
まあ今日は何と言っても女子最終戦を制し年末ランキングで見事1位の座に返り咲いたジュスティーヌ・
エナン=アルデンヌでしょ。

今年の彼女はすごかったものね。

4大大会すべてで決勝へ進出する安定ぶり。

一時期の病気を克服してから、自分の体調を自分自身が一番把握して、ツアーのスケジュールを組んだりしていることができるようになったのが大きな要因だと思うわ。

もちろん、ご主人の支えや長年指導を受けているコーチとの関係も、もちろん重要なポイントなのは明らかよね。

年末ランキング1位について聞かれた彼女は「今年は信じらないような、これまでに例をみないシーズンだったし、自分が1位に値すると自分自身でも思えるわ。一番安定した選手だったんじゃないかしら。だって今年は13大会に出場して、うち10大会で決勝へ進出を果たしたんですもの。それに、グランドスラムすべてで決勝へ進出するのも、そうたやすいことじゃなかったわ。そんな安定したプレーができたことに誇りを持つし、テニス人生で最高のシーズンになった。この年末ランキング1位と言う気分をこれからの約2ヶ月間エンジョイさせてもらうわ。」って、喜びを素直に表していたわね。

多くの選手は20大会以上に出場しているじゃない。
クズネツォワが22、
ペトロワが24、
ヒンギスは20、
デメンティエワも21、シュニーダーは25とかね。

でも、上位へ進出する大会が多くなればなるほど、もちろん試合数は増えるわけよ。

ちなみにエナンは13大会に出場したけど、試合数は68試合。
シャラポワは15大会に出場して試合数は同じく68試合。
モレスモなんか17大会に出場したけど65試合だからね。

(25試合出場したシュニーダーはそれでも69試合。日本のエース
杉山愛ちゃんも25大会だけど55試合だしね。ま、彼女は加えてダブルスもあるけど)そう考えると、実力のある選手は大会数を絞って、出場している大会に集中して上位へ進むことが必要になってくるわけよね。

特に怪我や病気をしていた(している?)選手が多い最近のテニス界では、それがうまくできた選手が上位へランキングを上げられるってことね。来年もこのペースを守って頑張ってね!!!

その決勝を争った先週までランキング1位だったアメリー・モレスモは、最終戦2連覇を狙っていたけど、一歩及ばなかったわね。

2007年のシーズンへの抱負を聞かれてこう答えてました。

「今、一番重要に考えてることは、とにかく怪我をしないこと。きっと来年のスタートは今年より軽めにしようと考えているの。今年はスタートからちょっと飛ばしすぎちゃった感じで、全仏オープンとウィンブルドンの頃がピークでそれからちょっと疲労を感じてしまったから、今年はもっとバランスを考えてプレーして行こうと思ってるわ。」去年のシーズン終盤に調子が上がって、その勢いでプレーをしてしまった感じだったのね。

ま、それもこれも勉強よね。エナンのようなコンスタントな成績を収めるには、その“バランス”も重要になってくるわね。来年も期待してるわよ!
