2009年06月20日
ナダルがウィンブルドン欠場へ
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ラファエル・ナダルがとうとうウィンブルドン出場を断念しましたね。
昨日お伝えしたウィンブルドン前のエキシビションだけど、実は木曜日と金曜日に行われていたみたいですね。
レイトン・ヒューイットとは木曜日に、スタニスラス・ワウリンカとは金曜日に行われていたようです。
その木曜日のエキシビションで、ヒューイットに４－６、３－６で敗れたナダルだったけど、試合後にコーチで伯父のトニー・ナダル氏は「もし自分だったらマヨルカ（故郷）へ戻るよ。彼の治療はまだ十分じゃない。彼がウィンブルドンへ出場するかは金曜日まで分からない。」って語っていたの。
その言葉が示唆していたように、金曜日にはワウリンカにもフルセットで敗れてしまって、その後にウィンブルドンの欠場を正式に表明したのよね。
ナダルは「今ここにいるけど、１００％じゃないんだ。数週間前よりはマシだけど、良い状態とは感じられない。ウィンブルドンに出場しないことは、テニス人生で最も辛い決断の１つだよ。」と、苦渋の決断だったことを語ってました。
「ここ数ヶ月は膝に問題を抱えながらプレーしていた。毎週だましだまし試合をしていたんだ。正直、スポーツ選手というのはたいがいどこか痛いところがあるものだけど、どこまでが自分の限界か分からなくなっていたんだ。今はその限界に来てしまったと思う。」
そうね～、色んな選手が怪我を抱えて、時にはツアー離脱を余儀なくされるし、時には数大会スキップして治療する程度ですぐ復帰する選手もいるしね。
持病を腰や肩や膝に抱えた選手なんて、たくさんいるのが現実よね。
特にナダルのような、足を使ってプレーする選手は負担も大きくなるし、その足に怪我を抱えてしまったら、本来のプレーができなくなってしまうのは致し方ないわよね。
以前からフェデラーと比較してよく言われていたのは、ナダルがベストの状態でプレーを続けるのは、フェデラーより難しいだろうって。
それは、全仏などの遅いコートを得意としているナダルだけど、１試合に要する時間がフェデラーより数段長いの。
だから、決勝戦まで勝ち上がってくると、その違いはかなりのものになってしまうわ。
つまり、体への負担が１大会で、そして数ヶ月で、後には１年間では多大な差になってしまうから、ナダルのフィジカル面で心配する声が多かったのよね。ナダルの欠場を受けて、もちろんフェデラーの優勝が濃厚になるだろうし、世界ランク１位への返り咲きも見えてきたって言っても過言じゃないでしょう。
すでに発表になっているシングルスのドローは少し変わるようですね。
第１シードだったナダルの場所には、第５シードのファン・マルティン・デル=ポトロが入って、デル=ポトロの枠には第１７シードのジェームズ・ブレークが入るの。
ブレークの枠に繰り上がりシードとしてニコラス・キーファーが入って、キーファーの枠にラッキー・ルーザーのティアゴ・アルベスが入ることが決まったようね。一方の女子はやっぱり混戦模様が続いているんじゃないかしら？
早い芝が得意なウィリアムズ姉妹をロシア勢の争いになるのかな～～～。
女子のドローも発表になりましたね。
主催者推薦で出場のクルム伊達公子選手は、第９シードのカロライン・ウォズニアキ選手と言う、厳しい相手に決まりましたね。
正直トップ１０選手との対戦にはなりませんよ～にって思っていたPinkyだったので、がっくり来てしまいました。
ウォズニアキは１８歳の成長株で、今年だけのチャンピオンズ・レースでは６位と絶好調中の選手。
現在のランキングは９位だけど、今年の終わりにはトップ５入りしてそうな勢いのある選手なのよね。
クルム伊達選手は、全豪でもシード選手とだったし、ちょっとドロー運に恵まれませんね～。
杉山愛選手は第２１シードのパティ・シュニーダーだけど、シード選手の中では勢いが感じられない選手だし、芝はあまり得意としていないから、ここで一発爆発してもらいましょう。
もう一人残念なのが復帰戦として登場する森上亜希子選手。
なんと、全仏覇者のスベトラーナ・クズネツォワと言う、かなりタフな相手との１回戦になってしまいました。
この際、当たって砕けろ精神で２００７年の３回戦のヴィーナス戦の時のような元気なプレーを見せて欲しいですね。
森田あゆみ選手はアラバンヌ・レザイ、予選を勝ち上がった中村藍子選手は怪我から復帰するカテリーナ・シュレボトニックと対戦。
こちらは頑張り甲斐がありますね～。初戦突破も可能性高いのでは・・・。月曜日が待ち遠しいですね！！！
