人気blogランキングに参加してます。
一日一回クリックしてねん
よろしくお願いしま~~~っす
今週スペインはバルセロナで開催されているセアット・ゴド・オープンに出場しているある選手を紹介したいの。

それはバルセロナ出身のフェリックス・マンティヤ選手。

現在32歳の彼は、1回戦で予選上がりのファルク・ダストフに6-4,1-6,6-0で勝利を上げるまでには、こんな辛い日々があったんだって。

1998年6月にはランキング10位と見事トップ10入りをし、翌99年にはこの大会で優勝を飾るなどこれまで10個のATPタイトルを持ち、1時代を築いたマンティヤだったけど、そんな彼に悲劇が起こったのは2005年のことだった。

背中の皮膚に悪性のあざが見つかって、ガンだって診断されたの。

死の宣告をされたマンティヤはテニスを続ける自信もモチベーションも失ってしまったの。

「僕がシャツを脱いだのは1年に1回あるかないかだし、ビーチだってあんまり好きじゃなかった。でも、皮膚科医が言うには、顔に日光を浴びてるうちに、それが体のほかの部分でガン細胞となって現れることがあるんだって。肌にはそれまで何のトラブルもなかったけど、そんなことは関係ないらしい。」って、どうして背中の皮膚にガンができたのか、自分でも不思議がっていたわ。

手首を痛めていたマンティヤは、2005年の終盤をキューバで治療に専念することを決めたの。

2006年のシーズンに備え、2ヶ月間の予定でキューバでトレーニングしている時に、手首を診てもらいに病院へ行ったの。

それがガンを発見するきっかけになったらしいわ。

「その時ドクターは僕の顔色がおかしいと思って、数日後に再検査に来いって言われたんだ。いつもだったら、そんなこと言われても何ヶ月も病院へなんて行かないけど、その時はまだ手首も痛かったしすぐに行ったんだ。そしてらガンが分かって、ドクターには言われたよ。僕くらいの若い人は進行が早いから半年後には死んでいたかもって。」

2006年初めに行われた手術で、ガン細胞は全て取り除かれたけど、そのシーズンは
テニス選手としては棒に振る結果となってしまったの。

でも彼はスペインで勉学に励んで見事大学に合格する頑張り屋さんだったのよ。

その時は太陽の下でまたテニスをするより、他の人生を考えていたらしいんだけど、やっぱり大好きなテニスは忘れられなかったみたい。

今年4月にイタリアのチャレンジャーに出場したのは、2005年のUSオープン以来の試合で、1回戦では勝利を収めたの。

でも、いくら太陽を浴びないような帽子やウエアーを着ても、体のどこかは太陽を浴びてしまうし、日焼け止めクリームもプレーをしていると汗ですっかり流れてしまう。

1度なったガンにまたならないとも限らない彼は、テニスを続けるかの選択は簡単なものじゃなかったらしいわ。

でも彼は、残り少ないであろうテニス人生を、思いっきりプレーしようと決めて、この大会に主催者推薦をもらって出場することを決めたんだった。

今後彼は、太陽の怖さをみんなに教えて行きたいって。

彼の話を聞けば、日の光がどれほど恐ろしいことか、きっと分かってくれるはずだから。

そして彼は、再び世界のトップ20に返り咲けなくても、今の人生を精一杯楽しんで、ランキングだけにこだわらずテニスをエンジョイして、テニス以外のやりたい事もたくさんやって行きたいんだって。

「今はほんの些細なことにも喜びを感じるんだ。今回の1回戦の勝利は、かつて大会で優勝した時よりもっと嬉しかったしね。」これからも彼の頑張る姿を応援しましょう!


