2008年05月30日
最年少選手

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「プレッシャーはなかった。だって、失うものなんて何もないんですもの。コートに立って、ベストを尽くすだけ。相手のことなんか考えずに、ただ練習したことを全部出し切ることだけに集中したの。」って、試合後に語っておりました。

ロシアはサマラ生まれの彼女は、6歳でテニスを始めて、2006年1月には若干14歳でジュニア・ランキング1位に上り詰めたの。


「ジュニアの頃は成績が良かったから、シニア・ツアーに行っても大丈夫だと思っていたの。でも、なかなか勝てなくて、段々落ち込むようになってしまった。いったいどうなってしまったのか理解できなくて、自信も無くなってしまったの。でも今は、プレーをちょっと変えたりして、徐々に良くなってるわ。でもまだサーブなどの強化が必要。」
そう語る彼女は、去年から練習の拠点を、全仏が開催されているパリへ移し、パトリック・テニス・アカデミーで日々トレーニングに励んでいるの。


昨日の2回戦で、第26シードのフラビア・ペネッタに逆転負けしちゃったけど、7月に17歳になる彼女。


ちなみに、本戦ドローの最年長は、1回戦でヴィーナス・ウィリアムズに負けちゃった、ティポラ・オブジラー、35歳。


ちなみに男子の本戦ドローの最年少は、地元フランスから主催者推薦で出場のジョナサン・イセリ。




若き二人の将来に、期待が膨らみますね。

2008年05月29日
とんだ騒動

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地元フランス人として、1983年に全仏オープンを制したヤニック・ノアがとんだ騒動に巻き込まれているの。


現在、シカゴ・ブルズのフォワードとして活躍している、プロ・バスケットボーラーのヨアキムは、日曜日の深夜2時頃、路上で飲酒していたと言うことで、警察官に連行されたの。



全仏会場でインタビューに答えたヤニックは「ただ道でビールを飲んでいただけなのに、こんな騒ぎになって、訳が分からないよ!毎日電話で話をしている。すぐにフランスに帰って来なさいと伝えてあるんだ。」って言ってたわ。

ヨアキムはその後、呼び出しには直ちに出頭すると言う誓約書にサインをして、釈放されたらしいわ。


ヨアキムはフロリダ大学時代は、NCAAでの連覇の立役者になったスター選手で、去年の6月のドラフトで指名されてブルズ入りを果たしていたの。



ブルズのスポークスマンは「週末の出来事は遺憾に思う。現在詳しい事は調査中なので、それ以上のコメントは控えたい。」って、慎重な対応を取ってるみたいね。

スター選手の不祥事は、関係者に迷惑をかけるだけじゃなくて、応援してくれているファンを裏切ることにも成りかねないから、今後はバスケットボールでの活躍で恩返しをしなきゃね!


2008年05月28日
毎週恒例となりました・・・

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はい、先週の日本人は・・・。

女子は、軽井沢で2万5千ドルのサーキットが行われました。




そしてダブルスでは、ベスト4に台湾人選手と組んだ岡本ペアーと、中国人選手と組んだ手塚ペアーが入りました。



タイの1万ドルには中野佑美選手が1回戦で、新井麻葵選手が2回戦で敗退しました。



今週も群馬で2万5千ドルのサーキットが開かれてますね。



男子では、インドの5万ドルのチャレンジャーで、鈴木貴男選手は1回戦途中で背中を痛めて棄権、松井俊英選手も初戦敗退。



ウズベキスタンの3万5千ドルのチャレンジャーでは、伊藤竜馬選手がシングルス、ダブルス共に2回戦敗退でした。


今週は、トルコの6万4千ユーロのチャレンジャーに、先週の全仏オープンの予選で、2回戦敗退した錦織圭選手が第2シードで、添田選手も第5シードで出場してます。


5月20日にお伝えした、テイラー・デントの復帰戦。




それから、ジャン=マイケル・ギャンビルや、ジャスティン・ギメルストブの名はありませんね。




2008年05月27日
エナン、復帰を全面否定

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全仏オープン4連覇直前で引退宣言したジュスティーヌ・エナン。




「カムバックすることはないわ。戻らずに先へ進むことが大事だと思っているの。」全仏オープンが開催される直前の土曜日に、会場であるローラン・ギャロスで語ってました。

カムバックの可能性がないのは、彼女の引退の理由が、怪我などからではないことも大きいみたい。


「今は幸せな気持ちになるために大会はいらないの。何千人もの観衆の前でプレーしなくても、幸せでいられるの。ただ、自分自身でいるだけでいいの。私はそれくらい単純な人間なのよ。」って、今の自分にテニスはそれほど必要なくなっちゃったことを語ってました。

もちろん、テニスと言うスポーツにさよならをする決断を下すまでには、何ヵ月もかかったそうよ。


前日の金曜日に、男子ランキング1位のロジャー・フェデラーも彼女の引退についてこう語っておりました。

そりゃそうよね。





2008年05月26日
スタイル抜群

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「体には自信があるし、女性アスリートの代表のようになれるのならって決心したの。これまでも、水泳選手やバレーボール選手などが登場したけど、テニス選手では初めてらしい。ちょっと素敵じゃない?」って、ご本人もご満悦の様子。

シングルスは敗退しちゃったけど、まだダブルスもあるし、1日でも長くローラン・ギャロスでプレーできるといいですね。

そのローラン・ギャロスでは、日本期待の森田あゆみちゃんが1回戦を戦い中。




2008年05月25日
全仏の注目選手

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金曜日は全仏オープンへの不安材料を書いたけど、今日は全仏オープンへの期待の選手をご紹介したいと思います!

まずは男子。

フェルナンド・ベルダスコ。ラファエル・ナダルに次ぐレフティで、その強烈なフォアハンドは世界でも恐れられているの。



イゴール・アンドレエフは去年の全仏の1回戦でアンディ・ロディックを下す大金星を上げて、その名を世界に知られるようになったの。


ニコラス・アルマグロは昨年、フェデラーが「どのサーフェースでも、危険な選手」と語っていた選手。




アンドレアス・セッピ。全豪オープンで見事な準優勝を上げたツォンガを、その直前の大会で下し、2月のオランダでナダルから勝利。



そして女子。

アリーゼ・コルネ。18歳の彼女は、地元開催の全仏ではもっとも期待される選手かもしれないわ。




ドミニカ・チブルコワ。161cmと小柄な彼女だけど、アメリア・アイランドでは上位選手を次々に下し、決勝戦でもシャラポワと互角に戦い準優勝を上げたわ。



ヴィクトリア・アザレンカ。ジュニア・ランキング元1位の彼女は、両膝の怪我で、ハード・コート・シーズンでは思ったような成績を収めることはできなかったけど、怪我が治り始めたクレー・シーズンでは、プラハで準優勝、ドイツ・オープンでもベスト4入りを果たし、ランキングも自己最高の17位にまで上げてきたの。


イヴェタ・ベネソバ。年明けはトップ100圏外にいて、2月の終わりには137位までランキングを下げていた彼女。



いよいよ今日の夜から始まる全仏オープン。男女とも優勝の行方が楽しみね!

2008年05月23日
全仏への不安

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来週から始まる全仏オープンだけど、すでに男子ではアンディ・ロディック、女子ではリンゼイ・ダベンポートのアメリカ勢が欠場を表明してますね。


でも、ちょっと不安の声は他の選手にも上がっているの。




それから去年の全豪オープンで準優勝を上げて、一気にトップ選手の仲間入りを果たしたマルコス・バグダティスも不安材料を抱えてるわ。


4連覇がかかっているラファエル・ナダルも、クレー・シーズンに入ってからの連戦で、大腿筋を痛めてしまっているんだとか。




女子ではジュスティーヌ・エナンが引退したことから、優勝の行方は混沌としてるわね。




セリーナ・ウィリアムズも腰の痛みでローマ大会を途中棄権。




手首の怪我に悩まされているのは、ニコール・バイディソバとマリオン・バルトリ。




地元フランスのホープとして、毎年プレッシャーの中で出場していたアメリ・モレスモも、でん部の怪我が長引いていて、今年は思うような成績を残せていないの。



みんなちゃんと治して、万全の体調で臨んでもらいたいですね。


2008年05月22日
引退後の活動

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みなさんは、アマンダ・クッツァーって選手知ってますか?





そんな彼女は、後継者探しと言う訳じゃないんだろうけど、祖国の南アフリカでジュニアの育成に力を注いでるの。


今年で第11回目を迎えたその活動には、南アフリカ有数の銀行であるABSAや、コニカ・ミノルタをスポンサーに付けるなど、年々大きくなっているの。


クルム伊達公子選手の、キッズテニスのようなものかもしれないわね。


あ、さっき錦織圭君の全仏オープンの予選2回戦が終わりましたね。




それからストラスブルグのティア3大会で、ベスト8入りしていた杉山愛ちゃんも、さっき試合が終わって、こちらもストレートで負けてしまいました。


2008年05月21日
は~い、先週の日本人選手です。

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それでは、先週の日本人選手の活躍です。

久留米で行われた5万ドルのサーキットでは、復帰第3戦のクルム伊達公子選手始め、高岸知代、瀬間詠里花選手がベスト8に、そのクルム伊達選手を破った米村知子、高雄恵利加選手がベスト4入りを果たしました。

ダブルスでは、クルム伊達&高岸ペアーと青山&竹本ペアーがベスト4、瀬間姉妹が決勝進出を果たしましたが、惜しくも破れ準優勝でした。

インドネシアの1万ドルでは平知子、新井麻葵選手がベスト4入り、ダブルスでも伊勢&川床ペアーがベスト4入りを果たしました。


今週は軽井沢で2万5千ドル大会があります。




男子ではインドの5万ドルのチャレンジャーで、本村剛一選手は1回戦敗退だったけど、添田豪選手はベスト4入りを果たしました。




ズベキスタンの1万5千ドルの竹内研人選手は2回戦で、メキシコの1万ドルには杉山記一選手も2回戦、スペインの1万ドルには予選を勝ち上がった鈴木昂選手は1回戦敗退でした。

今週はインドの5万ドルのチャレンジャーに第4シードで添田、松井、鈴木貴男選手が出場してます。



2008年05月20日
復帰戦へ臨む!

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長い、長い治療からのカムバック。



テイラー・デント。



そんな彼は、2006年2月、オランダはロッテルダムでの大会の2回戦途中で腰の痛みを訴えて棄権。



でも手術は決して成功とは言えず、2007年3月に2回目の手術を受けて、その後9月にも受けて、その後はつらいリハビリを受ける日々を送っていたんだって。


「肉体的にもかなり辛かったけど、それ以上に精神的にもっと辛かった。」って語るデント。



現在デントは、日々の練習に加え、週に3回のトレーニングもこなし、1日に30分~45分間サーブを打ち続けても大丈夫なくらい、腰の状態は良いんだって。


錦織圭君も練習拠点にしている『ニック・ボロテリー・テニス・アカデミー』の創設者であるボロテリー氏もデントのカムバックを待ちわびている一人。


期待に応えることはできるかしら?

そうそう、その復帰戦となるチャレンジャーには、こんな選手も名を連ねる予定なんだって。



2008年05月19日
世界ランキング

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今週発表のWTAランキングに、クルム伊達公子選手が11年半ぶりに登場しましたね。





そして、その下の45ポイントには、かつて14位まで行った、アンナ=レナ・グローネフェルドや、最高位41位に行ったクラウディン・ショールの名前も発見!!!




5月15日のブログでも紹介したイェレーナ・ドキッチも、先週のイタリアの2万5千ドルで優勝を飾って、今週は出場4大会で431位から318位へとジャンプしてますね。


エナンの引退で、ランキング1位にはマリア・シャラポワが返り咲きしたわね。




女子は本戦にも予選にも何人か出場するけど、男子は錦織圭君が予選に出場するだけかな。




2008年05月16日
エナンの引退。。。

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一昨日の夕方から、テニス界に衝撃が走りましたね。



「いったいなぜ???」って思うのが、大半の気持ちだし、もちろんPinkyだってそうです。



でも、実はそんななか、彼女の脳裏には「引退」と言う言葉がよぎっていたのね。


納得いかないって感じている人も、たくさんいるかと思うわ。



でも、今年の現役復帰に伴い、当時の彼女の気持ちも明らかにされたし、それを考えると、やっぱり本人にしか分からないことって、あるんじゃないかしら?


彼女は、12歳の頃(だったかな?)にお母さんをガンで亡くして、その後には、お父さんなどの家族とは疎遠になって、トップ・プロとして世界で転戦。





2008年が始まって、毎年と同じように試合に出場していた彼女だったけど、実はその裏では、こんなことをずっと考えていたんだな~・・・って。


これでランキングも変動してくるのかしら?引退宣言しても、ランキングに残ってる選手もいれば、翌週には消える選手もいるのよね。



2008年05月15日
クルム伊達選手はいったい・・・

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昨日のブログにもちょっと書いたんだけど、今日は(“また”と言われそうですが・・・)クルム伊達公子選手について、ちょっと書きたいと思います。

復帰第1戦で、シングルスはいきなり決勝戦へ勝ち上がり、惜しくも負けちゃったけど、見事な準優勝。



福岡での早めの敗退が功を奏してか、今週の久留米では、体調万全で臨めているらしく、1回戦では現在ランキング296位で、1年半前には最高位143位まで行った久松志保選手に、6-1、6-0の圧勝する勢い。


3大会出場しないとランキングが付かないから、来週の月曜日発表のランキングでは、WTAランキングに11年半ぶりに登場する予定なのよね。



彼女は、何度か復帰を試みたけど、上手く行かなかったの。



今週のクルム伊達選手の勝ち上がりで、来週のランキングが左右されるわけだけど、Pinkyが疑問に思うのは、その後の彼女のことなの。


せっかく復帰したし、彼女の実力なら、グランドスラムを狙えとまでは言わないけど、5万ドル以上の大会や、ティア3~4くらいの大会に出場して欲しいなって、思っちゃうわけですよ。



それに今の彼女の体のケアーの念入りさにはビックリ。


だって、現役時代(ま、今も現役復帰ですが)だって、シングルス優先で、ダブルスは1993年まではそこそこ出場してたけど、1994年は1大会、1995年はゼロ、引退した1996年に、国内大会2大会に出場しただけだったの。


彼女の復帰後の活躍を見ていると、やっぱりせっかくなら、もうちょっと上を目指して欲しいな~って言うのがファンの気持ちだとも思うの。



そう考えてトップ100にいる30代の選手を見ていたら・・・。何と現在35歳で、100位以内で現役最年長だったニコール・プラットが、今年の全豪オープンを最後に引退していたんですね。


そうなると現在の最高齢者は、4月に35歳になったジポラ・オブジラー(98位)。続いて9月に35歳になるビルジニー・ルアノ=パスクアル(85位)。7月に34歳になるジル・クレイバス(63位)。そして7月に33歳になる杉山愛選手(35位)。

9月に33歳になるロッサーナ・デロス=リオス(91位)、6月に32歳になるリンゼイ・ダベンポート(27位)、今月31歳になるタマリン・タナスガーン(68位)、6月に31歳になるタティアナ・ガービン(53位)、1月に30歳になったメイレン・トゥ(95位)の9選手。メイレン・トゥは、去年自己最高位を更新する好調だったけど、今年は1勝6敗と振るわず、3月のインディアン・ウェルズ以降、試合に出場してないけど・・・。

ここに「9月で37歳になるクルム伊達公子(○○位)」・・・って、入ってこないかしら???

2008年05月14日
毎週恒例の・・・

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はい、先週の日本人の活躍で~っす。

もちろん、福岡で行われた女子5万ドルのサーキットが、先々週の岐阜に続いて、注目を集めてましたね。





その他ベスト8には、波形純理、飯島久美子、米村明子選手が入りました。




ダブルスでも、久見&越野ペアーがベスト4入り、黒田選手はオーストラリア選手と組んで準優勝に輝きました。

韓国の2万5千ドルには引き続き、浜村夏美、前川綾香選手が2回戦で、岡田上千晶選手がベスト8入りしました。




今週も久留米で5万ドルのサーキットがありますね。






インドネシアの1万ドルには第2シードに岡あゆみ、第6シードに北崎悦子、平知子、伊勢ミツ子、新井麻葵、予選を勝ち上がって関根慧選手が、タイの1万ドルに今井理恵、予選を勝ち上がって山本愛選手が出場してます。

男子では、韓国で行われている1万5千ドルでは、岩見亮選手がベスト8、松井俊英選手が準優勝を果たしました。





今週はインドの5万ドルのチャレンジャーに、第4シードで添田剛、本村剛一選手が出場してます。


お隣韓国の1万5千ドルのフューチャーでは、第1シードに岩渕聡、第2シードに松井、第7シードに石井弥起、第8シードに井藤祐一、近藤大生、岩見亮、小野澤新、ラッキー・ルーザーで佐藤博康選手が出場してます。


2008年05月13日
フェデラー、オリンピックでは・・・

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今年に入ってから、びっくりするくらい(?)不調なのが、『フェデラー・エクスプレス』でここ数年突っ走ってきた、世界ランキング1位のロジャー・フェデラー。



今季の成績は、22勝6敗と、これまでの勢いに陰りが見え始めちゃったって言われてるわよね。




でも、オリンピックでの成績はパッとしないのよね。



そんな彼が、今年のオリンピックでも旗手を務めたいって思ってるみたいよ。


今年の北京では、メダルが取れるかしらね~。



「オリンピックは大切な大会さ。色んなスポーツのトップ選手と間近に会える貴重な経験ができる場所さ。オリンピックでは、選手はみんな選手村で生活するんだ。テニス選手は普段、ホテルが用意されて、個別に送迎もしてくれる。だからとても違った経験ができるんだ。」って、言ってたわ。

今年はオリンピックって言う楽しみもあるから、より一層面白いかもね。

2008年05月12日
波乱続きで、混戦模様

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先週行われた、男子マスターズ・シリーズのBNLイタリア国際男子と、女子のティア1大会であるカタール・テレコム・ドイツ・オープンは、いずれも波乱の続出する大会となりましたね。


男子大会では、クレー王の称号を欲しいままにしてきた、第2シードのラファエル・ナダルが、初戦だった2回戦で、まさかの敗退。


このナダルの敗退で、きっとトップ・シードのロジャー・フェデラーの優勝の可能性が高まったって思ったファンも多かったと思うわ。



フェデラーと同じスイス人のスタニスラス・ワウリンカが、ノーシードからあれよあれよと勝ち上がって、自身初のマスターズ・シリーズの決勝戦の舞台に立ったの。


クレー巧者と言われる選手が、次々と敗退するなか、クレーを苦手とされるアメリカ勢が、上位進出していたの。



女子の大会でも、トップ・シードのジュスティーヌ・エナンと第3シードのスベトラーナ・クズネツォワが3回戦で敗れる波乱に見舞われたの。


スゴイって言えるのは、何と言っても優勝した、ディナラ・サフィーナでしょう。


ノーシードから頑張ったのは、ベラルーシの新鋭、18歳のヴィクトリア・アザレンカで、2回戦で第6シードのアンナ・チャクエタゼを下すと、準々決勝では、第3シードのクズネツォワを倒して勝ち上がってきた、第15シードのアローナ・ボンダレンコを退けて、自身初のティア1でのベスト4入りを果たしたわ。

今週も男子はハンブルグでのマスターズ・シリーズ、女子はティア1大会のBNLイタリア国際女子と、大きな大会が続きます。



男女とも、ちょっと混戦模様になってきて、優勝の行方を占うのは、なかなか難しくなってきたわね。

2008年05月10日
色んな裏事情

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今年の9月19日から21日にかけて行われる、男子国別対抗戦のデビスカップの準決勝。



金曜日に発表になった開催場所は、スペインはマドリッド。



ナダルや、ランキング5位のダビド・フェレールや、カルロス・モーヤら、多くのトップ選手を有するスペインだけど、その特徴は、クレーのような、いわゆる遅いコートを得意とする選手ばかり。

一方のアメリカは、アンディ・ロディックを筆頭に、ジェームズ・ブレークや、このところどんどん力を付けているジョン・アイズナーのような、ビッグ・サーブやビッグ・ショットを持つ、いわゆるハードコートのような、早いサーフェースで力を発揮する選手ばかり。

スペインは、昨年のチャンピオンである、アメリカとの準決勝と言う大一番を地元で開催できるから、開催国が場所やサーフェースを選択できることになってるの。



これには、スポンサー問題などのお金がからんでいるらしく、首都であるマドリッドを選択したらしいの。


選手達からしたら、たまったもんじゃないわよね。


ま、2008年の現代にもなると、資金や政治などもスポーツにからんできちゃうから、一概に無視はできないんだろうけど、選手は純粋に勝ちたいって思っているんですもんね。



2008年05月08日
マッケンローの初優勝

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5月6日のブログに紹介しましたが、日本ではクルム伊達選手、海外ではエル・アイナウイ選手が、30代中盤を過ぎても頑張ってます。



ベテランの頑張りが続くなか、伊達選手に刺激された・・・なんてことはないと思うけど、49歳のジョン・マッケンローが、シニア・ツアーで初優勝を上げておりました。


マッケンローが優勝したのは、アメリカはボストンで4月30日から5月4日まで行われていたもの。




決勝戦では、グループBから3勝1敗で1位になった、アーロン・クリックスタインと対戦。



この優勝で、賞金5万4千ドル(約550万円)と、シニア・ツアー・ランキング・ポイントの800ポイントをゲット。


続く第4戦は、ロードアイランド州ニューポートで、8月13日から17日に行われます。

それから『ブラックロック・チャンピオンシップス』の第2戦も、4月24日から27日に、スペインはバルセロナでおこなわれてました。



第3戦は、今週末イタリアはローマで10日と11日の2日間で行われます。


引き続き第4戦もすぐ、5月14日から18日に、ドイツはハンブルグで行われます。




2008年05月07日
そして日本人選手は・・・

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それでは先週の日本人の活躍です。

Pinkyも5月3日のブログで書いたけど、先週はクルム伊達公子選手の話題で持ちきりでしたね。




おまけに(?)、5月1日からは、ダブルスとのダブル・ヘッダーと、今大会誰よりも試合時間が長かった選手となりました。


他の日本人選手はと言うと、中村選手に並んで、米村知子と明子の姉妹がベスト8入りしたのが最高成績でした。


その他の大会では、インドネシアの2万5千ドルには、第5シードで菅野知子選手が2回戦で、その他の選手はみんな1回戦敗退でした。



韓国の2万5千ドルでは、瀬間友里加&詠里花姉妹が2回戦で、その他の選手は初戦敗退でした。



今週は、福岡での5万ドルには、クルム伊達選手はもちろん、第1シードに中村、第5シードに波形純理、第6シードに藤原里華、第7シードの飯島久美子、第8シードに米村(明)を始め、多くの日本人選手が出場してます。

韓国の2万5千ドルには引き続き、瀬間姉妹、第3シードに浜村、第4シードに岡本聖子、高岸智代、前川綾香、手塚玲美、岡田上千晶選手が出場してます。



あ、森田あゆみ選手が、ドイツで行われているティア1のドイツ・オープンの予選にエントリーしたけど、1回戦で負けちゃいましたね。残念。。。

男子では、韓国の1万5千ドルので、松井俊英、井藤祐一、小野澤新選手は初戦敗退だったけど、第7シードの伊藤竜馬選手が見事優勝しました。



今週行われている、アメリカの5万ドルのチャレンジャーに、錦織圭選手が出場予定だって、噂だったんだけど、結局エントリーしてませんね。


サーキット大会では、お隣、韓国で行われている1万5千ドルには、第6シードで伊藤、松井、井藤、予選を勝ち上がって小野澤、ラッキー・ルーザーで岩見亮選手が出場してます。


それから、今週はこんなところでも、日本人選手がエントリーしております。


今週も、世界各地で日本人選手が奮闘してます。


2008年05月06日
ベテラン選手の奮闘!

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先週、ドイツはミュンヘンで行われたBMWオープンで、何と36歳のユーネス・エル・アイナウイが、復活のベスト4進出を果たしたの。


2002年は実に3大会で優勝、2大会で準優勝を上げて、その勢いのまま2003年もランキングを上げたの。


2004年は、年明けから右足裏の筋膜炎に悩まされて、その後も復帰を試みるも、満足にプレーすることはなかなかできなかったの。



今年も年明けは、大会に出場することはなかったから、先週の大会の予選へのエントリー時のランキングは299位にまで落ちていたわ。


これは、1993年2月にジミー・コナーズがサンフランシスコで40歳5ヶ月でベスト4入りした以来の、最年長記録となりました。


コナーズは、最後に出場した大会は、約43歳8ヶ月だったから、エル・アイナウイも、それを考えたらまだ36歳。


36歳か~。それを考えると、37歳で現役復帰したクルム伊達公子選手って、本当にすごいわね。


今日のダブルスは、負けちゃったけど、かなり疲労が溜まっているはず。


もちろん、断然応援してるから、勝ち上がってほしいけど、やっぱり体の方が心配です。



2008年05月03日
クルム伊達、決勝進出!

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クルム伊達 def M・サウス:7-6(7-5)、6-3
クルム伊達選手、すごすぎです!



3月のドリームマッチを見ても、1試合だけに集中してやったら、未だに日本人のトップと互角に渡り合えるんじゃないかな~って思ったの。


そこそこできる力はまだ感じたけど、ツアーを回るって言うのは、試合の次にまた試合って続くし、今回のように、勝つとまた翌日も試合が控えてる。


疲労が溜まると、集中力も高まらないわ。




これまでは、全て日本人選手との対戦で、対戦相手の日本人選手が、“名前負け”みたいな感じもあったみたい。




日本の若手に、刺激になれば・・・って復帰を決意したようだけど、ここまで若手が勝てないと、ちょっと情けないかな~って感じる人もいるはず。


1996年のウィンブルドンの準決勝で、グラーフに日没サスペンデッドからの敗退は、当時見ていた人は、あのままやっていれば・・・って、誰もが思った試合だったわ。


伊達さんは、ランキング最高4位と言われていますが、もし、あのまま試合が行われて、決勝へ進んでいたら、優勝だってしていたかもしれないくらいの実力者なんですよ。



今は、当時よりスポーツ医学も発達して、アフターケアーも充実しているからこそ、こうした彼女のプレーが実現しているのも事実でしょうね。



本当のことを言うと、Pinkyは昨日の時点で負けて欲しかったの。




今、一番彼女に必要なものは、休養だって思います。



ちなみに、ランキングには3大会出場しないとエントリーされないんだけど、現時点では、5万ドル大会の予選を勝ち上がったポイントが3。決勝進出で25。優勝すると35ポイントとなります。




いったい3大会終わった時点で、何位に登場するんでしょうね?




2008年05月01日
テニス界を変えた出来事

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それは、ドイツはハンブルグで行われていた、シチズン・カップの準々決勝でのできごと。



第1セットを6-4で先取したセレス。



当時18歳だったマレーバは、その時のことをこう振り返っていました。

セレスは病院へ送られたけど、大会はそのまま続いたの。


セレスは、1991年からその事件まで、8回出場したグランドスラムで、7回優勝を飾っていて、この事件は、熱狂的なグラーフのファンが、再びグラーフに1位の座に返り咲いてもらうには、セレスが邪魔だったって理由で、起きてしまったのよね。

女子プロツアー、WTAの幹部の一人はこう語ってます。

本当に悲しく、悲惨な出来事に見舞われてしまったセレス。


あの事件で、テニス界が変わったけど、もしあの事件がなかったら、それはそれで別の女子テニス界があったはずよね。


セレスの今後の人生に、多くの幸せがありますように!
