2009年02月19日
ペアの騒動は大きなものに

一日一回クリックしてねん


2月16日にお伝えした、今週開催中の『ドバイ・テニス選手権』へ出場するために入国へのビザを申請したシハール・ペアが、アラブ首長国連邦から拒否されて発給されず大会に出場できなかった事件が大きな問題になってます。


火曜日に大会側から出されたコメントによると、ペアが大会に出場するなら、観客は大会をボイコットするとの抗議が大会前に主催者へ送られていたんだって。



「イスラエル軍のガザへの攻撃がライブ中継された湾岸諸国は、かなり敏感になっているのが現実。彼女の出場が大きな刺激になることは必至。事実、彼女は開幕戦のニュージーランドで、抗議団体からの激しい抗議を受けていたのは、ほんの数週間前の出来事。」って大会主催者が語ってました。

加えて「彼女のエントリーによって、大会そのものが妨害され兼ねない。スポーツと政治を切り離したいのは山々だが、この国には近隣諸国からの人々が多く集まっていることもあり、この地域での衝撃的な出来事に敏感にならざるを得ない。」と、1300人ものパレスチナ人が殺されたガザへの攻撃が人々に与えた影響の大きさも語ってました。

湾岸諸国のほとんどがイスラエル人へのビザの発給は行ってないんだって。



ただ、アンディ・ラムに関してはどうやらビザが発給されそうだって話もあるの。



そんな事態を受けて、3月6日~8日に行われる男子国別対抗戦のデビスカップ・ワールド・グループの1回戦で、スウェーデンはイスラエルを迎えて試合を行う予定だったんだけど、何と4千人収容の会場に観客を入れずに試合を行うことが決まったの。

これはイスラエルに対する抗議団体が、反イスラエルのデモを行うとの計画があることなどから、セキュリティ上の問題を考えた結果、賛成が反対を上回って決まったことらしいの。


実はこうした措置が取られるのは2度目のことらしいの。



選手にしてみたら、とんだとばっちりって感じだけど、国と国の問題ってそう簡単なものじゃないし、他の選手や大会に危害が加えられることも考えないとならないかなね~。

