2012年02月14日
クルム伊達選手のQ&A
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女子プロテニス協会(WTA)の公式サイトでは、毎週行われる大会に出場している選手の一人がWTAプレーヤーズ・ブログを書いています。そして先週は、パタヤ大会に出場していたクルム伊達公子選手がそれを担当していたんですよ!
そのブログを見たら、クルム伊達選手への質問コーナーがあり、一般の読者から質問を受け付けていて、それにクルム伊達選手が答えてくれると言うもの。
Pinkyもダメ元で質問を送ったのでした。すると・・・月曜日から日曜日まで毎日のように書かれていたブログだったけど、その木曜日分にPinkyからの質問にクルム伊達選手が答えてくれました。
その質問と言うのはダブルスについて。ダブルスがとても好きなPinkyは、こんなにダブルスにエントリーしているクルム伊達選手の今のダブルスに対する気持ちを聞いてみたかったのです。
Pinky:最初のキャリアではあまりダブルスをプレーしていませんでしたが、今は楽しそうにダブルスも行っているように見受けられます。ダブルスについて、どう感じていますか?
クルム伊達:あの頃は確かにあまりダブルスをしていませんでした。ダブルスは好きでしたけど、十分な時間がありませんでした。もっとシングルスに集中する必要がありました。グランドスラムでもいつも2週目に残り、準々決勝や準決勝を戦っていましたから。どちらもプレーするのは簡単なことではありません。
クルム伊達:リー・ナ選手もとてもダブルスの上手な選手ですが、ダブルスを全くしません。シングルスとダブルスをプレーするのは本当にタフなのです。特にグランドスラムでは。今もどちらもプレーするのはタフですが、今はシングルスで、1990年代くらい勝ち上がれないので、よりリラックスしてダブルスを行うことができています。時にはシングルスで自信を失った時にダブルスのお陰でまた取り戻す事もあるのです。だから、そうですね、今はよりダブルスをエンジョイしています。
と言うものでした。クルム伊達選手のダブルスへの気持ちを聞けたのはもちろん、こうして答えてくれたことには感動を覚えてしまいます!!!そんな質問からいくつかご紹介しましょう。
Q:1995年のキービスケイン大会の準決勝のサバティーニ戦をどう覚えていますか?1-6,1-5から逆転して勝利しましたけど。
A:はい、その試合は覚えてます。彼女は8本のマッチポイントがありました。センターコートでの試合で、あの時は肩の調子が悪く、力を入れてショットを打つ事が出来ませんでした。セカンドサーブも68%くらいだったと思います。スコアーも1-6,1-5で。ほとんど諦めかけていました。彼女は高いバウンドのボールを打って来たので、腕を高く上げてボールを返球する必要がありました。それがとても痛みを生んだのです。しかし突然彼女がダブルフォルトを犯し始めて、状況が良くなって行ったのです。そして彼女はよりフラットにボールを打ち始めて、自分の肩の調子もフラットのボールを打つことで徐々に良くなって行ったのです。結局勝ってしまいました。テニス人生でもとても興奮する思い出です。
Q:90年代の選手と比べて、今の選手はどうですか?
A:今はみんなよりパワフルです。例えば、ジムへ行くとかつてより多くの選手達がそこにいてトレーニングしています。とても激しくトレーニングをしているのです。ボールもより早くなっています。でも戦術的には、90年代の選手達の方が戦術に富んでいました。
Q:2012年の公子は1996年の公子を倒すことができますか?
A:多くのコーチがかつての自分より今の方が良いと言ってくれます。なので、今の公子の方が強いでしょう。1996年は若い体を持っていましたし、より大きな筋肉をしていました。それでも、精神的にはそれほど強くはなかったのです。今は色んな経験を積みましたし、精神的により強くなっています。ですから答えは恐らくイエスです。1996年の公子を倒せるでしょう。でもそれは短い間でしょう。常にとはならないでしょう。
Q:テニス人生で一番の思い出は何ですか?
A:1996年東京で行なわれたフェドカップでグラフを下した試合。彼女は世界ランク1位でした。1万人以上の観客が試合を観ていました。あれはワールドグループの準々決勝でした。本当に良い思い出です。そしてその年のウィンブルドンでまたシュテフィと対戦しました。当時はセンターコートに屋根はありませんでした。試合は日没のため途中で順延となったのです。翌日に再開された試合で結局負けてしまいました。それでもとても良い思い出です。シュテフィの事がとても好きで、彼女は素晴らしい人間で、世界1位で強い人でした。彼女は全てを持っていましたし、ロボットのようでした。
Q:あと何年プレーを続けたいですか?
A:それは難しい質問ですね。特に決めた計画はないです。テニスをすることを楽しんでいますけど、時には厳しい時もあります。ここ数年は、グランドスラムの本戦でプレーできるなど、ラッキーだと思っています。あのステージにはそれほど多くの人が立てる場所ではないですから。特別なものです。何年も前に引退して、その後復帰を果たして今は41歳。それでもまだグランドスラムで戦えるのです。チャレンジが好きで、戦うことが好きで、プレーしたいと言う意欲がある間は、現役を続けるでしょう。毎年グランドスラムの本戦に出たいと思います。それほど結果にはこだわっていません。ランキングにもあ
まり注目していません。トップ100にいられれば十分です。
などなどでした!!!
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そのブログを見たら、クルム伊達選手への質問コーナーがあり、一般の読者から質問を受け付けていて、それにクルム伊達選手が答えてくれると言うもの。
Pinkyもダメ元で質問を送ったのでした。すると・・・月曜日から日曜日まで毎日のように書かれていたブログだったけど、その木曜日分にPinkyからの質問にクルム伊達選手が答えてくれました。
その質問と言うのはダブルスについて。ダブルスがとても好きなPinkyは、こんなにダブルスにエントリーしているクルム伊達選手の今のダブルスに対する気持ちを聞いてみたかったのです。
Pinky:最初のキャリアではあまりダブルスをプレーしていませんでしたが、今は楽しそうにダブルスも行っているように見受けられます。ダブルスについて、どう感じていますか?
クルム伊達:あの頃は確かにあまりダブルスをしていませんでした。ダブルスは好きでしたけど、十分な時間がありませんでした。もっとシングルスに集中する必要がありました。グランドスラムでもいつも2週目に残り、準々決勝や準決勝を戦っていましたから。どちらもプレーするのは簡単なことではありません。
クルム伊達:リー・ナ選手もとてもダブルスの上手な選手ですが、ダブルスを全くしません。シングルスとダブルスをプレーするのは本当にタフなのです。特にグランドスラムでは。今もどちらもプレーするのはタフですが、今はシングルスで、1990年代くらい勝ち上がれないので、よりリラックスしてダブルスを行うことができています。時にはシングルスで自信を失った時にダブルスのお陰でまた取り戻す事もあるのです。だから、そうですね、今はよりダブルスをエンジョイしています。
と言うものでした。クルム伊達選手のダブルスへの気持ちを聞けたのはもちろん、こうして答えてくれたことには感動を覚えてしまいます!!!そんな質問からいくつかご紹介しましょう。
Q:1995年のキービスケイン大会の準決勝のサバティーニ戦をどう覚えていますか?1-6,1-5から逆転して勝利しましたけど。
A:はい、その試合は覚えてます。彼女は8本のマッチポイントがありました。センターコートでの試合で、あの時は肩の調子が悪く、力を入れてショットを打つ事が出来ませんでした。セカンドサーブも68%くらいだったと思います。スコアーも1-6,1-5で。ほとんど諦めかけていました。彼女は高いバウンドのボールを打って来たので、腕を高く上げてボールを返球する必要がありました。それがとても痛みを生んだのです。しかし突然彼女がダブルフォルトを犯し始めて、状況が良くなって行ったのです。そして彼女はよりフラットにボールを打ち始めて、自分の肩の調子もフラットのボールを打つことで徐々に良くなって行ったのです。結局勝ってしまいました。テニス人生でもとても興奮する思い出です。
Q:90年代の選手と比べて、今の選手はどうですか?
A:今はみんなよりパワフルです。例えば、ジムへ行くとかつてより多くの選手達がそこにいてトレーニングしています。とても激しくトレーニングをしているのです。ボールもより早くなっています。でも戦術的には、90年代の選手達の方が戦術に富んでいました。
Q:2012年の公子は1996年の公子を倒すことができますか?
A:多くのコーチがかつての自分より今の方が良いと言ってくれます。なので、今の公子の方が強いでしょう。1996年は若い体を持っていましたし、より大きな筋肉をしていました。それでも、精神的にはそれほど強くはなかったのです。今は色んな経験を積みましたし、精神的により強くなっています。ですから答えは恐らくイエスです。1996年の公子を倒せるでしょう。でもそれは短い間でしょう。常にとはならないでしょう。
Q:テニス人生で一番の思い出は何ですか?
A:1996年東京で行なわれたフェドカップでグラフを下した試合。彼女は世界ランク1位でした。1万人以上の観客が試合を観ていました。あれはワールドグループの準々決勝でした。本当に良い思い出です。そしてその年のウィンブルドンでまたシュテフィと対戦しました。当時はセンターコートに屋根はありませんでした。試合は日没のため途中で順延となったのです。翌日に再開された試合で結局負けてしまいました。それでもとても良い思い出です。シュテフィの事がとても好きで、彼女は素晴らしい人間で、世界1位で強い人でした。彼女は全てを持っていましたし、ロボットのようでした。
Q:あと何年プレーを続けたいですか?
A:それは難しい質問ですね。特に決めた計画はないです。テニスをすることを楽しんでいますけど、時には厳しい時もあります。ここ数年は、グランドスラムの本戦でプレーできるなど、ラッキーだと思っています。あのステージにはそれほど多くの人が立てる場所ではないですから。特別なものです。何年も前に引退して、その後復帰を果たして今は41歳。それでもまだグランドスラムで戦えるのです。チャレンジが好きで、戦うことが好きで、プレーしたいと言う意欲がある間は、現役を続けるでしょう。毎年グランドスラムの本戦に出たいと思います。それほど結果にはこだわっていません。ランキングにもあ
まり注目していません。トップ100にいられれば十分です。
などなどでした!!!
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