2013年02月22日
フェデラーの基金と今後

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来週、アラブ首長国連邦はドバイで行われる『ドバイ・ドューティフリー・テニス選手権』に出場するために世界ランク2位のロジャー・フェデラーがドバイに到着したの。フェデラーは全豪オープンではベスト4敗退。その後、先週行われたオランダはロッテルダムのABNアムロ世界テニス選手権に出場するも準々決勝でジュリアン・ベネトーに敗れていたのよね。

彼はベネトー戦に敗退したあと、南アフリカ北部にあるゴヴフと言う街に渡り、自身が立ち上げた基金を元に設立した学校を訪れて、チャリティ・イベントも開催していたんだって。

フェデラーのお母さんは南アフリカ出身って言う事もあって、フェデラーは2003年から南アフリカで基金を設立して、恵まれない子供達に教育やスポーツ活動の支援をし始めていたのよね。

「私達がサポートしているプロジェクトの1つが行われているこの場所にこうして訪れている事を誇りに思うよ。とても興奮しているし、更なるモチベーションにも繋がる。どれほどこの地で貢献出来るかを感じると嬉しさが沸いて来る。ここゴヴフは南アフリカの中でも貧しい街の1つ。将来の成功のために何かの助けが必要な場所なんだ。」
今回の滞在はお母さんも同行していたフェデラーは、今回の滞在について語っていました。

そして今いるドバイは、フェデラーがオフシーズンにトレーニングをしたりする場所で、自分の家も持っている所なの。もちろん、フェデラーのお気に入りの街なの。

「ここドバイの大会はいつも最高のもてなしをしてくれる大会なんだ。他の選手達も同じ意見さ。とても落ち着いて居られるし、会場も気候も最高なんだ。大会主催者も温かく迎えてくれる。この場所へ帰って来る事を楽しみにしていたし、毎年レベルの高い試合ばかり行われている。観客だって最高なんだ。」って、大好きなドバイで行われる大会への気持ちを語ってました。

この大会には、いわゆるトップ4と呼ばれている4選手中、フェデラーと現在世界ランク1位のノヴァーク・ジョコビッチがエントリーする予定。

同ランク3位のアンディ・マレーは、今はアメリカはフロリダ州マイアミで個人的なトレーニングを行っていて、同5位で膝の怪我から復帰したばかりのラファエル・ナダルは中南米のクレー・シリーズに出場していて、来週はメキシコはアカプルコのクレー大会に出場予定でいるわ。

フェデラーは今年8月で32歳を迎えるの。体の事を考えて、今季は大会数を絞ってスケジュールを組んでいるけど、少ない大会で確実上位進出が出来なかったら、もちろんランキングも落ちてしまうわよね。

シーズン中に休養を取りながら、怪我を避けてツアーを回るって言う考えみたいね。ドバイの大会を終えると、翌週アメリカはカリフォルニア州インディアンウェルズで行われるマスターズ1000大会に出場します。

そのインディアンウェルズと次のマイアミのマスターズ1000大会は、準グランドスラムと言われる約2週間に渡る大会で、上位選手は出場が必須になっている大会。

1回戦は一週目の水曜日からスタートするんだけど、32のシード選手は全員1回戦が免除されているから、週末に行われる2回戦から登場するの。つまり来週の大会に出場しても次のインディアンウェルズの初戦までは1週間弱は空くって事。

インディアンウェルズで準決勝や決勝へ進んでも、次マイアミも同じようなスケジュールだから、数日のオフは十分取れるって言うわけ。

この2大会が終わると、ヨーロッパでのクレーシーズンが始まります。そしてみんな、全仏オープンへ向けての準備に入るのよね。

フェデラーはランキングでは少なくともトップ4は維持したいとは思っていると思うの。去年はインディアンウェルズで優勝しているフェデラーは、何とか上位進出してポイントを守りたいはず。でも次のマイアミは3回戦敗退だったから、ポイントを稼ぐチャンスよね。

どれくらいポイントを獲得して、去年のポイントが守れるかが今後の課題ね。
