ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

全豪オープン以来コートを離れているセリーナ・ウィリアムズだけど、来週から始まるシンシナティの大会から復帰するって宣言してたわよね。その発言通りシンシナティ入りした彼女。さっそく現地で練習を始めるらしいけど、どんな姿を見せてくれるかしら？全豪の時みたく、ぶよぶよ状態なのか、しっかりフィットした彼女なのか？
とあるアメリカ人記者は彼女に対してこんな記事を書いてるわ。「セリーナ、いったいどこにいるんだ？先週の土曜日に行われたウィンブルドン女子決勝の視聴率はかなり下がっていた。アメリ・モレスモとジュスティーヌ・エナン＝アルデンヌと言う、現在の女子テニスのメジャー大会では、決勝戦ではよくある好カードではるが、実力的には安定している二人だがあまり興味をそそられてはいないようだ。それに両者とも、コンスタントに大会に出場することはなく、大会をしぼりながらのツアーを送っている。セリーナ、君が膝が痛いと言っていたのは良く知っている。でも、ハリウッドの試写会にドレスを着てハイヒールを履いて、足を引きずることもなく登場している姿を見るたびにあまり良い気持ちはしなかった。アメリカ・フェドカップの監督をしていたジナ・ガリソンや、ビリー・ジーン・キングは、君をテニス選手としてのみではなく、これまでにない女性アスリートだと評価しているのを知っているはずだ。」これはセリーナに当てたメッセージのようなものよね。今もアメリカ国内では姉のヴィーナスと共に大人気の彼女。気分はすっかり芸能人なのかしら？来週からのプレーで、そのテニスへの意気込みを表してくれるのを期待したいわ。

それから復帰が待たれるもう１人、リンゼイ・ダベンポート。彼女がコートから消えて４ヶ月が過ぎようとしてるの。マイアミ、アメリア・アイランド、イスタンブール、パリと欠場していたけど、一番ショッキングだったのは先週行われたウィンブルドンの欠場じゃなかったかしら。これは２００２年以来のことで、この欠場からランキングも１０位へと落として、来週から始まるアメリカ・シリーズでも欠場が続けば、もっとランキングが下がるのは必至。２００４年にはウィンブルドンの準決勝で優勝したマリア・シャラポワに敗れて、引退覚悟で臨んだアメリカ・シーズンではスタンフォード、ロサンゼルス、サンディエゴ、シンシナティと４大会連続優勝を上げ、絶好調となって引退の二文字は消え去ったの。そして年末には見事ランキング１位に返り咲いてシーズンを終えたわ。そこまでの期待はないにしろ、この夏の成績は彼女今後にとって非常に大きなものになるはずよ。もし、試合に出場しなかったらランキングが下がるのはもとより、引退の二文字がちらついてしまう可能性が高まるんじゃないかって見方が強いわね。もしそうなったら、アガシに続いてアメリカは偉大な選手を失うことになるわね！