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7月17日のブログでも書いたけど、コカイン陽性反応が出てコートから離れていたリシャール・
ガスケは、やっとUSオープン前週のパイロット・ペン・テニス男子の予選に登場したわね。

ランキング的には本戦からなんだけど、出場が許された時には既に本戦エントリーが終わってしまっていたため、予選からの出場となったみたい。

それでもUSオープンへ向けて調整したいガスケは、そんなことはお構いなくコートに立ちました。

でも、2ヶ月以上テニスから離れていたガスケ。

テニスの練習をする前に、コカイン疑惑を何とか解決するのが先だったから、身の潔白を証明するために自分から動いて、今回やっとコートに立つことが許されたのよね。

でも練習不足から、予選2回戦で世界ランク459位のドゥサン・ベミッチにフルセットで敗れてしまったの。

そのベミッチは、シングルス・ランキングこそ低いけど、ダブルスでは52位にいる33歳のベテラン。

ダブルスをメインにプレーしているから、シングルスの現在のランキングがそのまま彼の実力ではないから仕方ないわね。

ガスケは試合後、こう語っておりました。

「肉体的にはかなり疲労を感じているよ。だって2ヶ月もラケットを握っていなかったんだからね。この大会にはUSオープンへの調整で来たんだ。これからはもっと練習を積むつもりさ。あの出来事から生活が一変してしまった。だから試合に臨むのは本当に厳しかった。それでもテニスができたことはとても良かった。」
そしてUSオープンのドローが発表。

現在は世界ランクが46位まで下がってしまったガスケは、もちろんシード選手には入りませんでした。

そしてドローを見ると・・・何と1回戦から第3シードのラファエル・
ナダルとの対戦と、厳しい状況が続いています。

本当はこの両者は、もっと上でぶつかってもおかしくないカード。

やっとコートに帰って来たばかりのガスケと、万全とは言えない膝で戦うナダル。

さ~勝利の女神はどちらに微笑むのかしら???
8月27日のtennis365のニュースになっていたけど、オリンパスUSオープン・シリーズの男子チャンピオンにはアメリカのサム・クエリーが選ばれました。

そして女子は、ロジャーズ・カップで優勝したエレーナ・
デメンティエワが選ばれたんだって。

今週のパイロット・ペン・テニス女子の準決勝で、フラビア・ペネッタが敗退た時点で決まりました。

ペネッタは獲得ポイントがイェレーナ・ヤンコビッチと同ポイントになったんだけど、このシリーズのルールで、同ポイントだとシリーズ中の勝ち試合数の多い選手が上位に来るから、シリーズ2位がペネッタで同3位がヤンコビッチに決まったわ。

クエリーとデメンティエワは、テニス史上最高額となる賞金獲得を懸けてUSオープンに臨むことになりました。

その額は、260万ドル(約2億5千万円)に上り、うちわけはUSオープンの優勝賞金が160万ドルで、同シリーズ・チャンピオンへ贈られるボーナスが100万ドルと言うわけ。

シリーズ2位は最高50万ドル、3位が最高25万ドルのボーナスが贈られることも決まってます。

2004年から始まったこのUSオープン・シリーズだけの獲得ポイントで争われるチャンピオンズ・レース。

実は過去のシリーズでチャンピオンになった選手達は全員、その時点で世界ランク1位になったことがあるか、その後1位になっているんだって。

つまり、今年のチャンピオンのクエリーとデメンティエワは、これまで1位にはなっていないってことは、そのジンクスから言うと、今後1位になるのでは???って噂されております。

まずは来週からのUSオープンで、史上最高額を手に出来るかしらね。
