2006年05月19日
フェデラー&日本人選手!

そんな彼をかつてのWTA選手でダブルスの名手、パム・シュライバーがこんな評価をしてるの。「彼はテキストに載っているありとあらゆるショットを巧みにこなせる選手であることは間違いないわ。ただ、試合の戦術を上手くあやつるゲーム巧者かどうかは別物ね。今の彼はライバルらしいライバルがいないから、戦術を磨く必要がないのよ。」そうかしらね~?って思うけど、それだったら、こうしてナダルに連敗しているのは、彼がもうちょっと試合巧者になるいいチャンスなんじゃない?
そんな彼を引用してあるメディアが今季不調にあえいでいるリシャール・ガスケをこんな風に語ってるの。「19歳のフランスの新鋭は、去年のハンブルグのマスター・シリーズで予選を勝ち上がって決勝まで進出する快挙を成し遂げたけれど、フェデラーが若かりし頃、ありとあらゆるショットを打てる技術はあったが、それを使いこなす頭がなかった時を思い出させる。」だって!当然、技術だけじゃ、プロの世界で成功するのは難しいってことなのよね~。納得!!!

先週、福岡で行われた女子の5万ドルのサーキット。たくさんの日本人選手が参加したけど、ベスト8に残ったのが第3シードの久松志保選手と、ノーシードからの高瀬礼美&森田あゆみ選手の3名。その中から見事勝ち上がって決勝まで行ったのが森田あゆみちゃん。惜しくもITF初優勝とは行かなかったけど、全仏ジュニアに向けて調子はいいんじゃない?
今週は、台湾と韓国で1万ドルのサーキットに日本人選手が参加してるわね。小さい大会だけど、みんな頑張ってね!
男子では、先週インドネシアのフューチャー大会に出場して見事準優勝したのが第2シードだった杉山記一選手。決勝は第1シードのB・ウィルスンに負けちゃったの。インドのシン選手と組んだダブルスでは第1シードで、こちらも決勝へ進んだけど、またしてもウィルスン組に負けてこちらも準優勝。でも、健闘お疲れさまでした。今週も引き続きインドネシアのフューチャーに出場しております。頑張ってね~。
そうそう、そのイタリア国際にトップ・シードで出場予定だったモレスモが欠場して、事実上の第1シードとなったのがキム(クレイシュテルス)。今はランキング2位で1位のモレスモには225ポイント差。つまり、この大会に優勝して300ポイント稼ぐとモレスモと入れ替わって1位の座に返り咲くのが可能だったの。ちなみに、準優勝だと210ポイントだからちょっと足りないのよね~。な~んて話題になってたのがプレッシャーになっちゃったのか、昨日の3回戦でサフィーナに負けちゃって足元をすくわれちゃいましたね~。プレッシャーに負けたのか、クレーの魔物にやられたのか・・・。益々全仏が楽しみになったわね♪
>それだったら、こうしてナダルに連敗しているのは、彼がもうちょっと
>試合巧者になるいいチャンスなんじゃない?
実はわたしもフェデラーは、まだ潜在能力を出し切っていないのではないかという気がしています。それでも勝てるだけの大きな差が他の選手とはあるので、つにね冷静で自信もってプレイできるのだろうと。
ところが心身ともにタフで力が拮抗しているナダルに対しては、フェデラー自身にまず精神的な余裕がない感じですね。技術的に上回りながら試合に負ける、という状態が続いています。フェデラーがナダルに勝つには、彼を圧倒するくらいの力の差をつ持たないとだめのような気がします。そのためにはまだまだ彼はやることがありそうですし、実際ここ一ヶ月でフェデラーはクレーコートでのプレイが格段に進歩したのも(素人の目ですが)、ナダル効果であるのは間違いないです。
やっぱり外せないわよね、フェデラーは。今のATPには欠かせない存在になってるものね。
でも、今のナダルとの争いは、逆に興味をそそられるわよね。
それまでの、メディアが言っていたように、頭まで筋肉なフェデラーなのか、もうちょっと大人になった彼なのかは、これからの試合の展開で証明されるわよね。一緒にその経過を見守りましょう♪
さ~楽しくなってきたわ~~~!!!
あれだけ世界のトップにいられて、まったく戦略もないって言うのは、ちょっと納得がいかないのは事実よね~。
いくら、技術があっても戦略を考えながら、メンタル面でもタフじゃないと、勝ち続けるのは難しいはず!
ま、選手への評価は、それぞれだし、その評価をしている人の好みも多分に関与してくるしね。プロになってある程度まできたら、技術面の差は少なくて、あとは戦略とメンタルでランキングに差が出るんだとPinkyも思うわ。
でも、やっぱり今後のフェデラーのナダル対策には注目しましょう!!!