tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

ピンキーズ・リマークス 毒舌ライター・ピンキーによるテニスニュース、コラム、その他諸々。

フェデラー&日本人選手!

Roger Federerモンテカルロ、ローマとマスター・シリーズ2大会連続でナダルに敗れちゃったフェデラーだけど、彼が参加した大会で2大会連続で優勝できなかったのは、なんと2004年8月のシンシナティのマスター・シリーズ(1回戦負け)とその直後のアテネ五輪(2回戦負け)以来のことだったんだって。今週のハンブルグのマスター・シリーズは二人揃って欠場だけど、これは去年の11月のパリのマスター・シリーズ以来のこと。二人のいずれかが参加したマスター・シリーズは去年のインディアン・ウェルズから始まって12大会中、全てこの二人が優勝を分かち合ってるってわけなのよね。
そんな彼をかつてのWTA選手でダブルスの名手、パム・シュライバーがこんな評価をしてるの。「彼はテキストに載っているありとあらゆるショットを巧みにこなせる選手であることは間違いないわ。ただ、試合の戦術を上手くあやつるゲーム巧者かどうかは別物ね。今の彼はライバルらしいライバルがいないから、戦術を磨く必要がないのよ。」そうかしらね~?って思うけど、それだったら、こうしてナダルに連敗しているのは、彼がもうちょっと試合巧者になるいいチャンスなんじゃない?
そんな彼を引用してあるメディアが今季不調にあえいでいるリシャール・ガスケをこんな風に語ってるの。「19歳のフランスの新鋭は、去年のハンブルグのマスター・シリーズで予選を勝ち上がって決勝まで進出する快挙を成し遂げたけれど、フェデラーが若かりし頃、ありとあらゆるショットを打てる技術はあったが、それを使いこなす頭がなかった時を思い出させる。」だって!当然、技術だけじゃ、プロの世界で成功するのは難しいってことなのよね~。納得!!!


Morita-Sugiyama今週行われている女子のイタリア国際(ティア1)は、全仏オープン前の最後のビッグ・イベントで日本人3選手が本戦で戦ったけど、みんな2回戦敗退と、ちょっと残念な結果だったわよね。国内&アジアでも日本人は頑張ってるのよ。
先週、福岡で行われた女子の5万ドルのサーキット。たくさんの日本人選手が参加したけど、ベスト8に残ったのが第3シードの久松志保選手と、ノーシードからの高瀬礼美&森田あゆみ選手の3名。その中から見事勝ち上がって決勝まで行ったのが森田あゆみちゃん。惜しくもITF初優勝とは行かなかったけど、全仏ジュニアに向けて調子はいいんじゃない?
今週は、台湾と韓国で1万ドルのサーキットに日本人選手が参加してるわね。小さい大会だけど、みんな頑張ってね!
男子では、先週インドネシアのフューチャー大会に出場して見事準優勝したのが第2シードだった杉山記一選手。決勝は第1シードのB・ウィルスンに負けちゃったの。インドのシン選手と組んだダブルスでは第1シードで、こちらも決勝へ進んだけど、またしてもウィルスン組に負けてこちらも準優勝。でも、健闘お疲れさまでした。今週も引き続きインドネシアのフューチャーに出場しております。頑張ってね~。

そうそう、そのイタリア国際にトップ・シードで出場予定だったモレスモが欠場して、事実上の第1シードとなったのがキム(クレイシュテルス)。今はランキング2位で1位のモレスモには225ポイント差。つまり、この大会に優勝して300ポイント稼ぐとモレスモと入れ替わって1位の座に返り咲くのが可能だったの。ちなみに、準優勝だと210ポイントだからちょっと足りないのよね~。な~んて話題になってたのがプレッシャーになっちゃったのか、昨日の3回戦でサフィーナに負けちゃって足元をすくわれちゃいましたね~。プレッシャーに負けたのか、クレーの魔物にやられたのか・・・。益々全仏が楽しみになったわね♪
選手情報 | 投稿者 ピンキー 14:33 | コメント(4)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
フェデラーの記事をありがとうございます。

>それだったら、こうしてナダルに連敗しているのは、彼がもうちょっと
>試合巧者になるいいチャンスなんじゃない?
実はわたしもフェデラーは、まだ潜在能力を出し切っていないのではないかという気がしています。それでも勝てるだけの大きな差が他の選手とはあるので、つにね冷静で自信もってプレイできるのだろうと。
ところが心身ともにタフで力が拮抗しているナダルに対しては、フェデラー自身にまず精神的な余裕がない感じですね。技術的に上回りながら試合に負ける、という状態が続いています。フェデラーがナダルに勝つには、彼を圧倒するくらいの力の差をつ持たないとだめのような気がします。そのためにはまだまだ彼はやることがありそうですし、実際ここ一ヶ月でフェデラーはクレーコートでのプレイが格段に進歩したのも(素人の目ですが)、ナダル効果であるのは間違いないです。
投稿者 ちーこ 2006/05/19 20:39
>ちーこさん
やっぱり外せないわよね、フェデラーは。今のATPには欠かせない存在になってるものね。
でも、今のナダルとの争いは、逆に興味をそそられるわよね。
それまでの、メディアが言っていたように、頭まで筋肉なフェデラーなのか、もうちょっと大人になった彼なのかは、これからの試合の展開で証明されるわよね。一緒にその経過を見守りましょう♪
さ~楽しくなってきたわ~~~!!!
投稿者 Pinky 2006/05/20 07:39
オタだから言うわけではないですが、フェデラーは頭はいいと思いますよ。(笑) Eurosportの解説者やマスコミ関係者も、こちらでは「彼はとてもSmartだと」言ってますし、いくらスイス人は言え、4ヶ国語以上喋れる人というのは少ないです。ただ彼の場合はメンタルに問題あったと思います。集中力が続かない、感情をコントロールできない、デリケートすぎるなど。それを克服しつつ勝ち続けるようになったという感じですね。今でもゲーム中考え事していたり、ムキになって相手の得意技に真っ向わたりあって一本調子になったりなどというシーンが今でもよく見受けられますよね。それでも他の選手には勝てるけど、ナダル相手では、どちらにしてもフェデラー自身がもっとレベルアップしないといけないということなんですけどね。でもかなりいいところまで来ていると思います。
投稿者 ちーこ 2006/05/21 17:59
>ちーこさん
あれだけ世界のトップにいられて、まったく戦略もないって言うのは、ちょっと納得がいかないのは事実よね~。
いくら、技術があっても戦略を考えながら、メンタル面でもタフじゃないと、勝ち続けるのは難しいはず!
ま、選手への評価は、それぞれだし、その評価をしている人の好みも多分に関与してくるしね。プロになってある程度まできたら、技術面の差は少なくて、あとは戦略とメンタルでランキングに差が出るんだとPinkyも思うわ。
でも、やっぱり今後のフェデラーのナダル対策には注目しましょう!!!
投稿者 Pinky 2006/05/22 11:30
画像
画像の数字:
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:
<<  2006年 5月  >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

2013年10月以降のブログ記事は新しいブログからご覧いただけます。


ピンキー・プロフィール
子供の頃は器械体操に明け暮れ、将来はオリンピック!なる夢を抱いていたが、怪我に泣かされ断念!社会人になって始めたテニスにハマる。プロ選手や大会の情報収集にも熱中し、熱くなると止まらないPinkyなのです。
RECENT ENTRIES
10月1日より新ブロ…
10/01 15:41
成長株のブシャール
09/30 19:12
リー・ナが最終戦への…
09/29 22:51
ヒンギス事件のその後…
09/27 18:29
ヒンギスが夫に訴えら…
09/26 23:35
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
最先端のアウトドアウ…
THE NORTH FACE 10/26 10:54
江戸で確立し、各地へ…
グッチ 長財布 10/19 12:06
前スレの工房ですが、…
ゴヤール 10/17 11:28
バーバリー 腕時計 …
casio 時計 10/02 21:06
近いうち訪問させてい…
武蔵 10/02 03:56
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。