2006年11月26日
人生、色々
男子ツアー最終戦のマスターズ・カップ中にこんな出来事があったんだって。
去年決勝でフェデラーを下して見事優勝を飾ったダビド・ナルバンディアン。
今年は予選から厳しい試合ばかり続いていたけど、予選最後のロディック戦でストレート勝利を収めベスト4へぎりぎり進出してたの。その裏にはこんな悲しいお話があったんだって。
『時折手で顔を覆い涙をぬぐっていたナルバンディアンは、いとこの息子であるラウトロ君の突然の死に対して喪にふけっていた。彼のわずか9年の人生を奪った不幸なエレベーター事故は最終戦の直前に起きたのだ。一時は試合を棄権してアルゼンチンへ帰国しようとまで考えていたナルバンディアンだったが、飛行機の都合を考えてもお葬式に間に合うまでには帰国できなかった。だったら上海に残り精一杯プレーしようと考えたのだ。大会の最初の1球から彼は心を込めていた。家族と共にラウトロ君を葬ることができないのなら、こんなに離れているところにいなければならない価値を見出そうとしているようだった。地元のファンは、シングルス、ダブルス関わらず大会へ出場している選手を平等に応援していたが、2005年のチャンピオンも暖かく迎えていた。そんな中、彼の親戚の不幸を知った3人の女性ファンがアルゼンチンの国旗を持って彼の応援に駆けつけた。国旗には“ダビド、ラウトロ君のために戦え”と書かれていたのだ。それに気が付いたナルバンディアンは、そんなファンの気持ちには感謝していたが動揺が隠せず集中を欠いてしまったため、関係者に頼んで彼女達に国旗を下げてもらうように頼んだのだ。しかし彼は試合に勝利を上げたのち、彼女達につけていたリストバンドを投げて感謝とおわびの意を表していた。』
そんなことがあったのね。
そりゃ試合になかなか勝てなかったわけうおね。
でも、その大会で勝利を収めたのはそのロディック戦だけだったのよね。
そう考えると彼女達の気持ちがしっかり届いて準決勝進出につながったってことだと思うわ。
ダビド、人生色んな試練があるけどあなたの頑張りはファンにも選手にも届いているはずよ。その悲しみ乗り越えて来シーズンも好成績を残してね。
実は時を同じくしてジミー・コナーズは奥さんのお父さんが亡くなって大会を去ることになってしまったんだって。
ロディックは心強い支えのコーチが去り、ナルバンディアンは心強いファンの応援を背に受け・・・試合結果に明暗がしっかり表れていたわね。



『時折手で顔を覆い涙をぬぐっていたナルバンディアンは、いとこの息子であるラウトロ君の突然の死に対して喪にふけっていた。彼のわずか9年の人生を奪った不幸なエレベーター事故は最終戦の直前に起きたのだ。一時は試合を棄権してアルゼンチンへ帰国しようとまで考えていたナルバンディアンだったが、飛行機の都合を考えてもお葬式に間に合うまでには帰国できなかった。だったら上海に残り精一杯プレーしようと考えたのだ。大会の最初の1球から彼は心を込めていた。家族と共にラウトロ君を葬ることができないのなら、こんなに離れているところにいなければならない価値を見出そうとしているようだった。地元のファンは、シングルス、ダブルス関わらず大会へ出場している選手を平等に応援していたが、2005年のチャンピオンも暖かく迎えていた。そんな中、彼の親戚の不幸を知った3人の女性ファンがアルゼンチンの国旗を持って彼の応援に駆けつけた。国旗には“ダビド、ラウトロ君のために戦え”と書かれていたのだ。それに気が付いたナルバンディアンは、そんなファンの気持ちには感謝していたが動揺が隠せず集中を欠いてしまったため、関係者に頼んで彼女達に国旗を下げてもらうように頼んだのだ。しかし彼は試合に勝利を上げたのち、彼女達につけていたリストバンドを投げて感謝とおわびの意を表していた。』
そんなことがあったのね。





実は時を同じくしてジミー・コナーズは奥さんのお父さんが亡くなって大会を去ることになってしまったんだって。

