ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

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クルム伊達公子・・・優勝しちゃいましたね～。本当に、本当に、凄い！！！ＷＴＡ大会で優勝するのがどれほど大変か。第１シードだったダニエラ・ハンチュコバだってこれまでたった３回、杉山愛選手だって２００４年の１月から優勝がなかったくらい。

去年までの位置づけで言うとティア３の大会だけど、先週の広州女子オープンも同じレベルながら、出場選手層は今週の韓国オープンの方がちょっと高かったしね。

これでおそらく明日発表の最新ランキングではトップ１００入りをするのではないでしょうか。明日の東レの１回戦はアレクサンドラ・ウォズニアッキとで、センターコート第５試合で、Not Before １７時の予定らしいから、夕方に試合に入るみたいね。

多分、今日の決勝戦後にすぐに空港へ直行して、成田か羽田へ向かっているのではないでしょうか。今夜は、優勝のお祝いより、明日に備えてゆっくりじっくり休んでもらいたいですね。心配なのが、体の方。そんなスケジュールだったら、今夜に体のメンテナンス（マッサージ等）する時間ないんじゃないかってPinkyは心配でなりません。。。

それからハンチュコバが韓国大会中にブログを書いていて、クルム伊達についてこんな風に語ってます。

「彼女は信じられないようなプレーをしていたわ。年齢のこともあるし、疲れが出るんじゃないかって思っていたの。でも違った。フラットの強打を思いっきり打ってきた。とても厳しくて彼女は全く引き下がらなかった。タフな試合になるとは思っていたけど、でも彼女がこんなに素晴らしいプレーをするとは思っていなかったの。ツアーから長い間離れていたし、もっとミスを犯してくれる思っていたけど、完璧な試合をしていたわ。」

って称賛しきりでした。今日は同時に東京での東レ・パンパシフィック・オープンでは杉山愛選手の引退セレモニーが行われて、かつてダブルスでペアーを組んだエレーナ・デメンティエワ、カテリナ・シュレボトニック、ダニエラ・ハンチュコバなども出席して、涙のセレモニーになったようです。

ハンチュコバはそのブログで杉山選手のことも語ってます。それはファンからの質問に答える形だったんだけど、９月２３日のブログで、「杉山選手の引退前にダブルスをプレーしますか？来年は誰と組む予定ですか？」に応えて・・・

「東京で最後の試合をします。悲しいけど、彼女の最後の大会で一緒にプレーできることは光栄です。愛はたくさんの素晴らしい思い出をくれたし、とても仲の良い友達だから、彼女の引退は本当に寂しい。彼女は本当にファイターだし人間的にも素敵な人。彼女のような人を探すのは簡単なことじゃない。来年はダブルスもちょくちょくプレーするかも知れないけど、シングルスにフォーカスするつもり。今こんなにダブルスをしている理由の１つは、愛が親友の一人で、一緒にプレーしていると本当に楽しいからなのです。」

杉山選手もハンチュコバはオンコートでもオフコートでもすごく仲が良いって語ってますからね。それから９月２５日のブログでは「杉山選手の他に、ツアーで親友と言える人は誰ですか？」に応えて・・・

「親友を作るにはテニスはとても厳しいスポーツ。個人スポーツだから、大会中は自分の試合に集中しているの。それが終わると自分のチームや家族、テニス以外の友人と時間を費やすわ。本音を言えば、愛のような人を探すのは本当に難しい。彼女は信じられないくらいフレンドリーでスイートなの。」

って、杉山選手を褒めまくってますね。それじゃ、引退セレモニーで涙が出てしまうのも無理はないですね。そのセレモニー後のハンチュコバとのダブルスは、接戦の末に勝利して２回戦進出ですね。良かった。

本当にクルム伊達公子選手、おめでとうございます。
そして、杉山愛選手、明日のシングルスの１回戦と、その後のダブルスも思い切って、全てを出し切って、杉山選手らしいプレーをぜひ披露して下さいね！！！