツアー復帰後、韓国オープンでツアー優勝という偉業を成し遂げたけど、まだグランドスラムの舞台での勝利には結びついていないので、是非とも4大大会の舞台での勝ち星を見たいものです。

恒例の先週の本人選手の結果で~っす。

女子ではフランスの5万ドルのサーキットでは奈良くるみ選手が1回戦で第1シードのカイア・カネピと対戦。ダブル・ベーグルでの敗戦で世界の洗礼を浴びましたね。これを良い経験に生かして欲しいわね。

インドネシアの2万5千ドルでは予選を勝ち上がった久見香奈恵選手が1回戦で、井上万理選手が2回戦敗退でした。国内は久留米での5万ドルのサーキットでは高畑寿弥選手がベスト8で、石津幸恵選手がベスト4入りでした。ダブルスでは井上&米村ペアーがベスト4入りでした。

ランキングでは浜村夏美選手が369位から297位へ、石津幸恵選手が356位から318位へ、青山修子選手が500位から479位へ、宮村美紀選手が520位から496位へ、高畑鼓寿弥選手が782位から617位へとジャンプしました。

男子は、5月16日のブログでも紹介したけど、アメリカの5万ドルのチャレンジャーでは錦織圭選手が2週連続の優勝を飾りました。

韓国はプサンの7万5千ドルのチャレンジャーでは、井藤祐一選手、予選を勝ち上がった松井俊英選手が1回戦で、鈴木貴男選手が2回戦敗退でした。第8シードの伊藤竜馬選手とラッキールーザーで出場の近藤大生選手がベスト8入りしました。第3シードの添田豪選手はベスト4入りでした。

イタリアの1万5千ドルのフューチャーズでは守屋宏紀選手が2回戦敗退でした。

今週はウズベキスタンの3万5千ドルのチャレンジャーに第3シードで伊藤竜馬選手、井藤祐一選手が出場してます。松井俊英選手は予選最終ラウンドで負けちゃったけど、ダブルスで出場してますね。イタリアの3万ユーロのチャレンジャーに第3シードの添田豪選手が出場してます。

イタリアの1万5千ドルのフューチャーズでは守屋宏紀選手が引き続き出場してますね。今週は予選を勝ち上がって江原弘泰選手も出場してます。

ランキングでは錦織圭選手が345位から244位へ、伊藤竜馬選手が272位から257位へ、鈴木貴男選手が318位から300位へ、近藤大生選手が427位から389位へとジャンプしました。

2010年05月18日
圭君&ナブラチロワの全仏でのプレー

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錦織圭選手が、全仏オープンの本戦入りを決めましたね。


もしかしたら予選から・・・って思っていたら、最近のニュースで、予選には出場せずに本戦への順番待ちをするってことに!


で、それが確実になったってことです。


「YESSSSS!!!!!!!!! Today, I was at the Academy and heard the news that I got into the French Open. I am excited especially since I felt that I played two good weeks in Savannah and Sarasota. We have booked flights today and cant wait to perform at the Grand Slam level again.」
「やった~。今日アカデミーで全仏の本戦入りのニュースえお聞きました。この2週間良いプレーができていたし、とても興奮してます。今日飛行機の予約も済ませました。またグランドスラムのレベルでプレーできるのが待ちきれません。」
ってコメントしてました。と~~~っても楽しみになって来ましたね~。

楽しみと言えば・・・
4月8日のブログで紹介したけど、乳ガンとの診断を公にしたテニス界のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワが、全仏オープンの女子シニア・ダブルスに出場することが明らかになったの。

3月に乳腺除去手術を受けたナブラチロワは、現在は放射線治療を受けているんだって。


そのイベントは、引退した女子選手4ペアで行われるもので、全仏オープンの第2週目に予定されております。


現在53歳のナブラチロワは、テニス・チャンネルの記者会見で「今のところ良好よ。」って元気な様子をアピールしてました。


同じマルチナでもヒンギスはウィンブルドンでのレジェンド・ダブルスにアンナ・クルニコワと出場することを発表。


これから続けざまにある2つのグランドスラムは、本戦での熾烈な戦いに加えて、かつての名プレーヤーにも注目が集まりますね。

2010年05月17日
記録に残る優勝

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先週行われた男子のマスターズ1000大会である『ムチュア・マドレーニャ・マスターズ・マドリッド』は、シングルスもダブルスも決勝戦が第1シードと第2シードの対戦となりました。

シングルスは第2シードのラファエル・ナダルが第1シードのロジャー・フェデラーをストレートで下して、今季クレーでは15勝0敗と、クレー王の名にふさわしい好調さを維持してますね。

また、同一シーズンで、クレーでのマスターズ大会を3つとも優勝した初めての選手にもなったの。


ダブルスでは第2シードのボブ&マイクのブライアン兄弟が第1シードのダニエル・ネスター&ネナド・ジモンイッチ組をストレートで下しました。


それから今回の優勝は、ナダルはアンドレ・アガシが持つ、マスターズ大会の最多優勝記録を塗り替える18回目の優勝、ブライアン兄弟はウッディーズとして一世を風靡したマーク・ウッドフォーロとトッド・ウッドブリッジの持つ歴代ダブルス最多優勝回数の61回に並ぶと言う、いずれも歴史残るタイトルとなりました。

今回、シングルスの決勝戦でフェデラーが優勝すると、アガシ、ナダル、フェデラーが同数の17回で歴代1位に並んだんだけど、クレーで好調のナダルの前に、去年に続く連覇とは行きませんでしたね。

ブライアン兄弟は次に出場する大会が全仏オープンになるわ。



やっぱりこうしてクレーで好調なナダルを見ると、今年の全仏の優勝予想は圧倒的にナダルになっているようですね。


フェデラーは全豪オープン優勝後は、マドリッドでのマスターズ大会含め5大会に出場していて、9勝5敗とタイトルからも遠ざかっているし、成績もいま一つパッとしないから、全仏でどこまでタイトルに近づけるか&その後のウィンブルドンでは、連覇できるかが鍵になりそうね。

ブライアン兄弟も15週ぶりに1位に返り咲いたわね。




2010年05月16日
圭君、2大会連続優勝

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これでアメリカの5万ドルのチャレンジャー、4大会連続のシリーズが終了しました。


最初の2大会と後半の2大会の間に1週間あいていたけど、ランキング圏外から最初のベスト8で799位に登場。



今大会の優勝時の画像を見ると、先週より髪の毛もさっぱりして・・・う~ん、スポーツマンの圭君に変身してますね。


5月12日のブログでも書いたけど、先週のチャレンジャー大会での2回戦を接戦で勝利したのがターニング・ポイントになっているらしいけど、その後の彼のプレーは1つも2つもレベルが上がった感じで、相手を圧倒。


1回戦、主催者推薦のV・チャッピディを6-1,6-1、2回戦T・スミチェックを6-4,6-3、準々決勝ラッキー・ルーザーのR・ロドリゲスを6-1,6-2、準決勝第6シードのR・スウィーティングを6-4,6-2、決勝戦は第4シードのB・ダブルを2-6,6-3,6-4でした。

彼のブログを見ると、決勝戦はさすがに疲労の色が濃くて、第1セットは圧倒されちゃったようです。




あとは、5月23日から始まる全仏オープンまで、しっかり休養を取って体の回復に努めて欲しいですね。

彼のFacebookでは、マッチポイントを得意の“エアーK”で決めたそうで、その画像もあったのでアップしてみました。

この勢いを全仏にぶつけて、本人得意としているクレーで好成績を残して欲しいですね。今年の目標としているトップ100入りも見えてきたんじゃないかしら。とりあえず、おめでと~~~!!!

2010年05月15日
キム、やっぱり全仏は無理

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昨日のブログで紹介したばかり・・・キム・クレイステルスが全仏オープンの欠場を表明しました。


昨年のUSオープン・チャンピオンのクレイステルスは、4月24日と25日に行われたフェドカップのワールドグループ1への入れ替え戦で、エストニアのマラト・アニとのシングルスで痛めた左足の怪我が思わしくないとの理由で、5月23日から始まる全仏オープンへの欠場を決めました。

クレイステルスに代わって本戦入りをするのが、カナダのステファニー・ドゥボワが決まったらしいわ。

金曜日までに欠場を表明しているその他の女子選手は、ウラスズラ・ラドワンスカ、サニア・ミルザ、アンナ-レナ・グローネフェルド、サビーヌ・リシキ。

男子では、昨年のUSオープン覇者のファン・マルティン・デル=ポトロが手首の手術を受けたばかりで欠場。


欠場を喜んではいけないけど、右肘の手術から復帰中の錦織圭選手はプロテクト・ランキングを使った全仏にエントリーしているの。



こうして欠場選手が出ると、本戦へ一歩一歩近づいてくるのよね。

本戦ストレートインできるのは、104人だったかな。



2008年のUSオープンで4回戦進出を果たした錦織選手も、当初は予選からだったけど、直前にレイトン・ヒューイット(だと記憶してます)が欠場を表明して、予選直前に本戦へと繰り上がりになっていたのよね。

『運も実力のうち』とは言いますが、今回もそんなラッキーな状況になったら、その幸運を見方に付けてもらいたいわね。

欠場が決まった選手達は、すぐにウィンブルドンも全仏の数週間後にあるから、今のうちにしっかり治して、ウィンブルドンには出場できるように調整してもらいたいわね。

心配なのが男子世界ランク9位のフェルナンド・ベルダスコ。


「苦しめられているよ。難しい状況さ。捻挫をした部位はたくさんの腱が集まっている場所。二人の医者に診てもらったけど、二人ともそれほど酷い状況ではないとの診断だったんだ。パリ(全仏)は大丈夫そうだし、それまでに100%にするさ。」
って、本人はコメントしてました。



2010年05月14日
キムの全仏&セリーナの結婚、その可能性

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先月行われた女子国別対抗戦(フェドカップ)で、足を痛めてその後の大会をキャンセルしているキム・クレイステルスは、今月末から始まるグランドスラム今季第2戦の全仏オープンへの出場に対して、数日前にコメントを出してました。

「もうしばらくしたら、もっと明らかになるでしょう。また6~7週間ツアーを離れるような、怪我の再発の危険は犯したくないの。幸か不幸か、私は何週間も練習を重ねなければ大会に出られないタイプの選手じゃない。完璧な練習無しでチャレンジするのも好きだし、最初の何試合をこなすのも好きなの。」
って自身について語って、「もし、今日決めなければならないのなら、答えは“ノー、プレーできない”だわ。でも、まだ治療やリハビリの時間はあるし、良くなる可能性がある。試合の直前まで待つつもりはないけど、まだ1週間くらいの猶予はあるでしょ。」って付け加えてました。

まあ、全仏オープンへまだ微妙って感じなんだろうね。



ヒップホップ・ラッパーから現在は俳優としても活躍中のコモンは、女子世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズとは公認の仲。


アメリカはイリノイ州シカゴ出身のコモンは現在38歳。


「彼女とはもう2年も交際している。どうしても結婚したいし、子供も欲しいんだ。彼女の試合はかなり集中して観戦するんだ。誰かが話しかけようとしても、黙ってもらう。」それくらいセリーナにぞっこんな様子ね。

あとはセリーナの気持ち次第って感じね。



ウクライナのクリスティナ・アントニイーチュックが、禁止薬物の反応が出てしまい、国際テニス連盟(ITF)から14ヶ月の出場停止処分を下されました。


彼女はメキシコ・オープンに出場していて、その時に行われた尿検査で禁止薬物である利尿剤フロセマイドが検出されたの。


もちろん医学的な知識のない選手達は、処方された薬は安心して飲んでしまうわよね。


彼女の処分が明けるのは、2011年4月21日だそうです。


2010年05月12日
圭君、嬉しい優勝

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これまで出場したチャレンジャー2大会は、いずれも初戦突破を果たしてベスト8入りを果たしたものの、勝利は全てフルセット。



本人のブログでは、準々決勝進出を決めた2回戦のジェームズ・ワード戦がキーだったようですね。


決勝戦もかなり緊張していたようで「優勝したというより優勝しちゃったという言葉の方が当てはまっていると思います。」の言葉でもお分かりのように、復帰後数週間でここまでできるとは思っていなかったようですね。

そして次のチャレンジャーがまたすぐ始まります。


ま、その辺は本人が一番分かっているようだし、サポートチームもいるので安心して見守りたいと思います。



恒例の先週の本人選手の結果で~っす。

男子では前述の錦織圭選手がアメリカの5万ドルのチャレンジャー大会で優勝しました。
オーストラリアの1万5千ドルのフューチャーズでは、松尾友貴選手が1回戦で、佐藤文平、仁木拓人選手が2回戦敗退でした。第2シードの小野澤新選手はベスト8でした。イタリアの1万ドルでは第4シードの守屋宏紀選手は2回戦で、アメリカの1万ドルでは藤井信太選手が1回戦で負けちゃいました。
今週は韓国はプサンの7万5千ドルのチャレンジャーに、第3シードで添田豪、第8シードで伊藤竜馬、井藤祐一、鈴木貴男、予選を勝ち上がって松井俊英、ラッキールーザーで近藤大生選手が出場してます。アメリカのフロリダの5万ドルのチャレンジャーには引き続き錦織圭選手が出場してますね。
イタリアの1万5千ドルのフューチャーズには守屋宏紀選手が、単身出場してます。
女子では国内は福岡で5万ドルのサーキットでは、ベスト8に第6シードの不田涼子、第8シードの藤原里華選手が、ベスト4には秋田史帆選手が入りました。第3シードの波形純理選手が見事決勝へ進んで第2シードのN・ホフマノワを6-1、6-2で下して優勝しました。ダブルスでも青山&前川ペアーがベスト4で、土居&高畑ペアーが優勝しました。
オーストラリアの2万5千ドルでは、ベスト8に井上万里選手が入りました。第6シードの浜村夏美選手が見事優勝を果たしました。ダブルスでは浜村&瀬間ペアーがベスト4でした。スペインの1万ドルでは高山千尋選手が2回戦で、インドネシアの1万ドルでは田中真梨選手が2回戦で、久見香奈恵選手がベスト4でした。
今週はフランスの5万ドルのサーキットに奈良くるみ選手が、インドネシアの2万5千ドルでは井上万理、予選を勝ち上がって久見香奈恵選手が出場してます。国内は久留米での5万ドルのサーキットでは第4シードで藤原里華、第7シードで瀬間詠里花、第8シードで岡田上千晶選手などが出場してます。
ランキングでは波形純理選手が189位から172位へ、藤原里華選手が206位から193位へ、久松志保選手が311位から300位へ、秋田史帆選手が372位から319位へ、石津幸恵選手が368位から356位へ、清水咲子選手が486位から467位へ、宮村美紀選手が603位から520位へとジャンプしました。
2010年05月11日
マレー君、ハッピーライフをテニスにも

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二人は以前も一緒に住んでいたウィンブルドンから南西へ約15キロほど下ったオックスショットにマレーが500万ポンド(7億円弱)で購入したマンションにまた住み始めたようで、近くのスーパーへ買い物へ行く姿を激写されていました。

マレーはキムさんと交際している間に世界のトップ選手の仲間入りを果たし、自己最高位の世界ランク2位にまで上り詰めたの。


現在は、ファン・マルティン・デル=ポトロが手首の手術からツアー離脱しているため、また4位へ浮上しているけど、マイアミとモンテカルロでは初戦となる2回戦敗退。


イギリス人ファンは、この復縁がまたマレーの好調のきっかけになればって期待しているみたい。



「マイアミでは良いプレーができなくて、モンテカルロではとても残念な結果に終わってしまった。でもローマではとても良い感触だったんだ。だから次のマドリッドではまた良いプレーができるようにチャレンジしたいね。」って語っておりました。

今週の土曜日に23歳になるマレーは、全豪オープンの決勝でロジャー・フェデラーに敗れて、しばらくはその敗戦を引きずっていたようなの。


「常に自分にはいつか取ることができると言い聞かせているんだ。だから色んなことを犠牲にしつつも激しいトレーニングを続けているのさ。今年である必要もないし、そこまで急いでパニックになる必要もない。自分のペースでこれからも頑張るし、パニックに陥りたくはない。まだ22歳だし、多くの友人はまだ大学に通っているんだ。まだ自分には長い将来がある。」
地元でのグランドスラムであるウィンブルドンではより期待が高まるけど、その前哨戦のロンドンはクィーンズ・クラブでの大会に出場を表明した時に、メジャーへの気持ちを語っていたマレー。


プライベートでもハッピーな生活を取り戻した彼だから、テニス選手としても好調さを取り戻して欲しいものね。

2010年05月09日
杉山愛さんが模範選手に

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とても誇れるニュースが。


今度のユース・オリンピックは8月14日から26日にかけてシンガポールで開催されるんだけど、テニス・イベントは18歳以下のアスリートが出場するオリンピックで、いわばジュニア・オリンピックのようなもの。

杉山さんと言えば、グランドスラム連続出場62回の男女通しての世界記録保持者なのは有名。


シングルスでは6個のタイトルを獲得したけど、ダブルスでは38個もの優勝を果たし、世界ダブルス・ランクも1位に輝いて、2000年にはジュリ・アラール=ドキュジと組んだペアーでITF(国際テニス連盟)女子ダブルス・ワールド・チャンピオンに選ばれたりもしたの。

このユース・オリンピックは、205の国と地域から約5千人の選手が参加する予定で、14歳から18歳の選手が26競技に別れて出場するんだって。


杉山さんも引退した今、こうして素晴らしい称号を与えられてとても嬉しいんじゃない。


世界ランク12位まで上って来た現在20歳のヤニーナ・ウィックマイヤーが右肘の手術を受けていたことが明らかになったの。


でもその手術は、突起した小骨の除去を行ったもの。



おそらく内視鏡とかを使った手術だったんじゃないかしら?



2010年05月08日
ジェイミー・マレーの希望

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イギリス男子テニスはもっぱらアンディ・マレー一色だけど、兄のジェイミー・マレーは2007年に地元ウィンブルドンでイェレーナ・ヤンコビッチと組んだミックスダブルスで優勝。


現在24歳のジェイミーは、アンディとは違ってダブルスをメインにツアーを回っているわ。


去年の前半はパートナー探しに苦労して、7月までに6~7人の別の選手と組んで試合に臨んでいたの。


そんなジェイミーが、今年のウィンブルドンでまたまたミックスダブルスで主催者推薦での出場を希望しているみたいなの。


今年の1月に16歳になったばかりのロブソンは、年齢的にはまだジュニアの大会に出場しているはずなんだけど、去年の3月にはジュニア・ランキングで世界1位になって、今ではできるだけツアー下部大会へプロとして出場し始めているの。

現在は女子世界ランクでも254位へと上昇している彼女は、年初にオーストラリアはパースで行われた男女1名ずつの国別対抗戦のミックス・イベントであるホップマン・カップに、アンディ・マレーと出場して、何と優勝を果たしてもいるの。

そんなイギリス期待のロブソンとのペアーなら、イギリス・テニス協会だってジェイミーに主催者推薦を与えて、是非出場してもらいたいって思うわよね。

去年のウィンブルドンもロブソンは主催者推薦でシングルスに出場しているし、おそらくこの流れだと今年もシングルスで出場する可能性が大。


こんな不思議なギネス記録にチャレンジした人がいたの。



二人は5月3日から4日にかけて、36時間36分36秒にわたってシングルスの試合をし続けたんだって。

トータルで68セットもの試合を行って、結果は65セットをパーキンスが取る圧倒ぶりだったみたいだけど、現在はこの記録をギネスへ申請する予定だとか。


この試合でも1万ドルのチャリティ基金が集まって、地元へ寄付されたようよ。


2010年05月07日
ヒンギスだダブルスで復帰?!

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2010年2月3日のブログで、マルチナ・ヒンギスがアメリカのプロリーグである『ワールド・チーム・テニス(WTT)』にフルシーズンでの参戦を表明したニュースをお知らせしたけど、そのヒンギスが今年のウィンブルドンでアンナ・クルニコワと組んで「レジェンド・ダブルス」のイベントに出場することが正式に決まりました。

ヒンギスとクルニコワは、まだ二人が10代の頃にダブルスを組んで、全豪オープンでは2度の優勝を飾っていたの。


このブログでもPinkyは何度かお伝えしているんだけど、ヒンギスのダブルス巧者ぶりは当時から目を見張るものがありました。


今年7月に行われるWTTへの参戦で、またツアー復帰か???って騒がれたけど、当の本人は、年齢的なこともあり否定的だったの。


それは本人も可能性を否定していないの。



「何度かメールをもらったわ。“まだ十分やれるわよ”って。一緒にダブルスでも組もうかって思ってもいたの。彼女も“ちゃんとした大会へ、楽しみながらダブルスの試合をしてみない?”って言ってくれてるの。」だって。これは楽しみよね!

シングルスでの復帰は今後は微妙かなって思っていたけど、ヒンギス自身もダブルスの上手さに加えて、ダブルス自体を嫌いじゃないはずだし、彼女の上手さがより一層発揮されるのはダブルスだったりもしたからね。


そうそう、ウィンブルドンへの試合について、ヒンギスとクルニコワはこんなコメントを寄せていました。

クルニコワは「マルチナと一緒にダブルスをするためにイギリスへまた訪れることに興奮しています。自分の中でも常に特別な大会だし、ウィンブルドンの地でまたプレーできることを誇りに思います。たくさん楽しみたいと、今から心待ちにしています。」だって。

ヒンギスは「アンナとは一緒にたくさんの優勝を勝ち取っていたし、ウィンブルドンの地でまたペアーを組めることを楽しみにしています。ウィンブルドンでは、1997にシングルスで、1996年と1998年にダブルスで優勝しているし、テニス人生の最高の思い出の地へ戻ってこれることに感激しています。」って喜びを語ってました。

7月のWTTに先駆けて、ウィンブルドンでヒンギスのプレーが見られるなんて、思っていなかったから、ファンにとっては本戦の試合同様、注目を集めそうよね。


2010年05月05日
チャンピオンズ・シリーズ第2戦

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男子シニアツアーの『チャンピオンズ・シリーズ』第2戦が4月29日から5月2日までマサチューセッツ州ボストンで行われました。


8選手のトーナメントによるこの大会は、ボルグの当時のライバルでもあるジョン・マッケンローも出場していて、両者が1回戦を勝ち上がると準決勝での対決になるって注目が集まっていたわ。

その期待通り、ボルグは初日の29日にミカエル・パーンフォースをフルセットで下したの。


1日に行われた準決勝では、マッケンローがボルグを6-4、7-6(7-3)で倒して決勝進出を果たしました。

ドローのもう1つの山では29日に、マーク・フィリプーシスがウェイン・フェレイラをストレートで破り、30日にジム・クーリアがジミー・アライアスをストレートで下しました。


2日に行われた決勝戦では、フィリプーシスがマッケンローを6-3、4-6、10-5(チャンピオンズ・タイブレーク)のフルセットで退け見事、このシリーズでの初優勝を飾りました。

決勝戦は、フィリプーシスがいきなり5-0とリードしたけど、そこからマッケンローにエンジンがかかったの。

「良いプレーをしなければならないのは分かっていた。何よりも自分自身のためにもね。出だしは良くて、いきなり5-0とリードできたけど、ジョンのプレーが段々良くなって行ったんだ。彼にスイッチが入るととても危険な相手さ。」ってフィリプーシスは振り返ってました。

ボルグは同じ日にクーリアと3位決定戦を行ったんだけど、クーリアがストレートでボルグを下してました。クーリアは「コートの反対側にボルグを見るのは本当に素晴らしいことだった。とても品のある姿だったよ。こうして彼と対戦できたことは大変光栄なこと。」って感想を語っていたわ。

ボルグも「アメリカでプレーするのは大好きなんだ。スケジュールとストックホルムでの家族との時間の調整さえ付けば、喜んでまたここへ戻ってプレーしたいね。」って久々の“本気テニス(?)”にも十分楽しんだみたいね。


恒例の先週の本人選手の結果で~っす。

男子ではエクアドルで行われた3万5千ドルのチャレンジャーで、伊藤竜馬選手は1回戦敗退だったけど、第5シードの添田豪選手は見事優勝を果たしました。おめでと~~~。

オーストラリアの1万5千ドルのフューチャーズでは、第2シードの小野澤新、佐藤文平選手が1回戦で、仁木拓人選手が2回戦敗退でした。松尾友貴選手はベスト8入りを果たしました。

今週はアメリカの5万ドルのチャレンジャーに錦織圭選手は始めてクレーでの大会に出場します。



ランキングでは、添田豪選手が189位から155位へジャンプしましたね。

女子では国内は岐阜で行われた5万ドルのサーキットで、ベスト8に第4シードの土居美咲、第6シードの米村知子、第7シードの不田涼子、手塚玲美選手が入りました。


オーストラリアの2万5千ドル大会では第4シードの浜村夏美、井上万里、川床萌選手が初戦敗退するなか、宮村美紀選手がベスト8入りでした。


韓国の2万5千ドルでは、前川綾香選手が初戦敗退でした。スペインの1万ドルでは高山千尋選手が2回戦敗退でした。

今週も国内は福岡で5万ドルのフューチャーズが行われて、第3シードで波形純理、第4シードで土居美咲、第6シードで不田涼子、第7シードで米村知子、第8シードで藤原里華選手らが出場してます。

オーストラリアの2万5千ドルには第1シードで瀬間友里加、第6シードで浜村夏美、宮村美紀、川床萌、井上万里、予選を勝ち上がって涌井真耶選手が出場してます。スペインの1万ドルには高山千尋選手が、インドネシアの1万ドルには田中真梨、久見香奈恵選手が出場してます。

WTAツアーでは、イタリアはローマで行われている『BNLイタリア国際女子』には予選を勝ち上がって森田あゆみ選手が出場してます。『エストリル・オープン女子』の予選に奈良くるみ選手が出場したけど、予選2回戦で敗退。本戦にはクルム伊達公子選手が出場してます。

ランキングでは手塚玲美選手が351位から320位へ、石津幸恵選手が420位から368位へ、秋田史帆選手が390位から372位へ、高雄恵利加選手が456位から435位へ、清水咲子選手が500位から486位へ、田中真梨選手が512位から495位へと上昇しました。

2010年05月03日
ブライアン兄弟とウィリアムズ姉妹

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先週行われたイタリアでのローマ・マスターズでダブルスで優勝したのがボブ&マイクのブライアン兄弟。



1990年代に一世を風靡した“ウッディーズ”として有名な、マーク・ウッドフォードとトッド・ウッドブリッジが二人で獲得したタイトルが現在の記録である61個なの。

個人としては、ウッドフォードは67個、ウッドブリッジは何と83個ものダブルス優勝を生涯で飾っていたのよね。


ブライアン兄弟の今後の予定は、来週のスペインはマドリッドでのマスターズ1000大会、その後に全仏オープンに出場予定だから、その2つで優勝すると、全仏で新記録達成となるわ。

「ウッディーズのような素晴らしいチームとして考えてもらえることはとても偉大なことだよ。60個で止まらないようにしたいね。できればウィンブルドンで記録を更新したいんだ。祖国アメリカではセンターコートの試合がライブで見てもらえるからね。」って、マイクが語ってました。

その優勝記録を塗り替えたとしても、まだ先があるの。


2003年からアメリカ代表としえデビスカップにも出場を続けている彼らは、アメリカ男子テニスの将来についてこうも思っているみたい。



「彼らはアメリカ男子テニスの未来さ。自分達はもうベテラン。彼らは彼ら自身の武器を持ってて、まだまだ将来がある。そしてシングルスとダブルスのどちらでも活躍できるんだ。ダブルスでもスペシャリストになりたいと思っているし、できると思う。」と、マイクが彼らへの印象を語っておりました。

先週は、ロジャー・フェデラーとイヴ・アレグロのペアーを3回戦で下すなど、ダブルスでも実力をつけているのよね。

クエリーは「ダブルスをプレーするのも楽しくなったんだ。特に先週のように、シングルスで早く負けてしまった時なんかは特にね。ただ残って練習だけをしているんじゃなくて、ダブルスで勝ち上がっている。練習より何かを掴めるチャンスを与えてくれるからね。」って本人達もダブルスの面白さを分かってきたみたい。

アメリカ男子テニスのエースはアンディ・ロディックだけど、ロディックはどちらかと言うとデビスカップには積極的じゃないわ。


クレーは得意ではないとしているアメリカ人だけど、今のクレーシーズンも積極的に大会に出場しているアイズナーとクエリー。


アメリカ・テニスと言えば、女子はウィリアムズ姉妹よね。



セリーナ・ウィリアムズは年初の全豪オープンで優勝を飾って以来、初の大会出場なの。


2002年にはこのイタリアン・オープンを優勝して、その後、唯一となる全仏オープンのタイトルも獲得しているセリーナ。今年もそうなるかしら???

「怪我から復帰するときは、100%の状態じゃないわ。いくつか試合や大会をこなさなければ、どうなるか分からない。」って、慎重な発言をしてました。

姉のヴィーナスも「とても状態は良いわ。しばらくの休養を取って数週間前からボールを打ち始めたの。トレーニングもしっかりやっているわ。」って、調子は上向きみたいね。

この姉妹、去年はフェドカップを欠場。



それに出場するかを決めるのはまだ時期なお早いって語るヴィーナスだけど、今年は何とか出場して、2000年以来の優勝を祖国アメリカへ持ち帰ってもらいたいものね。

2010年05月02日
ヒューイットのデ杯への意気込み

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5月7日から9日にかけて行われる男子国別対抗戦デビスカップの地域ゾーンのグループ1の2回戦で、日本は強豪オーストラリアと対戦します。


そのオーストラリアは、ワールドグループ復帰をかけて、エースで元世界ランク1位のレイトン・ヒューイットを投入する気合の入れよう。


日本からは同187位の杉田祐一、同189位の添田豪、同272位の伊藤竜馬、同314位の鈴木貴男選手の布陣で臨みます。



そのヒューイットは、今週イタリアで開催されていたローマ・マスターズの2回戦でギエルモ・ガルシア=ロペスに敗れた直後にオーストラリアへ帰国。


毎年開幕戦としてブリスベン国際が行われている会場のスタジアムであるパト・ラフターアリーナは、いつもはハードコートなんだけど今回の試合のためにクレーコートを新設。


ヒューイットと一緒に練習したルクザックは「この赤土のコートを見ながら会場入りするのは素晴らしい気分さ。ここオーストラリアでこのコートを見れるのはマレなことだから嬉しいね。良い準備にもなる。ボールは遅いけど、それは悪いことじゃないよ。自分はクレーが好きだし、レイトンもどんなサーフェースでも戦えるから心強いね。」って語っておりました。

日本チームは、添田選手と伊藤選手はエクアドルのチャレンジャーに出場しているけど、杉田選手と鈴木選手は「味の素ナショナル・トレーニングセンター」で合宿を行ってました。


テニスだけじゃなくて、色んなスポーツの施設も完備されていて、各スポーツで世界で戦っている選手が集結する場所なのだそうです。

添田選手はエクアドルのチャレンジャーでは決勝進出を果たしていて、今夜決勝戦が行われるけど、その好調さを維持してデビスカップに臨んで欲しいですね。

