ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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先週行われたロシアはモスクワでの『クレムリン・カップ』で、ロシア人選手が来シーズンのツアーをボイコットするかも宣言をしてたの！それは来シーズンのスケジュールと、トップ選手への、より具体的な出場規則ができたからなの。

先週まで行われた『クレムリン・カップ』は、ティア１大会と言うグランドスラムの次に位置する大会だったけど、来年からはもっと下のレベルに降格されてしまうの。トップ選手は、出場を義務付けられる須大会がある他、大会のレベルによっても参加に制限があるからなの。

「もし、ＷＴＡが私達の意見を聞き入れてくれなかったら、来年のツアーをボイコットすることだって考えているの。」って語るのは最新ランキングで自己最高位の２位にアップしたディナラ・サフィーナ。

「来年のクレムリン・カップには、トップ１０から２選手しかエントリーできないって言われたわ。もし、現在１位のヤンコビッチやセリーナとかヴィーナスが出場を表明したら、トップ１０にいる地元出身のロシア人選手は一人も出場できないなんてナンセンス。トップ選手は指示された大会に出場しなければならなくて、ランクの低い選手は好きな大会に出場していいなんて、不公平よ！」と、スベトラーナ・クズネツォワも怒りを露にしてました。

今年は賞金総額１３４万円のティア１大会だったけど、来年は１００万ドル大会へと降格。これは順番とすると、４つあるグランドスラム、最終戦を含む４５０万ドル大会が５大会、ドバイや東京などの２００万ドル大会が５大会、それに次ぐ１００万ドル大会になっているの。

大きな大会へトップ選手を出場させたいって意向から決められた規則だと思うんだけど、そうなると、トップ選手がた～っくさんいるロシアでの大会には、地元優勝を狙うトップ選手が出場できなくなっちゃうのよね。どうなるんでしょうね・・・。




出産後、見事なツアー復帰を果たしたリンゼイ・ダベンポートだけど、今年はこれまでわずか８大会出場に留まり、ウィンブルドンの２回戦を棄権してからは、地元のＵＳオープンに出場しただけ。そのＵＳオープンでも３回戦敗退と、上位進出はできなかったのよね。

どうしちゃったのかな～って思っていたんだけど、彼女のエージェントの話だと、年初にオークランドの大会で今年は見事に優勝していたけど、来年は連覇を狙うことなく出場する意志がないんだって。

もちろん、公式な引退表明はまだされていないけど、このコメントで“引退”なんじゃないかってささやかれ始めたの。すっかりお母さんとしての毎日を過ごしているみたいで、それがと～っても幸せなら、それも彼女の生きる道よね。周囲の方が、あれこれうるさくなるけど、自分が一番幸せだと思える道を歩んで欲しいわ！