ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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今年７月２７日から開催されるアメリカはカリフォルニア州のロサンゼルスで行われる『ロサンゼルス・テニス・オープン』で、今季限りで引退を表明しているマラット・サフィンと、１４回のグランドスラム・シングルス優勝の記録を誇るピート・サンプラスのエキシビションが行われるんだって。

去年まで『カントリーワイド・クラシック』として開催されていたこの大会は、今年から『ロサンゼルス・テニスオープン』へと名前を変えて開催されるんだけど、何と今年が８３周年と歴史の長い大会なの。

大会初日のナイトセッションで対戦する両者は、２０００年のＵＳオープンの決勝戦の再現となるわ。その時は、サフィンが勝って、彼は初のグランドスラム優勝を果たしたの。サンプラスは２８６週も世界ランク１位になっていたけど、サフィンもその優勝後の１１月に世界ランク１位の座に着いたのよね。

両者の対戦成績はサフィンの４勝３敗で、最後に対戦したのは２００２年の全豪オープンの４回戦で、その時もサフィンに軍配が上がっておりました。

「我々は、史上最高の選手と言われるサンプラスが、この大会でコートに戻ってくることに興奮している。２００９年の大会をこのような形でスタートさせることができるなんて、最高のこと。こうしてまたサンプラスのプレーがみられることは、ファンにとってもこの上ないことになるだろう。ＵＳオープンの決勝で対戦したのが９年も前だなんて、信じ難い。両者は最高のテニスを見せてくれるだろう。」と大会主催者も喜びを隠せないでいるわ。

サンプラスは２００２年のＵＳオープンの優勝が最後のタイトルで、それが１４個目のグランドスラム優勝となって、未だに破られていない記録なの。彼は８８大会で決勝戦へ進んで、うち６４回の優勝を飾って、生涯成績は７６２勝２２２敗。１９９３年から９８年にかけては６年連続で年末ランキング１位の座に着いていたの。２００７年にはテニス殿堂入りも果たしているわ。

エキシビションの前には、『２００９年ＬＡテニスオープン賞』の受賞式も行われ、今年はその賞がサンプラスに贈られることが決まっている。同大会は１９８５年から毎年、テニスと言うスポーツの発展に後見した選手を選びこの賞を与えているんだって。

サフィンは、そのエキシビションに加えて、同大会の本戦にももちろん出場するの。これが６度目の出場となるサフィンは、これが最後の出場となるのよね。彼は２００５年の全豪オープンでも優勝して、キャリア１５回の優勝と飾っております。その他の出場選手は、これから発表になる予定なんだって。