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ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

パキスタンの悲劇

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先週末世界各地で行なわれた男子国別対抗戦のデビスカップで、こんな事件が起きていたの。

日本は韓国と対戦したけど、それはワールドグループの下にある地域グループ1のアジア・オセアニア・ゾーンでの戦いだったんだけど、その地域グループ2のアジア・オセアニア・ゾーンの2回戦のパキスタンとニュージーランドの試合でのこと。

試合は普通に始まって、第1シングルスではパキスタンがニュージーランドを下してまず1勝を飾ったの。続く第2シングルスでも、パキスタンが6-2、3-6、3-0とリードした所で主審が試合続行を断念してニュージーランドに不戦勝で勝利を下したの。

そしてその翌日に行われる予定だったダブルス、最終日に行なわれる予定だった2つのシングルスも全てニュージーランドが不戦勝とする判断を下したの。

これは、試合が行われたコートの状況が悪く、試合に適していないとの判断の末の決断だったらしいの。伝えられたところによると、芝のコートで行なわれたこの試合だけど、ベースラインの近くに穴が開いていて試合には不適切だと言う事だったの。その穴は、深さが2.5センチで幅が15センチに及ぶものだって言うの。

でもそもそもこの試合、パキスタンがニュージーランドを招いて行なわれるものだったんだけど、国の情勢が不安定なパキスタンはセキュリティの問題を理由に、ミャンマーのヤンゴンを会場に選択して行なわれていたんだって。

そもそもデビスカップでは、対戦する国の1方がもう1つの国を招いて行なわれるルールになっているから、ミャンマーでの開催自体がルール違反だったんだけど、安全面での理由から今回の決断になったみたいなの。

それでも当然パキスタン側は不満が爆発。デビスカップを管轄している国際テニス連盟であるITFにクレームを付けているわ。

パキスタン・テニス連盟は「選手達はこの主審の判断に本当に落胆し失望している。我々も何千ドルと言うお金をつぎ込んでこの試合に備えて来た。そして万全のチームを作ってヤンゴンに来た。どうしても勝利したかったし、そう出来ると言う強い自信だってあった。」って声明を出しているの。

そしてパキスタン・チームは、コートはプレーを続けるに十分な状態だったって主張しているの。きっと日本チームと同じように、合宿のような練習を組んだりしてこのデビスカップに備えていたんだと思うけど、こんな形で敗戦を決められたら、選手達は本当に可愛そうよね。でもこの勝敗は、既に決まってしまったみたい。










先週行なわれていたメキシコはモンテレー大会では、クルム伊達公子選手がシングルスでは1回戦を棄権敗退でした。第8シードの森田あゆみ選手はベスト8でした。クルム伊達選手はティメア・バボスと組んだダブルスでは今季2度目の優勝を飾りました。

今週はポーランドのカトヴィツェ大会にシングルスでは土居美咲選手が出場してます。予選には青山修子選手が出場してたけど、1回戦で負けちゃいました。その青山選手、ダブルスではメルバナ・ユギッチ=サルキッチとのペアーで第2シードで出場してます。

ツアー下部大会での日本人選手の動向で~~~っす。
女子ではアメリカの2万5千ドルでは、予選を勝ち上がったオサカ・ナオミ選手が1回戦で、第5シードの奈良くるみ選手が2回戦で敗退でした。

今週もアメリカの2万5千ドルにサーキットに奈良くるみ、予選を勝ち上がって、トルコの1万ドルには第2シードで美濃越舞選手が、ギリシャの1万ドルには森友香選手が出場してます。

男子はメキシコの3万5千ドルのチャレンジャー大会では、杉田祐一選手がベスト8でした。

スペインの1万ドルのフューチャーズ大会には第1シードでダニエル太郎選手がベスト4でした。

国内は筑波で1万ドルのフューチャーズ大会が行なわれて、ベスト8に第6シードの菊池玄吾選手、吉備雄也選手、志賀正人選手が、ベスト4に第2シードの仁木拓人選手、内田海智選手が入りました。決勝戦は第8シードの井藤祐一選手とノーシードから勝ち上がった岡村一成選手の対戦となり、フルセットで井藤選手が優勝しました。ダブルスではベスト4に第3シードの片山&内田ペアーと沼尻&大西ペアーが入りました。決勝戦では近藤&志賀ペアーが第2シードの井藤&田川ペアーを下して優勝しました。

今週はメキシコの10万ドルのチャレンジャー大会に杉田祐一、予選を勝ち上がって佐藤文平選手が出場してます。

アメリカの1万5千ドルのサーキットには西岡良仁選手が、中国の1万5千ドルには井藤祐一、近藤大生選手が、ベトナムの1万ドルには予選を勝ち上がって福田勝志選手が出場してます。
選手情報 | 投稿者 ピンキー 15:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
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ピンキー・プロフィール
子供の頃は器械体操に明け暮れ、将来はオリンピック!なる夢を抱いていたが、怪我に泣かされ断念!社会人になって始めたテニスにハマる。プロ選手や大会の情報収集にも熱中し、熱くなると止まらないPinkyなのです。
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