2006年06月07日
女子のベスト4出揃う!
惜しくも(?)キムに負けちゃったヒンギス。第1セットが鍵だったわね。ブレークしたらブレークし返す両者譲らない展開から、タイブレークへともつれて、それも接戦模様。最後に制したのはキムで、そのまま一気に試合をもってっちゃいましたね。第1試合のクズネツォワ対サフィーナ戦と全く同じ展開。さすがキムって感じね。
そのヒンギスが以前ツアーを去ったあと、2004年にヴィーナスについてこんなコメントをしていたの。ちょっと振り返ってみましょう。「みんなが私に“カムバックの可能性は?”って聞くけど、ヴィーナスを見て、あんなふうになりたくないって思ってしまうの。もし、健康で体に何も問題がなかったとしてもね。時間はあっと言う間に過ぎてしまって、ヴィーナスは怪我を治す暇もなく、流れて行く時間についていけていないじゃない。」って、ヴィーナスは2003年に腹筋を痛めてリタイアして2004年の全豪に半年ぶりに復帰したの。直後の東レでも準決勝で棄権して、その後もチャールストン、ワルシャワで優勝を上げたけど、次のベルリンでは決勝へ進出しつつも左足首の故障で棄権。その後ロサンゼルスでも準決勝で手首の負傷で棄権するなど、数々の怪我になかされて満足なシーズンを送ることができていなかったのよね。こうして3年のブランクで体をしっかり治してツアーを回り始めた彼女の選択は、今のところ正しかったって言えるんじゃないかしら?念願の全仏タイトルとは行かなかったけど、これでまたランキングをぐっと上げるのは確か。そうなると、ウィンブルドンやUSオープンでは、もっと遅いラウンドでトップ選手との対戦になるはずだし、そなるとベスト4以上への勝ち上がりも夢じゃないしね。と、どうしても応援したくなっちゃうPinkyでした!
そのヴィーナスなんだけど昨日の試合で、若さと勢いに乗るバイディソバにフルセットで負けちゃいました。彼女は自分のヒッティング・パートナーについてこんなことを言ってたわ。もちろんヒッティング・パートナーは男性なんだけど「もう何年も、いろんな人にやってもらってるわ。その時その時、その場その場で違うの。違う場所に行けば違うパートナー。彼らはみんな良い友達になってるし。彼らについて聞かれても、“とっても良い人達”としか言いようがないわ。基本的に彼らは単なる友達よ。だから、ヒッティング・パートナーをお願いしてるしね。」ヴィーナスは大会へ行くたびにヒッティング・パートナーが違うってことなのね!ちょっとビックリだけど、見るたびに変わるから、そんなヒッティング・パートナーへの質問も出てくるんじゃない?それとも、ヒッティング・パートナーとのロマンスでもあったのかしらん???
男子は準々決勝2試合が行われてフェデラーが早くも4強入りしましたね。そのフェデラーが、ここ最近のアメリカ勢の全仏オープンでの不調をこう見てるの。「僕はメディアが書き立てるほど、深刻な問題だとは思っていないのさ。アメリカ勢だってこの全仏で良いプレーができるってわかっているはずだしね。実際、ロディックが怪我をしていなかったら、きっとベスト8くらいまでは勝ち上がってきていたはずと踏んでるしね。ジェームズ・ブレークだってクレーを得意としてる選手を破っているし。全仏までに十分にクレーで試合をこなしてこないと、上位進出は難しいと思う。だから、彼らに必要なのは大会前もっとクレーの試合に出場することだけだな気がするね。」って分析してるの。つまり、この赤土はそれくらい準備が必要ってことなのね~。Pinkyも“ザー”って滑るのあんまり得意じゃないから、分かる気がするわ!!!
忘れちゃいけない。先週のその他の日本人の頑張りを。
男子では、インドネシアのサテライト・サーキットの最終戦(ATPツアーの仕組み参照)で、杉山記一選手が第3シードで竹内研人選手がシングルスに出場。ベスト8でこの二人が戦って杉山選手が準決勝へ進出したの。でも、優勝した第2シードのD・ヨー選手に負けちゃった。でも、ウィルスン選手と組んだダブルスではトップ・シード出場して見事優勝しました。インドのフューチャーに出場の石井弥起選手が出場して2回戦敗退です。
多くの日本人が参加した福岡で行われたフューチャーでは、ベスト4に第3シードの本村剛一選手と、成瀬廣亮選手が進み本村選手が決勝へ進んだけど、準優勝に終わってます。ダブルスでは、第1シードの佐藤/ズベレフ組と第4シードの近藤/寺地ペアーが準決勝へ進んで、そのまま決勝戦で激突したの。結果は第1シードの佐藤ペアーに軍配が上がったわ。
女子では群馬で行われた2万5千ドルのサーキットに多くの日本人が参加してました。大会は波乱の連続。ベスト8に残ったシード選手は一人もいなくて、そんな中、山本麻友美&米村明子選手が準決勝で対戦して米村選手が決勝へ進んだの。でも、A・スペアーズ選手に接戦の末負けちゃったわ。スペアーズ選手は去年ランキング最高66位まで行った選手。その選手と対等に戦えた米村選手は、自信が付いたんじゃないかしら?
今週は昨日も書いたけど、森上あっこちゃんがチェコの7万5千ドルのサーキットに出てて、イギリスの芝の大会には岡本聖子選手が早くも芝でのプレーにチャレンジしてますね。芝での練習目的で中村藍子ちゃんがダブルスのみにエントリーしてます。切り替えて早く芝に慣れてもらいたいものです。日本では有明で1万ドルのサーキットがあるので、時間のある人は応援に行きましょうね。