
今週の男子ATPのブログ担当は、膝の怪我からの復活に燃えている、かつてのロシアのエース、マラット・
サフィン。

彼が出場している地元モスクワで開催されているクレムリン・カップは、男女共同時開催の大会だから、妹で晴れてトップ10入りに成功した、ディナラ・サフィーナも出場しているの。

久しぶりに家族がモスクワに集まったらしいんだけど、そんなサフィンのブログからちょっと紹介。

「カリブの島じゃ30度もあって、晴天の青空のもと横になってカイピリャ-ナ(ブラジルから発祥してヨーロッパやアメリカで人気のカクテル)なんか飲んでいるんだろうな。朝目が覚めてまず初めに、そんなことを考えたんだ。ここ、懐かしの地モスクワでは、やっと秋が訪れた感じで、太陽は影を潜め雨模様の朝だ。起きたのは11時半。自分的にはちょうどいい時間かな。この仕事のいいところは、好きな時間に起きられることさ。両親と妹とコーヒーを飲んで、お母さんが家族の近況なんかを話してくれた。パスタを食べながら、両親や友人達とおしゃべりを楽しんだんだ。みんなに、ペポ・クラベットの生涯を教えてあげたんだ。彼はマドリッドと言う街に生まれ、モスクワのような大都会へやってきたやつなんだ。その日の僕の試合の前は、
キリレンコとスキアボーネ戦で、その第1セットが終わると足にテーピングを施し、温めて、サーシャ・ボルコフに催眠術のようなものをかけてもらったんだ。“あなたは今試合をしています。こうプレーをして、ああプレーをして・・・”などなど。そんな彼の言葉を聞きなが、有効なイメージ・トレーニングをしているんだ。ジュニアの子達がロッカールームにいて話をしたんだけど、まったく話が噛み合わなくて、自分が年を取ったんだなって思い知らされたよ。彼らは14歳なんだから仕方ないか。試合のあとは必ず記者インタビューがあり、それも問題なくすませ、くだらない冗談なんか言ってたら、なんかお笑い芸人扱いだったさ。誰もが次の試合での健闘を祈ってくれたよ。それからシャワーを浴びて、このブログを書いている場所からマッサージ・ルームへ行ってマッサージを受けるんだ。僕のブログがつまらないものじゃありませんように!!!」
なんて、彼らしいブログよね。

コートでのパフォーマンスも今の時代では、彼くらいしか楽しませてくれないだけに、これからも楽しいブログをお願いしますね!

そうそう。その妹のサフィーナなんだけど、なんと1回戦で、各下のA・チャクエタゼにあっさり負けちゃったのよね。

これで最終戦へ出場する8人の残りの4人の枠へはかなり厳しい状況になっちゃったわ~。

1位の
エナン、2位の
モレスモ、3位の
シャラポワ、4位の
クズネツォワまでが出場権を獲得しているのはお伝えしたわよね。その下にいる
クレイステルス、
ヒンギス、
ペトロワ、
デメンティエワの4人は実に50ポイント差にひしめいていて、次がシュニーダーで260ポイント離れているの。その下のサフィーナはそこからさらに100ポイント下だから、このティア1と言う、ビッグ・イベントで上位へ進出してポイントをゲットしたかったんじゃないかしら?

今後彼女が参加するのは、来週のチュリッヒでのティア1と、ティア2のリンツとティア3のベルギーの大会のみ。

今回の1回戦負けはちょっと痛いわよね。


さてさて、先週の日本人の活躍~~~!!!

って言っても、ほとんどの選手が男子も女子もジャパン・オープンに出場しちゃってたからね~。

でも、男子も女子も活躍してくれましたね。

男子では肩の怪我から復帰した鈴木貴男選手が見事ベスト8へ進出して
フェデラーとすごい戦いを演じてファンを沸かせてくれましたよね。

おかげでランキングを1078位から459位へと619位もジャンプしました。

見事初戦突破した
岩渕聡選手も367位から329位へと上げてます。アメリカの1万ドルのフューチャーに出場してた錦織圭君は、2回戦敗退だったけど、その前の週のベスト4のポイントがついて1001位から887位と着実にランキングを上げております。


女子では本戦出場した選手みんな1回戦を突破して、森上あっこちゃんは見事キリレンコを撃破して、2回戦進出。
杉山愛ちゃんは第2シードだったこともあって、優勝の期待がかかっていたけど、ベスト8。予選から勝ち上がった波形純利選手もスアレスの棄権とかラッキーはあったけど、自身初のベスト8入りで185位から147位と日本人5番目の選手へと躍進しました。

トップ100入りしてもらいたいわ。

今週は男子はちょっとお休みで、女子は中村、
高雄恵利加、不田亮子選手がバンコク・オープンに出場してますね。試合に出場している選手は、みんな上位進出目指してがんばってね~~~!
中村藍子ちゃんは、2大会連続の決勝進出・・・なんてなったらすごいわよね!!!
