2006年09月05日
選手にも好かれるアガシ!
日曜日に現役最後の試合となったアンドレ・アガシ。試合後、涙に暮れた彼は8分間もコートで観客のスタンディング・オベーションに応え、その後の記者会見は実に42分に及ぶ異例のものとなったんだって。ロッカーに帰った彼をアンディ・ロディックやラファエル・ナダルなど多くの選手達が拍手で迎え、アガシの涙は止まらなかったんだって。
ロディックはこう語っているわ。「もちろん、自分が憧れていた選手と対戦したいものさ。でも同時に、その選手のテニス人生に終止符を打つ役目にはなりたくないよね。すごく微妙な立場さ。複雑な思いが入り交じっているんだ。だって、彼も僕も勝つと対戦しなきゃならなかっただろう。彼のファンである自分と、プロ選手である自分が僕の中に存在するんだ。彼がロッカールームに入って来た時、選手達はスタンディング・オベーションで彼を迎え、感動的なシーンだったよ。彼は多くの選手と抱き合い、僕は彼の元に歩み寄って握手を求めて言ったんだ。“これまで色々指導してくれて本当にありがとう”って。そしたら彼は“頑張れよ”って答えてくれたんだ。」すごくいいお話ね~。同じ選手達からもこんなに慕われてたなんて、改めて彼の人柄の良さ&偉大さがわかるわよね。Pinkyもその場にいたかった~~~!!!あ、男子ロッカールームだった。
それからこんな嬉しくないニュースも。本戦と同じくジュニアの試合も始まってるわよね。女子ジュニアで第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ選手。日曜日に1回戦が行われたんだけど、6ー4、1ー2のところで、審判に暴言を吐いたってことで、不戦敗になっちゃったの。ウィンブルドン・ジュニアでも優勝した彼女は現在16歳で、シニアの大会にも出始めてて、ランキング298位と上昇中だったの。輝かしい未来がある身なのに、こんな記録&記憶を残しちゃいけないわね~。その時の状況はちょっと分からないんだけど、特にテニスではそんな理由での不戦敗って滅多に聞かないだけに、かなり審判の怒りに触れたってことよね。そう言えば、去年全仏オープンで若干15歳でヴィーナスを敗ってベスト8入りしたセシル・カラタンチェバ選手をちょっと思い出しちゃった。その後のランキングで35位まで上がってきたのに、全仏直後のドーピング検査で陽性反応が出て、ツアー出場停止処分を下されて今はランキングに彼女の名前はありません。練習コートでシャラポワといざこざを起こしたり、インタビューでは“テニスなんて大嫌い。こんなスポーツを考えた人が信じられない”とか、プロ選手らしからぬ言動をしてて、かなり評判は悪かったのよね。そのドーピング検査では妊娠も発覚しちゃって(その後に流産したって話しだけど)、素行の悪さも露呈しちゃったわよね。10代のジュニア時代はコーチや監督は、選手として人間としての部分でも指導しないとならないわよね。だって、まだ15とか16歳でしょ。それで親元を離れて海外で生活しているんですもの!ウォズニアッキ選手、第2のカラタンチェバにならないでね!!!アガシのようにファンからも選手からも好かれる人間になってね。
(ちなみに、同じウォズニアッキ選手でも、キャロラインはデンマークの選手で、現在16歳。アレクサンドラはカナダ出身で明後日19歳になるシニア1年目でこちらもランキング132位と伸び盛り中なので、お間違えなく)