2011年09月30日
ツアー最終戦へ向けて

一日一回クリックしてねん


男女ともシーズン最後に行われるツアー最終戦へ向けてのレースが激しくなってきましたね。今年1年間の獲得ポイントで競うこのチャンピオンズ・レースで、シングルスでは男女上位8選手、ダブルスでは男子は上位8チーム、女子は上位4チームだけに出場資格が与えられます。

男子はグランドスラム優勝者(又はチーム)を含めたポイント上位8選手(又はチーム)が出場出来ます。

男子はすでにシングルスでは、チャンピオンズ・レース1位のノヴァーク・ジョコビッチ、2位のラファエル・ナダル、3位のアンディ・マレー、4位のロジャー・フェデラーがノミネートされました。

ダブルスでは同1位のボブ&マイクのブライアン兄弟、同2位のネナド・ジモンイッチ&ミカエル・ロドラ組、同3位のダニエル・ネスター&マックス・ミルニ組、同5位だけどUSオープンで優勝したユルゲン・メルツァー&フィリップ・ペッツシュナー組の出場が決まってます。

女子のシングルスでは、チャンピオンズ・レースで1位のキャロリーン・ウォズニアキ、同2位のマリア・シャラポワが、ダブルスでは同1位のクヴェタ・ペシュキ&カテリーナ・シュレボトニック組が出場を決めてます。

特に男子は、上位4選手と他の選手との差があるため、5位以下の選手は熾烈な争いになってますね。ちなみに、5位がダビド・フェレール、6位がマディ・フィッシュ、7位がジョー・ウィルフリー・ツォンガ、8位がトマス・ベルディフと続きます。

そして9位のニコラス・アルマグロは8位のベルディフとはわずか70ポイント差で、以下10位にロビン・ソデルリング、11位にファン・マルティン・デル=ポトロ、12位のジル・シモンまで300ポイント差とまだまだ誰が出場権を獲得するか分かりません。

現時点で女子の3位はリー・ナ、4位がペトラ・クヴィトバ、5位がヴィクトリア・アザレンカ、6位がサマンサ・ストザー、7位がヴェラ・ズヴォナレーワ、8位がマリオン・バルトリと続いてます。

これから女子は来週の北京大会含めわずか5大会。男子は来週の北京、次の東京とATP500大会に続いて上海のマスターズ1000大会など、まだまだ10大会が開催されます。どうしても出場資格が欲しい選手は、1大会でも多く出場して上位進出しなければならないので、本当に直前まで誰が選ばれるか分かりませんね!

そのチャンピオンズ・レースで7位にいるツォンガは、先週地元フランスのニース大会で約2年ぶりとなる優勝を飾り、最終戦出場へ意欲を更に増してました。

ツォンガは2008年の最終戦に唯一出場経験があるんだけど、その年も最終戦直前のパリでのマスターズ1000大会で優勝してその座を獲得したの。次の年は、あと少しと言うところで出場権を獲得することができないと言う悔しい思いをしていたのよね。

ツォンガがそれ以前最後に優勝したのは2009年の東京で、それ以来先週まで優勝から遠ざかっていたの。

「最後にトロフィーを掲げてから、長い月日だった。この地元フランスの応援の前でこうしてまたトロフィーを掲げることができて、とてもハッピー。今年の目標はロンドンでの最終戦に出場すること。今回は出場権を獲得したい。」って、強い思いを語ってました。

残る4枚の切符を手にすることは出来るでしょうか?

3位ですよ~
3位ですよ~
残念ながら、最終戦へのチャンピオンズ・レースはフェデラーはマレーに次いで4位です。ATPの世界ランクとツアー最終戦の出場権を争うチャンピオンズ・レースは別物なのです。
チャンピオンズ・レースは今年1月から獲得した全てのポイントで争われるランキングです。普段言われている世界ランク(フェデラーは3位です)は、過去1年間(今は去年の10月から今年の9月)の獲得ポイントに加えて、細かいルールがあります。
例えばフェデラーやマレーのような上位選手は、グランドスラム4大会、マスターズ1000大会9大会は必須大会で、出場しなければ0ポイントとして計算されます。それ以外、ATPツアー500大会が3大会、ATPツアー250大会が2大会が換算されます。
つまり、ATPツアー500大会に4大会以上出場して優勝しても、そのポイントは世界ランクには反映されません。
ここで言うチャンピオンズ・レースはATPの公式ホームページの『RANKINGS』をクリックすると左上に『SINGLES RANKINGS』とあって、その下にある『YTD SINGLES RANKINGS』がそれです。
または、ツアー最終戦の公式ホームページに載っていますよ。www.barclaysatpworldtourfinals.com/
参照してみて下さいね。