ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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元世界ランク１位のジュスティーヌ・エナンの正式な復帰が明らかになって、テニス界は彼女の話題で持ちきりです。彼女は引退してからこの１５ヶ月で、肉体的にも精神的にも、バッテリーを再び充電することが出来たって、現在の心境を語ってますね。

その言葉にも表れているように、ジュニア時代からテニス一色で走り続け、グランドスラムでも優勝を飾り、プロとしての最大の目標である世界１位の座にもつくと、その後は全てから負われる立場で、ランキングの維持に必死になってしまう日々が続いていたんだと思います。

そんな中、離婚や家族との問題に加え、たて続けに襲ってきた病気や怪我の克服にも負われる日々が続いたら、それじゃあ精神的な疲労は癒されることがなかったのかも知れないわね。

同じく復帰からわずか３大会で見事にＵＳオープンのタイトル獲得を果たした同胞のキム・クレイステルスへは、もちろん賛辞を送ってるわ！

「あんなに早く、あの高いレベルへ到達できた彼女は、本当に多大な尊敬に値するわ。」本格的なツアー復帰は、２０１０年の最初のグランドスラムである全豪オープンを予定しているエナン。まさか、復帰１大会目でのビッグタイトル獲得・・・なんて、やらかしちゃわないわよね！？！？

そんなエナンへ、そのキムから復帰を歓迎するコメントが出されました。

「彼女の復帰のニュースは、女子テニスへの素晴らしいニュースです。もちろんベルギーにとってはもっと良いニュース。彼女は大変な努力で、引退前の輝かしい成績を手にいれた選手です。テニスと言うスポーツにとっても彼女の復帰はとても喜ばしいことではないでしょうか。」

アナ・イバノビッチも同じような発言をしてました。「彼女が引退した時はとても寂しかった。だから彼女の復帰は本当に嬉しいの。彼女はいつも手強い相手だったから、また彼女へ挑戦できるのは楽しみだし、またそのチャンスを持てるのは嬉しいわ。もちろん沢山のファンの方々も喜んでいることでしょう。女子テニスにとっても素晴らしいニュースですね。」

選手生活が以前と比べても長くなってきている昨今では、医学的な面や体のメンテナンスなどでも改善がなされているから、３０代になっても以前の２０代中盤から後半くらいのプレーができるようになったのかも知れないわね。

２年近くのブランクは、キムにもエナンにも、痛めた体を完全に回復させるには十分な時間を与えたんだと思います。事実、ＵＳオープン時のキムは、かなりフィットして見えたし、長く痛めていた左手首にも痛みがないようで、強力なバックハンドが復活してたしね！

エナンも体はもちろん、疲れ切っていた精神的部分も癒されて、そしてまた違った角度からテニスへ打ち込めるようになったんじゃないかしら？二人ともこの際、３０歳過ぎても現役を続けるくらいやってもらいたいですね！