2007年06月16日
ルゼッドスキ、現役最後の大会

一日一回クリックしてねん


イギリスの大会は雨に影響されて試合が順調に消化されていないみたいね。


6月11日にボルグの怪我についてお伝えした時に紹介した、『リバプール・インターナショナル・テニス・トーナメント』もその影響で試合が見送られているの。

水曜日の夕方から降り始めた雨で、その日の試合は途中で、木曜日は試合が全く行われなかったの。


初日の火曜日に登場したのがイギリス・テニス界を長年支えてきたグレッグ・ルゼッドスキ。


その大会の初戦は予選上がりでイギリスの次世代を担うことを期待されるクリス・リュウェリンを6-4,7-5で下して勝利で飾ったわ。

来月19歳になるリュウェリンはまだシニアでの成績がないためランキングがついてはいないけど、この大会も予選を勝ち上がっての出場で、勢いに乗ってもらいたわね。

リラックス・ムードで行われたこの試合は、大先輩であるルゼッドスキが終始リードして行われていたけど、途中のルゼッドスキのサービス・ゲームでは彼が若手にどこにサーブを打ってもらいたい?って聞く、公式戦ではありえないようなアットホームな雰囲気もあったんだとか。

ルゼッドスキは「いい汗を流せたよ。彼は出だし緊張していたようだけど、その後は良いサーブを打ってきて、プレーも良かった。」と、後輩を賞賛しておりました。

イギリス人の若手と言えば、現在ロンドンで行われているアルトワ・チャンピオンシップでは、ランキング117位のアレックス・バグダノビッチが1回戦を突破し、2回戦では第2シードのアンディ・ロディックをあと一歩のところまで追い詰める接戦を演じたのよね。

23歳のバグダノビッチは「今の目標はトップ100入り。もし、今日のようなテニスができたら、この数週間でそれも達成できると思う。この大会でもポイントが少し付くし、ランキングもちょっと上がるはずだし、100位にはかなり近づくはずさ。でも、1戦1戦をしっかり戦いって行きたい。」って、試合後に語っていたわ。

彼は今、2003年までロジャー・フェデラーにコーチとして付いていたピーター・ランドグレンに師事を受けているの。


そんな現在のイギリスの状況をルゼッドスキはこう見ているわ。

「ティム(ヘンマン)と僕とで10年以上もトップ10に君臨してイギリス・テニス界を引っ張ってきた。ティムはウィンブルドンで、僕はUSオープンで活躍しながら。そんな時代も良かったけど、今はアンディ・マレーがその位置にたどり着いてくれた。そしてバグダノビッチがそれに続こうと調子を上げてくれている。若手の成長を見るのは嬉しいし、あと数年後にはトップ50に5人くらいイギリス人がいることができると思うよ。」
そんな大先輩の期待を裏切らないように、順調に成長してもらいたいわね。
