2011年07月30日
クルム伊達選手へのQ&A
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今週、アメリカはカリフォルニア州スタンフォードでの大会に出場していたクルム伊達公子選手が、現地メディアにインタビューを受けていたQ&Aを入手しました。ちょっとご紹介しましょう。
Q:女子サッカーの優勝は日本にとってどんな意味がありますか?その試合を観戦しましたか?
A:もちろんそれは日本にとって、とても大きな出来事でした。日本でもサッカーは男性のスポーツですけど、今は女子が優勝したのです。なので日本でもとても大きなニュースです。澤選手もアディダスと契約しているので、一度お会いしたことがあります。試合は見ることが出来ませんでした。練習を始めていた時期で、時間が遅かったので(翌日の練習のために)試合の時はもうベッドの中でした。ニュースのハイライトを見ることがは出来ました。
Q:震災後、どうにかして助けになりたいと言っていましたよね。何か出来ることはありましたか?
A:震災後に基金を立ち上げました。自分も寄付をしましたし、友人や多くの人も寄付をしてくれました。そのお金をスポーツに関係した形で利用したいと思っています。例えば壊れてしまったテニスコートを再び作ったり。この活動はラケット契約しているヨネックスと一緒に行っています。
Q:プロフィールを見ると、ラオスに学校を設立したとか。そのことをちょっと教えて下さい。
A:約3年前にラオスに学校を作りました。主人と一緒に行ったのです。
Q:ご主人はドイツ人のカーレーサーですが、スポーツマンと結婚したことは、あなたのテニスへ何か影響していますか?ご主人から何らかのアドバイスはありますか?
A:テニスだけではなく、色んなスポーツのことを彼は教えてくれます。彼はドライバーの友人がたくさんいますし、ヨーロッパの色んなアスリートとも知り合いで、そんなアスリート達の良いコメントなどをネットなどでチェックしていますね。テニスもそうですが、スポーツはメンタルなものです。なので彼は、そんなアスリート達がどうやって集中しているかとか、レベルアップをしているかを教えてくれています。精神的なサポートはとても大きいことです。いつも一緒にトレーニングしてくれますし、モチベーションを上げてくれています。
Q:復帰した時、何が一番驚かされましたか?
A:復帰した当初は、たとえ負けてもいつも楽しかったのです。チャレンジをエンジョイしていました。今このレベルで試合をしていると、時にはエンジョイすることが難しい時もあります。最初のテニス人生ではすでにある程度の成功を手にしました。だから今は戦うことやチャレンジを楽しもうとしているのです。いつもトライしています。
Q:選手達について、一番驚かされたことは何ですか?以前と何か違いがありますか?
A:女子テニスはよりパワフルになっていて、もっとスピーディになっていました。
Q:いつも年齢のことばかり聞かれることにうんざりしていませんか?もっとあなたのテニス自体について聞いて欲しいと思いますか?
A:そうですね、いつもその話しですね(笑)。今戦っているほとんどの選手が20歳くらい。みんな私の最初のテニス・キャリアを知りません。例えば、チブルコワとダブルスの1回戦を戦っていた時、彼女は「何年引退していたのですか?」って聞かれ、「11年よ。」って答えたら、「ワーオ!!!」って。彼女のお母さんはほとんど私と同じくらいなのです。アナスタシア・セバストバのお母さんは、私と同じ歳でした。いつも私の年齢には笑われています。彼女は「あなたは信じられない。お母さんと同じくらいなのね!」って。
Q:クヴィトバやウォズニアキ、アザレンカなどの若い選手達の中で、誰があなたを感動させていますか?
A:誰も違うスタイルで、もちろんみんなパワフルですね。ウォズニアキはまだグランドスラムでの優勝がありませんけど、とてもタフな選手です(そして綺麗)。世界1の選手だから良い選手なのは当然です。今はリシキがトップ30へ帰って来て、シャラポワもトップ5に復活して来ました。私的にはリー・ナがとても興味があります。全仏で優勝して精神的にも肉体的にもとても強くて、良いテニスをします。問題は、彼女はもう若いと言える年齢ではないことですね(笑)。私からしたらまだまだ若いですけど、他の選手達と比べると、それほど若いとは言えません。
Q:あなたが今まで対戦した中で、最高の選手は誰ですか?
A:私にとってはシュテフィ・グラフです。常にシュテフィ・グラフです。
Q:グラフは今でも、現在の選手達を倒すことが出来ると思いますか?
A:はい、そう思います。彼女にそのモチベーションがあって、練習を積めば。今でも彼女は誰でも倒せると思います。
Q:男子テニスですが、ジャー・フェデラーは史上最高の選手だと思いますか?
A:はい、そう思います。そしてそう願います。
Q:どの選手のプレーを見るのが好きですか?
A:フェデラーの試合です。なぜなら、彼のテニスは美しいし、そても強いからです。
Q:女子では?
A:それはちょっと事情が違いますね。それは、楽しんで見るだけではなく、次に対戦した時にどう戦うかと言う視点から見てしまうからです。そうですね・・・リー・ナの試合でしょうか。この(復帰後の)3年間は、次に対戦する時のことを考えて試合を見てしまうので、女子のテニスを楽しんでは見れませんね(笑)。
Q:今年のウィンブルドンでのヴィーナス・ウィリアムズの試合はとても感動的でした。あの試合は、あなたのもっともエキサイティングな試合の1つになりましたか?
A:とても嬉しい事でした。1996年のグラフ戦以来のセンターコートでしたから。ウィンブルドンのセンターコートにまた立てるなんて思っていませんでした。そしてヴィーナスはウィンブルドンで5回も優勝した選手です。何も失うものはありませんでした。ビッグサーブもありますし、どうやって戦えるか、全く想像もつきませんでした。ただボールに集中するだけでした。ボールをコントロールして、ネットへつめて短いボールを打とうと思っていました。彼女はリーチも長いので、サイドへのボールは使わないようにと。前後への揺さぶりをかけようと思ったのです。もちろん、もっともエキサイティングな試合の1つになりましたね。
Q:本来は左利きで、日本の古い伝統から右利きでプレーを始めたそうですね。ナダルのような選手のプレーを見て、左でプレーしておけば良かったと思いますか?
A:はい、他の選手と比べてもアドバンテージがあると思います。なので左手でプレーするのは良いアイデアだと思います。たまに左へ走らされた時、左手を使うとこもあります。左手でフォアハンドを打つこともちょっと出来ますね。
Q:あなたのプレースタイルはユニークですよね。そしてとてもフラットにボールを打ちます。現在の若い選手であなたのプレーを彷彿させる選手はいますか?
A:誰もいませんね(笑)。全く違いますから。
と言うものでした。選手達はもちろん、多くのメディアの注目を集める選手になりましたね。得意のハードコート・シーズンでの好成績に期待しましょう!!!
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Q:女子サッカーの優勝は日本にとってどんな意味がありますか?その試合を観戦しましたか?
A:もちろんそれは日本にとって、とても大きな出来事でした。日本でもサッカーは男性のスポーツですけど、今は女子が優勝したのです。なので日本でもとても大きなニュースです。澤選手もアディダスと契約しているので、一度お会いしたことがあります。試合は見ることが出来ませんでした。練習を始めていた時期で、時間が遅かったので(翌日の練習のために)試合の時はもうベッドの中でした。ニュースのハイライトを見ることがは出来ました。
Q:震災後、どうにかして助けになりたいと言っていましたよね。何か出来ることはありましたか?
A:震災後に基金を立ち上げました。自分も寄付をしましたし、友人や多くの人も寄付をしてくれました。そのお金をスポーツに関係した形で利用したいと思っています。例えば壊れてしまったテニスコートを再び作ったり。この活動はラケット契約しているヨネックスと一緒に行っています。
Q:プロフィールを見ると、ラオスに学校を設立したとか。そのことをちょっと教えて下さい。
A:約3年前にラオスに学校を作りました。主人と一緒に行ったのです。
Q:ご主人はドイツ人のカーレーサーですが、スポーツマンと結婚したことは、あなたのテニスへ何か影響していますか?ご主人から何らかのアドバイスはありますか?
A:テニスだけではなく、色んなスポーツのことを彼は教えてくれます。彼はドライバーの友人がたくさんいますし、ヨーロッパの色んなアスリートとも知り合いで、そんなアスリート達の良いコメントなどをネットなどでチェックしていますね。テニスもそうですが、スポーツはメンタルなものです。なので彼は、そんなアスリート達がどうやって集中しているかとか、レベルアップをしているかを教えてくれています。精神的なサポートはとても大きいことです。いつも一緒にトレーニングしてくれますし、モチベーションを上げてくれています。
Q:復帰した時、何が一番驚かされましたか?
A:復帰した当初は、たとえ負けてもいつも楽しかったのです。チャレンジをエンジョイしていました。今このレベルで試合をしていると、時にはエンジョイすることが難しい時もあります。最初のテニス人生ではすでにある程度の成功を手にしました。だから今は戦うことやチャレンジを楽しもうとしているのです。いつもトライしています。
Q:選手達について、一番驚かされたことは何ですか?以前と何か違いがありますか?
A:女子テニスはよりパワフルになっていて、もっとスピーディになっていました。
Q:いつも年齢のことばかり聞かれることにうんざりしていませんか?もっとあなたのテニス自体について聞いて欲しいと思いますか?
A:そうですね、いつもその話しですね(笑)。今戦っているほとんどの選手が20歳くらい。みんな私の最初のテニス・キャリアを知りません。例えば、チブルコワとダブルスの1回戦を戦っていた時、彼女は「何年引退していたのですか?」って聞かれ、「11年よ。」って答えたら、「ワーオ!!!」って。彼女のお母さんはほとんど私と同じくらいなのです。アナスタシア・セバストバのお母さんは、私と同じ歳でした。いつも私の年齢には笑われています。彼女は「あなたは信じられない。お母さんと同じくらいなのね!」って。
Q:クヴィトバやウォズニアキ、アザレンカなどの若い選手達の中で、誰があなたを感動させていますか?
A:誰も違うスタイルで、もちろんみんなパワフルですね。ウォズニアキはまだグランドスラムでの優勝がありませんけど、とてもタフな選手です(そして綺麗)。世界1の選手だから良い選手なのは当然です。今はリシキがトップ30へ帰って来て、シャラポワもトップ5に復活して来ました。私的にはリー・ナがとても興味があります。全仏で優勝して精神的にも肉体的にもとても強くて、良いテニスをします。問題は、彼女はもう若いと言える年齢ではないことですね(笑)。私からしたらまだまだ若いですけど、他の選手達と比べると、それほど若いとは言えません。
Q:あなたが今まで対戦した中で、最高の選手は誰ですか?
A:私にとってはシュテフィ・グラフです。常にシュテフィ・グラフです。
Q:グラフは今でも、現在の選手達を倒すことが出来ると思いますか?
A:はい、そう思います。彼女にそのモチベーションがあって、練習を積めば。今でも彼女は誰でも倒せると思います。
Q:男子テニスですが、ジャー・フェデラーは史上最高の選手だと思いますか?
A:はい、そう思います。そしてそう願います。
Q:どの選手のプレーを見るのが好きですか?
A:フェデラーの試合です。なぜなら、彼のテニスは美しいし、そても強いからです。
Q:女子では?
A:それはちょっと事情が違いますね。それは、楽しんで見るだけではなく、次に対戦した時にどう戦うかと言う視点から見てしまうからです。そうですね・・・リー・ナの試合でしょうか。この(復帰後の)3年間は、次に対戦する時のことを考えて試合を見てしまうので、女子のテニスを楽しんでは見れませんね(笑)。
Q:今年のウィンブルドンでのヴィーナス・ウィリアムズの試合はとても感動的でした。あの試合は、あなたのもっともエキサイティングな試合の1つになりましたか?
A:とても嬉しい事でした。1996年のグラフ戦以来のセンターコートでしたから。ウィンブルドンのセンターコートにまた立てるなんて思っていませんでした。そしてヴィーナスはウィンブルドンで5回も優勝した選手です。何も失うものはありませんでした。ビッグサーブもありますし、どうやって戦えるか、全く想像もつきませんでした。ただボールに集中するだけでした。ボールをコントロールして、ネットへつめて短いボールを打とうと思っていました。彼女はリーチも長いので、サイドへのボールは使わないようにと。前後への揺さぶりをかけようと思ったのです。もちろん、もっともエキサイティングな試合の1つになりましたね。
Q:本来は左利きで、日本の古い伝統から右利きでプレーを始めたそうですね。ナダルのような選手のプレーを見て、左でプレーしておけば良かったと思いますか?
A:はい、他の選手と比べてもアドバンテージがあると思います。なので左手でプレーするのは良いアイデアだと思います。たまに左へ走らされた時、左手を使うとこもあります。左手でフォアハンドを打つこともちょっと出来ますね。
Q:あなたのプレースタイルはユニークですよね。そしてとてもフラットにボールを打ちます。現在の若い選手であなたのプレーを彷彿させる選手はいますか?
A:誰もいませんね(笑)。全く違いますから。
と言うものでした。選手達はもちろん、多くのメディアの注目を集める選手になりましたね。得意のハードコート・シーズンでの好成績に期待しましょう!!!