2008年05月01日
テニス界を変えた出来事
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みなさんは、15年前の昨日が、いったい何の日だったか、ご存知ですか(覚えていますか)?それは、テニス界にありえないような衝撃が走った日でした。
それは、ドイツはハンブルグで行われていた、シチズン・カップの準々決勝でのできごと。そう、当時、断トツ1位だったシュテフィ・グラーフのその座を奪ったのが、モニカ・セレス。そのセレスがマグダレーナ・マレーバとベスト4入りをかけて試合を行っていたんです。
第1セットを6-4で先取したセレス。第2セットも4-3とリードして、コートチェンジでコートサイドのベンチに座ったその瞬間、悲劇が彼女を襲ったのでした。地元ドイツで、グラーフの大ファンの男性に襲われ、背中を刺されてしまったのでした。
当時18歳だったマレーバは、その時のことをこう振り返っていました。「いったい何が起きたのか、全く分からなかったの。彼女が倒れ込むのを見て、何かとても怖かったわ。血などは見てなかったけど、もし見ていたら、もっと怖かったと思う。彼女にとっては、本当に不幸なできごとだった。」
セレスは病院へ送られたけど、大会はそのまま続いたの。「今思い返すと、翌日も選手達は、何事もなかったかのように、コートで試合をしていたわ。プレーを中止するべきだったんじゃないかって今は思う。そうするべきだったのよ。」って、マレーバは思っているみたい。
セレスは、1991年からその事件まで、8回出場したグランドスラムで、7回優勝を飾っていて、この事件は、熱狂的なグラーフのファンが、再びグラーフに1位の座に返り咲いてもらうには、セレスが邪魔だったって理由で、起きてしまったのよね。
女子プロツアー、WTAの幹部の一人はこう語ってます。「9月11日のニューヨークのテロで世界が変わったのと同じように、あの日の出来事で、テニス界も変わった。一歩引いて物事を見直したし、大会側も、今まで以上に厳しく、セキュリティのレベルを上げるようになったんだ。ガードマンを主審の後ろに付けて、選手の護衛もできるようにした。」
本当に悲しく、悲惨な出来事に見舞われてしまったセレス。2年間の休養と治療の結果、再びコートに戻ってきたけど、1996年の全豪オープンで優勝を上げたのが、唯一のグランドスラム優勝で、その後は、肩や膝の怪我に悩まされ、今年2月に正式に引退を表明しました。
あの事件で、テニス界が変わったけど、もしあの事件がなかったら、それはそれで別の女子テニス界があったはずよね。あの事件で、セキュリティなどの強化が行われるようになったのは、良いことだと思うけど、Pinkyは、あの事件が逆になかったら、別の女子テニス史も存在したんだろうな~・・・なんて、ちょっと考えてもしまいます。
セレスの今後の人生に、多くの幸せがありますように!
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みなさんは、15年前の昨日が、いったい何の日だったか、ご存知ですか(覚えていますか)?それは、テニス界にありえないような衝撃が走った日でした。
それは、ドイツはハンブルグで行われていた、シチズン・カップの準々決勝でのできごと。そう、当時、断トツ1位だったシュテフィ・グラーフのその座を奪ったのが、モニカ・セレス。そのセレスがマグダレーナ・マレーバとベスト4入りをかけて試合を行っていたんです。
第1セットを6-4で先取したセレス。第2セットも4-3とリードして、コートチェンジでコートサイドのベンチに座ったその瞬間、悲劇が彼女を襲ったのでした。地元ドイツで、グラーフの大ファンの男性に襲われ、背中を刺されてしまったのでした。
当時18歳だったマレーバは、その時のことをこう振り返っていました。「いったい何が起きたのか、全く分からなかったの。彼女が倒れ込むのを見て、何かとても怖かったわ。血などは見てなかったけど、もし見ていたら、もっと怖かったと思う。彼女にとっては、本当に不幸なできごとだった。」
セレスは病院へ送られたけど、大会はそのまま続いたの。「今思い返すと、翌日も選手達は、何事もなかったかのように、コートで試合をしていたわ。プレーを中止するべきだったんじゃないかって今は思う。そうするべきだったのよ。」って、マレーバは思っているみたい。
セレスは、1991年からその事件まで、8回出場したグランドスラムで、7回優勝を飾っていて、この事件は、熱狂的なグラーフのファンが、再びグラーフに1位の座に返り咲いてもらうには、セレスが邪魔だったって理由で、起きてしまったのよね。
女子プロツアー、WTAの幹部の一人はこう語ってます。「9月11日のニューヨークのテロで世界が変わったのと同じように、あの日の出来事で、テニス界も変わった。一歩引いて物事を見直したし、大会側も、今まで以上に厳しく、セキュリティのレベルを上げるようになったんだ。ガードマンを主審の後ろに付けて、選手の護衛もできるようにした。」
本当に悲しく、悲惨な出来事に見舞われてしまったセレス。2年間の休養と治療の結果、再びコートに戻ってきたけど、1996年の全豪オープンで優勝を上げたのが、唯一のグランドスラム優勝で、その後は、肩や膝の怪我に悩まされ、今年2月に正式に引退を表明しました。
あの事件で、テニス界が変わったけど、もしあの事件がなかったら、それはそれで別の女子テニス界があったはずよね。あの事件で、セキュリティなどの強化が行われるようになったのは、良いことだと思うけど、Pinkyは、あの事件が逆になかったら、別の女子テニス史も存在したんだろうな~・・・なんて、ちょっと考えてもしまいます。
セレスの今後の人生に、多くの幸せがありますように!