2012年10月20日
今季のプレーを終えたフィッシュ

一日一回クリックしてねん


今年の春に心臓に異常が見つかって手術を受けていたマディ・フィッシュ。3月のマイアミでのマスターズ1000大会でベスト8入りして、クレーでの初大会をヒューストン大会で迎えたものの、初戦敗退してからツアー離脱。

当初は、ヨーロッパでのクレー大会への参加を少なくしているのかと、ちょっと批判も受けていたけど、実は地元アメリカはロサンゼルスで不整脈を治す手術、恐らくカテーテル手術のようなものだと思うんだけど、心臓の手術をしていたの。それは5月23日に行われていたんだって。

フィッシュは睡眠障害を起こしていて、検査を受けたところ心臓に不整脈が見つかって、治療が必要と診断されたんだって。

そしてウィンブルドンで復帰して4回戦進出。当初からロンドン・オリンピックは出場しないって語っていたから、ウィンブルドン後は祖国アメリカへ帰って夏の北米のハードコートシーズンに備えていたの。

そして迎えたUSオープンも順当に勝ち上がったものの、4回戦でロジャー・フェデラーと対戦が決まっていたけど、試合することなく棄権を申し入れて敗退。これもその心臓疾患が原因だったみたいなの。ドクターからの予防策として、その試合はしない方が良いって言われてしまっていたんだって。

実はフェデラーとの試合前日に激しい心臓の鼓動から、一睡も出来なかったんだって。

そのフィッシュは、来週のスイスはバーゼルでのスイス・インドアとその次の週に行われる今季最後のマスターズ1000大会であるパリ大会でシーズンを終える予定だったんだけど、そのいずれも欠場を申し入れたそうよ。つまり彼の2012年のシーズンは終了してしまったって言う事。

今年の12月で31歳になるフィッシュ。2010年にダイエットに成功し体重を落とすと、みるみる好成績を上げて、2010年3月に108位だったランキングを、シーズンが終わる頃には16位まで上昇させていたの。

2011年4月には29歳にして初のトップ10入り。それまでアメリカ人男子ナンバー1だったアンディ・ロディックに代わってアメリカ人男子ナンバー1の座に着いたりもしたの。

そして8月には自己最高位の7位を記録して以来、その心臓疾患になるまでずっとトップ10を維持していたの。

キャリア終盤と言えるような年齢で自己最高位を更新したフィッシュ。同世代のロディックの成功を横目でみながらのテニス人生だったんだと思うけど、そのロディックは今年のUSオープンを最後に引退。

やっと頭角を現したフィッシュだったけど、怪我ではなく病気でツアー離脱なんて。彼の気持ちの上で、まだ戦う意欲が残っていればきっと来年も帰って来てくれるはず。元気になったフィッシュのプレーを期待しましょう!
