ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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先週ロシアはモスクワで開催された『ＡＴＰクレムリン・カップ』の１回戦で、こんなおっちょこちょいな珍事を起こした選手がいたの。それは、元世界ランク１位のマラット・サフィンだったの！

サフィンは、ノアム・オクンと１回戦を行い、試合は両者譲らない接戦となり、もつれた第３セットの第１０ゲームでサフィンがオクンのサービス・ゲームをブレークしたの。

その時、サフィンが５ー４とリードしていたから、もちろん試合は、サフィン６ー４で勝利して終わったの。でもサフィンは、そのままベンチへ行き座ってタオルで汗を拭いて、そ知らぬ顔！

え？？？サフィンが握手を拒否？！？！って思ったその時、主審が試合終了をサフィンへ告げると、驚いた顔をしながら＆バツが悪そうにコートへ戻り、ネット上でオクントと握手を交わしました。

サフィンは、その時６－５でコート・チェンジだとすっかり勘違いしちゃっていたようです。もちろ会場は爆笑の嵐だったとか・・・。気性が激しいことでも有名なサフィンだけど、こんなお茶目な表情も持っているのよね。ま、だから未だに根強い人気があるんだろうけどね。




アメリカを中心に行われているシニア・ツアーの『アウトバック・チャンピオンズ・シリーズ』に出場を予定したいたマーク・フィリプーシスだけど、膝の怪我の状態がまだ試合をこなせるまで回復していないと言う理由で、欠場を申し入れたの。

このツアーは、ジム・クーリアが中心となって主催しているもので、２００８年は８大会が行われているの。その第６戦でテキサスはダラスで１０月２２日から２６日に行われる予定だった大会に、フィリプーシスが出場する予定だったのよね。

このツアーは、引退した選手が中心なんだけど、現役でも３０歳を越えると出場資格があるの。３１歳のフィリプーシスは、２００６年のシーズンを最後に、ＡＴＰ大会には出場していないけど、度重なる膝の怪我から復帰を望んでいるの。

そのステップとして、去年の１０月にこのツアーへ出場をして、３位決定戦でジョン・マッケンローに敗れて４位で終わったのよね。今年もその大会へ出場しようと思ったらしいんだけど、どうやら思ったように回復には至らなかったようね。

１９９９年８月にはランキング８位にまで行った実力者だけど、このまま復活することなくツアーを去ってしまうのかしら？今年は、ランキング１１２位と言うのが守られていて、８大会にはそのランキングで出場できたはずだけど、ＡＴＰレベルの試合には出場してませんね。

復活に掛ける彼だけど、年齢的にも厳しくなってくるし、何より精神的に辛くなってくるのも事実。じ～っくり治して、元気なプレーを見せて欲しいものだわ！