2008年04月13日
ナブラチロワ様の思い
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マルチナ・ナブラチロワが、自身の公式ホームページで、去年の11月ぶりに書いた4月4日の日記で、こんなことを言っておりました。彼女は、メディアとの関係は、かれこれ35年になるとのこと。でも、これまで、伝えたい事を思ったように報道されたことは、マレだって感じているんだって。
彼女は、かつてのチェコスロバキアからアメリカへ亡命し、1981年7月20日にアメリカ国籍を取得したの。そんな彼女だけど、つい最近、生まれ故郷のチェコ共和国の国籍を再び取得し、今現在はアメリカとの二重国籍になってるの。こうしてまたチェコ共和国の国籍を取得にはいくつかの理由があったらしいわ。1つは、病気になってしまったお母さんを訪ねるために、毎月チェコに訪れていること。今はチェコでもビジネスを始めているため、国籍があった方が良いから。
そして何より、彼女はチェコと言う国を愛しているからなんだって。亡命したのは、当然のチェコスロバキア政府が極度の共産主義だったからで、国や人々が嫌いだったからではなかったの。同時に、アメリカと言う国の民主主義と人々が好きになったからなんだって。そして、多くのテニス大会がアメリカで行われているから、テニス選手としては、全く利にかなっていると感じたかららしいの。
その後はアメリカ人として、フェドカップを含め、多くの大会に出場してきた彼女。実際1986年にはフェドカップの決勝にアメリカ代表としてプラハでチェコスロバキアを下して優勝に貢献もしているほど。
1989年からチェコスロバキアも民主主義へと移行して、自由の国となった。そしてブッシュ政権が好きではないと公言している彼女は、アメリカ国籍を捨ててチェコへ帰るのでは、と言う報道までされたそうよ。
そして、こう語っております。「生まれ故郷を愛し、その国も今ではとても自由な国になったけど、今の自分の母国はアメリカなの。1975年から住み続け、アメリカを愛しているの。この国に住み、投票にも行き、税金だって払っている。だから、この国を離れるとか、アメリカ国籍を捨てるとか言う報道は、全くの偽りだし侮辱に値すると感じるわ。」
二重国籍はアメリカではそれほど変わったことじゃないんだって。なのに彼女は、なぜ自分だけ、こんな非難めいた報道をされなければならないの???って、怒りにも似た思いらしいわ。真意を曲げられたメディアの扱いには、恥ずかしいとさえ感じてしまうんだって。
2つの祖国を持つ・・・日本人には考えにくい現実だけど、それにはそれなりの理由があって、彼女の本心を知ることができて、ちょっと嬉しくなりました。
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マルチナ・ナブラチロワが、自身の公式ホームページで、去年の11月ぶりに書いた4月4日の日記で、こんなことを言っておりました。彼女は、メディアとの関係は、かれこれ35年になるとのこと。でも、これまで、伝えたい事を思ったように報道されたことは、マレだって感じているんだって。
彼女は、かつてのチェコスロバキアからアメリカへ亡命し、1981年7月20日にアメリカ国籍を取得したの。そんな彼女だけど、つい最近、生まれ故郷のチェコ共和国の国籍を再び取得し、今現在はアメリカとの二重国籍になってるの。こうしてまたチェコ共和国の国籍を取得にはいくつかの理由があったらしいわ。1つは、病気になってしまったお母さんを訪ねるために、毎月チェコに訪れていること。今はチェコでもビジネスを始めているため、国籍があった方が良いから。
そして何より、彼女はチェコと言う国を愛しているからなんだって。亡命したのは、当然のチェコスロバキア政府が極度の共産主義だったからで、国や人々が嫌いだったからではなかったの。同時に、アメリカと言う国の民主主義と人々が好きになったからなんだって。そして、多くのテニス大会がアメリカで行われているから、テニス選手としては、全く利にかなっていると感じたかららしいの。
その後はアメリカ人として、フェドカップを含め、多くの大会に出場してきた彼女。実際1986年にはフェドカップの決勝にアメリカ代表としてプラハでチェコスロバキアを下して優勝に貢献もしているほど。
1989年からチェコスロバキアも民主主義へと移行して、自由の国となった。そしてブッシュ政権が好きではないと公言している彼女は、アメリカ国籍を捨ててチェコへ帰るのでは、と言う報道までされたそうよ。
そして、こう語っております。「生まれ故郷を愛し、その国も今ではとても自由な国になったけど、今の自分の母国はアメリカなの。1975年から住み続け、アメリカを愛しているの。この国に住み、投票にも行き、税金だって払っている。だから、この国を離れるとか、アメリカ国籍を捨てるとか言う報道は、全くの偽りだし侮辱に値すると感じるわ。」
二重国籍はアメリカではそれほど変わったことじゃないんだって。なのに彼女は、なぜ自分だけ、こんな非難めいた報道をされなければならないの???って、怒りにも似た思いらしいわ。真意を曲げられたメディアの扱いには、恥ずかしいとさえ感じてしまうんだって。
2つの祖国を持つ・・・日本人には考えにくい現実だけど、それにはそれなりの理由があって、彼女の本心を知ることができて、ちょっと嬉しくなりました。
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