2006年12月26日
2007年のWTAは
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昨日は2006年のシーズンを振り返りながら、2007年の男子プロ・テニス界を占ってみたけど、今日は女子といきましょうか!!!男子とは違ってここ数年の女子は、まさに混戦模様満載よね。そうなると4回あるグランドスラムは誰が優勝するのか?とか、ランキング1位になるのは誰なのか?ってところに主な照準が集まるんじゃないかしら。
今年そのグランドスラム全てで決勝へ進出して(全仏オープンでは2連覇達成し3度目の優勝を飾った)、年末ランキングを1位で終えたジュスティーヌ・エナン=アルデンヌはまた活躍が期待できるとPinkyは踏んでるわ。彼女はウィールス性疾患でつらい日々を2004年から経験したの。復帰しても体力が回復しなくて、数大会出場すると数ヶ月の休養を余儀なくされて、思うようにプレーができないでいたのよね。それが今年は、自分の体を十分理解しながらスケジュールを組んで、それが見事成功して再び1位に返り咲いたの。そうやって来年も体調&スケジュール管理さえ間違えなければ、今年と同じような活躍は大いに期待できるものね!体調を万全にして年間13大会に押さえて、出場した大会では常に好成績を収めて、3998ポイントも獲得したの。全てのサーフェースで成績を収められるのは、彼女の実力の高さを証明してるわね。
はずすことができないのが、全豪オープン&ウィンブルドンで優勝を上げたアメリ・モレスモとUSオープンで優勝したマリア・シャラポワよね。モレスモは2003年から4年連続で年末ランキング5位以内で終了する安定した成績を収めているのよね。もちろん、他の選手より怪我が少ないのもこの結果を導いているんだけどね。そんな彼女がビッグ・タイトルを獲得したのが去年の最終戦のツアー・チャンピオンシップスだったの。その勢いのまま全豪オープンを制して初のグランドスラム・タイトルを獲得したのよね!でも、その時は準決勝でキム・クレイステルスが、決勝ではエナン=アルデンヌが棄権すると不本意な形でのタイトルだったけど、ウィンブルドンの優勝ではそんなことは言わせないような勝ち上がりで、ランキング・ナンバー1の意地とも言える優勝を果たしたの。ただ出場16大会中、初戦敗退が2回、2回戦敗退が4回(シードで1回戦がないので成績上では2回戦敗退と準々決勝敗退)と若干の不安定さが気になるところだけどね。シャラポワは参加14大会で安定した戦いを見せてたわ。12大会でベスト4以上(うち5大会で優勝)と言う成績は立派!!!その後の最終戦でも予選ラウンドロビンではクズネツォワ、クレイステルス、デメンティエワに1セットも落とさず圧勝して、実力の高さをアピールしたわよね。しいて上げるなら、彼女の課題はクレーでの戦い方かしら。ベスト4に入れなかった大会の1つが全仏オープンと言うビッグ大会。1回戦のマショーナ・ワシントンにもフルセットの苦戦を強いられて、4回戦では同じロシアのディナラ・サフィーナに足元をすくわれて敗退する結果になっちゃったのよね。この大会だけで現在1位のエナンとは600ポイント以上の差を付けられてちゃってるのは痛いわよね。
それから個人的に注目したい(みなさんもそうだと思うけど)のは、最後のシーズンって言ってるキム・クレイステルス。本当に引退しちゃうの~~~???って感じだけど、2004年に痛めた左手首が思った以上に悪くて、彼女本来のプレーがなかなかできなかったけど、やっとかつてのプレーができるようになってきた今シーズンだったのに、8月のモントリオールの大会の初戦で転倒して左手を着いた時に手首をまた負傷しちゃったのは、運が悪かったとしか言いようがなかったわね。その後のUSオープンも欠場を余儀なくされて11月にやっと復帰して、何とか最終戦には間に合ったって感じだったわ。引退って言うのは彼女自身が考えに考え抜いて出した結果だと思うし、本当に最後のシーズンになるのなら、怪我だけはしないで精一杯戦い抜いてもらいたいな~って神様にお願いしたいわ!
それからロシア勢力を築いているスベトラーナ・クズネツォワとナディア・ペトロワ。4月~5月に3大会連続優勝を飾ってランキング最高位の3位にまでなったペトロワだったけど、直後の全仏オープンでは怪我から初戦敗退。その後夏のアメリカ・シリーズで復帰したものの勝利にUSオープンまでの4大会では勝利に恵まれなくて、そのUSオープンでも3回戦へ進出するのがやっとだったの。調子を取り戻したのは10月のシュトゥットガルトからだったけど、最終戦では予選敗退と精彩を欠いちゃったのよね。一方のクズネツォワの強いところは、年間21大会を戦い抜く体を持っていることと、どのサーフェースでも上位進出ができるってところね。優勝回数はペトロワの5回には及ばない3回だけど、13大会でベスト4以上の成績を収めたことでポイントがペトロワより上回ったのね。ただ課題は、全仏では準優勝だったけど、全豪とUSオープンでは4回戦、ウィンブルドンでも3回戦とポイントが取れるグランドスラムで結果が出せなかったのはトップ3になれない大きな要因ね。
若手では17歳のニコール・バイディソバとミカエラ・クライチェック。バイディソバは去年はジュニアの大会じゃなくてシニアの大会に出始めてティア3とか4の大会で優勝を重ねてランキングを上げて、今年はグランドスラムを始め、ティア1~2を中心に回って優勝回数こそ1大会と少なかったけど、稼いだポイントは大きく増えて見事トップ10でシーズンを終えたわ。参加18大会中4回の1回戦負けを無くして、グランドスラムではコンスタントにベスト8以上(今年は全仏だけベスト4)の成績を残せるようになると、トップ5も見えてくるんじゃないかしら?クライチェックはバイディソバの後を追うように、今年はティア4と3で優勝を上げてランキングも35位と着実に上げているわ。来年は今年のバイディソバのようにティア1とか2で成績が残せるかが鍵になるわね。ちなみに参加20大会中、ティア2の2大会で予選敗退。それ以外に9大会での1回戦負けは全てティア2以上(全仏、ウィンブルドン、USオープン含む)なの。つまり全豪オープンの3回戦とシュトゥットガルトのベスト8以外は全部初戦負けってこと。これを克服できれば、いえ、できなければトップ20からトップ10へは行けないってことよね。
あと注目したいのが2008年の北京オリンピックを視野に入れて強化に余念の無い中国勢。アジア・ナンバー1の座はずっと日本人選手だったのに、今年初めて中国のナ・リーに奪われちゃったわね。杉山愛ちゃん(26位)の下に鄭潔(33位)もいるし、ダブルスではその鄭潔とヤン・ツーが全豪、ウィンブルドンと制して一気にトップ・プレーヤーの仲間入りを果たしたわよね。来年も中国勢力は要注意ね!
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昨日は2006年のシーズンを振り返りながら、2007年の男子プロ・テニス界を占ってみたけど、今日は女子といきましょうか!!!男子とは違ってここ数年の女子は、まさに混戦模様満載よね。そうなると4回あるグランドスラムは誰が優勝するのか?とか、ランキング1位になるのは誰なのか?ってところに主な照準が集まるんじゃないかしら。
今年そのグランドスラム全てで決勝へ進出して(全仏オープンでは2連覇達成し3度目の優勝を飾った)、年末ランキングを1位で終えたジュスティーヌ・エナン=アルデンヌはまた活躍が期待できるとPinkyは踏んでるわ。彼女はウィールス性疾患でつらい日々を2004年から経験したの。復帰しても体力が回復しなくて、数大会出場すると数ヶ月の休養を余儀なくされて、思うようにプレーができないでいたのよね。それが今年は、自分の体を十分理解しながらスケジュールを組んで、それが見事成功して再び1位に返り咲いたの。そうやって来年も体調&スケジュール管理さえ間違えなければ、今年と同じような活躍は大いに期待できるものね!体調を万全にして年間13大会に押さえて、出場した大会では常に好成績を収めて、3998ポイントも獲得したの。全てのサーフェースで成績を収められるのは、彼女の実力の高さを証明してるわね。
はずすことができないのが、全豪オープン&ウィンブルドンで優勝を上げたアメリ・モレスモとUSオープンで優勝したマリア・シャラポワよね。モレスモは2003年から4年連続で年末ランキング5位以内で終了する安定した成績を収めているのよね。もちろん、他の選手より怪我が少ないのもこの結果を導いているんだけどね。そんな彼女がビッグ・タイトルを獲得したのが去年の最終戦のツアー・チャンピオンシップスだったの。その勢いのまま全豪オープンを制して初のグランドスラム・タイトルを獲得したのよね!でも、その時は準決勝でキム・クレイステルスが、決勝ではエナン=アルデンヌが棄権すると不本意な形でのタイトルだったけど、ウィンブルドンの優勝ではそんなことは言わせないような勝ち上がりで、ランキング・ナンバー1の意地とも言える優勝を果たしたの。ただ出場16大会中、初戦敗退が2回、2回戦敗退が4回(シードで1回戦がないので成績上では2回戦敗退と準々決勝敗退)と若干の不安定さが気になるところだけどね。シャラポワは参加14大会で安定した戦いを見せてたわ。12大会でベスト4以上(うち5大会で優勝)と言う成績は立派!!!その後の最終戦でも予選ラウンドロビンではクズネツォワ、クレイステルス、デメンティエワに1セットも落とさず圧勝して、実力の高さをアピールしたわよね。しいて上げるなら、彼女の課題はクレーでの戦い方かしら。ベスト4に入れなかった大会の1つが全仏オープンと言うビッグ大会。1回戦のマショーナ・ワシントンにもフルセットの苦戦を強いられて、4回戦では同じロシアのディナラ・サフィーナに足元をすくわれて敗退する結果になっちゃったのよね。この大会だけで現在1位のエナンとは600ポイント以上の差を付けられてちゃってるのは痛いわよね。
それから個人的に注目したい(みなさんもそうだと思うけど)のは、最後のシーズンって言ってるキム・クレイステルス。本当に引退しちゃうの~~~???って感じだけど、2004年に痛めた左手首が思った以上に悪くて、彼女本来のプレーがなかなかできなかったけど、やっとかつてのプレーができるようになってきた今シーズンだったのに、8月のモントリオールの大会の初戦で転倒して左手を着いた時に手首をまた負傷しちゃったのは、運が悪かったとしか言いようがなかったわね。その後のUSオープンも欠場を余儀なくされて11月にやっと復帰して、何とか最終戦には間に合ったって感じだったわ。引退って言うのは彼女自身が考えに考え抜いて出した結果だと思うし、本当に最後のシーズンになるのなら、怪我だけはしないで精一杯戦い抜いてもらいたいな~って神様にお願いしたいわ!
それからロシア勢力を築いているスベトラーナ・クズネツォワとナディア・ペトロワ。4月~5月に3大会連続優勝を飾ってランキング最高位の3位にまでなったペトロワだったけど、直後の全仏オープンでは怪我から初戦敗退。その後夏のアメリカ・シリーズで復帰したものの勝利にUSオープンまでの4大会では勝利に恵まれなくて、そのUSオープンでも3回戦へ進出するのがやっとだったの。調子を取り戻したのは10月のシュトゥットガルトからだったけど、最終戦では予選敗退と精彩を欠いちゃったのよね。一方のクズネツォワの強いところは、年間21大会を戦い抜く体を持っていることと、どのサーフェースでも上位進出ができるってところね。優勝回数はペトロワの5回には及ばない3回だけど、13大会でベスト4以上の成績を収めたことでポイントがペトロワより上回ったのね。ただ課題は、全仏では準優勝だったけど、全豪とUSオープンでは4回戦、ウィンブルドンでも3回戦とポイントが取れるグランドスラムで結果が出せなかったのはトップ3になれない大きな要因ね。
若手では17歳のニコール・バイディソバとミカエラ・クライチェック。バイディソバは去年はジュニアの大会じゃなくてシニアの大会に出始めてティア3とか4の大会で優勝を重ねてランキングを上げて、今年はグランドスラムを始め、ティア1~2を中心に回って優勝回数こそ1大会と少なかったけど、稼いだポイントは大きく増えて見事トップ10でシーズンを終えたわ。参加18大会中4回の1回戦負けを無くして、グランドスラムではコンスタントにベスト8以上(今年は全仏だけベスト4)の成績を残せるようになると、トップ5も見えてくるんじゃないかしら?クライチェックはバイディソバの後を追うように、今年はティア4と3で優勝を上げてランキングも35位と着実に上げているわ。来年は今年のバイディソバのようにティア1とか2で成績が残せるかが鍵になるわね。ちなみに参加20大会中、ティア2の2大会で予選敗退。それ以外に9大会での1回戦負けは全てティア2以上(全仏、ウィンブルドン、USオープン含む)なの。つまり全豪オープンの3回戦とシュトゥットガルトのベスト8以外は全部初戦負けってこと。これを克服できれば、いえ、できなければトップ20からトップ10へは行けないってことよね。
あと注目したいのが2008年の北京オリンピックを視野に入れて強化に余念の無い中国勢。アジア・ナンバー1の座はずっと日本人選手だったのに、今年初めて中国のナ・リーに奪われちゃったわね。杉山愛ちゃん(26位)の下に鄭潔(33位)もいるし、ダブルスではその鄭潔とヤン・ツーが全豪、ウィンブルドンと制して一気にトップ・プレーヤーの仲間入りを果たしたわよね。来年も中国勢力は要注意ね!