![schultz-maccarthy](http://pinky.blog.tennis365.net/image/schultz-maccarthy.jpg)
先週(と言っても具体的には先々週になるのかしら?)、アメリカはシンシナティの大会の予選で、新記録が生まれたの。
![びっくり](http://blog.tennis365.net/common/icon/08.gif)
それは、今年
ヒンギスの影に隠れちゃってるけど、35歳にして復帰してきて、このPinky's Remarksでも何度か取り上げたブレンダ・シュルツ=マッカーシーがサーブの最速記録を出したの。
![ワハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/24.gif)
これまでの最速サーブはご存知の通り
ヴィーナス・ウィリアムズが1998年に記録した127マイル(204.343キロ)だったんだけど、予選の1回戦に登場したシュルツ=マッカーシーは130マイル(209.17キロ)を出したの。
![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
「たくさんの人が35歳にしてどれくらい早いサーブが打てるんだって聞いてくるの。でも、この記録はすごいと思うわ。自分のことを、『かつて一番早いサーブを打った選手』とか『今でも2番目の記録を持っている選手』とか言われるのはあまり好きじゃなかったけど、こうして新記録が出せたのは、カムバックして一番やりたかったことの1つなの。」って彼女も感想を語ってたわ。
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
残念ながら試合は負けちゃって本戦ではプレーできなかったけど、こうして記録が出せたのは本当に嬉しかったみたいよ。
![えっへん](http://blog.tennis365.net/common/icon/02.gif)
「早いサーブを打つことは最初あまり嬉しくなかったの。ビッグ・サーブを打つってそんなにカッコいいとも思わなかったし、それより安定感の方が大事だって思っていたから。でも、ヴィーナスに記録を破られた時は、正直ショックだったわ。カムバックしてまた前のようにサーブが打てるか分からなかったけど、サービス・フォームも改良したの。また腰を痛めないように足をもっと使うようにしたり、
ロディックやフィリポーシスのサーブを研究して、トスを上げる練習を何度となくしたの。この復帰も、みんなは馬鹿げているって言っていたけど、そんななか、コーチだけは助けてくれて、本当に感謝してるわ。」
![ガハハ](http://blog.tennis365.net/common/icon/35.gif)
1990年から1997年まで毎年最速サーブの記録を持ち続けた彼女は、この1年間のつもりでプレーを再開したんだけど、今では2007年もフルにプレーしようと決心したみたい。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
ウィンブルドンの主催者推薦枠はもらえなかったけど、ウィンブルドンの前週のオルディナ・オープンでのベスト8とかウィンブルドン期間中のアメリカでの7万5千ドルのサーキットでのベスト8など、成績を残し始めているのが自信につながってるみたい。
![ぷんぷん](http://blog.tennis365.net/common/icon/06.gif)
「大会や試合を重ねるごとに自分のプレーが良くなっているのを実感するの。ウィンブルドンに推薦枠をお願いしたけど、断られたわ。でも、言ったの。気にしないで、また来年戻ってくるからって。来年は全仏やUSオープンでもプレーしたいしね。ランキングも徐々に上がってきているけど、それにはもっと上げる必要があるわ!」って意欲満々ね。
![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
それからこんな見解も見せてるの。もし彼女の記録を破る選手がいるとしたら誰かって質問には「アリシア・モリックのサービス・フォームが好きだわ。オルディナ・オープンで一緒だった時に、彼女と練習をして思ったの。とっても良いサーブだって。ヴィーナスもすごいサーブを打つし、
シャラポワも技術のあるサーブを打つ。でも、モリックの方が早さでは勝っているわ。彼女なら記録を破られても仕方ないって思えるわ。」お互い復活を掛けてる選手だけど、確かにモリックのサーブは男性的でパワーもありそうだものね。
![パンチ](http://blog.tennis365.net/common/icon/42.gif)
今日発表の最新ランキングで312位の彼女。引退を迫られた腰の怪我が再発しなければ、きっと来年もツアーを回っているはずね。今週もアメリカの5万ドルのサーキットに予選から挑戦してるんだけど、ランキングを上げて来年はグランドスラムに登場できるか、ちょっと見ものかもしれないわ!!!
![ハート](http://blog.tennis365.net/common/icon/39.gif)
![dementieva](http://pinky.blog.tennis365.net/image/dementieva.jpg)
このサービスも確かに武器にはなるけど、サーブでゲームは取れても試合は取れないのが現実よね。
![まいったぁ](http://blog.tennis365.net/common/icon/18.gif)
彼女も最速サーブを打ったけど予選の1回戦で負けちゃったし、これまでもサンプラスや
フェデラーだって、ツアーでの最速サーブを記録することはなかったけど、ランキングでは1位に君臨してるじゃない。
![にっこり](http://blog.tennis365.net/common/icon/03.gif)
速さはないけど、プレースメント(コース)やその後の組み立てで勝利を物にしてるからね。サーブが弱点だって言われている
デメンティエワも、「サーブはかなり練習しているわ。でも、良いサーブを打つことが必ずしも一番大切だとは思わない。色んな要素が混ざり合って良い選手が生まれるはずでしょ。」って語ってたけど、かつての男子テニス界の名サーバーのクライチェックに指導を仰いで、かなりサーブが向上したのも事実。
杉山愛ちゃんがトップ10入りした時も数段サーブが良くなってたしね(プラス、フォアハンドの改善がランキングを上げたんだとPinkyは感じたけど)。ま、明らかな弱点になってしまったら、その他が良くても限界があるのは事実だから、改善する必要はあるわよね。
![失礼しました](http://blog.tennis365.net/common/icon/14.gif)
でも、やっぱりサーブの速度とかはラケットの進化も大きな要になってるはず。そうなると、この記録はいったいどこまで伸びるのかしら?来年もツアーを回る決心をしたシュルツ=マッカーシーがまたしても新記録を更新してくれるのかしらね???
![怖~い](http://blog.tennis365.net/common/icon/34.gif)