2006年07月11日
双子でグランドスラム達成!
ウィンブルドン期間中にATPのブログを担当してたブライアン兄弟は見事、男子ダブルスで優勝して、これでグランドスラマーの仲間入りを果たしました。全仏の時のナダルに続いて、ブロガーが優勝したわね。こうなると、USオープンの時のブログを誰が担当するか見ものだわ!そのブログから喜びの声と共に、ちょっと面白いお話をご紹介。
同じ男子ダブルス・ペアーで、ここ数年トップで戦っているマーク・ノウルズ&ダニエル・ネスターについてこんなことを書いてたわ。「ここ数年で彼等とはかなりの仲良しになったんだ。でも、大学を出てツアーを回り始めたころに、僕達がやるチェスト・バンプ(飛び上がって胸と胸でぶつけるアクションで、ブライアン兄弟がするので有名。画像下右はミックス・ダブルスで準優勝したボブとヴィーナスがチェスト・バンプしておどける姿)があまり好きじゃなかったんだって。かなり前に彼等と接戦をしたことがあって、その時もチェスト・バンプをしたり叫んだりしていたのを、騒がしい若僧だって思っていたみたいなんだ。でも、それから何度も対戦するようになって、今ではツアーの中でもかなり仲の良い選手になって、冗談を飛ばし合えるような間柄になったんだ。彼等の準々決勝は6時間以上に及ぶ大接戦だったんだけど、ファイナル・セットを23-21で取って試合が決まった瞬間に、二人はチェスト・バンプをしていたのさ。ノウルズは試合が終わってロッカーへ帰って来た時に、僕達がその試合を見ていたのに気が付いて、僕達のチェスト・バンプをしちゃってごめんって謝ってきたんだ。」いいわね~。試合を通して友情も芽生える。こう言う話を聞いていると、彼等の仕事がちょっと羨ましくなっちゃうわね。
それから、男子シングルスで優勝したロジャー・フェデラーについてこんな面白いお話をしてくれてたわ。「大会期間中に彼が来ていたジャケットなんだけど、選手がコートへ向かうのに、あんなジャケットを着て行くことはほとんど許されていないんだ。理由は、1、それは彼がフェデラーだから。2、彼はとても腰の低い人間で、他の選手にもフレンドリーなんだ。だから彼がジャケットを着ているからといって偉そうだなんて思う人がいないからさ。僕(マイク)の彼女がフェデラーってどんな人って聞いてきたんだ。彼はロッカールームではいつもリラックスしていて、想像しがたいかもしれないけど、とてもおどけてたりもする。よく笑ってるし、ナンバー1だって言うエゴなんか全く感じさせない。準決勝の前にはビョークマンとも笑顔で会話をしているような選手なんだ。」だって。コート上では全く見せない顔よね。いつもクールにプレーしているけど、コートを離れると普通の24歳の青年なのね!!!
それから優勝した後のことはこんな感じだったんだって。「試合が終わってから、ドーピング検査と、プレス・インタビューを受けて、やっと10時くらいに僕達の名前が刻まれたトロフィーを手にしたんだ。チャンピオンなんだって実感した瞬間さ。それから予約してあった会場近くのレストランへ12人位で向かって、乾杯をして大きなベーコン・バーガーをほうばったよ。決勝戦をして、その後にあれこれやっていたから、ランチを食べてから10時間も経っててもう腹ペコだったんだ。深夜にレストランを出て、どこか飲めるバーはないか探していたんだけど、週末でどこも混んでたんだけど、あるバーのオーナーがテニスファンで、僕達の決勝も見ていたらしく、かなりのスペシャル接待をしてくれて、3時で閉店するまで、飲めや歌えや大騒ぎをしちゃったよ。それから帰ってシャワーを浴びたけど、体中のアドレナリンが収まらなくて、まだ音楽が頭の中をグルグルしていたし、今夜がいつまでも続いてくれって思ったさ。」う~ん、最高の夜を過ごしたのね!そりゃ、ウィンブルドンのチャンピオンですもの、特別扱いも許されちゃうわねよ。これでまたダブルスのペアー・ランキングもトップに返り咲いて、今回ベスト8入りした2位のビョークマン&ミルニ組と共に、年末のマスターズ・カップへの出場権を獲得したわね。地元のUSオープンでの大活躍も期待してますわ。
そんな穏やかなフェデラーだけど、ちょっとご機嫌をそこなるようなことがあったの。それは、かつてのナンバー1プレーヤー、マッツ・ウィランダーがフェデラーに「かれはナダルと対戦するとき、かなりのチキン(臆病者)になっている」って発言に対してだったの。「かつての選手や専門家で、自分は何でも知っているって思っている人がたくさんいる。時にはあたっているけど、時には間違っていたりもするんだ。選手としての立場からは、常に耳を傾けているわけじゃないけど、伝説と言われるほどのトップ選手から、そんな発言がでるのは本当に落胆してしまうよ。自分としては、彼とは仲が良いと思っていたし、今でもそうだと信じている。直接言われたわけではないからね。次に会った時にちゃんと話をするつもりさ。でも、もしかしたら彼は自分の近くにいてはいけない人間なのかもしれない。僕達はプロとしての友情だってある。でも、超えてはいけないラインがあって、それを何度も犯してしまうと、その友情も失ってしまいかねない。彼のしていることは、そういうことに匹敵する行為なんだ。」って、かなりのご立腹模様。でも、これは決勝戦の前の話で、まあ、それに触発されてかどうかは分からないけど、ちゃんとナダルを倒して優勝して芝の王者と立証したから、口じゃなくて態度で示したって感じになったんじゃないかな。王者になると、何やかんやトヤカク言われちゃうし、実際本人が言っことがストレートに伝わらないこともあると思うのよ。フェデラーが言ってるように、直接話しをして解決するのが一番かもね。ま、4連覇を達成したんだし、穏便にお願いしま~っす。
同じ男子ダブルス・ペアーで、ここ数年トップで戦っているマーク・ノウルズ&ダニエル・ネスターについてこんなことを書いてたわ。「ここ数年で彼等とはかなりの仲良しになったんだ。でも、大学を出てツアーを回り始めたころに、僕達がやるチェスト・バンプ(飛び上がって胸と胸でぶつけるアクションで、ブライアン兄弟がするので有名。画像下右はミックス・ダブルスで準優勝したボブとヴィーナスがチェスト・バンプしておどける姿)があまり好きじゃなかったんだって。かなり前に彼等と接戦をしたことがあって、その時もチェスト・バンプをしたり叫んだりしていたのを、騒がしい若僧だって思っていたみたいなんだ。でも、それから何度も対戦するようになって、今ではツアーの中でもかなり仲の良い選手になって、冗談を飛ばし合えるような間柄になったんだ。彼等の準々決勝は6時間以上に及ぶ大接戦だったんだけど、ファイナル・セットを23-21で取って試合が決まった瞬間に、二人はチェスト・バンプをしていたのさ。ノウルズは試合が終わってロッカーへ帰って来た時に、僕達がその試合を見ていたのに気が付いて、僕達のチェスト・バンプをしちゃってごめんって謝ってきたんだ。」いいわね~。試合を通して友情も芽生える。こう言う話を聞いていると、彼等の仕事がちょっと羨ましくなっちゃうわね。
それから、男子シングルスで優勝したロジャー・フェデラーについてこんな面白いお話をしてくれてたわ。「大会期間中に彼が来ていたジャケットなんだけど、選手がコートへ向かうのに、あんなジャケットを着て行くことはほとんど許されていないんだ。理由は、1、それは彼がフェデラーだから。2、彼はとても腰の低い人間で、他の選手にもフレンドリーなんだ。だから彼がジャケットを着ているからといって偉そうだなんて思う人がいないからさ。僕(マイク)の彼女がフェデラーってどんな人って聞いてきたんだ。彼はロッカールームではいつもリラックスしていて、想像しがたいかもしれないけど、とてもおどけてたりもする。よく笑ってるし、ナンバー1だって言うエゴなんか全く感じさせない。準決勝の前にはビョークマンとも笑顔で会話をしているような選手なんだ。」だって。コート上では全く見せない顔よね。いつもクールにプレーしているけど、コートを離れると普通の24歳の青年なのね!!!
それから優勝した後のことはこんな感じだったんだって。「試合が終わってから、ドーピング検査と、プレス・インタビューを受けて、やっと10時くらいに僕達の名前が刻まれたトロフィーを手にしたんだ。チャンピオンなんだって実感した瞬間さ。それから予約してあった会場近くのレストランへ12人位で向かって、乾杯をして大きなベーコン・バーガーをほうばったよ。決勝戦をして、その後にあれこれやっていたから、ランチを食べてから10時間も経っててもう腹ペコだったんだ。深夜にレストランを出て、どこか飲めるバーはないか探していたんだけど、週末でどこも混んでたんだけど、あるバーのオーナーがテニスファンで、僕達の決勝も見ていたらしく、かなりのスペシャル接待をしてくれて、3時で閉店するまで、飲めや歌えや大騒ぎをしちゃったよ。それから帰ってシャワーを浴びたけど、体中のアドレナリンが収まらなくて、まだ音楽が頭の中をグルグルしていたし、今夜がいつまでも続いてくれって思ったさ。」う~ん、最高の夜を過ごしたのね!そりゃ、ウィンブルドンのチャンピオンですもの、特別扱いも許されちゃうわねよ。これでまたダブルスのペアー・ランキングもトップに返り咲いて、今回ベスト8入りした2位のビョークマン&ミルニ組と共に、年末のマスターズ・カップへの出場権を獲得したわね。地元のUSオープンでの大活躍も期待してますわ。
そんな穏やかなフェデラーだけど、ちょっとご機嫌をそこなるようなことがあったの。それは、かつてのナンバー1プレーヤー、マッツ・ウィランダーがフェデラーに「かれはナダルと対戦するとき、かなりのチキン(臆病者)になっている」って発言に対してだったの。「かつての選手や専門家で、自分は何でも知っているって思っている人がたくさんいる。時にはあたっているけど、時には間違っていたりもするんだ。選手としての立場からは、常に耳を傾けているわけじゃないけど、伝説と言われるほどのトップ選手から、そんな発言がでるのは本当に落胆してしまうよ。自分としては、彼とは仲が良いと思っていたし、今でもそうだと信じている。直接言われたわけではないからね。次に会った時にちゃんと話をするつもりさ。でも、もしかしたら彼は自分の近くにいてはいけない人間なのかもしれない。僕達はプロとしての友情だってある。でも、超えてはいけないラインがあって、それを何度も犯してしまうと、その友情も失ってしまいかねない。彼のしていることは、そういうことに匹敵する行為なんだ。」って、かなりのご立腹模様。でも、これは決勝戦の前の話で、まあ、それに触発されてかどうかは分からないけど、ちゃんとナダルを倒して優勝して芝の王者と立証したから、口じゃなくて態度で示したって感じになったんじゃないかな。王者になると、何やかんやトヤカク言われちゃうし、実際本人が言っことがストレートに伝わらないこともあると思うのよ。フェデラーが言ってるように、直接話しをして解決するのが一番かもね。ま、4連覇を達成したんだし、穏便にお願いしま~っす。