2006年07月24日
最速サーブ!
先週(と言っても具体的には先々週になるのかしら?)、アメリカはシンシナティの大会の予選で、新記録が生まれたの。それは、今年ヒンギスの影に隠れちゃってるけど、35歳にして復帰してきて、このPinky's Remarksでも何度か取り上げたブレンダ・シュルツ=マッカーシーがサーブの最速記録を出したの。これまでの最速サーブはご存知の通りヴィーナス・ウィリアムズが1998年に記録した127マイル(204.343キロ)だったんだけど、予選の1回戦に登場したシュルツ=マッカーシーは130マイル(209.17キロ)を出したの。「たくさんの人が35歳にしてどれくらい早いサーブが打てるんだって聞いてくるの。でも、この記録はすごいと思うわ。自分のことを、『かつて一番早いサーブを打った選手』とか『今でも2番目の記録を持っている選手』とか言われるのはあまり好きじゃなかったけど、こうして新記録が出せたのは、カムバックして一番やりたかったことの1つなの。」って彼女も感想を語ってたわ。残念ながら試合は負けちゃって本戦ではプレーできなかったけど、こうして記録が出せたのは本当に嬉しかったみたいよ。「早いサーブを打つことは最初あまり嬉しくなかったの。ビッグ・サーブを打つってそんなにカッコいいとも思わなかったし、それより安定感の方が大事だって思っていたから。でも、ヴィーナスに記録を破られた時は、正直ショックだったわ。カムバックしてまた前のようにサーブが打てるか分からなかったけど、サービス・フォームも改良したの。また腰を痛めないように足をもっと使うようにしたり、ロディックやフィリポーシスのサーブを研究して、トスを上げる練習を何度となくしたの。この復帰も、みんなは馬鹿げているって言っていたけど、そんななか、コーチだけは助けてくれて、本当に感謝してるわ。」
1990年から1997年まで毎年最速サーブの記録を持ち続けた彼女は、この1年間のつもりでプレーを再開したんだけど、今では2007年もフルにプレーしようと決心したみたい。ウィンブルドンの主催者推薦枠はもらえなかったけど、ウィンブルドンの前週のオルディナ・オープンでのベスト8とかウィンブルドン期間中のアメリカでの7万5千ドルのサーキットでのベスト8など、成績を残し始めているのが自信につながってるみたい。「大会や試合を重ねるごとに自分のプレーが良くなっているのを実感するの。ウィンブルドンに推薦枠をお願いしたけど、断られたわ。でも、言ったの。気にしないで、また来年戻ってくるからって。来年は全仏やUSオープンでもプレーしたいしね。ランキングも徐々に上がってきているけど、それにはもっと上げる必要があるわ!」って意欲満々ね。それからこんな見解も見せてるの。もし彼女の記録を破る選手がいるとしたら誰かって質問には「アリシア・モリックのサービス・フォームが好きだわ。オルディナ・オープンで一緒だった時に、彼女と練習をして思ったの。とっても良いサーブだって。ヴィーナスもすごいサーブを打つし、シャラポワも技術のあるサーブを打つ。でも、モリックの方が早さでは勝っているわ。彼女なら記録を破られても仕方ないって思えるわ。」お互い復活を掛けてる選手だけど、確かにモリックのサーブは男性的でパワーもありそうだものね。今日発表の最新ランキングで312位の彼女。引退を迫られた腰の怪我が再発しなければ、きっと来年もツアーを回っているはずね。今週もアメリカの5万ドルのサーキットに予選から挑戦してるんだけど、ランキングを上げて来年はグランドスラムに登場できるか、ちょっと見ものかもしれないわ!!!
このサービスも確かに武器にはなるけど、サーブでゲームは取れても試合は取れないのが現実よね。彼女も最速サーブを打ったけど予選の1回戦で負けちゃったし、これまでもサンプラスやフェデラーだって、ツアーでの最速サーブを記録することはなかったけど、ランキングでは1位に君臨してるじゃない。速さはないけど、プレースメント(コース)やその後の組み立てで勝利を物にしてるからね。サーブが弱点だって言われているデメンティエワも、「サーブはかなり練習しているわ。でも、良いサーブを打つことが必ずしも一番大切だとは思わない。色んな要素が混ざり合って良い選手が生まれるはずでしょ。」って語ってたけど、かつての男子テニス界の名サーバーのクライチェックに指導を仰いで、かなりサーブが向上したのも事実。杉山愛ちゃんがトップ10入りした時も数段サーブが良くなってたしね(プラス、フォアハンドの改善がランキングを上げたんだとPinkyは感じたけど)。ま、明らかな弱点になってしまったら、その他が良くても限界があるのは事実だから、改善する必要はあるわよね。でも、やっぱりサーブの速度とかはラケットの進化も大きな要になってるはず。そうなると、この記録はいったいどこまで伸びるのかしら?来年もツアーを回る決心をしたシュルツ=マッカーシーがまたしても新記録を更新してくれるのかしらね???
1990年から1997年まで毎年最速サーブの記録を持ち続けた彼女は、この1年間のつもりでプレーを再開したんだけど、今では2007年もフルにプレーしようと決心したみたい。ウィンブルドンの主催者推薦枠はもらえなかったけど、ウィンブルドンの前週のオルディナ・オープンでのベスト8とかウィンブルドン期間中のアメリカでの7万5千ドルのサーキットでのベスト8など、成績を残し始めているのが自信につながってるみたい。「大会や試合を重ねるごとに自分のプレーが良くなっているのを実感するの。ウィンブルドンに推薦枠をお願いしたけど、断られたわ。でも、言ったの。気にしないで、また来年戻ってくるからって。来年は全仏やUSオープンでもプレーしたいしね。ランキングも徐々に上がってきているけど、それにはもっと上げる必要があるわ!」って意欲満々ね。それからこんな見解も見せてるの。もし彼女の記録を破る選手がいるとしたら誰かって質問には「アリシア・モリックのサービス・フォームが好きだわ。オルディナ・オープンで一緒だった時に、彼女と練習をして思ったの。とっても良いサーブだって。ヴィーナスもすごいサーブを打つし、シャラポワも技術のあるサーブを打つ。でも、モリックの方が早さでは勝っているわ。彼女なら記録を破られても仕方ないって思えるわ。」お互い復活を掛けてる選手だけど、確かにモリックのサーブは男性的でパワーもありそうだものね。今日発表の最新ランキングで312位の彼女。引退を迫られた腰の怪我が再発しなければ、きっと来年もツアーを回っているはずね。今週もアメリカの5万ドルのサーキットに予選から挑戦してるんだけど、ランキングを上げて来年はグランドスラムに登場できるか、ちょっと見ものかもしれないわ!!!
このサービスも確かに武器にはなるけど、サーブでゲームは取れても試合は取れないのが現実よね。彼女も最速サーブを打ったけど予選の1回戦で負けちゃったし、これまでもサンプラスやフェデラーだって、ツアーでの最速サーブを記録することはなかったけど、ランキングでは1位に君臨してるじゃない。速さはないけど、プレースメント(コース)やその後の組み立てで勝利を物にしてるからね。サーブが弱点だって言われているデメンティエワも、「サーブはかなり練習しているわ。でも、良いサーブを打つことが必ずしも一番大切だとは思わない。色んな要素が混ざり合って良い選手が生まれるはずでしょ。」って語ってたけど、かつての男子テニス界の名サーバーのクライチェックに指導を仰いで、かなりサーブが向上したのも事実。杉山愛ちゃんがトップ10入りした時も数段サーブが良くなってたしね(プラス、フォアハンドの改善がランキングを上げたんだとPinkyは感じたけど)。ま、明らかな弱点になってしまったら、その他が良くても限界があるのは事実だから、改善する必要はあるわよね。でも、やっぱりサーブの速度とかはラケットの進化も大きな要になってるはず。そうなると、この記録はいったいどこまで伸びるのかしら?来年もツアーを回る決心をしたシュルツ=マッカーシーがまたしても新記録を更新してくれるのかしらね???
これでシュルツ=マッカーシーもテニス史に名を残せるから、復活した意味があったわね。
やっぱり今は、スポーツ医学も進んで、体のメンテナンスも適確にできるし、サプリメントなんかも充実してるし、何より道具の進化もあるから、年令を重ねてもそこそこやって行けるんじゃないかしら!
こうなったら、来年はウィンブルドンの本戦入りして、最速記録を出してもらいたいわ。
デメンちゃんも大分サーブは改善されたけど、やっぱり見る側としては、トップ10プレーヤーには、しょぼいサーブは打って欲しくはないわよね。
多少の自覚も出てきたようだし、ビッグ・タイトル獲得も夢じゃないかな???