ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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今週フランスはパリで開催されている『フランス・ガス・オープン』から、エナン・アルデンヌが帰ってきましたね。第１シードでのエントリーだったから２回戦からの登場で、今シーズンの最初の試合を見事な逆転勝利で飾ったの。対戦相手のエミリー・ロワはランキング４６位で、今大会は主催者推薦での出場で、１回戦ではランキング３９位のエレニ・ダニリドーを下しての２回戦だったわ。

出だしでリズムが掴めなかったエナンだけど、そこは実力の差を見せ付けて３－６，６－２，６－２と、２セット目以降は本来のプレーで圧倒したの。彼女自身も試合後にこう語っているわ。

「第１セットはリズムを掴むのがとても難しかったわ。でも、しばらくツアーから離れていればよくあること。サーブの調子も悪くて、守りに入ってしまっていたの。でも、試合が進むにつれて、プレーがよくなり始めて、リズムも自信も出てきたわ。試合に勝つことはいつも気分がいいものよ。金曜日にまた試合ができて、嬉しいわ。」

その試合で、何より一番変わったのは彼女のサービス。第２＆３セットで自分のサービスゲームが８回あって、おとしたポイントはわずか８ポイント。つまり、サービスゲームでは１ゲームで１ポイント平均しか相手に与えなかったんだって。ダブルフォルトも０でサービスエースは１１本にもなってたの。（ちなみに試合全体では、ダブルフォルトは第１セットで犯した１本のみで、サービスエースはトータルで１４本。）

去年は全仏制覇以外にもシドニー、ドバイ、イーストボーン、ニューヘイブンで優勝を上げて、最終戦のツアー・チャンピオンシップスでも優勝を果たしたの。加えて、全仏以外の３つのグランドスラム全てで決勝戦へ勝ち上がる安定したプレーを見せて、年末ランキングはもちろん１位だったのよね。彼女のベスト・シーズンだったんじゃない？？？

離婚と言う辛い経験から早く立ち直って、かつてのパワフルなプレーを見せてね。・・・って、もうほとんど復活してるかしら？！？！