2012年04月05日
ヒンギスのインタビュー(ちょっと長いです・・・笑)
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去年、フランス人の馬術競技のショージャンパーのティボール・ウーティンさんと結婚(2010年12月13日のブログでお伝えしました)したマルチナ・ヒンギスは、今週開催されているアメリカはチャールストンのファミリー・サークル・カップの40周年のイベントに参加するために、今週末大会会場に登場するんだって。
そのイベントにはマルチナ・ナブラチロワ、クリス・エバート、ビリージーン・キング、ジミー・コナーズなどなどの往年の名プレーヤー達がこぞって顔を揃えるそうよ。
2007年に引退したヒンギスは、ヴィーナス・ウィリアムズと同い年で、奇しくもシングルスの優勝回数も43回と同じなの。そんな彼女は、祖国スイスとフランスのパリに家を持ってはいるものの、今でも現役時代さながらに世界中を飛び回る忙しい日々を送っているんだって。
2011年11月9日のブログでお伝えしたけどそのヒンギスは現在、フランスにあるムラトグルー・テニス・アカデミーにコーチとして所属してジュニアの育成に携わっているのよね。
そんな彼女へ、チャールストンへ行く前に受けたインタビューでのやりとりを入手したのでご紹介しましょう。
Q:現役選手のプレーであなたのスタイルと似ている選手は誰ですか?
A:今は180cm以上ある選手ばかりなので比べるのは難しいですね。ヴィクトリア・アザレンカやマリア・シャラポワが最近好調ですね。アザレンカのテニスはとても好きです。現役の最後の頃に彼女と対戦する機会がありました。当時も彼女は素晴らしいテニスをしていて、いつかグランドスラムで優勝すると思っていました。それから4~5年経ちますが、常に彼女のテニスを信じていました。そして今年の全豪で優勝した時、彼女へ“やっとやったわね”って話しました。
Q:アザレンカはあなたが1997年にやったようなシーズン開幕から連勝していましたね。
A:今の彼女は本当に自信に満ちています。自分も覚えていますが、コートに立つと負ける気がしないのです。それはすごいアドバンテージです。なぜなら緊張もしないし、良いプレーを引き出すからです。今は彼女を倒すのは難しいでしょう。
Q:アザレンカは自信は過剰評価されていると言っていました。ただ一生懸命練習した結果だと。どう思いますか?
A:彼女は以前から良いプレーをしていましたけど、グランドスラムの準々決勝とか準決勝でトップ選手に負けていました。彼女が緊張していたのかは分かりません。時には1回戦や2回戦で厳しい試合もありますが、2週目以降は常にそうです。そこでベストのプレーが必要になるのです。以前の彼女はそれが出来ませんでした。私が思う彼女のターニング・ポイントは去年のツアー最終戦で決勝へ行った事だと思います。その後、今年のオーストラリアで良いテニスをし始めました。何かが変わったのでしょう。それが自信かも知れません。肉体的にも精神的にも一つになったと思います。試合に勝ち続けると自信が付いてきますからね。
Q:多くの人達が思うように、アグニエスカ・ラドワンスカのテニスがトップ選手の中でもあなたのテニスに似ていると思いますか?
A:他のトップ選手のようなパワーは彼女にはありません。それでも彼女はラケットのタッチや戦略を絡めたテニスをします。彼女が私のようなプレーをしていると言うのは難しいですが、どの選手もそれぞれ特徴があります。
Q:テニスの試合はよく見ますか?どの選手の試合が一番楽しいですか?
A:はい、もちろんです。特に今は色々な大会へ招待されますから。今年の年明けは、自分がまだツアーにいるかのように感じていました。パリへ行き、オーストラリアへ行き、ドーハへ行き、そして今回はチャールストンです。だから選手達は“ツアーへ復帰したの?”と聞かれます。招待を受けるのはとても嬉しいですし、今年は今回のチャールストンのようにアニバーサリーも多くあります。選手達の試合を見る事も楽しいのです。アザレンカのプレーは最高で観戦するのもとても楽しみです。他にも数名、トップを狙える選手がいます。男子ではフェデラーとナダルのライバル関係を見ている事が楽しいですね。ジョコビッチがどれだけ長く1位でいられるかも楽しみですね。
Q:ご自身がプロとして復帰することは?
A:全くありません。今の生活に満足していますから。そしてこうしたエキシビションでプレーする事も楽しんでいます。今はムラトグルー・テニス・アカデミーでジュニアの育成をしています。それも十分楽しんでいます。プロとしての生活に未練はありません。時々世界を回る事は好きですが、1年を通してはもういりません。それはもっと若い選手達がする事でしょう。
Q:ウィリアムズ姉妹など、あなたが現役時代にプレーしていた選手で今も現役の選手がいますね。彼女達が未だにトップ・レベルでプレーしている事に驚きはありますか?
A:それはありません。肉体的に万全であって、闘争心があれば、その人の選択は色々違ってくるでしょう。人それぞれ、その人のペースがあります。ヴィーナスとは同い年で、ツアーにも同じ時期にデビューしました。セリーナは1つ下ですけど、彼女達は自分のペースで上手くやっています。彼女達のこれまでのテニス人生も、常にフル・スケジュールでプレーをしてはいません。自分にベストだと思うペースで戦っているのです。
Q:現役時代に一緒に戦っていた選手達と今でも連絡を取っていますか?
A:グランドスラムなどでは、度々会ったりします。例えばリンゼイ(ダベンポート)。去年の全仏とウィンブルドンで一緒にプレーしました。また一緒にプレーもします。彼女はテニス・チャンネルのインタビュワーをやっていますね。ドーハでのセレモニーの前に彼女はメールをくれました。1月に彼女に娘さんが生まれた時にも連絡を取りました。モニカ(セレス)やアンナ(クルニコワ)もイベントなどで会います。
Q:テレビのコメンテーターに興味は?
A:もっと行動的でいたいですね。2004年にコメンテーターをやりましたが、それは今私がやりたい事ではありません。
Q:コーチとしての仕事はどうですか?
A:17歳から21歳の5人のジュニアに付いています。もっとコートに立って選手達と実際にコーチをしたいですね。コートの外ではなく、コメンテーターなどでもなく。コーチをしていると言うよりは、コンサルタントとしてアドバイスをしている感じです。自分が現役の時にコーチがしていたように、常に一緒にツアーに同行したりはしていません。自分の家の近くで大会がある時やグランドスラムなどだけです。自分がやっているプロジェクトはまだまだ発展途上なので、しばらく様子を見てみようと思います。
Q:引退した元プロ選手としての生活はどうですか?
A:楽しんでます。みんなそうでしょう。今楽しんでいられるのはテニスがあったお陰です。人生のために努力して来ましたから。これまでの数年も、そして今後もそうであって欲しいです。今は主人と過ごす時間もあります。世界を飛び回らなければならなかったり、違う土地へ行かなければならなかったりもします。いつかは優先する物も変わってくるかも知れませんね。
Q:エキシビション以外でもテニスを練習したりしますか?
A:体形や健康を維持するためにもテニスをしています。そして趣味の乗馬もしています。
Q:今も競技としての乗馬を行っていますか?
A:以前よりは減ってしまいました。去年と今年は競技には一度も出ませんでした。エキシビションや全豪でのトロフィー授与式など、色々忙しかったので。またテニスの世界への優先順位が上がっていますね。家いる時や、主人に付いて行く時に、時々乗馬をします。
Q:女子選手のウエアーやアパレルに対してはどうですか?どれくらいアパレルに関係していますか?
A:とても関係しています。デザインなどをしています。バンクーバーに拠点があるトニックの製品の試着やトニック・テニス・アパレルとの共同ブランドのプロモーションも行っています。スイスでプレゼンテーションがあったばかりです。
(2011年9月22日のブログで紹介しました)
Q:あなたは今でもとても競争心が強いと思いますが、それは生まれ持ったものですか?
A:はい、それは母から受け継ぎました。家族はみんな競争心が強かったのです。今でも行う事は全て上手くやりたいと感じています。今はダブルスを良くするようになりました。主人とも同じです。トランプなどをしていても本気になります。誰でも心の底にはそんな気持ちがあると思います。何か心を湧き立たせる物が必要だと思います。
Q:コーチとして、2つか3つのアドバイスがあるとすれば、何ですか?
A:常に生徒でいる事(学ぼうとする事)、熱心である事、そして一番大切な事は、楽しむ事です。
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そのイベントにはマルチナ・ナブラチロワ、クリス・エバート、ビリージーン・キング、ジミー・コナーズなどなどの往年の名プレーヤー達がこぞって顔を揃えるそうよ。
2007年に引退したヒンギスは、ヴィーナス・ウィリアムズと同い年で、奇しくもシングルスの優勝回数も43回と同じなの。そんな彼女は、祖国スイスとフランスのパリに家を持ってはいるものの、今でも現役時代さながらに世界中を飛び回る忙しい日々を送っているんだって。
2011年11月9日のブログでお伝えしたけどそのヒンギスは現在、フランスにあるムラトグルー・テニス・アカデミーにコーチとして所属してジュニアの育成に携わっているのよね。
そんな彼女へ、チャールストンへ行く前に受けたインタビューでのやりとりを入手したのでご紹介しましょう。
Q:現役選手のプレーであなたのスタイルと似ている選手は誰ですか?
A:今は180cm以上ある選手ばかりなので比べるのは難しいですね。ヴィクトリア・アザレンカやマリア・シャラポワが最近好調ですね。アザレンカのテニスはとても好きです。現役の最後の頃に彼女と対戦する機会がありました。当時も彼女は素晴らしいテニスをしていて、いつかグランドスラムで優勝すると思っていました。それから4~5年経ちますが、常に彼女のテニスを信じていました。そして今年の全豪で優勝した時、彼女へ“やっとやったわね”って話しました。
Q:アザレンカはあなたが1997年にやったようなシーズン開幕から連勝していましたね。
A:今の彼女は本当に自信に満ちています。自分も覚えていますが、コートに立つと負ける気がしないのです。それはすごいアドバンテージです。なぜなら緊張もしないし、良いプレーを引き出すからです。今は彼女を倒すのは難しいでしょう。
Q:アザレンカは自信は過剰評価されていると言っていました。ただ一生懸命練習した結果だと。どう思いますか?
A:彼女は以前から良いプレーをしていましたけど、グランドスラムの準々決勝とか準決勝でトップ選手に負けていました。彼女が緊張していたのかは分かりません。時には1回戦や2回戦で厳しい試合もありますが、2週目以降は常にそうです。そこでベストのプレーが必要になるのです。以前の彼女はそれが出来ませんでした。私が思う彼女のターニング・ポイントは去年のツアー最終戦で決勝へ行った事だと思います。その後、今年のオーストラリアで良いテニスをし始めました。何かが変わったのでしょう。それが自信かも知れません。肉体的にも精神的にも一つになったと思います。試合に勝ち続けると自信が付いてきますからね。
Q:多くの人達が思うように、アグニエスカ・ラドワンスカのテニスがトップ選手の中でもあなたのテニスに似ていると思いますか?
A:他のトップ選手のようなパワーは彼女にはありません。それでも彼女はラケットのタッチや戦略を絡めたテニスをします。彼女が私のようなプレーをしていると言うのは難しいですが、どの選手もそれぞれ特徴があります。
Q:テニスの試合はよく見ますか?どの選手の試合が一番楽しいですか?
A:はい、もちろんです。特に今は色々な大会へ招待されますから。今年の年明けは、自分がまだツアーにいるかのように感じていました。パリへ行き、オーストラリアへ行き、ドーハへ行き、そして今回はチャールストンです。だから選手達は“ツアーへ復帰したの?”と聞かれます。招待を受けるのはとても嬉しいですし、今年は今回のチャールストンのようにアニバーサリーも多くあります。選手達の試合を見る事も楽しいのです。アザレンカのプレーは最高で観戦するのもとても楽しみです。他にも数名、トップを狙える選手がいます。男子ではフェデラーとナダルのライバル関係を見ている事が楽しいですね。ジョコビッチがどれだけ長く1位でいられるかも楽しみですね。
Q:ご自身がプロとして復帰することは?
A:全くありません。今の生活に満足していますから。そしてこうしたエキシビションでプレーする事も楽しんでいます。今はムラトグルー・テニス・アカデミーでジュニアの育成をしています。それも十分楽しんでいます。プロとしての生活に未練はありません。時々世界を回る事は好きですが、1年を通してはもういりません。それはもっと若い選手達がする事でしょう。
Q:ウィリアムズ姉妹など、あなたが現役時代にプレーしていた選手で今も現役の選手がいますね。彼女達が未だにトップ・レベルでプレーしている事に驚きはありますか?
A:それはありません。肉体的に万全であって、闘争心があれば、その人の選択は色々違ってくるでしょう。人それぞれ、その人のペースがあります。ヴィーナスとは同い年で、ツアーにも同じ時期にデビューしました。セリーナは1つ下ですけど、彼女達は自分のペースで上手くやっています。彼女達のこれまでのテニス人生も、常にフル・スケジュールでプレーをしてはいません。自分にベストだと思うペースで戦っているのです。
Q:現役時代に一緒に戦っていた選手達と今でも連絡を取っていますか?
A:グランドスラムなどでは、度々会ったりします。例えばリンゼイ(ダベンポート)。去年の全仏とウィンブルドンで一緒にプレーしました。また一緒にプレーもします。彼女はテニス・チャンネルのインタビュワーをやっていますね。ドーハでのセレモニーの前に彼女はメールをくれました。1月に彼女に娘さんが生まれた時にも連絡を取りました。モニカ(セレス)やアンナ(クルニコワ)もイベントなどで会います。
Q:テレビのコメンテーターに興味は?
A:もっと行動的でいたいですね。2004年にコメンテーターをやりましたが、それは今私がやりたい事ではありません。
Q:コーチとしての仕事はどうですか?
A:17歳から21歳の5人のジュニアに付いています。もっとコートに立って選手達と実際にコーチをしたいですね。コートの外ではなく、コメンテーターなどでもなく。コーチをしていると言うよりは、コンサルタントとしてアドバイスをしている感じです。自分が現役の時にコーチがしていたように、常に一緒にツアーに同行したりはしていません。自分の家の近くで大会がある時やグランドスラムなどだけです。自分がやっているプロジェクトはまだまだ発展途上なので、しばらく様子を見てみようと思います。
Q:引退した元プロ選手としての生活はどうですか?
A:楽しんでます。みんなそうでしょう。今楽しんでいられるのはテニスがあったお陰です。人生のために努力して来ましたから。これまでの数年も、そして今後もそうであって欲しいです。今は主人と過ごす時間もあります。世界を飛び回らなければならなかったり、違う土地へ行かなければならなかったりもします。いつかは優先する物も変わってくるかも知れませんね。
Q:エキシビション以外でもテニスを練習したりしますか?
A:体形や健康を維持するためにもテニスをしています。そして趣味の乗馬もしています。
Q:今も競技としての乗馬を行っていますか?
A:以前よりは減ってしまいました。去年と今年は競技には一度も出ませんでした。エキシビションや全豪でのトロフィー授与式など、色々忙しかったので。またテニスの世界への優先順位が上がっていますね。家いる時や、主人に付いて行く時に、時々乗馬をします。
Q:女子選手のウエアーやアパレルに対してはどうですか?どれくらいアパレルに関係していますか?
A:とても関係しています。デザインなどをしています。バンクーバーに拠点があるトニックの製品の試着やトニック・テニス・アパレルとの共同ブランドのプロモーションも行っています。スイスでプレゼンテーションがあったばかりです。
(2011年9月22日のブログで紹介しました)
Q:あなたは今でもとても競争心が強いと思いますが、それは生まれ持ったものですか?
A:はい、それは母から受け継ぎました。家族はみんな競争心が強かったのです。今でも行う事は全て上手くやりたいと感じています。今はダブルスを良くするようになりました。主人とも同じです。トランプなどをしていても本気になります。誰でも心の底にはそんな気持ちがあると思います。何か心を湧き立たせる物が必要だと思います。
Q:コーチとして、2つか3つのアドバイスがあるとすれば、何ですか?
A:常に生徒でいる事(学ぼうとする事)、熱心である事、そして一番大切な事は、楽しむ事です。