2007年03月08日
ナダル君の怒り
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一昨日のブログにも書いたラウンド・ロビン同様、現在お試し期間として使用されているのが、ビデオ判定。“ホーク・アイ”って言う機会(カメラ)でボールのインかアウトを判定するの。ま、これには制限があって、ホーク・アイへのチャレンジは1セットで2回のみ。でも、そのチャレンジが成功すると延々と使う権利が減らないの。ただ、これは大会のメイン・コート(スタジアム)のみに設置されているから、他のコートでは今まで通りなんだけどね。
このホーク・アイ、先週男子のドーハ大会でも使用されて、ちょっとした物議をかもし出してます。それは準々決勝の第2シードのラファエル・ナダルと準優勝したミカエル・ユーズニーの一戦でだったの。
第1セットから接戦になったその試合は、タイブレークにもつれ込んだの。タイブレークもお互い一歩も譲らなくてユーズニーが6-5とセット・ポイントを握った時・・・ユーズニーが放ったボールは惜しくもアウト・・・かと思われたの。ラインズマンのアウトのコールにユーズニーがチャレンジしたの。そしたら、かなり微妙なボールの位置だったけど、機械はそれを『イン』って判断したわけ。それで第1セットはユーズニーが取って、そのまま流れもユーズニーに行ってしまったの。
でも、そのポイント。ナダルや審判だけじゃなくて、ユーズニーだってアウトだと思ったのよ。第1セットも終わりだし、駄目もとでチャレンジしたのがインになっちゃったって、当のユーズニーもコメントしていたくらい!!!
そこで納得がいかないのはナダル君よね。ボールの跡が残っていて明らかにアウトだったって語る彼の怒りはこんな感じでした。
「第1セットを納得が行かない形で落としたんだ。だって審判だってボールがアウトだったって確認してるんだ。ボールの跡だってコートに残っていた。でも、ホーク・アイはインって判定したのさ。信じられないよ。審判に“ほら、ボールはアウトさ。跡があるだろう”って言ったら審判も“知ってるよ”って応えたくらいだからね。それならクレーの大会にホーク・アイを使ってみたらいいんだ。ボールと跡とどっちが正しいかね。ユーズニーでさえあれはアウトだったって言うんだから。」
なんて、怒り心頭って感じでした。
テニス専門記者のコメントでも「ラインズマンを務めた数人がこう語っている。ホーク・アイはそれほど正確ではないって。カメラのアングル次第では判定が変わってしまうらしい。大会によって設置位置も異なるから、当然起こりうる事態。加えて、日が落ちてナイターになるとより一層変わってくる。」
ナダルとユーズニーの試合は木曜日の夜中行われたから、当然ナイターだったはずだし、いくら機械と言っても、設置する角度で違いが出るのは仕方のないことよね。まあ、ナダル君はちょっと不運だったわね。
昨日のニュースでもお伝えしたけど、そのホークアイがウィンブルドンの前哨戦でも使われるらしいの。ってことは、ウィンブルドンでも?!?!・・・それはまだ先のことかしらね。
そのナダル君だけど、最近ちょっと調子が悪いの。それをこんな風に分析してます。
「今の問題はテニスじゃない。問題は頭の中なんだ。頭が冷静な状態でいられなくて、試合中にどこか上の空になってしまうことがあるんだ。精神的にはそれほどタフじゃないみたいだね。」
鍛え上げられて筋肉隆々の体とは裏腹に、精神的な部分でちょっと不安定になっているらしいわ。まだ20歳の彼が、世界ランキング2位と一躍有名人になって、スーパースター扱いされたら、そりゃ冷静になんてなってられないわよね。きっと生活も一変したと思うし、常にメディアに付きまとわれたりね。でも、それも自分で選んだ道。フェデラーもそうだけど、今までのスター選手もそれを乗り越えてトップの座をキープしているんだから、ナダル君も今が正念場かも知れないわね。
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一昨日のブログにも書いたラウンド・ロビン同様、現在お試し期間として使用されているのが、ビデオ判定。“ホーク・アイ”って言う機会(カメラ)でボールのインかアウトを判定するの。ま、これには制限があって、ホーク・アイへのチャレンジは1セットで2回のみ。でも、そのチャレンジが成功すると延々と使う権利が減らないの。ただ、これは大会のメイン・コート(スタジアム)のみに設置されているから、他のコートでは今まで通りなんだけどね。
このホーク・アイ、先週男子のドーハ大会でも使用されて、ちょっとした物議をかもし出してます。それは準々決勝の第2シードのラファエル・ナダルと準優勝したミカエル・ユーズニーの一戦でだったの。
第1セットから接戦になったその試合は、タイブレークにもつれ込んだの。タイブレークもお互い一歩も譲らなくてユーズニーが6-5とセット・ポイントを握った時・・・ユーズニーが放ったボールは惜しくもアウト・・・かと思われたの。ラインズマンのアウトのコールにユーズニーがチャレンジしたの。そしたら、かなり微妙なボールの位置だったけど、機械はそれを『イン』って判断したわけ。それで第1セットはユーズニーが取って、そのまま流れもユーズニーに行ってしまったの。
でも、そのポイント。ナダルや審判だけじゃなくて、ユーズニーだってアウトだと思ったのよ。第1セットも終わりだし、駄目もとでチャレンジしたのがインになっちゃったって、当のユーズニーもコメントしていたくらい!!!
そこで納得がいかないのはナダル君よね。ボールの跡が残っていて明らかにアウトだったって語る彼の怒りはこんな感じでした。
「第1セットを納得が行かない形で落としたんだ。だって審判だってボールがアウトだったって確認してるんだ。ボールの跡だってコートに残っていた。でも、ホーク・アイはインって判定したのさ。信じられないよ。審判に“ほら、ボールはアウトさ。跡があるだろう”って言ったら審判も“知ってるよ”って応えたくらいだからね。それならクレーの大会にホーク・アイを使ってみたらいいんだ。ボールと跡とどっちが正しいかね。ユーズニーでさえあれはアウトだったって言うんだから。」
なんて、怒り心頭って感じでした。
テニス専門記者のコメントでも「ラインズマンを務めた数人がこう語っている。ホーク・アイはそれほど正確ではないって。カメラのアングル次第では判定が変わってしまうらしい。大会によって設置位置も異なるから、当然起こりうる事態。加えて、日が落ちてナイターになるとより一層変わってくる。」
ナダルとユーズニーの試合は木曜日の夜中行われたから、当然ナイターだったはずだし、いくら機械と言っても、設置する角度で違いが出るのは仕方のないことよね。まあ、ナダル君はちょっと不運だったわね。
昨日のニュースでもお伝えしたけど、そのホークアイがウィンブルドンの前哨戦でも使われるらしいの。ってことは、ウィンブルドンでも?!?!・・・それはまだ先のことかしらね。
そのナダル君だけど、最近ちょっと調子が悪いの。それをこんな風に分析してます。
「今の問題はテニスじゃない。問題は頭の中なんだ。頭が冷静な状態でいられなくて、試合中にどこか上の空になってしまうことがあるんだ。精神的にはそれほどタフじゃないみたいだね。」
鍛え上げられて筋肉隆々の体とは裏腹に、精神的な部分でちょっと不安定になっているらしいわ。まだ20歳の彼が、世界ランキング2位と一躍有名人になって、スーパースター扱いされたら、そりゃ冷静になんてなってられないわよね。きっと生活も一変したと思うし、常にメディアに付きまとわれたりね。でも、それも自分で選んだ道。フェデラーもそうだけど、今までのスター選手もそれを乗り越えてトップの座をキープしているんだから、ナダル君も今が正念場かも知れないわね。