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薬物禁止処分になった選手がいます。

それはフィリポ・ボランドリ、27歳。

彼は去年3月のインディアン・ウェルズでの検査の結果、禁止薬物の陽性反応が出たんだって。その結果3ヶ月間の出場停止処分が下されたの。

彼は、その結果が出ていなかったから、来週からの全豪オープンにもエントリーしていて、1回戦ではマリオ・アンチッチとの対戦が決まっていたんだけど、出場できなくなってしまったのよね。

その決断が下されてから3ヶ月後の今年4月14日からまたコートに立つことが許されるんだって。

同じくエントリーをしたのに欠場を申し入れたのがニコラス・キーファー、31歳。

2000年に最高位4位まで行ったけど、その後左手首の怪我などでツアー離脱。

復帰して去年7月には19位までランキングを戻していたんだけど、先週のホップマン・カップで痛めた左足首の怪我で出場を辞退したのよね。

錦織圭君も報道では、まだ右腕の痛みが治らない状態だってことらしいわね。

グランドスラムは3セット・マッチじゃなくて5セット・マッチだから1試合勝つのにも普段より体力も筋力も使うから、かなり心配ですね~。

とりあえず1回戦は火曜日に組まれたようなので、しっかり治療して欲しいわね。

それから薬物禁止処分が決定した女子選手もいるの。

彼女の名前はローラ・ポウス=ティオ、24歳。

と言っても最近の話しではなく、2007年のウィンブルドンの時の検査で禁止薬物の陽性反応が出て2年の出場停止処分になったの。

彼女はスポーツ調停裁判所にその決定を不服として異議申し立てをしていたんだけど、それが却下されたの。

2005年にランキング最高位75位になっていたポウス=ティオは、2007年9月末日からその処分が下されていたから、2年後の今年の10月1日よりツアー復帰が可能になる計算です。

まだ24歳だし、頑張ってまた元気な姿を見せて欲しいわね。

その出場停止処分から復帰して今週の全豪オープンの予選に出場しているのがセシール・カラタンチェバ、19歳。

彼女は2005年の全仏オープンで
ヴィーナス・ウィリアムズを下すなどべスト8入りに成功。若干16歳で最高位35位まで行ったの。

そんな彼女は、その全仏の時の検査で陽性が出て、全仏を含めそれ以降の大会の賞金と獲得ポイント全てを没収されて、
2008年2月4日のブログでも紹介したけど、2年間の出場停止処分が解けて去年からツアー復帰したけど、厳しい現実が待ち受けていたのよね。

今年は年初からブリスベン国際の予選に出場。

見事本選入りして2回戦進出を果たしたの。

試合後彼女は「以前は全てのことが当然のことだと思っていたけど、色んなことがあって、今はたくさんのことを学んだわ。テニス以外の世界を見て成長できた気がする。こうしてまたコートに立ってテニスができることに喜びを感じるし、また新人に戻った気分。過去は変えられないけど、今の自分はとても穏やかなの。」と、成長をアピールしてました。

去年はサーキット中心に試合に出場して、ランキング圏外から年末には150位へとアップ。

先週のポイントが付いて今週は135位にいます。全豪予選も順調に勝ち上がって見事本選出場を決めました。

1回戦ではヌリア・ヤゴステラ=ビベスとの対戦が決定。

本選でも元気なプレーを見せてくれるでしょう。

同じように復帰に苦しみながらやっとグランドスラムの舞台に戻ってきたのがイェレーナ・ドキッチ、25歳。

彼女も2002年に19歳でランキング4位にまで行ったけど、お父さんとの確執やオーストラリア・テニス協会との問題などでツアーから離れてしまったの。

2006年にマルチナ・
ヒンギスと共に復帰を果たしたけど、ヒンギスとは打って変わって全く勝てず、またコートから離れてしまったの。

そんな彼女も去年はサーキット3大会で優勝して、年末ランキングも178位へとアップ。

全豪へも地元オーストラリアからの主催者推薦の予選を勝ち抜いて本選出場。1回戦ではタミーラ・パスゼックとの対戦が決まってます。

全豪オープンを明日に控え、出場できなくなってしまった選手、復帰を懸けて初戦に臨む選手などなど。

そして今年も色んなドラマを演じてくれることでしょう。

楽しみですね。。。
