2006年05月29日
愛ちゃん歴史を刻む。
愛ちゃん、やりましたね~。tennis365の速報にもあるように、まずは1回戦突破!おめでと~~~!!!今年から初めて日曜日に初日を迎え、しかも、そのオープニング・マッチとなったその試合。見事勝利で飾って歴史に名を刻んでくれました。
正直Pinkyは、フェドカップの前にやっとシングルスの調子が上がって、このままツアーで試合感を維持して欲しいとも思っていたの。でも、日本のために代表として戦って欲しい気持ちもあって、複雑な思いだったわ。そしたら、太腿を怪我しちゃって、“え~~~、これからのクレー・シーズンじゃあ、足の怪我は致命傷なのに~~~”ってちょっとショックだったの。やっぱり、フェド後のクレーでは1つも勝てずに全仏になっちゃったじゃない。でも、そこは経験豊富なベテラン選手だし、焦らず調整してくれたみたいで、決して楽な相手じゃないドローだったけど、勝利を物にしてくれました!
第1セットを取られた時は、良い感じでプレーができていたのに、最後に持って行かれちゃった嫌~な展開だったけど、なんのなんの。第2セット以降はより一層体にキレがでてきて、終始圧倒してたわね。何よりも感じたのは、その後のWOWOWでのインタビュー。表情がすごく良かった!テニスが充実しているのも伝わってきたしね。それに何と言ってもグランドスラム連続出場が48と記録保持者の彼女。もちろんこの記録もどんどん更新してもらいたいけど、この全仏でも、どんどん勝ち進んでもらいたいわね。順当に勝ち上がると3回戦でバイディソバ、4回戦でトップ・シードのモレスモ。モレスモ戦までは行ってもらいたいわ~。
そのモレスモも男子のトップ・シードのフェデラーと共にこの日の初日に登場。どちらもストレートで勝利を上げて、明日は第2シードのキム(クレイステルス)とナダルが早速登場ね。日本勢では中村藍子ちゃんがカスターノを迎え撃つわね。愛ちゃんに続いて初戦突破してもらいましょう!
その男子トップ・シードのフェデラーについて、マッツ・ウィランダーがニューヨーク・タイムズ紙にこんなコメントをしてるの。「現在のテニス界の中で、クレーでは明らかにフェデラーは2番目の選手だと思うよ。僕が思うに、ローマでの敗戦は、受け入れ難い経験だっただろうし、もし、今回の全仏の決勝でナダルと対戦したとして、試合がもつれるときっとその事が頭をよぎってしまうような、トラウマになりかねないね。でも、こう信じているよ。あの試合で彼は十分に勉強できたはずさ。もうクレーでナダルを怖がることはないってね。」
それからステファン・エドバーグもニューヨークのメディアにこんな事を言ってるわ。「フェデラーは、かつての誰よりもオールラウンドなプレーヤーだと思うよ。僕がかつてしていたように、常にネットへ詰めるプレー・スタイルじゃ、今は全仏に勝つことは難しくなってしまった。色んなプレーを上手くミックスしながらゲームを行わないとならない。フェデラーはそれを一番上手くやれる選手だと思うんだ。フェデラーはナダルと対戦する時に必要なのは、ポイント、ポイントをもっと短くした方が勝機があるはず。ラリーが長くなればなるほど、ナダル・ペースで、フェデラーにとっては難しくなってしまうと思うよ。」
どちらにしろ、クレーでもフェデラーの評価はそれなりに高いってことだけど、クレーでの宿敵は明らかにナダルってことも事実ね。決勝戦でのフェデラーvsナダルが実現するのかしら???
初日に登場して、ギリギリの試合をしたのがシャラポワ。はっきり言って、見てて負けるかと思ったわよ!でも、この日の試合を迎える前にこんなことがあったんだって。
「マリア・シャラポワはローラン・ギャロスへきて金曜日の練習中に再び右足首を痛めてしまい、医者に見てもらうハプニングに見舞われた。その後、良いニュースは、怪我が大事に至っていなかったと言う事。しかし、同時に悪いニュースも入ってきた。彼女は1回戦を月曜日以降にして欲しいと言うリクエストを出したが、受け入れてもらえず、日曜日に試合が組まれてしまった。1日でも多く治療に当てたかった彼女は不安を隠せなかった。たとえ試合に臨んでも、十分なフットワークでプレーできるはずがないからだ。フランス・テニス協会は歴史上初となる15日間とした今大会の“ファースト・サンデー”に彼女の試合を組みたかったのだ。しかし、これは大きな賭けなのは明らかだ。集客力が抜群で話題の多い彼女が、万が一1回戦で負けてしまったら、その後の14日間は女子テニスの花形スターを欠いて大会を行わなければならないからだ。」
本当に大きな賭けだったわね。でも、何とか勝って大会関係者はホッとしてるんじゃない?でも、あの試合を見る限りだと、上位進出は難しいかな~~~ってのが印象だったわね。右足首お大事に~・・・。