2011年11月27日
好調イタリア勢の一人、ロベルタ・ビンチ
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かつての女子テニス界はアメリカ勢が幅を利かせてました。そして数年前はロシア勢力が台頭してきました。最近は中国勢の活躍も目立つ中、イタリア人選手もここ数年、世界のトップ舞台で活躍しているの。
フラビア・ペネッタは2009年8月に世界ランク10位とイタリア人選手として初のトップ10入りを達成すると、去年はフランチェスカ・スキアボーネが全仏オープンで優勝を飾って、オープン化以来初のイタリア人のグランドスラム覇者となって今年1月には世界ランク4位と、イタリア人選手として初のトップ5入りも達成したの。
そんな二人に刺激を受けたのか、ロベルタ・ビンチも今年はキャリア・ベストのシーズンを送ったわ。今年の2月に28歳になったビンチは、バルセロナ、シュヘルトヘンボッシュ、ブタペストと3大会で優勝を飾るなど、9月には自己最高位の18位を記録しました。
今のテニス界では珍しくサーブ&ボレーも得意とするビンチは、今年のトロント大会ではキャロリーン・ウォズニアキから勝利を上げて、自身初となる世界ランク1位の選手からの勝利も記録したの。
そんな彼女、地元イタリアのテニス雑誌のインタビューにこんな風に答えておりました。
Q:1つ年上のペネッタとジュニア時代に対戦した思い出は?
A:いつも大会の決勝戦は自分とフラビアでした。友達でもありライバルでもありました。プレースタイルは違います。彼女の方がハードヒットしていて、私は食が細くて痩せていてパワーが無かったけれど、とてもバリエーションのあるプレーをして戦術で戦っていました。すぐに色々な事を吸収できたのです。
Q:犠牲にしたことは?
A:13歳の時に協会の薦めでローマにテニスをするために移りました。それ以来、テニス漬けの日々でした。いつもコートにいたし、出かけることさえあまりありませんでした。もしたまに出かけても、いつもコーチと一緒でした。まるで全寮制の学校にいるようでした。少女としての生活を送る機会はありませんでした。今となっては取り返すことが出来ない、思春期にしか出来な無いことが出来なかったと言うのは後から気が付きました。目標や練習、大会に出ることがそれに代わるものとなりました。普通の女性が持っているような幼少の頃の楽しい思い出はありません。
Q:今となっては数少ないサーブ&ボレーのスタイルについては?
A:ずっとこのプレースタイルでテニスをしています。小さい頃、いつも父親とテニスに行きました。父は会計士で休みの時にテニスをしていたのです。あの時は5歳でしたが、ネットへつめてボレーをすることがとても普通でした。そしてそのプレーが一番疲れないプレーだったのです。おそらくコーチも、そんな私のプレースタイルが本能的なものだと思って変えなかったのではないでしょうか。
Q:バックハンドを両手打ちからシングルハンドに変えたのは?
A:以前は両手でバックを打っていました。すると左手首に常に痛みが出てしまったのです。何週間もテニスが出来ないことが続きました。それで17歳の時、シングルハンドにトライしてみたのです。そしてそれがすぐに自分のスタイルにマッチしたのです。一番良いことは、ボレーに出る時にグリップチェンジをする必要がなかったのです。
Q:最高の時間は?
A:最高の時間はタラントの実家にいる時です。コーヒーを飲んだりお洒落で小さいバーもあり、太陽の下でたくさんの昼食を取ったり、後ろに海の音を聞いて、午後にはテニスで勝利もして、散歩をして友人と夕方ピザを食べたり、感動的な映画を見たり・・・それが最高の時です。
Q:将来は?
A:テニス以外の情熱は持ったことがありません。そんな生活をして来たので、これからも同じです。引退したらテニスを教えることがしたいですね。小さい子供に、ラケットの持ち方からグリップチェンジの仕方や才能のある子供達の育成を手伝えたらと思っています。
現在はスキアボーネ、ペネッタに続いてイタリア人女子の3番手にいる彼女。ここ数年は着実に上り調子だし、来年もこれを維持すれば、今季は23位でシーズンを終えたけど、またトップ20入りをしてトップ10に一歩でも近づくプレーを続けることができるかも知れないわよね。
31歳のスキアボーネ、29歳のペネッタ、そして28歳のビンチと、近年のテニス界に見られるように、ベテランの域に達してから成功を収めているこの3選手。同年代のライバルがいるってお互いを刺激し合って好成績を残す良いお手本だと思うわ。
そんな彼女達の活躍から、国別対抗戦のフェドカップではこの6年間で3度の優勝を飾るなど、好成績を残しているわ。来年はロンドン・オリンピックもあることだし、国別で争うオリンピックでも、シングルスもダブルスも活躍が期待されるわね!
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フラビア・ペネッタは2009年8月に世界ランク10位とイタリア人選手として初のトップ10入りを達成すると、去年はフランチェスカ・スキアボーネが全仏オープンで優勝を飾って、オープン化以来初のイタリア人のグランドスラム覇者となって今年1月には世界ランク4位と、イタリア人選手として初のトップ5入りも達成したの。
そんな二人に刺激を受けたのか、ロベルタ・ビンチも今年はキャリア・ベストのシーズンを送ったわ。今年の2月に28歳になったビンチは、バルセロナ、シュヘルトヘンボッシュ、ブタペストと3大会で優勝を飾るなど、9月には自己最高位の18位を記録しました。
今のテニス界では珍しくサーブ&ボレーも得意とするビンチは、今年のトロント大会ではキャロリーン・ウォズニアキから勝利を上げて、自身初となる世界ランク1位の選手からの勝利も記録したの。
そんな彼女、地元イタリアのテニス雑誌のインタビューにこんな風に答えておりました。
Q:1つ年上のペネッタとジュニア時代に対戦した思い出は?
A:いつも大会の決勝戦は自分とフラビアでした。友達でもありライバルでもありました。プレースタイルは違います。彼女の方がハードヒットしていて、私は食が細くて痩せていてパワーが無かったけれど、とてもバリエーションのあるプレーをして戦術で戦っていました。すぐに色々な事を吸収できたのです。
Q:犠牲にしたことは?
A:13歳の時に協会の薦めでローマにテニスをするために移りました。それ以来、テニス漬けの日々でした。いつもコートにいたし、出かけることさえあまりありませんでした。もしたまに出かけても、いつもコーチと一緒でした。まるで全寮制の学校にいるようでした。少女としての生活を送る機会はありませんでした。今となっては取り返すことが出来ない、思春期にしか出来な無いことが出来なかったと言うのは後から気が付きました。目標や練習、大会に出ることがそれに代わるものとなりました。普通の女性が持っているような幼少の頃の楽しい思い出はありません。
Q:今となっては数少ないサーブ&ボレーのスタイルについては?
A:ずっとこのプレースタイルでテニスをしています。小さい頃、いつも父親とテニスに行きました。父は会計士で休みの時にテニスをしていたのです。あの時は5歳でしたが、ネットへつめてボレーをすることがとても普通でした。そしてそのプレーが一番疲れないプレーだったのです。おそらくコーチも、そんな私のプレースタイルが本能的なものだと思って変えなかったのではないでしょうか。
Q:バックハンドを両手打ちからシングルハンドに変えたのは?
A:以前は両手でバックを打っていました。すると左手首に常に痛みが出てしまったのです。何週間もテニスが出来ないことが続きました。それで17歳の時、シングルハンドにトライしてみたのです。そしてそれがすぐに自分のスタイルにマッチしたのです。一番良いことは、ボレーに出る時にグリップチェンジをする必要がなかったのです。
Q:最高の時間は?
A:最高の時間はタラントの実家にいる時です。コーヒーを飲んだりお洒落で小さいバーもあり、太陽の下でたくさんの昼食を取ったり、後ろに海の音を聞いて、午後にはテニスで勝利もして、散歩をして友人と夕方ピザを食べたり、感動的な映画を見たり・・・それが最高の時です。
Q:将来は?
A:テニス以外の情熱は持ったことがありません。そんな生活をして来たので、これからも同じです。引退したらテニスを教えることがしたいですね。小さい子供に、ラケットの持ち方からグリップチェンジの仕方や才能のある子供達の育成を手伝えたらと思っています。
現在はスキアボーネ、ペネッタに続いてイタリア人女子の3番手にいる彼女。ここ数年は着実に上り調子だし、来年もこれを維持すれば、今季は23位でシーズンを終えたけど、またトップ20入りをしてトップ10に一歩でも近づくプレーを続けることができるかも知れないわよね。
31歳のスキアボーネ、29歳のペネッタ、そして28歳のビンチと、近年のテニス界に見られるように、ベテランの域に達してから成功を収めているこの3選手。同年代のライバルがいるってお互いを刺激し合って好成績を残す良いお手本だと思うわ。
そんな彼女達の活躍から、国別対抗戦のフェドカップではこの6年間で3度の優勝を飾るなど、好成績を残しているわ。来年はロンドン・オリンピックもあることだし、国別で争うオリンピックでも、シングルスもダブルスも活躍が期待されるわね!
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