

USオープンもいよいよ大詰めとなりましたね。

女子の決勝戦はジュスティーヌ・
エナン=アルデンヌと
マリア・シャラポワで争われることになったわ。

でも今日はこの二人のお話じゃないの。

今大会、台風の目となった第19シードのイェレーナ・ヤンコビッチ。

3回戦では第9シードの二コール・バイディソバを、続く4回戦では第6シードのスベトラーナ・
クズネツォワを、準々決勝では第4シードのエレーナ・
デメンティエワを撃破しての快進撃。

今シーズンの序盤は極度のスランプに陥り、テニスを辞めようかとも思ったくらいだったんだって。

そんな彼女、実は数日前にちょっとしたアクシデントに見舞われていたの。

それはベスト4入り一番乗りを決めた次の日の水曜日の出来事だったんだって。

「今は
アメリ・モレスモに本当にありがとうって言いたいわ。なぜなら、彼女は専属の理学療法士に私の体のケアーをさせてくれたの。彼の治療はすごく効果があったわ。それがなかったら準決勝なんてとても戦えなかった。だからすごく感謝してるの。水曜日のダブルスの試合の前に、ウォーミング・アップをしてたの。バックハンドを打った瞬間、体が動かなくなっちゃったの。何が起きたのか理解できなかったけど、それから動けなくなってしまったの。すごく痛みもあったし、その時は“やっちゃった”って思ったわ。体を曲げることも回すこともできなかったわ。もうプレーできないって思った。準決勝は無理ってよぎったけど、彼の治療で今日の試合をすることができたの。彼の評判はすごくよかったから、たぶんお母さんだと思うんだけど、私の体を診てもらえないかってモレスモに頼んだみたいなの。彼女は快く承諾してくれたわ。そんなこと頼む選手は他にいないんじゃないかしら。」
準決勝ではエナン=アルデンヌとフルセットの接戦を演じたけど、その影にはこんな事件があったのね。

でも、モレスモももしかしたら戦うかもしれない相手なのに、その彼女を助けてあげたなんて・・・。

レズビアンとしての印象が強いけど、パーソナリティは最高の女性ね!

やっぱり人格って、そう言うものとは関係ないのよね。

選手間の友情ってやっぱり素晴らしいわね!


それからこんなことも耳にしちゃったの。

イギリス男子テニスの期待の星、アンディ・マレー君は、その若さと才能溢れるプレーやコーチング問題とかで、もうすっかりお馴染みよね。

でも、彼にはこんな過去があったの。

それは10年間の1996年の3月。彼が若干8歳だった時のこと。

地元スコットランドはダンブレインって言う街で、悲劇が起こったの。

それはトーマス・ハミルトンと言う男が銃をもって小学校へ押し入り、無差別に発砲して子供16人、教師1人を射殺した事件。

なんとマレー君はその小学校にいて、職員室に隠れて助かった生徒の一人だったんだって!



その犯人は、直後に自分自身を打って自殺してしまったんだけど、マレー君曰く、その時のことはほとんど覚えていないとか。

彼はそのことに関しては多くを語ろうとしないんだって。

それはそうよね。お願いだから、そんなこと聞かないでって思わない。

やっと忘れたんだろうから!その時、亡くなった友達や先生のためにも、立派はトッププロになってもらいたわね!

頑張れ、アンディ!!!
