2006年11月22日
全日本選手権
先週の日本人選手は、多くが全日本選手権に出場してましたね。ちょっと全日本選手権に注目してみましょう!!!
まず男子。初優勝を狙って第1シードで出場の添田豪選手。ここ最近は海外で成績を収め、ランキングも今年180位まで上げて、グランドスラムを狙える位置に来てるの。来年の全豪オープンへはアジアのワイルド・カード枠をめぐる大会で優勝して、見事本戦ストレート・インを獲得してるわ。来年の活躍がと~っても期待される彼は、それに先駆けてこの全日本と言う、国内最高の大会で頂点を極めたかったはずだったの。でも、準々決勝で第5シードの寺地貴弘選手にファイナル、6-7(6-8)のタイブレークの接戦の末破れちゃったのよね。ランキングが上でも勝利をつかむことの難しさをまた実感したんじゃないかしら?
一方、前年度覇者で2連覇を目指した第2シードの岩渕聡選手は、今年の中盤はなかなか勝てなくて苦しんでいたけど、ジャパン・オープンで1回戦を快勝して、2回戦でも当時ランキング74位のV・スペーディアに負けはしたけれど、フルセットの試合を演じて調子を上げて、その後の国内のフューチャーでは優勝&ベスト4と好成績を残して勢いが感じられたわよね。その流れで見事決勝まで勝ち上がり、決勝戦も松井俊英選手に押されながらも粘りを見せて、6-1,4-6,7-5で辛くも勝利をつかんで嬉しい2連覇を達成したのでした。おめでと~!
敗れた松井選手は、技術とか言う問題ではなく、メンタルだな~って思うようなミスやポイントがあった気がしてならなかったわ。ある程度のランキングになると、技術にはさほど差がないけど、結果を出すには強い精神力が必要でしょ。そのことが納得できるような試合だったような気がしちゃったわ。それから、もう1つ言わせてもらうと、同時期に行われていた男子最終戦のマスターズ・カップの決勝とはかけ離れた内容の試合を見た感じでした。ランキング1位と4位の試合と290位と346位の決勝の差が歴然だったのは、比べちゃいけないのかもしれないけど、現実としてはっきりとした差があったわね。正直、日本人の世界からのレベルの差をそんなところで感じちゃいました。ボールのスピード、コース、展開などなど・・・全くと言っていいほど違ったって感じたのはPinkyだけかしら???
そんな中、ジュニア世代がかなり頑張ってたわよね。16歳の片山翔君(2回戦で第1シードの添田選手にフルセット負け)、18歳の伊藤竜馬君(2回戦で準優勝の松井選手に敗退)、プロとして初大会となった18歳の杉田祐一君などなど。杉田君は第6シードをもらったけど、3回戦で第9シードの茶園鉄也選手に負けちゃってシニアでの洗礼を受けた感じよね。でも、こうして10代の選手がどんどん出てきてくれるのは、とっても楽しみだわ。世界へ目を向けると、17歳の錦織圭君や、18歳の会田翔君なんかもいるんですものね!どんどん先輩方をおびやかして、トップ100、トップ50、その後はトップ10目指して欲しいわ~~~!
それから女子。こちらも初優勝を目標に第1シードで出場の中村藍子選手だったけど、決勝戦までは全てストレート勝ちして順当に勝ち上がったの。でも、決勝戦では全日本と言うタイトルへのプレッシャーからか、2年前の決勝と同じく第1セットをタイブレイクの末落とすと、第2セットも粘りは見せるものの、相手にリードを許しまたしても準優勝と夢のタイトル獲得とは行きませんでした。
初優勝は19歳の高雄恵利加選手。今シーズンめきめきと力をつけてきた彼女。去年の年末ランキングは319位だった彼女が今年は130位と一気にトップ100を狙える位置に到達したの。サーキット大会で3度優勝を上げるなど、先月19歳になったばかりの彼女は、このタイトルもその勢いで奪ったって感じね。このまま来シーズンもどんどん上を目指して頑張ってもらいたいわ。身長150cmの彼女がトップ100入りしたら、ここ最近の最低身長の選手になるわね。それまでは155cmの藤原里華選手だったの。その小柄な体からのスピーディなテニスで世界に挑戦して欲しいわ。
去年のチャンピオンだった森田あゆみ選手は第3シードで出場してたけど、やっぱり連覇の難しさを実感したんじゃない?準々決勝で瀬間姉妹のお姉ちゃんで第6シードの友里加選手にあっさりストレート負け。まだ16歳の彼女だから、これからの成長を期待しましょう!瀬間友里加選手は準決勝で中村選手に敗れちゃったけど、ベスト4入りに成功でした。
友里加選手の妹の詠里花選手も頑張りました。予選を勝ち上がり、1回戦を大接戦で勝利して2回戦では第14シードの久見香奈恵選手に圧勝。3回戦で優勝した高雄選手に負けちゃったけど、来月20歳になる友里加&もうすぐ18歳になる詠里花の瀬間姉妹。今後の二人の動向にも注目ね。
今年のUSオープンの予選に出場して本戦入りまであと一歩だった波形純理選手。その後のジャパン・オープンでも予選を勝ちあがり、ベスト8まで進んでランキングを一気に自己最高位の146位まで上げて、シーズン終盤に調子を上げていた選手。第4シードで出場していたから、ちょっと期待してたんだけど、準々決勝で第5シードの米村知子選手に破れちゃいました。米村姉妹のお姉ちゃん(妹の明子選手は不参加)もランキング245位とグランドスラムの予選出場まで迫っているから、妹(ランキング254位)と共に世界の舞台に登場する日も近いかもね。
先週の海外では、前述の錦織圭君がエクアドルの5万ドルのチャレンジャーで予選を勝ち上がり2回戦進出。オーストラリアの2万5千ドルのチャレンジャーには本村剛一選手が出場したけど、初戦突破とは行きませんでした。
女子では台湾の7万5千ドルのサーキットに第6シードに久松志保を始め、不田涼子、佐伯美穂、米村明子選手が出場しましたね。佐伯選手と米村選手は1回戦から当たっちゃって佐伯選手が勝利を掴みました。不田選手は2回戦で第1シードのT・タナスガーンに、佐伯選手も2回戦で第4シードのM・ユアンに破れちゃって、久松選手も主催者推薦で出場のK・チャン選手に足元をすくわれて、みんな2回戦で敗退しちゃいました。フィリピンの1万ドルに出場の井上万里選手も2回戦敗退でした。
今週も日本人選手は世界でプレーしてますよ。男子はオーストラリアの2万5千ドルのチャレンジャーに第6シードで添田豪選手が出場してます。女子ではオーストラリアの2万5千ドルのサーキットに第5シードで瀬間友里加選手が出場してます。妹の詠里花選手含め5選手が予選に出場したけど、みんな本戦入りには至っておりません。今週も頑張ってね~~~!
まず男子。初優勝を狙って第1シードで出場の添田豪選手。ここ最近は海外で成績を収め、ランキングも今年180位まで上げて、グランドスラムを狙える位置に来てるの。来年の全豪オープンへはアジアのワイルド・カード枠をめぐる大会で優勝して、見事本戦ストレート・インを獲得してるわ。来年の活躍がと~っても期待される彼は、それに先駆けてこの全日本と言う、国内最高の大会で頂点を極めたかったはずだったの。でも、準々決勝で第5シードの寺地貴弘選手にファイナル、6-7(6-8)のタイブレークの接戦の末破れちゃったのよね。ランキングが上でも勝利をつかむことの難しさをまた実感したんじゃないかしら?
一方、前年度覇者で2連覇を目指した第2シードの岩渕聡選手は、今年の中盤はなかなか勝てなくて苦しんでいたけど、ジャパン・オープンで1回戦を快勝して、2回戦でも当時ランキング74位のV・スペーディアに負けはしたけれど、フルセットの試合を演じて調子を上げて、その後の国内のフューチャーでは優勝&ベスト4と好成績を残して勢いが感じられたわよね。その流れで見事決勝まで勝ち上がり、決勝戦も松井俊英選手に押されながらも粘りを見せて、6-1,4-6,7-5で辛くも勝利をつかんで嬉しい2連覇を達成したのでした。おめでと~!
敗れた松井選手は、技術とか言う問題ではなく、メンタルだな~って思うようなミスやポイントがあった気がしてならなかったわ。ある程度のランキングになると、技術にはさほど差がないけど、結果を出すには強い精神力が必要でしょ。そのことが納得できるような試合だったような気がしちゃったわ。それから、もう1つ言わせてもらうと、同時期に行われていた男子最終戦のマスターズ・カップの決勝とはかけ離れた内容の試合を見た感じでした。ランキング1位と4位の試合と290位と346位の決勝の差が歴然だったのは、比べちゃいけないのかもしれないけど、現実としてはっきりとした差があったわね。正直、日本人の世界からのレベルの差をそんなところで感じちゃいました。ボールのスピード、コース、展開などなど・・・全くと言っていいほど違ったって感じたのはPinkyだけかしら???
そんな中、ジュニア世代がかなり頑張ってたわよね。16歳の片山翔君(2回戦で第1シードの添田選手にフルセット負け)、18歳の伊藤竜馬君(2回戦で準優勝の松井選手に敗退)、プロとして初大会となった18歳の杉田祐一君などなど。杉田君は第6シードをもらったけど、3回戦で第9シードの茶園鉄也選手に負けちゃってシニアでの洗礼を受けた感じよね。でも、こうして10代の選手がどんどん出てきてくれるのは、とっても楽しみだわ。世界へ目を向けると、17歳の錦織圭君や、18歳の会田翔君なんかもいるんですものね!どんどん先輩方をおびやかして、トップ100、トップ50、その後はトップ10目指して欲しいわ~~~!
それから女子。こちらも初優勝を目標に第1シードで出場の中村藍子選手だったけど、決勝戦までは全てストレート勝ちして順当に勝ち上がったの。でも、決勝戦では全日本と言うタイトルへのプレッシャーからか、2年前の決勝と同じく第1セットをタイブレイクの末落とすと、第2セットも粘りは見せるものの、相手にリードを許しまたしても準優勝と夢のタイトル獲得とは行きませんでした。
初優勝は19歳の高雄恵利加選手。今シーズンめきめきと力をつけてきた彼女。去年の年末ランキングは319位だった彼女が今年は130位と一気にトップ100を狙える位置に到達したの。サーキット大会で3度優勝を上げるなど、先月19歳になったばかりの彼女は、このタイトルもその勢いで奪ったって感じね。このまま来シーズンもどんどん上を目指して頑張ってもらいたいわ。身長150cmの彼女がトップ100入りしたら、ここ最近の最低身長の選手になるわね。それまでは155cmの藤原里華選手だったの。その小柄な体からのスピーディなテニスで世界に挑戦して欲しいわ。
去年のチャンピオンだった森田あゆみ選手は第3シードで出場してたけど、やっぱり連覇の難しさを実感したんじゃない?準々決勝で瀬間姉妹のお姉ちゃんで第6シードの友里加選手にあっさりストレート負け。まだ16歳の彼女だから、これからの成長を期待しましょう!瀬間友里加選手は準決勝で中村選手に敗れちゃったけど、ベスト4入りに成功でした。
友里加選手の妹の詠里花選手も頑張りました。予選を勝ち上がり、1回戦を大接戦で勝利して2回戦では第14シードの久見香奈恵選手に圧勝。3回戦で優勝した高雄選手に負けちゃったけど、来月20歳になる友里加&もうすぐ18歳になる詠里花の瀬間姉妹。今後の二人の動向にも注目ね。
今年のUSオープンの予選に出場して本戦入りまであと一歩だった波形純理選手。その後のジャパン・オープンでも予選を勝ちあがり、ベスト8まで進んでランキングを一気に自己最高位の146位まで上げて、シーズン終盤に調子を上げていた選手。第4シードで出場していたから、ちょっと期待してたんだけど、準々決勝で第5シードの米村知子選手に破れちゃいました。米村姉妹のお姉ちゃん(妹の明子選手は不参加)もランキング245位とグランドスラムの予選出場まで迫っているから、妹(ランキング254位)と共に世界の舞台に登場する日も近いかもね。
先週の海外では、前述の錦織圭君がエクアドルの5万ドルのチャレンジャーで予選を勝ち上がり2回戦進出。オーストラリアの2万5千ドルのチャレンジャーには本村剛一選手が出場したけど、初戦突破とは行きませんでした。
女子では台湾の7万5千ドルのサーキットに第6シードに久松志保を始め、不田涼子、佐伯美穂、米村明子選手が出場しましたね。佐伯選手と米村選手は1回戦から当たっちゃって佐伯選手が勝利を掴みました。不田選手は2回戦で第1シードのT・タナスガーンに、佐伯選手も2回戦で第4シードのM・ユアンに破れちゃって、久松選手も主催者推薦で出場のK・チャン選手に足元をすくわれて、みんな2回戦で敗退しちゃいました。フィリピンの1万ドルに出場の井上万里選手も2回戦敗退でした。
今週も日本人選手は世界でプレーしてますよ。男子はオーストラリアの2万5千ドルのチャレンジャーに第6シードで添田豪選手が出場してます。女子ではオーストラリアの2万5千ドルのサーキットに第5シードで瀬間友里加選手が出場してます。妹の詠里花選手含め5選手が予選に出場したけど、みんな本戦入りには至っておりません。今週も頑張ってね~~~!