2013年07月15日
31歳にして好調なマウー

一日一回クリックしてねん


先週、芝で行われたアメリカのニューポート大会では、31歳のニコラ・マウーが32歳のレイトン・ヒューイットを下して優勝しましたね。マウーはウィンブルドン前哨戦のオランダはシュヘルトヘンボッシュ大会で予選から勝ち上がって優勝。実はこれが彼の初タイトルだったのよね。

マウーは去年のシーズン終盤から膝の怪我に泣かされて、今季も最初の約2ヶ月は大会に出ていなかったの。

そんな彼は、去年は3回戦まで進んだ全仏オープンで今年は初戦敗退。どんどんランキングが下がってしまう危機に。このままだと今季最後のグランドスラムであるUSオープンには予選にさえも出られなくなっちゃうかもって、1ヶ月くらい前にはコーチと話し合っていたんだとか。

そして去年は出場していなかったウィンブルドン前哨戦のオランダはシュヘルトヘンボッシュ大会に予選から出場して、見事優勝を飾ったのよね。その時の彼のランキングは240位まで下がっていて、これは2008年に錦織圭選手がデルレイビーチで初優勝した時の244位以来となる低いランキングでの優勝者になったの。

しかも今年1月に31歳になったマウーは、この年齢になって先週は2度目の優勝。これで今週月曜日に発表のランキングでは75位前後へ浮上するわ。

大会へのエントリーは大会開始から6週間前に発表になったランキングで決まるから、USオープンへのエントリーは、今週発表のランキングが適応されるはずなの。つまりマウーは、予選どころか本戦入りも果たせるランキングに上昇したって事。

全仏後は、その後の芝のシーズンに好成績を残さなければUSオープンの予選にも出られなくなっちゃうって状態だったマウーだけど、31歳にしてツアーで2回目の優勝。全仏が終わった時には、こんな活躍なんて想像もしていなかったんじゃないかしら?

人生って何が起きるか分からないものね。

そんなマウーだけど、同胞のエドアール・ロジェ=ヴァセリンと組んだダブルスでも勝ち上がっていて、土曜日が雨のため試合が行われなかったから、日曜日にはシングルスの準決勝と決勝を戦ったマウー。その後にダブルスの準決勝も戦って勝利。

悪天候などでスケジュールが崩れた場合、必要であれば3試合までは試合をしなければならないはずなの。でも今回みたくシングルスもダブルスも勝ち上がって4試合目(ダブルスの決勝戦)が残っている場合は、その選手に同日に行うか翌日に延期するかの選択権があるみたいなのよね。

マウーはダブルスの決勝戦は月曜日にと選択したみたいね。まあこれは、一緒に組んでいるロジェ=ヴァセリンや対戦相手のティム・スミチェックとライアン・ウィリアムズも今週の大会へエントリーしていないか、月曜日に試合が組まれていないから可能だったはずよね。

マウーは全仏オープンではミカエル・ロドラと組んでダブルスで決勝進出。自身初となるグランドスラムの決勝の舞台に立ったけど、惜しくもブライアン兄弟に敗退。それでもマウーは、シングルスに加えてダブルスも好調を続けているわね。31歳になってこんなに好調なマウー。このまま行ったら、2008年に記録したシングルスの自己最高位の40位も更新しちゃうんじゃないかしら???
