2006年08月31日
USオープン、あれこれ。
1992年にランキング1位の座について、2000年3月をもって引退したジム・クーリアが自身のブログにこんなことを書いていたの。アンドレ・アガシと同い年の彼は、アガシの最後の大会となるUSオープンの彼の1回戦をこんな思いで観戦してたんだって。
『試合が終わるまで席を立たず観戦したよ。普段なら男子のナイト・マッチの最中に帰宅しているんだ。翌日は午前11時からまた試合があるから、それに備えるためにね。でも、この日のアガシの試合を最後まで見ないなんてあり得ないことさ。試合を見ていたら、かつて一緒にデビス・カップを戦った時がよみがえって来た。1ポイント、1ポイント一喜一憂していたんだ。テレビ解説者としては1人の選手を応援するのはタブーだけど、そんなことは言ってられなかった。それに解説者と言う立場を離れてしまっていたよ。テニスの話をしながら視聴者と一緒にたのしんでいる一選手になっていた。この大会は常により一層楽しもうとするべきだし、僕が出場していた時、何年間もそれを心がけていたんだ。』
クーリアもかなり興奮していたみたいね。ま、試合内容が拮抗していて接戦を物にしての勝利だったし、見ている人は大満足だったんじゃない?とりあえず、まだアガシの雄姿がみられるってホッとした人も多いはず。でも、それも遅くとも来週には見られなくなっちゃうのね~。やっぱり、残念・・・!!!
今大会女子の主催者推薦で出場の1人、16歳のローレン・アルバニーズ。月曜日の1回戦ではトップ100にいるオルガ・サブチュークを見事下して、2回戦へ進出してるの。でもその2回戦では、第6シードのS・クズネツォワの胸を借りるわ。彼女は18歳以下の全米チャンピオンになってこの出場資格をゲットしたの。しかもその大会では1セットも落とさない完璧な優勝だったとか。これまでに18歳以下の全米チャンピオンでの最高成績はと言うと、1971年、同じく16歳で出場したクリス・エバートがなんとベスト4まで勝ち進んでいたの!そのときは、ビリー・ジーン・キング夫人に敗れております。さ~、アルバニーズちゃんはどこまで勝ち上がれるでしょう?クズネツォワの壁はちょっと厳しいかな~。
まさかの1回戦負けを喫しちゃったイヴァン・リュビチッチだけど、テニス界では重要な役目を仰せつかったの。ATPプレーヤー・カウンシル(言ってみれば、選手組合みたいなものかしら?)の会長に任命されたの。副会長にはジェームズ・ブレークが任命されて、これからの2年の任期を任されたんだった。リュビチッチは「僕はこのカウンシルのメンバーになって3年半が経つ。これからの数年は、僕達にとって非常に大切な時期になると思う。今後どのようにしたらもっと良いツアーになり、その改善を行うか期待したい。それには数多くのことをしていかなければならない。」って、抱負なんか語っちゃってました。そんな重要な役目を課されたから、試合に集中できなかったのかしら、イヴァン???
初日の月曜日にナショナル・テニス・センターの命名式に参加した、ご本人であるビリー・ジーン・キング夫人。彼女は、このセレモニーのためにかなりのダイエットをしたんだとか。ほっそりしてたかしら?それまでこんなに公の場に現れてなかったから、ちょっと分からなかったかもね。でも、それが本当なら、ダイエット前って大分ふくよかだったってことよね・・・。これを機に、シェープアップしてみては?!?!
そのセレモニーの後に行われた、アガシ戦。3時間半に及ぶ好ゲームは、アガシの最後の大会ってことと、試合の内容もプラスされて、初日のナイト・セッションとしてはこの23年間でこれまでにないテレビ視聴率を獲得したんだって。大会関係者や、テレビ・スポンサーは大喜びってとこね。そのアガシの2回戦は、今季好調で第8シードのマルコス・バグダティス。かなり厳しい相手よね。それに負けるとそれが現役最後の試合。1回戦よりその可能性が高いだけあって、きっとこの試合も視聴率上がるんじゃな~い?