
今週カナダはモントリオールで行われている女子のロジャース・カップで、コーチがコートでアドバイスをしてもいいって言う試みが行われているんだって。

本当はコーチが試合中に選手に助言をするのは禁止されているのはご存知よね。

前にも取り上げたんだけど、選手間でコーチが助言しているってクレームを付けることが多々あって、コーチ・サイドも、よくあることって暴露してたりしたけど、今回はお試しでやってるんだって。

それについて、先週優勝を飾ったエレーナ・
デメンティエワはこう語っているわ。

ちなみに彼女のコーチは実のお母さんなんだけど、「試合中に対戦相手のコーチがどんなアドバイスをするのかには、ちょっと興味があるわね。でも、私はお母さんをコートに入れることはしないわ。これまで24年間の人生で7年間もずっと一緒にいて、この大会は数少ない離れていられる大会なの。わざわざ呼ぶつもりはないわ。」だって。

そりゃそうよね~。毎週一緒にツアーを同行して、たまにコーチ(お母さん)なしの試合の時には、一人で羽を伸ばしたいって思う娘心も納得だわ!

それから、セリーナ・ウィリアムズはこんな風に言ってるの。

「わたしは好きじゃないわ。テニスの質が下がる思うの。コートに立つために、一生懸命練習に明け暮れて、試合に臨んでいるのよ。テニスと言うスポーツの品位が下がると思うわ!」って、かなり批判的なの。

さ~、いったいどんな反響を呼ぶかしら?コーチのアドバイスで落ち着く選手もいるだろうけど、試合中にグダグダ言われたくない選手もいるんじゃない???


先週そのセリーナを撃破して、デメンティエワと優勝を争ったイェレーナ・ヤンコビッチ。

AP通信が彼女のことをこう書いてたわ。

「ヤンコビッチは今年初めにテニスを辞めようとまで考えていた。それは昨年、韓国でかかった原因不明のウィルス性疾患から、今シーズンは出だしから10試合中1勝しか上げられずにいたからだ。“テニスをしたくなくなっていたの。練習もトレーニングもできなかったし、どうプレーしていいのかも分からなくなってしまっていたわ。試合に勝てなくて、本当に落胆していたの。でも、今はそれは過去の話だし、とっても健康。テニスをするのが楽しくてしょうがないのよ!”と、彼女は語る。競技生活を終えたら、地元のベルグラーデに戻り、大学の2年生からまたやり直ししたいと思っている。それはツアー選手としてはマレな考えだろう。“ほとんどの選手は大学に行っていないでしょ。
テニス選手としての人生はそんなに長いものじゃないから、大学をちゃんと卒業したいの。”と、将来を見据えている彼女。彼女の祖国はモンテネグロの独立により、セルビア共和国とモンテネグロ共和国へと体制が変更されており、もうすぐ、母の祖国のセルビアか、父の祖国のモンテネグロか、どちらの国籍を取るか選択しなければならない。“それは両親が決めることだわ。”と、いたって冷静な彼女である。」
病気でスランプに陥っていた時期があるからこそ、今の彼女の充実したテニス人生があるのも事実なんじゃないかしら?

複雑な祖国の問題(ユーゴスラビアからセルビア・モンテネグロへ。今年6月にモンテネグロが独立宣言)とかは、日本人の私たちにはちょっと理解するのは難しいけど、そんな中、世界で戦っているんですもの。

精神的な強さはやっぱり日本人とは違ってくるのは納得ができるわ~ってPinkyは感じちゃったわ~・・・。
