ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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日曜日に行われたインディアンウェルズ男子決勝で、本来の調子が出せずラファエル・ナダルにストレート敗けをしてしまったアンディ・マレー。でも準決勝ではロジャー・フェデラーを下す金星をあげての決勝進出は立派なことよね。

そのマレーは、今大会前は約１０日間ほどウィルス性疾患で寝込んでいたの。彼はその時、とっても怖がっていたものがあるんだって。それは薬。プロテニス選手に関わらず、プロのスポーツ選手は薬物検査が義務づけられてて、禁止薬物が薬に含まれている場合があるから、例え体調が悪くてもむやみやたらと薬を口にできないのよね！

マレーはその事に対してＡＴＰに文句があるようなの。「女子のツアーには選手の安全が保証されている。男子ツアーには一切ないんだ。病気になったら、各個人が身を守る何らかの策を講じなければならない。禁止薬物になっていない保証のあるものしか口にできない。ＡＴＰも選手への保証をしっかりしてもらいたいね。」

当然女子選手だって市販されている風邪薬などは口にしないとか各自でそれなりの防御策は取っているけど、女子ツアー（ＷＴＡ）にはＵＳＡＮＡヘルス・サービスって言う会社から安全が保障されているサプリメントが選手へ提供されているんだって。それじゃあマレーの不安も分かる気がしますね～。

そんなマレーだけど、決勝戦はナダルの一方的な試合になったにも関わらず落ち込んだりしていない様子。そりゃそうよね、病気からの復帰大会でフェデラーまで倒して決勝戦へ進出できたんですものね。

「今週の結果には全く落ち込んではいないよ。だってここまでのプレーができると思っていなかったんだからね。」決勝戦後にそう語って次の大会のマイアミへ移動した彼。マイアミはオフシーズンに約１ヶ月間トレーニングをした場所。

「大会を通じて価値のある勝利を上げることもできたし、こんなにたくさんの試合がこなせるとも思っていなかった。マイアミへ向けて、予想以上の準備ができたよ。」と数ヶ月ぶりに戻るマイアミでも好成績が期待できそうね。